「5度目のタイへ」

「J  REPORT 2017 3月第5週号」
「リタイアメント・ノート 8年9ヶ月目」
「VOL。995号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com

「旅暦71、5度目のタイへ」
第一日目
日本橋から都営線経由京急で羽田へ。朝のラッシュ時なのでもの凄く混んでいる。チェックインして、羽田空港国際線ターミナルのANAラウンジで寛ぐ。朝飯代わりに軽食をワインで流し込む。さて今回の旅はマイレージの消化のためで、3月末で失効するマイレージを利用してフリーのチケットでの搭乗だ。勿論ビジネスクラス。おや、見るとタイ国際航空の機体はダブルデッカーだ。何と珍しいボーイング747-400だ。(写真2:ボーイングのジャンボジェット)

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二階席に座る。食事は「タイ式ランチ」だったが、「海鮮トムヤムクン・スープ」に「鶏肉のイエローカレー」、「海鮮サラダ」にライスと「大根と玉子の炒め物」。海鮮サラダにはタイ風の酸味と辛みに若干の甘味がミックスされたドレッシングに、トマト、玉ねぎ、ぷりぷりの海老、烏賊などが入っていて美味しかった。トムヤムクン・スープにもアサリ、烏賊、海老が具沢山だった。スープはぬるいが、味はまあまあでそれなりに美味しかった。(写真1:機内食)
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夜の食事では大きなステーキを食べる予定なので、あまり食べないようにした。その他、期待したほど機内サービスは良くなかった。担当の女性の問題かも知れない。それとテレビが画面をタッチするのだが、反応が極端に遅いので、イラつく。基本、本を読んで過ごした。6時間半の旅でバンコクに到着。気温34度だったが、確かに暑い。タクシーで約40分でホテルに。意外に早かった。目の前が巨大ショッピングセンターだから非常に便利なホテルだ。駅も近い。タイは仏教の国、街中でもあちこちで人々が祈りを捧げていた。(写真3:祈り)
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そろそろ夕暮れ時、7時に予約してある「エル・ガウチョ」というステーキハウスに行く。そうしたら予約の名前が先輩のA氏になっていた。おかしいなとは思いながら席に着き、ワインを頼み、食事は「250gのUSDA PRIME」をミディアムレアで、@2430バーツ、日本円で約8700円。それに「シーザーサラダ」、サイドとして「キノコとオニオンのアヒージャ」を頼む。まず出て来たのが「パン」だ。(写真4:パン)
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タイらしく辛い香辛料とニンニクの焼いたのが付いていた。このパン、中々に美味しい。「シーザーサラダ」は一般的だから当り外れはない。(写真6:シーザーサラダ)
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いよいよメインのステーキだ。(写真5:ステーキ)
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そうそうメニューに「WAGYU」というのがあり、普通のステーキのほぼ倍の値段が付いていた。フラッグがある。「MR」とあるから焼き方のミディアムレアを示しているのだろう。熱々の皿が来て、その上に肉が乗せられた。どんと250g、食べ応えもあるが、しかし赤身が実に柔らかい。胃に決してもたれない。あっという間に食べ終えた。美味しかったです。この店、名前のようにスペイン風なので聞くとアルゼンチンの肉をメインにしているのだという。(写真:EL)
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行きはホテルから歩いて来たのだが、横断歩道を渡るのが車との競争のような状態だった。帰りは高架電車のBTSに乗り戻る。バンコクの繁華街では大型のスクリーンが沢山あり、色々なシーンが写し出されていた。(写真8:スクリーン)
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(写真9:スクリーン)
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(写真10:スクリーン)
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しかし大問題が発生していた。メモが部屋に残されていて、A氏がホテルで待っていたというのだ。慌てて電話する。私は当初は明日二日目の夜にA氏と食事をするつもりだったが、メールで今日のステーキの予約も頼んだので、A氏は約束が一日早まったと解釈されたようだ。私は勝手に明日の予約はそのままで、追加で予約を頼んだつもりだったのですれ違いになってしまったのだった。大変失礼致しました。再度明日の夜の待ち合わせを決めた。

「タイ宮廷料理の店、セラドン」

二日目
日本にいるといつも午前4時には目覚めるので、こちらでも2時間の時差に関係なく目覚めたのは現地時間午前2時だった。まだ朝には程遠い。それでも漸く朝になった。外を見ると曇り空、気温28度、向こうにバンコク一高い「バイヨーク・スカイ・ホテル」のビルが見える。前回も前々回もあのビルの隣のホテルに泊まった。(写真11:バイヨーク・スカイ)

