「手前勝手世界食物語、第268話」

もう時間も大分経つのでこの欄の題名である「手前勝手世界食物語」と名付けた所以などを語ってみよう。元々このホームページを開設したのは2001年の11月だった。過去のホームページを観ていただければ分かるのだが、まあその頃からよく海外旅行に行っていた。そしてその際に食べたものを記録しようと思い立ってこの欄を作ってみた。勿論海外だけでなく、国内でも美味しい店を探して歩いた。そんな記事を読んだ一部の方から「自分も行って見たい」とのお話しを頂くようになり、それならばと、これまで実に268回も更新を重ねてきたということだ。だからその名の通り、「手前勝手」というのは「私の自らの感覚」で判断し、「美味しさ」の基準も私独自の判断である。ある時、ある店に行ったら、私のホームページを観て、訪れた客がいたとか、アルバイト募集したら私のホームページを印刷して持ってきた人がいたとか、聞く事もあった。まあ、どこかで私の味を共有する人たちもおられるらしいので、これからも続けていくつもりだ。国内では勿論だが、海外でも仮に個人旅行でなく団体旅行であっても出来る限り、グルメな店を探して行くようにしている。団体旅行の場合は所謂「ツアー飯」であり、美味くない。従って、ツアー飯を断って個人で街に出掛けて食べることも度々ある。そういった自由を認めてくれないケースもあるが、無理をしてでも旅先でも美味しいものを食べたいと思っているのだ。

「築地場外市場、鰹節の秋山」
久し振りに築地の場外市場を歩いてみた。流石平日だが観光客の姿が多い。例の有名な卵焼き屋さんの「丸武」には弟のタレントさんの写真が飾られていた。さて今日ご紹介するのは恐らく築地で「鰹節」では唯一の店だろうと思うのだが、その名は「秋山」。削りたての鰹節を販売しているのだ。鰹節自体を販売するのはあるだろうが、「削りたて」というのが味噌なのだ。料理屋さんでも自らの店で鰹節を削るところもあるのだろうが、ここ築地で削りたてを買い求めてきて、すぐそのまま湯に入れるところも沢山あるのだろう。店先には数多くの客が来ていた。「出汁」には「鰹節」「煮干」「昆布」と色々あるが、料理の基本の一つが「鰹節」だ。日本橋近くには老舗の鰹節店もあるが、庶民には築地の鰹節、それも削りたてが似合うのではないだろうか?

「熱もりの蕎麦」
大阪府堺市にある有名な蕎麦店が「ちく満」だ。「ちくま」と読む。ご存知堺市は戦国の世から商人の町として栄えてきた町だ。鉄砲伝来より早くその製法を取り入れて、日本中の鉄砲供給基地となり、また貿易でも財を成した町でもある。その町の周囲は堀を巡らし、あたかも自治権があるような形態であったと言う。そんな伝統ある町にあるこの蕎麦屋。通りを挟んで反対側には「美々卯」の創業店がある立地だ。この「ちく満」の蕎麦が関東生まれの私からするとちょっと変わっている。「関東は蕎麦、関西はうどん」と言われているが、堺のこの蕎麦は太さがまず太い。うどん並みの太さだ。それを所謂「熱もり」と呼ばれる「蒸籠(せいろ)」に蕎麦が乗り、高温の蒸気で蒸し揚げた状態」で出す。タレがまた凄い。それこそ「熱々」のタレに「生卵」を割り入れる。生卵を入れないと熱くてとてもではないが食べられそうにない。それほどに熱いタレなのだ。生卵でちょっと温度が下がったタレに熱々に蒸された蕎麦を入れて食べる。だから関東風の蕎麦の味をまずは賞味しようとして蕎麦だけ最初は食べるなどと乙なことをおっしゃる方には向いていない。熱々の蕎麦にこれも熱々のタレに浸して食べるこの独特の蕎麦、一度味合うと感動すること間違いなしである。但し、蕎麦を食べたのかうどんを食べたのか、最初はよく分からなかったと言っておこう。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「御御御汁とは?」

