「能古の島」

「西へ、福岡、佐賀」
「能古の島」
博多湾にはいくつかの島がある。姪浜の沖合い2kmほどにあるのが「能古の島」だ。周囲約12km、人口約800人だという。島の一番高いところは190mとか。自然豊かな島だそうだ、ということで訪れてみた。市営のフェリーが通っていて、姪浜から約10分の船の旅。バスで一番高いところまで上り、そこから自然遊歩道とやらを歩いて降りた。うっそうと茂った林の中を歩くが、全く誰にも会わない。道には蜘蛛の巣が垂れ、大木が倒れていたりと散々な一時間の散歩だった。目の前には博多の街が見える。福岡ドームのまん前の島だと思えばいい。都会に近い場所にこれだけの島があるのが不思議と言えば不思議だが、元寇の役には蒙古軍に占領されていたという。江戸時代は黒田藩の鹿牧場になってもいたという。昨晩はいつもいく「もつ鍋の店、七山」へ。行ってみたら場所が変わっていた。赤坂に店を移したのを私が第二店目を出したと勘違いしたのだったが、前庭のある凄く立派な店になっていて驚いた。本日は佐賀の武雄温泉まで足を伸ばして「鮨処 まねき」に行き、美味しいものをたくさん食べた。ちょっと変わったものとして「雀鯛」というのがあった。長さ名7?8cmほどの小さな鯛だが、これを素揚げして食べるのだが、美味しい。有明海、玄界灘、五島列島のネタを食べられるのが嬉しい。こうして地方の店で安くて美味い物を食べられて幸せでした。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「超高速参勤交代」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年105作目)
兎に角面白かった。お薦めします。テルマエロマエなどとは比べられないよ。

映画「300 帝国の逆襲」(TOHOシネマ博多にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年106作目)
古代のギリシャとペルシャの戦い。残酷なシーンが多過ぎる。

6月27日付けの日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「HER 世界でひとつの彼女」が4つ星、「渇き」が3つ星、「トランスセンデンス」が3つ星、「ビヨンド・ザ・エッジ」が3つ星、「マダム・イン・ニューヨーク」が3つ星、「人生はマラソンだ」が3つ星、「収容病棟」が5つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「青天の霹靂」「超高速・参勤交代」
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」「それでも夜は明ける」「あなたを抱く日まで」「世界の果ての通学路」「チョコレート・ドーナッツ」「プリズナーズ」「ウッドジョブ」「マンデラ」「X?MEN」「グランド・ブタペスト・ホテル」「私の男」

「2014 旅の記憶シリーズ」
2014年の国内旅行は、第1回目は九州福岡と水俣(1月)、第2回目は能登(1月2月)。第3回目は長崎(3月)。第4回目は山形寒河江、青森白神山地、函館、そして第5回目は福岡、佐賀(6月)でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)、シンガポール(3月、X度目?)、フィンランド、ポーランド(6月)=55&56ヶ国目です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★★「今年4回目」
「6月大歌舞伎」は、「実盛物語」と「大石最後の一日」を歌舞伎座で観ました。実盛物語は源氏の木曽義仲誕生秘話。大石は忠臣蔵の大石が討ち入り後、預けられていた細川家で切腹するその日の創作物。どちらも良かったです。

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「大名やくざ」(風野 真知雄 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年154冊目)「大名やくざ」シリーズ第1弾

「決心」(小杉 健治 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年155冊目)「独り身同心」シリーズ第7弾

「百万石遺聞」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年156冊目)「乾蔵人隠密秘録」シリーズ第7弾

「居酒屋お夏」(岡本 さとる 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年157冊目)「居酒屋お夏」シリーズ第1弾

「独眼流浪」(佐々木 裕一 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年158冊目)「隠れ御庭番」シリーズ第2弾

「一本鑓悪人狩り」(早見 俊 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年159冊目)「同名の新シリーズ」シリーズ第1弾

「朝焼けの辻」(鳥羽 亮 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年160冊目)「八丁堀剣客同心」シリーズ第15弾

「はぐれ名医事件暦」(和田 はつ子 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年161冊目)「同名の新シリーズ」シリーズ第1弾

「瑠璃の水菓子」(和田 はつ子 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年162冊目)「料理人季蔵捕物控」シリーズ第24弾