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朝食は「お粥」を食べた。(写真12:お粥)
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刻み生姜、刻みネギ、唐辛子の輪切りに醤油をかけ、挽肉とキャベツを加えた結構贅沢なものにしたが(勿論自分でアレンジするのだが)これが実に気持ち良い美味しさだった。
まずは10時になったので目の前の伊勢丹が入っている「セントラル・ワールド・プラザ」に行ってみた。入り口ではガードマンのチェックがあり、非常にセキュリティーが厳しい。テロを警戒してのことだろう。仏教国のタイではどこにでも仏陀を祭った場がある。(写真13:仏陀を囲み)
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泊まっているホテルは古いホテルだ。(写真14:アノーマ・グランド・ホテル)
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昨年亡くなった前国王の写真があちこちに飾られ喪に服しているのが分かる。(写真15:前国王)
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周囲には変わった形のビルも観られる。(写真16:ビル)
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ビルとビルの間に人々が集まっている場所があった。仏陀が飾られているようだが、縁起を担ぐ人たちが集まって祈っているのだそうだ。(写真17:パワースポット?)
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BTS(高架式鉄道)で昨晩訪れたアソークという駅に行く。(写真18:BTS)
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近くのドラグストアで化粧品を買う。何やら肌の染み抜き効果抜群だというものだ。土産に我が家の女性たちに上げるつもりだ。(写真19:ドラッグストア)
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シミのない人もいるから、要らないかな?BTSに乗り、「ジム・トンプソン」のアウトレットの店に行く。中々店の場所が分からず苦労したが、買いたい物もなく、お茶をしただけで帰って来た。さて、バンコク市内には大画面のスクリーンが沢山あることは既に述べたが、ホテルの部屋から外を観ると、そこだけで3つのスクリーンが観える。特に正面のスクリーンは大画面を3つ縦に並べている。高さだけでビルの10階分以上ある。兎に角凄い。(写真20:巨大スクリーン)
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夕食の場所までBTSの駅から歩く。30分程歩いて漸く「スコータイ・ホテル」に到着。池があちこちにある美しい庭だ。(写真21:池)
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A氏と合流してホテル内のタイ宮廷料理の店「セラドン」に。タイの陶器の産地セラドンの食器を使っているので店の名もセラドンという。最初が「柑橘類のサラダ」。(写真22:サラダ)
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次が「タイ風さつま揚げ」。(写真23:さつま揚げ)
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初めて食べたのが「鶏肉の笹の葉包み揚げ」。鶏肉を香辛料で味付け、笹の葉に包んで油で揚げたもの。(写真24:笹の葉揚げ)
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野菜と椎茸の炒め物。(写真25:炒め物)
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そろそろメイン料理かな。「ソフトシェルのカレー」。(写真26:カレー)
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ココナツ風味のカレーだから若干甘い。これを糯米にかけて食べる。
最後が「トムヤムクン・スープ」。(写真27:トムヤムクン)
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大きな海老が入っている。海老の出汁がしっかり出ている。このスープ、家庭でも店でも味がそれぞれ違うという。酸味と辛みの微妙なバランスが違いを生むのだろう。あっという間に出来る料理らしいが、具材の新鮮さがタイと日本では違うらしい。それによって味に差が付くという。そんなことでお腹が満腹になってきたら、踊りが始まった。優雅なタイの踊りだ。(写真28:踊り)
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タイの伝統舞踊だ。(写真29:踊り)
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(写真30:踊り)
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優雅にして上品で、そして隠し切れない色気が感じられる踊りだった。
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外は真っ暗、昼間の暑さが嘘のような涼しい風が通り過ぎていく。(写真32:セラドン)
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(写真33:セラドン)
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親日的なタイには今現在15万人の日本人が住んでいるという。たまたま隣の部屋では日本人の駐在員30名ほどが宴会を開いていた。このホテル、意外に密かな人気のホテルで小ホテルとしてリピーターが多いという。でも高そうだった。A氏によれば、親日的な国の一番が台湾南部、二番目がトルコ、三番目がここタイだそうだ。物価も安く、ゴフル場も綺麗で安いから住み易い街だという。A氏、タイ在住15年だというが、また新たな就職先へのリクルートがあるという。ご活躍されていた。因みに白人は100万人いるという。

「今週の映画と本」
「2017 私の映画鑑賞記録」
「わたしは、ダニエル・ブレイク」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★★★(今年45作品目)わたしは、ダニエル・ブレイク
「ゆりかごから墓場まで」と福祉社会が進んでいるはずのイギリス。心臓病で仕事が出来ない老齢期の男性。幼い子供二人を抱えるシングルマザー。彼らが受けようとする福祉に対して役所の壁がそれを阻む。カンヌ映画祭最高賞獲得の映画だが、実に色々なことを示してくれる。秀逸の映画でした。是非お薦めする。泣けるね。

「ひるね姫」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年46作品目)映画ひるね姫
2020年東京オリンピックの直前、自動運転技術を巡る企業内の動きが一人の田舎の少女を巻き込む。夢と現実とが交差するアニメ。

日経新聞3月24日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「タレインタイム 優しい歌」が4つ星、「キングコング 髑髏島の巨神」が3つ星、「モン・ロワ」が3つ星、「パッセンジャー」が3つ星、「娘よ」が4つ星、「PとJ」が3つ星、「標的の島 風したたか」が3つ星でした。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「彼らが本気で編むときは」「わたしは、ダニエル・ブレイク」
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」「愚行録」「愛という名前のふたり」「ラビング 愛という名前のふたり」

