「聖路加国際病院、放射線科」

2月21日の木曜日、午前10時、いよいよ入院だ。昨年10月に続いて、聖路加にはなんと5回目の入院と言うことになる。5階の部屋に入る。差額ベッド代一泊@31500円の部屋だ。勿論個室、テレビ、シャワー、トイレ付き。早速「放射線科」の医師2人がやってきて手術方法の説明等があった。午後から痛み止めの点滴をして、3時過ぎから30?40分程の手術だという。後ろ開きのガウンを着せられ、点滴をしながら読書をしていると、3字20分過ぎに呼ばれて、移動式のベッドに乗せられ1階の「CTスキャナー」の部屋に入れられる。ベッドに移されてうつ伏せになる。消毒をしてから麻酔注射だ。「腰部嚢胞穿刺術」というのが正式名称だそうだ。麻酔が効いてくるが、勿論局所麻酔なので意識はある。何度もCIスキャナーで写真を撮られながら、針を刺し、方向、長さが確認され、度々造影剤が注入された。太い針を刺されるときは強い圧迫感があり、背骨全体に重石を乗れられたような妙な感覚と若干の痛みが生じた。だが大きな変化はなく、針を刺されたまま何度も何度も写真を撮られ、約1時間後に終了した。腰から足に痛みや違和感、シビレ等はなく、腰の針を刺された部分に圧迫感が残っているだけだった。部屋に戻ったのが4時45分、「6時になれば動いてもいいが、それまでは安静に」ということだった。担当した放射線科の医師がやってきて、詳細の説明を受けたが、手術はどうやら上手くいったようだ。「嚢胞」には身体から染み出した水というか体液が溜まっていて、人によっては硬く固まっていて針で刺しただけでは治らないこともあるらしい。私も2か月半もこの痛みに耐えてきたのだが、果たして今回の針で治ったのか?心配だ。風船のように針でパーンと破裂して治ってしまう人もいると言う。最悪の場合、今度は「内視鏡」で筋肉と骨を削って「嚢胞」を除去する手術をする必要があるという。そうなると10日間から2週間の入院が必要だと言う。果たして今回はどうなっているのか?午後6時、少し歩いてみたが、下肢のこれまでの痛みは全くなくなっている。ただ腰の部分の圧迫感は抜けていない。一応退院は嵐闥ハり、明日22日金曜日午前中ということになった。その後、整形外科の担当医等が次々と訪れて病状を聞きにお見舞いにやってきた。こういう点は聖路加は素早いと言うか丁寧だ。本当に時間外にも関係のあった医師がやってくるのには毎度のことながら驚かされる。流石いい病院だと思う。安心して高い医療費を払っても入院したくなる病院だ。痛み止めの点滴を夜中まで続けたが、痛みは全くなかった。翌朝から、体調もいいし、歩いても痛みがないので医師にも伝え、午後10時に無事退院した。ひょっとして手術は成功したのかも知れなかった。来週再度医師との面談までは無理はしないように、長期の旅行はしないように言われたので、まあのんびり一週間を過ごそう。退院後、30分ほどのウォーキングをして見たが、全く痛みは感じなかった。一安心だ。どうやら手術は成功だったようだ。

「手前勝手世界食物語、第288話」

「聖路加の病院食」
「世界一高いレストラン並みの高級料理店」、それが「聖路加国際病院」の「入院食」だろう。私の入院は木曜日の午前10時から金曜日の午前10時までの約24時間だったが、正午をまたぐ為2日分の入院費を取られる。1泊二日の計算で差額ベッド鯛@63000円だった。出た食事は3食。メニューをご紹介しよう。最初の食事は「昼食」だった。「主食=発芽玄米ご飯150g」、「牛乳125mm」「鶏の薬味焼、南瓜煮物付き」「大根と三つ葉の和風マヨネーズ和え」「ピーマンおかか炒め」でエネルギー581.6kCAL、たんぱく質27.3g、脂質14.6g、食塩相当量2.68gとなっていた。次は午後6時からの「夕食」だ。メニューは「主食=発芽玄米ご飯150g」「季節のフルーツ小」「コンャ<Xープ、トマト入り」「鮭ムニエル50g」「サラダ=白菜、ノンド・レフレン」「きのこャeー」で、513.8KCALとなっていた。因みに翌朝の「朝食」は、ご飯は例の発芽玄米、「フルーツオレンジ」「味噌汁=サツマイモ、長葱入り」「海苔パック」「厚揚げなめこ卸」「キャベツのゆかり和え」、489.2KCALでした。これは6万円の入院差額ベッドに含まれていたものですが、味はほどほどに美味しく、とても病院食だとは思えないものでした。とはいえやはり高いことには変わりません。「聖路加に入院しようなどと思わないことだ」とはいえ、もうそう長くない人生、残り少ないあと10年そこそこか精精20年なのだろうから、少しは贅沢をしよう。「お金は使ってこそ意義がある」と思っています。
以上、聖路加国際病院を退院した直後の勢古口が東京からお送りしました。