以上、西へ、北へ、再び西へと旅した勢古口がお送りしました。来週は「アイルランド」へ行くので、「J REPORT」の更新は再来週に2遍一挙行います。

「白神山地」

「白神山地」
次の日は、弘前に移動。しかしここでトラブル発生。予定していたバスが運行していない。理由は雪だ。積雪で道が確保されていないので、津軽峠まで行けないのでバスの運行は28日からだという。ふざけんなよ。インターネットにはそんなことは書かれていなかった。6月1日から運行していると思ってきたのに。そこで戦略変更してレンタカーに切り替えた。さーさんが知らない3人組を駅前から拾ってきた。都合5人で白神山地に向かう。困っていた人は助けようということらしい。 バスが走らないならば何らかの方法知らせてほしい。これは当たり前の要求だと思うが、どうしょうか?車で行けるのがまだ「アクアビレッジ」というところまでで、その先「津軽峠」までは未開通だった。アクアビレッジから徒歩で「暗門の滝」を訪れる。この「白神山地」だが、野生の「ブナ林」が中心のはっきり言って何もない自然しかないところだ。だから目玉は滝なのだという。積雪が多く、漸く先週末に第2暗門の滝まで行けるようになったという。確かに川沿いの道のあちこちに巨大な雪の塊がある。あとで地元のガイドさんに聞いたら、手作業で雪の塊、実際には氷の塊を崩し水を掛けて溶かしているのだという。そうして歩道を確保するという。約50分で第三の滝まできた。更に上に第二の滝があるというが、膝の問題もあるのでここまでとする。高さ20mほどの滝が流れ落ちていた。ビレッジに戻る途中で「岩魚(いわな)」の姿を見た。30cmほどの大物だった。この地区は動植物は保護されているので人を見ても逃げないのだという。ビレッジで岩魚の唐揚げを食べた。岩魚を塩焼きにしたものを更に素揚げしたもので頭からしっぽまで全部食べた。@300円は美味かったなあ。地元のガイドさん、お年は60代だろうが女性の方とお話ししたが、まず「暗門の滝」だが、元々は「按門の滝」と言っていたのだという。それが今では「暗門」となったのだが、諸説あり「暗い門」として立ち入りを禁止しただとか、第一の滝、これが一番上流なのだが、この滝が暗いので暗門としたとかあるそうだ。熊の話しを聞いたら、やはり出るそうだ。だから本当ならば鈴をつけて歩かないといけないとか。最近も山菜採りの人が熊に襲われ怪我をして救急車で運ばれたらしい。それから日本鹿がこの辺りにも出没し始めたらしい。鹿は大量に発生してしまうので自然にとっては敵だという。その鹿が秋田方面から来て、山ヒルというものを持ち込みブナ林で人に付くという。ブナ林は年中ジメジメしているので山ヒルに付かれると大変らしい。28日には除雪作業が終わり、一番上の津軽峠までバスで行ける。そこから下りのコースをガイド付きで降りてくるのが良いらしい。また秋の紅葉は素晴らしいとのこと。10月20日前後のほんの数日しか見られないブナ林全山紅葉は一度見てみたいものだ。途中「津軽ダム」というのを建設していた。山の中腹で道路建設をしていたので、なぜ自然破壊のような道路建設をしているのか?と聞くと、ダムで現在の道路が水没してしまうのだというのだ。今更ダムですか?何のためのダムなのだろうか?地元の公共事業対策なのだろうか?レンタカーを返して弘前から青森経由で函館に到着した。夜はいつもの鮨処「美な味」さんへ。満席だった。最初に「車庫の爪」が出た。本当に小さな爪だった。色々食べたが、ここの寿司ネタは素晴らしい。たまたま隣の老年のご夫婦と話しをしたら、やはり東京からの人で「数寄屋橋次郎」は20個の握りが次々出てくるのでとてもではないが美味しく楽しめなかったと言っていた。店主も3度行ったが落ち着いて食べられなかったというから「次郎」の評価は完全に二手に分かれるらしい。