この文字を読めた人は凄い人ですね。「御御御汁」とは「おみそしる」と読みます。所謂「味噌汁」なのですが、なんで「御」という文字が3つも使われているのか?その理由は?「戦が盛んに行われていた戦国時代までは、味噌の原料になる大豆は軍馬の飼料として、優先的に使われていたゆえに、民の口に入るほどの大豆を作ることが出来なかったという。そのため大豆から作られる味噌は貴重なもの、大切なものとして、御を3つも重ねて言うようになった」という説だそうだ。食を大切にしていた人たちの思いが伝わってきますね。

「新豊洲市場は今?」
最近話題にも上らなくなった「新豊洲市場」だが、数年後の築地市場からの移設を前にして工事は盛んに行われていた。今は全体を「白いテント」で被い、中で土を掘り起こし、隣にあるプラントで処理しているようだ。掘り起こした土が外に飛散しないようにテントで多い尽くしているのだろう。このテントが徐々に拡大しているのだろうか?多分そうなのだろう。豊洲側から見ると、豊洲新市場の後背には「お台場」の高層ビル群が見える。更にその向こうには「羽田空港」が見えるはずだが、流石にこの辺りからでは見えない。ほぼ2年後に移転されてくる「新市場」だが、仮に「東京オリンピック」が2020年に実施ということが決れば、元の築地は「報道センター」等のオリンピック施設になるらしい。これからの豊洲地区の変貌は卵zが出来ない。

「暑さ、寒さも彼岸まで」

季節は移ろい易く、直前まで真夏の天気だった東京も諺通り、一挙に秋の趣きとなった。正に「暑さ、寒さも彼岸まで」だ。23日の都心部の夕方の気温は既に「18度」、10月の気温だろう。直前までが8月の気温だったのが、10度以上下がり、月日が2ヶ月も進んだ感がするような気候だった。ところが、翌月曜日の24日はまたまた季節が2ヶ月逆戻りしたような暑さに襲われた東京でした。春先には「三寒四温」と呼ばれ、寒さと暑さが交後に訪れて徐々に春になって行くが、同じく秋も本来ならば徐々に寒さと暑さが入り混じって秋めいてくるのが当たり前なのだろうが、今年はどうも一直線に長い夏から秋へと直行しそうな雰囲気だ。

「豊洲アーバンドック」

日曜日ともなると「ララポート豊洲」は家族連れで大賑わいをきたす。そんなところに「アーバンドック」と言われるところがある。反対側の「豊洲大橋」の上から観てみると、ちょうど「歩道橋」が上に上がって開いていた。今時珍しい「開放式」の橋だ。多分都内ではここ一箇所だろうし、日本全国にも殆どないのではないだろうか?そういえばロシアのサンクトペテルスブルグにはあり、今も使われていると言っていた。その橋の陸側には桟橋があり、船が出入できるようになっていて、東京湾をクルーズするらしい。船の出入時には橋が上がる訳だ。流石に夏休みが終わって少しはすいて来ているようだが、人気スポットの「キッザニア」には親子連れの長蛇の列があった。「キッザニア」は関西にも出来たらしい。子供たちの「大人の仕事体験」アミューズメントだ。

2012年の映画のお話し
映画「ファインディング・ニモ3D」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年169作目)
何年か前に観たアニメだったが、新たな感動でした。熱帯の海に住む「くまのみ」の子供がダイバーに連れ去られ、それを父親が探すというもの。海の生き物達の友情も見逃せない。

映画「SOHAの地下水道」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年170作目)
第2次大戦下のポーランド。侵略してきたドイツ軍によるユダヤ人狩のために逃げる人々を地下水道に匿った男の実話。ナチの弾圧に耐え、1年半もの地下生活を描く。どんな危機にあっても人間のセックス欲はなくならないと知った。

映画「ロック・オブ・エイジズ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★+0.5☆今年171作目) 
兎に角凄い映画でした。「トム・クルーズ」のセックスアピールとその演技が素晴らしいといえよう。本当に蘇った80年代のロックの世界でした。必見ですよ。