「歌舞伎座の歴史」

六本木「東京ミッドタウン」にある「サントリー美術館」で今、「歌舞伎、江戸の芝居小屋」という催し物をやっているので行って見た。歌舞伎の歴史から江戸の最盛期を浮世絵や襖絵で見せている。実に丁寧な絵が当時の歌舞伎を演じている役者達や観客達を見事に描がかれているので一見の価値が有る。その歌舞伎座は2月中には完成していよいよ4月2日に再「杮落とし」ということになる。新「歌舞伎座」も五代目の建物となるという。ご存知だろうが、大阪では松竹の直営劇場は「松竹座」だ。残念ながら「大阪歌舞伎座」というのが別にあり、これは松竹とは全く関係なく、名乗り遅れてしまったようなのだ。

「2月の観劇」

2月の「新橋演舞場」は、「喜劇名作公演」と題して、「お種と仙太郎」、「大当たり高津の富くじ」、そして現代劇「おやじの女」でした。笑えました。ところで4月の歌舞伎座は興行が3部になっています。株主の4月観劇は日生劇場で「ピーター」の歌の公演でした。がっくりです。

2013年の映画のお話し
映画「レッド・ライト」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年28作目)
30年前に引退したと思われていた伝説の超迫ヘ者「シルバー」が復活してきた。果たしてその超迫ヘは本物なのか?若き博士が挑むのだが?

映画「ゼロ・ダーク・サーティー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年29作目)
ビンラディンを殺害するまでのCIAの女性作戦官を描く。アメリカらしい映画でした。楽しめますよ。

映画「王のなった男」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年30作目)
1611年の朝鮮王朝。宮廷は謀略が吹き捲り、王は暗殺に怯えていた。そこで替え玉「影武者」が見付け出された。そして王が病になった。仮の王はいつの間にか民のために王に本当の王になろうとする。そんな影武者の15日間だった。喜劇的にも悲劇的にも見える面白さもあった。

日経新聞2月22日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「世界にひとつのプレイバック」が4つ星、「遺体/明日への10日間」が3つ星、「草原の椅子」が3つ星、「横道世之介」が3つ星、「チチを撮りに」が4つ星、「マーサ、あるいはマーシー・メイ」が3つ星、「逃走車」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」

「シノプスシ209」
「スケアクロウ」上(マイクル・コナリー 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年51冊目)
「スケアクロウ」下(マイクル・コナリー 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年52冊目)
私の好きな作家の作品。インターネットの世界と異常な殺人者を新聞記者が魔ュというもの。流石面白かったです。

「夫婦+手」(和久田 正明 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年53冊目)「夫婦+手」シリーズ第1弾
「大奥の怪」(和久田 正明 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年54冊目)「夫婦+手」シリーズ第2弾

「標的の男」(堂場 瞬一 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年55冊目)「警視庁追跡捜査係」シリーズ第4弾

「電子の標的」(濱 嘉之 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年56冊目)「警視庁特別捜査官」

「初陣」(今野 敏 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年57冊目)「隠密捜査3.5」

また、入院

「J  REPORT 2013 3月第1週号」
「リタイアメント・ノート 4年9ヶ月目」、
「VOL。782 SINCE AUG.12th、1983」
「また、入院」
「聖路加国際病院、整形外科」
先週打った「神経ブロック注射」が全く効かなかったので、医師に告げると「それでは水を抜こう」ということになり、担当医が「脊髄内視鏡手術専門医」に替わった。新しい担当医は、「痛み発生から2ヵ月半以上だ」というと、「それは痛かったでしょう」と同情してくれた。やはり原因は老化の一種だそうだ。本来ならばならない場所に袋が出来てきて、そこに水が溜まり、神経を圧迫すると言うもので、水を抜く手術は注射針をさして抜くらしいが、完全な成功率は20%、まあまあの成功が20%、治らないのが60%と確率が低いという。個人差もあるようだが、まあいずれにしても一泊二日の入院となった。水抜きで駄目ならば本格的に「切開手術」で除去するということになるという。まあ「腰部脊柱管狭窄症」をネットで調べると、やはり治らない確率もかなりあることが分かった。どうなるのか、まあ心配ばかりしていても仕方ない。やるしかないなあ。写真は私の腰の部分の「MRI」のものだ。胴を輪切りにした者で、中央部の白っぽい円形の固まりが「水泡」というか「嚢胞」を穿刺術というので手術するというのだ。この「嚢胞」が隣の神経に触れて圧迫して下肢の痛みを生じさせているというのだ。兎に角歩くと激痛に襲われるこの恐怖だけは早く除いてもらいたいものだ。もうちょっと「MRI」の輪切り写真を説明すると、写真上部が背中だ、背筋が二つ睨みあう様になっている。下の黒い3つの塊に中央は脊髄の中心部。両隣の二つは多分血管かなにかだろう。中央部の画面ではちょっと赤く見えているのが、水が溜まっている袋の部分だ。これが問題の部分だ。その左隣にある白いのが神経部分で、この袋と神経との接点が問題なのだ。これが下肢が痛む原因だ。袋の部分の大きさは約1cmほどだから全体像は想像できよう。