「月山の麓、寒河江の蕎麦」

「北へ、月山の麓」
「寒河江の蕎麦」
JR東日本の「大人の休日倶楽部パス」を利用して旅に出た。5日間東日本と北海道乗り放題の切符だ。まずは山形新幹線で山形経由寒河江に向かう。緑が濃い。遠くに月山が見えるがまだ山頂には雪が残っていた。寒河江の蕎麦屋が日経新聞に出ていたのでそこで美味しい蕎麦を食べようと思う。地元の人に道を聞いて漸く到着。ところが満席状態だ。仕方なく待つこと10分、席に案内されたが、畳の間にお客が一杯だ。メニューを観て「寒晒しそば」を頼む。「板蕎麦」というのがあるがどうも量が多過ぎるようだ。待つこと35分、やってきました。蕎麦の実を寒の寒さの水で晒したものだそうだ。ちょっと色は薄いこげ茶色。やはり一人前だが量が多い。しこしことした感触と蕎麦の旨味がぎっしりと詰まったような感じの蕎麦だ。これは美味い。鰊だとか色々サイドメニューもあったが、蕎麦だけを頼んで正解だった。量もこれ以上は食べられない。何しろ70歳代だと思われるおじいさんとおばあさんが二人で配膳しているので何事もゆっくりしている。危なく列車の時間になってしまうところだった。今度来るときはもっと早く来よう。さて、事前に時刻表を調べてあったのだが、用いた時刻表が2月のものだったので、3月の改正で殆ど変わっていて全く事前調査が役に立たなかった。それでも山形から仙山線経由で仙台、そして東北新幹線で新青森へと無事降り立った。ここで3S会の「さーさん」と待ち合わせだ。夕食は、地元の郷土料理の店に行く。「ふじつぼ」、「しゃこ」、「あすぱら」等々、「タケノコ」はアスパラガス大のもので皮付きを焼き皮をとって食べるのだが美味だった。珍しいものばかりを食べた。フジツボなど食べたことはなかったが、これが意外に美味しかった。いやあ、美味しかったです。

「平城京蹟」

「平城京跡」
翌日は御堂筋を大阪駅まで歩く。この通りも随分と変化している。昔の建物もあるが、新しいのもあり、変化している。と偶然大手鉄鋼メーカーのOBの方に遭遇。いやあ驚いた。本当に偶然だ。名刺を貰う。私と同じ歳だが、未だに再就職して頑張っているらしい。さて近鉄で奈良に向かう。難波から約30分、こんなに近かったからなあ。私は「西国三十三か所霊場巡り」を都合三回おこなったから、奈良にも何度も来ているが、もう記憶が薄れている。まずバスで「東大寺」に行き、「大仏殿」を遠くから見た。沿道には鹿が沢山出て来ていて観光客が持っている「鹿せんべい」をねだっていた。鹿に取り囲まれて困っている外国人観光客もいるがこれが滑稽で面白い。本当に沢山の観光客だ。そして100円バスに乗って「平城京跡」に行く。北に「大極殿」が出来ていた。天皇がここで政治をしたという場所を復元したものだ。天皇の座(高御座)があった。大極殿から南に1kmほど離れて「朱雀門」が見える。朱雀門は12年前に完成したという。大極殿の前の広場でも工事が行われていて、新しい建物を建てるという。所謂昔の役所だという。バスで朱雀門に行くとボランティアの人が説明役をかってでてくれて、聞くと平城京跡の調査は15%程度でまだまだだそうだ。調査が終わった場所は保存のために埋め戻し、その上に再現した建物を建てるという。朱雀門から南に朱雀大路が3kmも続いていたという。その幅約70m、道というより広場という感じだろうか?平城京は実際には70数年しか続いていいな。あちこちに都を移してその後長岡京から平安京にと移ることになる。「長屋王」の館跡の場所を聞いてみた。なんと今はイオンモールが建っている場所がそうだという。しばし往時の人の夢を追う。奈良から空港バスで伊丹空港に向かい帰京した。ここ奈良もモバイル・スイカが使えない。使えるのは地元の「イコカ」と「ピタパ」だけだ。国際的な観光都市なのだから東京で使えるのが使えないのはおかしいよ。この神経が分からない。海外からの観光客のためにも早く使えるようにすべきだ。