映画「そして友よ、静かに死ね」(銀座テアトルシネマにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★+0.5(今年172作目) 
既に還暦を迎えているフランスはリヨンの元犯罪者たち。彼等は一人の仲間を救出するためにあえて脱獄を強行する。しかし、実行させた若手は警察官を殺してしまう。仲間割れ。脱走はさせたが、その後裏切られたとして別の犯罪者グループから「裏切り者は殺せ」として追われる立場になる。男の友情の結末は?中々見ごたえありました。

映画「鳥」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★+0.5(今年173作目)
スリラー映画の大家「ヒッチコック」の作品。今観ても中々だと思う。

日経新聞9月28日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「SOHAの地下水道」が4つ星、「これは映画ではない」が4つ星、「「ボーン・レガシー」が3つ星、「エージエント・マロリー」が3つ星、「ハンガー・ゲーム」が2つ星、「アイアン・スカイ」が3つ星、「アシュラ」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」

「シノプスシ190」
「死顔」(鳥羽 亮 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年249冊目)
「隠目付江戸日記」シリーズ5作目

「主殺し」(藤井 邦夫 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年250冊目)
「知らぬが半兵衛手控帖」シリーズ18作目。

「化物の村」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年251冊目)
「新・若様同心 徳川竜之介」シリーズ2作目。御三卿の一つ「田安」家の13男の竜之介が南町奉行所見習い同心として活躍する物語。

「貝紅」(藤原 緋沙子 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年252冊目)
「藍染袴お匙帖」シリーズ9冊目。女医師の活躍を描く。原作はNHKでテレビドラマ化もされた。

「こぼれ萩」(今井 絵美子 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年252冊目)
「立場茶屋おりき」シリーズ12作目。季節毎の料理が実に楽しい。

「安芸の夫婦貝」(鈴木 英治 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年253冊目)
「若殿八方破れ」シリーズ4作目。

「狐のちょうちん」(佐々木 裕一 著)二見時代小説文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年254冊目)
「姫のため息」(佐々木 裕一 著)二見時代小説文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年255冊目)
「四谷の弁慶」(佐々木 裕一 著)二見時代小説文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年256冊目)
「公家武者松平信平」シリーズ、1作2作3作目。

「暑さ、寒さも」

「J  REPORT 2012 10月第1週号」
「リタイアメント・ノート 4年4ヶ月目」、
「VOL。760 SINCE AUG.12th、1983」
「隠れ左利き」
先週の「孫娘は左利き?」を観て、私の横浜に住む妹からメールが入った。実は私たちの家系も左利きらしいのだという。というのは亡くなった私たちの母親は「隠れ左利き」だったという。洋裁で鋏を使う時には左手で使っていたという。昔は左利きが嫌われていたから、幼い頃から左利きを右利きに矯正されていたからだったのだろう。妹もそしてその娘(私の姪)も隠れ左利きだという。そうすると私も「隠れ左利き」なのかもしれないと思い至ったのだった。だから孫娘が左利きでも決しておかしくはない。順当に遺伝子を繋いでいるのだろう。世の中、意外と左利きが多いと思った次第です。ショルダーバッグの話しだが、中学1年生の時、肩掛け式の白い布製の勉強カバンを持っていたが、あの時から間違いなく右肩から左脇に掛けていたのを思い出した。また、最近観た映画でギターを左肩から吊ってロックを演奏していたから、右利きは左肩から掛けるのが当たり前なんだろう。ということでどうやら「私は隠れ左利き」だったようだ。そう思うと「孫娘」はほぼ間違いなく「左利き」だと思う。矯正しないほうがいいよね。人間、右利きである必要もないと思うが、皆さんは如何でしょうか?
追伸:その後、よく注意して私自身のことを見直してみたら、まず「携帯電話」は腰のこれも「左側」にベルトに挟んで付けている。タオルを絞る時には「左手」が前で右手は後で絞る。だから「隠れ左利き」なのだろうと更に確信した。因みに、「箸、包丁、鋏、ゴルフ」は勿論「右手」です。孫娘のことがなければ、利き腕のことなど思いもしなかった。

「愛国無罪」
中国で「反日デモ」の際に彼等が叫んでいる言葉の一つに「愛国無罪」というのがあるというが、これは全く矛盾した話しだ。「愛国」であれば何をしても、どんなに法律を犯しても「無罪」だという主張なのだろうが、これは「法治国家」の若者が言う言葉ではない。ということは「中国は法治国家ではない」ということの証明ではないだろうか?