「手前勝手世界食物語、第287話」

「SIAM」
今年2回目の訪問だった。日比谷のタイ料理店「SIAM」。本格的なタイ料理を食べさせてくれる店だ。店員も厨房の料理人も皆タイ人だ。勿論日本語は堪狽セ。いつもオーダーするのは「タイ風冷奴」と「生春巻」なのだが、たまには品を変えて「タイ風海老春巻」を注文した。丸丸海老が一本春巻の皮に巻かれたものが油で揚げられている。これをちょっと甘いタレで食べるのだ。〆は「揚げマナガツオの餡かけ」だ。流石に中心の骨は食べられないが、その他頭から尻尾まで食べられるというものだ。こんがり揚がったマナガツオに炒めた野菜に餡を絡めたもので絡みも丁度いい。いつも思うのだが、タイ料理店に来るお客の大半が女性陣だというのはなぜなのだろか?どうして男性客が少ないのか?理解に苦しむ。「タイ料理」は世界中で人気の料理店であることは事実で恐らく日本料理店より圧倒的に多いと思います。

「グアムの出来事」
グアムで悲劇が起きた。実は私もグアムには何度も訪れた。今回の事故現場の少し山手のほうの「PLAZA HOTEL」というのに宿泊してレンタカーで島中を巡ると共に食事にも色々な店に出掛けていたから、今回の事件はショックだった。グアムで思い出すのが、小さな「ベトナム料理店」だ。偶然入った店だったが、そこで出された「揚げ春巻」所謂「スプリング・ロール」が超大きくて(因みに一本が太さ3cm、長さ10cmほど)、これに「生のはっかの葉っぱや生のもやし」を挟んで食べるのだが、ボリュームも凄く大体いつも余ってしまい、持ち帰りしていた。だがこれが本当に美味しかった。そんな思いでも事件で霞んでしまった。恐ろしい話しだ。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「神経ブロック注射」

またまた「腰の話し」なのだが、調子が悪い時は100m歩くのになんと15分も掛かってしまう状態なのだ。今週も「聖路加国際病院の整形外科」を訪れた。昨年11月末に痛めた腰から下の痛みだが、ほぼ一ヵ月後の12月末に初めて整形外科に行って「痛み止めの飲み薬」を貰ったが、殆ど効果なかった。そして1月末には「更に強力な鎮静剤財」を貰ったが、これまた殆ど効果なし。2週間後の2月始めには「筋肉注射」をしたがこれも一時的にしか痛みを抑えられなかった。原因は「脊髄に溜まった水」の影響だという。そこで今週は「尾てい骨」の上の脊髄に「神経ブロック注射」という強力な注射をしてもらった。効き過ぎて3時間半ほどベッドから起き上がれなかったが、午後からは15分ほど歩くとまたまた痛みがぶり返してきてしまう。確かに効き方はあるのだろうが、一体どうすれば治るのか、と医師に問うたら、「みのもんたが同じ病気で手術した」ということだった。脊髄にある「水が溜まった袋」を取り除く手術で5?6日間の入院が必要だというのだ。また来週診察を受けた上で判断することになろうが、この歳で歩けなくなるのでは困ってしまう。「みのもんた」は「脊髄管狭窄症」で手術したということになっているらしいが、医師曰く私と同じ水が溜まった袋を除去したということだった。どちらを信じるのかは勝手だが。まあ根本的には「狭窄症』の一種だと言えば、その通りなのだろうが。水の袋で脊髄管が細く狭窄されているのは事実なのだから。