「猫の駅長 たま」

「J  REPORT 2014 7月第1週」
「リタイアメント・ノート 6年1ヶ月目」、
「VOL。853 SINCE AUG.12th、1983」
「国内の旅、西へ、阪和奈」
「猫の駅長、たまちゃん」
JALのマイレージの有効期限が来たのがあったのでJALで大阪にやってきた。難波から南海に乗って和歌山へと向かう。久々の和歌山だ。もう何年前だろうか?16年か?大阪の緑のない街から来るとやはり和歌山には緑が多いと感じる。田舎だなあ。南海電鉄で和歌山市駅、JRに乗り換えて和歌山駅、そして和歌山電鉄貴志川線で終点の喜志に行く。和歌山市駅から先では「モバイル・スイカ」は使えない。困ったものだ。この電鉄は廃止されそうになった時に岡山の会社が名乗り出て経営を引き受け、採算を回復させたという。その一つの名物が「三毛猫」の「たま」なのだという。何回かテレビでも観たが一度実物を観てみようと思い立って訪れた。電車の車両は「いちご電車」、イチゴの絵が沢山描かれていた。観光客も結構大変乗っている。地元の人よりも多そうだ。二両編成で一時間に二本が運行されている。乗客数約20名、これでも採算が合うのか?平日昼間だからこれでもましか?田園風景が続く。30分で終点到着。いよいよ「たまちゃん」とのご対面だ。だが、寝てました。「社長代理兼駅長」の称号が掲げられていた立派な社員なのだそうだ。皆が写真を撮る。人気者だ。猫は寝るのが商売みたいなものだから、仕方ない。寝姿をパチリ。ついでに飾ってあった起きている時の写真をパチリ。折り返しの便でJRまで戻り、特急「くろしお」で大阪は「天王寺」に戻る。次の目的地は新しく出来た高層ビルの「阿倍野ハルカス」だ。行列に並ぶこと約1時間で280mの展望台に到着。60階だという。流石に市内が一望できる。緑が少ない。あるのは神社かお寺か大阪城だけだといっても過言でない。ざっと展望台を一周した。生駒の山から神戸の山、そして大阪湾、市内中心部、大阪駅周辺はこれも高層ビルが立ち並ぶ。その後大阪駅に出たが、景色が激変していた。阪急百貨店が新しいビルになり、大阪駅の線路上には自由通路のコンコースが掛かり、北側にも大きなビルが建っていた。私がいた15年前とは全く違う大阪駅周辺だった。その後友人と待ち合わせの「お初天神」に行き、友人とともに近くの蕎麦屋へと行く。「瓢亭」という老舗の蕎麦屋で初めての店だった。「焼き味噌」「水茄子」など5品頼んで私は冷酒を飲み、友人は熱燗を飲み談笑し、締めに「夕霧そば」という「柚子を練りこんだ蕎麦」を食べた。味わい深い蕎麦を堪能した。宿は元勤めていた会社の本社ビルの近く、本町だった。泉州名物の水茄子のさくさく感は忘れがたいものだった。

「明月庵・田中屋にて」

「手前勝手世界食物語、第342号」
「明月庵・田中屋にて」
久し振りに昔の会社の先輩たちと会食をした。場所は銀座の「明月庵・田中屋」。ソニービル裏の通りにある。今回は後輩が子会社の社長を退任したのを労っての会だった。コース料理を頼んだが、量が少なめで我々には丁度いい。食べ過ぎずお腹にも垂れず本当に美味しかった。最近感じるのだが、歳をとるということはこういうことなのだろう?と。やはり無茶喰いをすると体調が悪くなるし、トイレが近くなる。この会も昔は二次会に行っていたが、最近は一次会で解散、それもなるべく7時前には解散している。だから今回の集合時間は午後4時。さて締めは勿論「日本蕎麦」、私は「もり」を頼んだ。この一ヶ月ほど「糖質ダイエット」していたから、蕎麦などは本当に久し振りだった。やはり田中屋の蕎麦は美味い。
以上、ポーランドから帰国した勢古口が東京からお送りしました。

「多慶屋」

「多慶屋」
こう書いて「たけや」と読む。御徒町周辺にいくつもの店舗がある。この店ディスカウントストアなのだが、「売り場単位面積当りの売上高日本一」の店なのだ。本当に色々な品揃いだが、それが安いからたくさんの人が訪れ、売り上げが上がる。薄紫色の独特の色をした建物だが、御徒町では群を抜く販売力を示していた。

「吉池」
御徒町駅前にある「吉池」は元々は魚屋さんなのだが、大きなビルに建て替えた。一階と地下は自社の店舗だが、2階以上は「ユニクロ」になっていた。魚は市価よりも安いので有名な店だからお客も非常に多い。なにせ御徒町駅前だから立地がいい。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?53」
「両国橋縁起」
「明暦の大火」俗に「振り袖火事」と呼ばれた火事が起きたのは、1657年でその時に大川を渡れずに多数の人が亡くなった。幕府は万治3年(1660年)に長さ96間、約173mの橋を架けた。幕府はその橋を「大橋」と名付けたが、一般には庶民は武蔵と下総の二つの国の間の橋ということで「両国橋」と呼んだ。それが定着した。その後隣に架けられた橋が今も呼ばれている「新大橋」になったが、元々の大橋の所以は両国橋のことなのだという。