「素適庵のアイスバイン」

「素適庵」は西銀座の高速道路の下にある「銀座インズ」の地下一階にある「ステーキ」の店だが、たまにはと思い「アイスバイン」@2700円を頼んだ。出来上がるのにちょっと時間が掛かったが、出来上がったのを店員さんがデジカメで写真を撮っていた。理由を聞くと「本社に写真を送るため」だという。余り注文が入る商品ではないようで「出来栄え」を本店に送ったみたいだった。さて「アイスバイン」だが、昔銀座にルーマニア料理の「ダリエ」と言う店があった。そこで食べて美味しかったと記憶していて、数度その店で食べた。ところがその店はもうない。調べてみると「32年銀座にいたが、侮Q道に移転した」と知った。「ルーマニア料理」は当時から珍しかったので何度も通ったが、アイスバインはドイツ料理として有名だが、東欧でも食べるのだろう。塩漬けの豚すね肉を香味料野菜と共に煮込んだものだ。東欧の料理はやはり肉とジャガイモ、キャベツかと思っていたら、魚もそれなりにあるらしい。「ダリエ」で食べて美味しかったのに「生牛肉のタルタルステーキ」があった。注文すると厨房からは、「タンタンタンタン」と肉をまな板の上で叩くリズミカルな音が聞こえて、みじん切りになった「生牛肉の上に卵の黄身」が乗って出て来た。塩胡椒と単純な味付けだったが、実に美味しかった。タルタルステーキは東欧の料理だということが後で分かった。しかし、いつの頃からか、タルタルステーキはメニューから消えてしまった。さて、素適庵のアイスバインだが、20分ほどして出てきた。まあ、想像していたほど美味しくはなかったが、ボリュームたっぷりのすね肉にかぶりつき堪狽オました。
以上、東京より勢古口がお送りしました。

「紅虎の緑のグリーン麻婆」

銀座4丁目の「紅虎」に行った。3週間前に財布を落としてしまった店だ。「店長に財布を見つけてくれてありがとうと言っておいて」と店員に頼んだら、「店長は数日前に辞めました」とのこと。まだ30歳少しの若手だから新しい店にでも引き抜かれたのだろうか?すると新店長さんがやってきて名刺交換してご挨拶をしていった。「もう中島社長とは13年の付き合いなんです」とのこと。口煩い社長さんだから部下は大変なのだろう。さて、一度食べたことはあるのだが、もう一度「緑のグリーン麻婆」@1400円を頼む。じっくりと味わって見たが、今気が付いたのだが、具材は勿論「豆腐」と緑は「ほうれん草」だが、その他は豚肉ではなくプリプリの「エビ」が入っていたのだった。なるほど麻婆の具にエビもあったのかと「眼から鱗」でした。自宅で麻婆を作る時にも利用してみたいものだ。辛いのが好きな私には麻婆には何でも入れてしまうが、これでレパートリーが広がった。因みに「緑のグリーン麻婆」の辛味には「山椒」が多量に使われていました。