「孫娘」
久し振りにやって来た孫娘「栞」だが、活発に歩くようになった。どこへでも出掛けて行くから眼を離せない。数日後に保育園で「お遊戯」の会があるそうで、歌に合わせて躍るそうだ。楽しみだったが、熱が38.5度も出てしまい医者に行って残念ながらお遊戯には参加できなかったそうだ。それにしても贔屓目に見ても可愛くなったものだ。1歳3ヶ月、順調に成長しているし、歯も立派に揃ってきた。伸び伸びと育ってもらいたいものだ。おじいちゃんは「如何に遺産相続をして上げられるか」を真剣に考えています。合法的に沢山残してあげたいものだなあ。実はこの日、私は風邪のためにマスクをしていたのだが、これが孫娘に移ってしまったのだろうか?ごめんなさいね。それにしても「相続税」が4月から変わるとなると、色々と問題が起こりそうだ。「生前贈与」をもっと勉強しないと大損しそうだ。

「新歌舞伎座」

この4月に3年振りに再オープンする「歌舞伎座」だが、漸く概観も昔の佇まいを残してほぼ完成に近付いている。だが、昨年「中村勘三郎」、そして今年は「市川団序Y」と名役者が次々とこの世を去った。歌舞伎座の大舞台を飾るはずだった方たちの姿がもう観られないというのは残念の極みに尽きる。だが、この逆境を残された役者達が必ず立ち直らせてくれると信じている。「一歌舞伎ファン」としてこれからの新しい歌舞伎を切り開いて「真骨頂」を見せてくれると信じている。松竹の株主でもあるので、年に5回ほど歌舞伎を観ているが、「歌舞伎18番」は江戸時代からの伝統だが、時代時代で変化をしているのだろう。「伝統とは常に発展させること」だと聞いたことがある。いつまでも伝統のしがらみに縛られているだけでは、飽きられてしまう。そこは伝統を基礎に置きながらも、新しく変化を遂げて行くから伝統なのだろう。歌舞伎も必ずこの嵐のような逆境を乗り越えて行くと確信している。

「月齢2.8の月」

有楽町「イトシア」前で観た午後6時の月だ。月齢は「2.8」ほぼ三日月の美しい月だった。

2013年の映画のお話し
映画「脳男」(日比谷スカラ座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年21作目)
日本映画にしては珍しく「爆破」と「殺人」シーンが多い。知泊フ力全てで超人的な迫ヘを持つ男は痛みを感じず、感情がないまるで「殺人ロボット」のようだった。連続爆破犯を追う警察が捕らえた男がこの「脳男」だったが、彼は真犯人ではなく、犯人を殺そうとする善人役だった。よく分からない映画でした。

映画「命をつなぐヴァイオリン」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年22作目)
第二次世界大戦下の・A、ウクライナ。ドイツ軍の侵攻で逃げ惑うユダヤ人。だがそこには二人の男女の音楽の「神童」がいた。彼等に命じられたのはドイツ軍人達の前での「完璧な演奏」だった。失敗すれば収容所行き。少年はヴァイオリンを、少女はピアノを弾く。果たして演奏は?

映画「パーカー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年23作目)
強奪犯5人組が仲間割れを起こした。一人殺されかけた主人公パーカーが裏切り者達を追い詰める活劇。

映画「ゴーストライダー2」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年24作目)
父親の命のために自分の身を悪魔に売った男は、悪を見ると突然ゴーストライダーに変身するというもの。荒唐無稽なお話しでした。

映画「ムーンライズ・キングダム」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年25作目)
豪華俳優陣が出ているとは信じられない映画だ。アメリカ東部の小さな島で起こった出来事。二人の少年少女が団体行動中のボーイスカウトから逃げ出した。所謂「駆け落ち」というもの。登場する「親」「隊長」「警官」「保護司」と多才なのだが、まるでお伽噺のようだ。純粋な少年少女の気持ちが美しい。

映画「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ」(ヒューマントラストシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年26作目)
ニューヨークで開かれた9歳から19歳までのプロの「ヴァレーダンサー」を目指す男女の決勝戦の舞台をドキュメントする。題名は「ヴァレーの第一歩」、踵を付けて、つま先を180度開いた状態、これがヴァレーの基礎中の基礎だという。感動の映画でした。

映画「二郎は鮨の夢を見る」(ヒューマントラストシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年27作目)
「数寄屋橋 次郎」といえば超有名な鮨店。ミシュランガイド3つ星シェフ最高齢者が彼「小野二郎」85歳だ。お任せコース、20貫の握り鮨で一人当たり3万円よりというのが高いか、安いか、ご自身で判断されるべきだろうが、握るまでに既に95%の仕事は終わっているという。皆お客は満足して帰っていった。日本の鮨文化の原点なのだろう、彼の仕事は。