「スターリンの贈り物」

「スターリンの贈り物」
ワルシャワの中心部に一際高い建物がある。なんとも古風な建物だが、これが第二次世界大戦後、社会主義国家群に組み込まれたポーランドへの「ソ連のスターリン首相」からの「プレゼント」だというのだ。ソ連から技術者労働者が入ってきて建てたこの建物、今も使われているが、1989年の民主化後、取り壊そうという話しもあったらしいが、今更壊しても余計な費用が掛かるということで残されたらしい。いずれにしてもワルシャワ市民にとっては無用の長物だったようで、今でも「スターリンの贈り物」と揶揄しているとのこと。ポーランドの人はロシア人嫌いなんだなあ。

「紫陽花」

「紫陽花」
梅雨になり、紫陽花の花が咲き始めた。朝の散歩中に観た紫陽花。この花は色が色々と変化するという。勿論土地の土質にもよるらしい。私の好きな花の一つが紫陽花だ。一見豪華そうだが、雨の中、淡い色が何か弱弱しく見えて哀れを誘うのは私だけだろうか?

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「ポリスストーリー レジェンド」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年96作目)
ジャッキーチェンも歳をとったねえ。

映画「ポンペイ」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年97作目)
西暦79年実際に起こった事件。ミラノ近郊の都市ポンペイのヴェスヴィア山火山噴火による消滅時を如何にもローマ帝国風に描いていた。剣闘士と富豪の娘の恋が中心。

映画「ニード・フォー・スピード」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年98作目)
市販の最高級スポーツカーでの一般道でのレースを描く。迫力満点でした。

映画「ノア 約束の舟」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年99作目)
旧約聖書に出てくるノアの箱舟のお話し。まあ宗教的な感触がないと納得出来ないかな?

映画「グランド・ブタペスト・ホテル」(TOHOシネマシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年100作目)
テンポが凄い。普通の映画ではない。物語は1932年のホテルで起きた事件なのだが、色々な要素が絡み合い、素晴らしい展開を見せる。まあ一度観て下さい。観て損はない。

映画「ポドロフスキーのDUNE」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年101作目)
SF作家のポドロフスキー氏が自作のDUNEという小説を映画化しようとするが、ハリウッドから断られる。しかしこの映画の企画を元にしてその後の数々のSF映画が作られることになった。「エイリアン」や「スターウォーズ」などもそうだ。

映画「春を背負って」(TOHOシネマ日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年102作目)
期待して観たが、はっきり言って期待外れだった。立山の自然は良かったが、演技もへたくそだった。演出が悪いな。檀ふみさんも年取ったね。

映画「落語研究会昭和の名人7 古今亭志ん朝」(東劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年103作目)
流石ですね、圧倒されました。お題は三つ。

映画「私の男」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年104作目)
奥尻の津波で家族を失った花は7歳。養父となった独身の若い男と暮すが、高校生になり肉体関係を持ってしまう。二人を巡る愛憎が遂には殺しにまで発展する。ある意味恐ろしい映画でした。でも必見です。

6月6日付けの日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「グランド・ブタペスト・ホテル」が4つ星、「闇のあとの光」が4つ星、「「ポンペイ」が3つ星、「美しい絵の崩壊」が3つ星、「ハミングバード」が3つ星、「万能鑑定士Q」が3つ星、「みつばちの大地」が3つ星でした。6月13日付けは、「私の男」が4つ星、「春を背負って」が4つ星、「ノア 約束の舟」が3つ星、「ニード・フォー・スピード」が3つ星、「わたしのハワイの歩きかた」が3つ星、「スイートプールサイド」が2つ星、「ホドロフシキーのDUNE」が4つ星でした。6月20日付けは、「サード・パーソン」が3つ星、「私の、息子」が4つ星、「ラストミッション」が4つ星、「300?帝国の進撃?」が2つ星、「超高速!参勤交代」が3つ星、「円卓・こっこ、ひと夏のイマジン」が3つ星、「あいときぼうのまち」が3つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「青天の霹靂」
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」「それでも夜は明ける」「あなたを抱く日まで」「世界の果ての通学路」「チョコレート・ドーナッツ」「プリズナーズ」「ウッドジョブ」「マンデラ」「X?MEN」「グランド・ブタペスト・ホテル」「私の男」

「2014 旅の記憶シリーズ」
2014年の国内旅行は、第一回目は九州福岡と水俣(1月)、第二回目は能登(1月2月)。第三回目は長崎(三月)です。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)、シンガポール(3月、X度目?)、フィンランド、ポーランド(6月)=55&56ヶ国目です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★「今年3回目」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「歌川国芳 猫づくし」(風野 真知雄 著)文芸春秋刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年138冊目)