「手前勝手世界食物語、第267話」

ここのところ、「食物語」のネタが貯まっているので、一挙3編アップすることにしました。まあ、減量しなくちゃと思いながら、色々と食べ歩いていますね。多少食通になったかな?
「お彼岸はお萩を食べる」
大人になるまでは「甘党」だった私に、祖母と母が彼岸になると「お萩」を作って食べさせれくれた。大人の握り拳よりも大きなものだった。前夜から小豆を水にしたし、それを砂糖と一緒に煮、蒸し上がった「もち米とうるち米」を餡で包む。何個食べても飽きないものだった。秋のお彼岸の時は「お萩」と言われている。理由はこの時期に「萩の花」が咲くことによるらしい。そして当然ながら春のお彼岸の時には「ぼた餅」となるらしい。昔は本当にこの春と秋のお彼岸が待ち遠しかったことを思い出す。

「SIAMの生春巻」
日比谷の某ビルの最上階10階にある「タイレストラン」が「SIAM(シャム)」だ。まあ月に一回程度は行っているだろうか?この店、従業員も経営者もタイ人のようで、それでも皆日本語は上手い。いつも食べるのは「生春巻」と「タイ風冷奴」だ。生春巻は定番なのでご存知だろうが、タイ風冷奴は、お豆腐の上にタイ風の辛いタレと香草が沢山乗っていて、私は大好きだ。一つ店の人から聞いた話しなのだが、ちょっと辛い豚肉炒めに8分の1程度に切られた生のキャベツが添えられている料理なのだが、こうして出てくると日本人は生のキャベツに肉や野菜を挟んで食べているのを見て、タイ人のその人は驚いたという。「何故か?」と言うと、「タイではこのキャベツは口直しの意味であり、辛い味の物を食べた時に辛味抜きのために生のキャベツをかじる」というのだ。だから日本に来て「キャベツに具材を挟んで食べる風習」に驚いたという。タイでも同じことをしていると思っていた我々には驚きにことだった。どこのタイ料理屋でもこのようにキャベツに挟んで食べるように言われるのだが、本場は違うらしい。今度タイに行ったら確認してみよう。

「墓参りと家族会」

秋の彼岸の連休には長男夫婦が旅行に行ってしまうということなので、1週間早めて「敬老の日」に青山墓地への「墓参り」に行った。次男は会社とのことで、長男夫婦、長女夫婦とその娘「栞」、そして私たち夫婦の7名での墓参だった。この日も暑かった。まだ彼岸前だったが、それでも何組かの墓参りの人たちがおられた。隣のお墓がまたまたいつものように荒れ放題で草が覆い茂っており、うちの方にも侵入しつつあったので、そこの草木も刈った。ちょっと動いただけで汗がほとばしった。参ったね。いつものように「般若心経」を読経して終了。

2012年の映画のお話し
映画「コッホ先生と僕らの革命」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年164作目)
1871年の帝政ドイツ時代。イギリス留学から戻って英語の教師を始めたコッホ先生は子供たちにサッカーを教える。度重なる父兄らからの反対にあうのだが、子供たちはサッカーの魅力に惹かれて行く。スポコン物だが、爽やかな映画でした。

歌舞伎観劇「秀山祭九月大歌舞伎」(新橋演舞場にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年3回目)
昼の部は、「菅原伝授手習鑑・寺子屋」と、「天衣紛上野初花・河内山」でした。共に主役は「中村吉右衛門」と「市川染五郎」でしたが、ご存知の事故で「染五郎」の「寺子屋」の「松王丸」役は代役「吉右衛門」で、吉右衛門が当初嵐閧ウれていた「武部源蔵」役を代役「梅玉」が演じていました。「寺子屋」は、菅原道真公の恩義に報いるために息子の首を差し出した松王丸の人情話。「河内山」はお数奇屋坊主の「河内山宗俊」(吉右衛門)が松江公の手元から囚われている女性を助け出すために仕掛けた騙しのテクニックのお話しでした。

映画「ヴァイオハザード? リトリビューション」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年165作目)
日本発の大ヒットゲームの映画化5作目。兎に角銃撃戦と格闘戦ばかりでした。シリーズ初めての3Dとか。

映画「天地明察」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年166作目)
小説のほうは既に読んでいたが、まあまあの作品になっていたとは思うが期待ほどではなかった。徳川4代将軍時代にそれまでの暦を中国から伝来の暦から和製の「大和歴」に治した人たちのお話しでした。