日経新聞2月15日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「ゼロ・ダーク・サーティ」が4つ星、「故郷よ」が4つ星、「ダイハード・ラストデイ」が3つ星、「レッド・ライト」が3つ星、「王になった男」が4つ星、「約束、名張毒ぶどう酒自県死刑囚の生還」が3つ星、「先祖になる」が4つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」

「シノプスシ208」
「海より深し」(岡本 さとる 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年41冊目)「取次屋栄三」シリーズ第8弾

「騙り者」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年42冊目)「秋山久蔵御用控」シリーズ第9弾

「妖談ひときり傘」(風野 真知雄 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年43冊目)「耳袋秘帖」シリーズ第20弾

「状箱騒動」(佐伯 泰英 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年44冊目)「酔いどれ小藤次留書」シリーズ第19弾

「孤高の若君」(早見 俊 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年45冊目)「鳥見役京四郎裏御用」シリーズ第1弾
「まやかし舞台」(早見 俊 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年46冊目)「鳥見役京四郎裏御用」シリーズ第2弾
「魔笛の君」(早見 俊 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年47冊目)「鳥見役京四郎裏御用」シリーズ第3弾
「悪謀討ち」(早見 俊 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年48冊目)「鳥見役京四郎裏御用」シリーズ第4弾

「飛び梅」(藤原 緋沙子 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年49冊目)「切り絵図屋清七」シリーズ第3弾

嵐が丘

「J  REPORT 2013 2月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年8ヶ月目」、
「VOL。781 SINCE AUG.12th、1983」
「嵐が丘倶楽部」の集い
昨年7月2日以来の集いだ。既にご承知の方も多いとは思うが、このメンバーは、大学時代の「体育会アメリカンフットボール部」の昭和43年卒から46年卒の仲間なのだ。私が高校1年生の時の大学1年生が、大学1年生の時には当然最上級生になっていた。当時は大学も高校もグラウンドは一緒だし、練習も一緒に行うこともあり、皆大学生も高校生もよく知っていた仲間だった。私たちが最下級生という訳だ。夏の合宿も期間の長短の差はあったものの、福島県岳温泉で一緒に合宿した。あれから既に40年以上経過したが懐かしい仲間達、といっても未だに上下関係は存在する。ひょんなことから私が幹事役になっている。大手上場会社の役員になったり、自営業を継いだり、普通のサラリーマンだったりと、その後の人生はいろいろあるが、集まれば皆あの古き時代に逆戻りなのだ。さて、前回の「スーパーボウル」の話しの際に身体を防御する「パッド」のお話しをしたが、その後日談をすることにする。プロの選手達は上半身のプロテクターは当然装着するが、下半身をカバーするパッド類をつけていない選手が数多く見受けられ、非常に不思議だという話題が出た。そこで現在もフットボールの審判を行い、且つ審判団のスーパーバイザーをしている我々の同期のY氏に聞いて見たら、結論は「自己責任」なのだそうだ。人よりも速く動く必要があれば身軽にするためにパッド類を装着しない。それで仮に怪我をしてもそれは「自己責任」ということなのだとのこと。ルール上はパッドをつけることは義務化されていない(但しプロのみのこと)如何にもアメリカ的というか「安全は自己責任。SAFETY IS YOUR OWN RESPONSIBILITY.」ということなのだ。そこで全員が納得した。本日の集い「嵐が丘倶楽部」という名称は何なのだろうか?という疑問が浮かぶだろう。今は日吉のキャンパスの北側のちょっと離れた陸の上に通称「嵐が丘」と名付けられていた丘があった。そこは現在は「理工学部」の校舎が立ち並んでいて「矢上キャンパス」と呼ばれているが、そこは私たちが4年生の春までグラウンドとして使っていた場所だ。丘の北側には「鶴見川」が流れ、丘の下には「東海道新幹線」のトンネルが走っている。当時は、東側から「自動車部」、「アメリカンフットボール部」、「高校硬式野球部」のグラウンドが並んでいた。今も「日吉キャンパス」には「イタリア半島」「蝮谷」等の奇妙な名が残っているが、これらは地形の形から呼ばれるようになったものだ。勿論「嵐が丘」も荒涼とした殺風景なグラウンドから来たものなのだろう。大学4年生の夏に新しい理工学部の校舎が建つからと移動させられ、蝮谷の上の小さなグラウンドを与えられたが、そこは草ぼうぼうの野原だった。そこを夏の大半を通じて我々自身の手で開墾し、平らなグラウンドにした苦労は忘れられない。今はそこも110ヤードのちょっと短いがりっぱな「人工芝グラウンド」になっている。40年の差は大きい。