「銀の島」(山本 兼一 著)朝日文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年139冊目)

「連合艦隊司令長官山本五十六」(半藤 一利 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年140冊目)

「闇狩人」(矢月 秀作 著)朝日文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年141冊目)

「ちよの負けん気、実の父親」(佐藤 雅美 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年142冊目)「物書同心居眠り紋蔵」シリーズ第11弾

「乾坤の児」(仁木 英之 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年143冊目)「千里伝」シリーズ第4弾完結編

「列島の歴史を語る」(網野 義彦 著)ちくま学芸文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年144冊目)

「雁渡り」(今井 恵美子 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年145冊目)「照降町自身番書役日誌」シリーズ第1弾

「遺文」(佐伯 泰英 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年146冊目)「吉原裏同心」シリーズ第21弾

「なみだ酒」(和久田 正明 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年147冊目)「死なない男同心野火陣内」シリーズ第10弾

「新参」(上田 秀人 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年148冊目)「百万石の留守居役」シリーズ第3弾

「人食い鬼」(幡 大介 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年149冊目)「公事師卍屋甲太夫三代目」シリーズ第3弾

「国マニア」(吉田 一郎 著)ちくま文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年150冊目)

「ちょっと徳右衛門」(稲葉 稔 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年151冊目)「幕府役人事情」

「はなむけ草餅」(牧 秀彦 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年152冊目)「甘味屋十兵衛子守り剣」シリーズ第5弾最終編

「開運せいろ」(倉坂 鬼一郎 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年153冊目)「人情処深川やぶ浪」シリーズ第4弾

「ポーランドの旅、後記」

「J  REPORT 2014 6月第4週」
「リタイアメント・ノート 5年12ヶ月目」、
「VOL。852 SINCE AUG.12th、1983」
「ポーランドの旅、後記」
ポーランド語は難しいと聞いていたが、語尾が非常に複雑に変化するので日本人にとっては特に難しいらしい。それでもアルファベットの表記で発音は出来るらしい。意味は良く分からないが、例えばレストランは「RESTAURACJA」と書いて「レスタウラシア」と読むらしい。物価はやはり日本と比べると安い。スーパーでビールを買った。缶ビール4本で2Lが約500円、勿論本物のビールだ。ウォッカも700mが1200円。ワルシャワは冬は最低でマイナス40度にもなることがあるという。だからウィスキーよりもウォッカが好まれるらしい。逆に夏も40度になるという。それとトマトがどこでもいつでもたくさん出た。生も勿論だがジュースも必ず朝食にはあったし、サラダも必ずあった。一番驚いたのが、緑の多さと土地の平らさだった。どこまでも平坦な平原が続く。それは緑の森だった。地震がないことも影響しているのか、煙突なども細かった。写真は作曲家「ショパン」の像だ。

「イチゴの失敗」
思い込みが最近激しくなってきたようだ。先日のポーランド旅行中のことだった。トイレ休憩で入ったトイレの入口にバスケットに入れた「イチゴ」が二つあった。丁度手洗いの水道のところだったから、地元の人がサービスで置いてくれたのだろうと勝手に判断して一つ摘まんで食べた。余り美味しくない路地物のようだった。後から女子トイレから出てきた親子がそれを持って行った。ただ水道で自分たちのイチゴを洗って置いてあったようだった。私は泥棒をしてしまったのか?ご免なさい。

「アウシュヴィッツ」
そこは元々ポーランド軍のレンガ造りの施設だった。そこをポーランド人とユダヤ人の囚人達の手で増築し二階建てにしたものだった。そこの一つの棟には「遺品」だけがある部屋があった。こちらには「女性の髪の毛」、こちらには「男女の靴」「鞄」「身体障害者の義足などの器具」「身の回り品」等々がうず高く積まれていた。ここだけはカメラを向けられなかった。余りにもその所持者のことを考えてしまい、とてもではないが記録に残そうという気には絶対にならなかった。

「ヘルシンキ」
ワルシャワから飛行時間1時間45分でヘルシンキだ。エストニア上空からでもバルト海を越えてもうフィンランドの海岸線が見える。この間のバルト海は実に狭い。さて空からヘルシンキの周囲を観ても、平らな平地と数々の湖が見えるだけで山が全くない。見渡す限り原野が続いていた。ポーランドに続いてこのような平らな土地が広がっていたのに改めて驚かされた。