映画「人生、いろどり」(シネスゥッチ銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年167作目)
徳島県上勝町で実際に起こったこと。過疎の町で年寄りの女性たちが始めた「葉っぱ」を料亭等飲食店に売る事業を巡る物語。今では大成功したとのこと。

映画「鍵泥棒のメャbド」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年168作目)
大衆浴場で転倒して記憶を失った男になりすました男。記憶を失ったのは殺し屋、なりすましたのは役者。そこに結婚願望の美女が現れての喜劇となる。中々面白かった。

日経新聞9月21日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「ロック・オブ・エイジズ」が4つ星、「ヴァンパイア」が2つ星、「ヴァイオハザード?」が2つ星、「そして友よ、静かに死ね」が4つ星、「コッホ先生と僕らの革命」が3つ星、「王様とボク」が2つ星、「ル・コルビュジェの家」が4つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」

「シノプスシ189」
「風渡る」(葉室 麟 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年240冊目)
戦国時代から秀吉の時代に掛けてのキリスタンたちの布教活動とキリスタン大名らの動きを追う。

「深川思恋」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年241冊目)
「剣客船頭」シリーズ5

「交代寄合伊那衆異聞・散斬」(佐伯 泰英 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年242冊目)
シリーズ17作目。いよいよ上海での戦いが始まった。

「君微笑めば」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年243冊目)
「姫は、31」シリーズ3作目。松浦藩の姫様「静湖姫」が大活躍。

「公儀鬼役御膳帳」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年244冊目)
「連理の枝」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年245冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ2作目
「春疾風」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年246冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ3作目
「春疾風」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年246冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ3作目
「ゆずり葉」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年247冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ4作目
「外待雨」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年248冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ5作目、最終回。
将軍お毒見役を「鬼役」という。お庭番を束ねる鬼役と薩摩藩の激しい戦いと食のお話し。

孫娘は左利き?

「J  REPORT 2012 9月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年3ヶ月目」、
「VOL。759 SINCE AUG.12th、1983」
「孫娘は左利き?」
久し振りに生後10ヶ月を迎えた「孫娘」(外孫)がやって来た。もう「ハイハイ歩き」は当たり前で、「掴まり立ち」をしながらの「歩行」もかなりできるようになっていた。それで部屋中を動き回り、目に付くものは何でも触り、直ぐに口に入れてしまう。特に興味を引いていたのが我が家の愛犬シーズの「もも」だ。犬を追いかけ、尻尾を掴み、毛を引き抜こうとし、耳を引っ張るので愛犬は逃げ惑っていた。一番迷惑していたのが「もも」だったのだろう。さて、母親がいなくなるともう「大泣き」していくらあやしても駄目だ。遂には泣き疲れ、ハイハイしたまま眠ってしまった。そんな腕白お嬢さんだが、物を掴むのが、どうみても「左手」が多いのだ。右よりも左を使う頻度が多い。物を口に持って行くのも左なのだとすると孫娘は「左利き」なのだろうか?我が家の家系には、左利きはいないが、どうも旦那の亡くなった父親が左利きだったようだから、隔世遺伝かもしれない?まあ、左利き大歓迎ですが、発育が楽しみです。

「ショルダーバッグ」
この夏は暑かったので、背広やジャケット類は殆ど着なかった。そのため財布を入れるために「ショルダーバッグ」を持ち歩いていた。今使っているのはANAの機内販売で買い求めた「エディフィス」というメーカーの品だ。これを私は右肩から左脇の下へと斜めに掛けている。ところが街を歩いていると同じようなショルダーバッグを持っている人を見ると、左肩から右脇へと掛けている人のほうが多いことに気が付いた。比率で言うと7:3で左肩派のようだ。どうしてなのだろうか?私は利き腕は右利きだが、携帯電話は全て左手一つでボタンを押し操作する。ショルダーバッグは不思議なことにどうしても左肩からは掛けられない。なぜなのだろうか?分からない。皆さんは右肩派?それとも左肩派?