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「旅立ちぬ」(佐伯 泰英 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年67冊目)「吉原同心抄」シリーズ第1弾本旅立ちぬ

「雪見船」(藤原 緋沙子 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年68冊目)「隅田川御用帳」シリーズ第11弾本雪見船

「若返り同心如月源十郎」(佐々木 裕一 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年69冊目)「闇の顔」シリーズ第2弾本見返り同心

「正倉院の闇」(鈴木 英治 著)徳間文庫 私的批評眼★★★★(今年70冊目)「無言殺剣」シリーズ第9弾本正倉院

「嘘つき女」(金子 成人 著)小学館文庫 私的批評眼★★★★(今年71冊目)「付添い屋六平太」シリーズ第9弾本嘘つき女

「天狗の巻 おりき」(金子 成人 著)小学館文庫 私的批評眼★★★★(今年72冊目)「付添い屋六平太」シリーズ第10弾おりき

「恋情の果てき」(北原 亜以子 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年73冊目)本恋情の果て

「連環の罠」(上田 秀人 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★★(今年74冊目)「町奉行内与力奮闘記」シリーズ第4弾本連環の罠

「泰緬鉄道」

三日目
本日は泰緬鉄道の旅をオプショナルツアで行く。この泰緬の意味は、泰はタイランド、緬はミャンマーの意味らしい。1947年6月からタイからミャンマーまでの約400kmをたったの1年で鉄道を完成させたのだが、そこにはイギリス軍やオーストラリア軍などの捕虜や、地元民を多数使っての突貫工事だったそうだ。だが飢え、栄養失調やマラリア、赤痢などの病気で死者が続出した。映画「戦場に架ける橋」にもなったお話しだ。さ、まずは腹ごしらえの朝食は昨日と同じお粥中心とした。(写真34:朝食)

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そしてバンコクから120km離れたカンチャナブリに向か。車で約2時間強。土曜日だが、比較的空いていた。田舎になるが、皆車は飛ばしている。恐ろしいspeedと動きだ。それと意外にピックアップトラックが多い。着いたのは「クウェー川」だ。静かな川面が観える。(写真35:クイウェー川)
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ここから高速ボートに乗り約10分上流に向かう。これまた荒っぽい運転だ。タイの人は早いのが好きなようだ。そしてここが有名な「クウエー川鉄橋」だ。(写真36:鉄橋)
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沢山の観光客がいる。まず合同墓地へ。慰霊塔がある。(写真37:慰霊塔)
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近くに「戦争博物館」があった。日本軍の軍服や武器、骸骨まであった。(写真38:軍服)
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壁に昔の写真が飾ってあった。(写真40)
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(写真41)
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(写真42)
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(写真43)
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古い当時の汽車もあった。いよいよ乗車する列車がやって来た。(写真44:列車)
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クウェー川鉄橋を渡る。ここから川沿いに約1時間半の旅だ。周囲にはこれまでと違ってラクダのコブのような山々が観えて来た。(写真45:山)
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平野の水田から、この辺りはまずはバナナ。(写真46:バナナ)
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砂糖キビ、これが一番多い。(写真47:砂糖キビ)
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タピオカ。(写真48:タピオカ)
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等々、畑が延々と続く。この列車、バンコク発でこの先まで行くという。終点ではないのだが、途中駅で下車した。風光明媚な場所だ。(写真49:川)
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(写真50:川)
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洞窟の中に金色に光る仏像があった。この国の人は本当に信心深い。(写真51:仏像)
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昼食をした後、一路バンコクへ戻る。3時間で順調に戻れた。土曜日なので通勤の人がいないだけ、渋滞がなく助かった。下車したのは昨日降りた「サラ・デーン」駅、近くに今バンコクで一番高いビルが観えた。面白い恰好をしている。(写真51-1:ビル)
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従って、これまで一番だったバイヨーク・スカイを抜いた訳だ。新国王の写真も飾られていた。(写真52:新国王)
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だが、圧倒的に故国王の喪に服した写真が多い。あちこちにある。ラマ9世=故フミポン国王は本当に国民に愛されていたのだった。
さて、今夜の食事は「鍋ぞう」という日本から進出してきた店にした。少し待たされたが、無事入店。メニューは「しゃぶしゃぶ」「すき焼き」「味噌煮込み鍋」とあったし、肉は「近江牛」「和牛」「黒豚」とあったので、しゃぶしゃぶで和牛を食べることにした。この和牛は種牛を日本からオーストラリアに持ち込み、そこで繁殖させたオーストラリア産和牛だという。適当に霜降りもあり、中々にボリューミーだし、肉感もあり、美味しい肉だった。タレは3種類、白ゴマ風味、酢醤油、地元のちょっと辛いものが出て来た。(写真53:3種のタレ)
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(写真54:和牛)
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驚いたのは野菜が食べ放題で次々と持って来てくれることだ。本当に野菜沢山はありがたい。(写真55:鍋)
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(写真56:野菜一杯の鍋)
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満腹した。

「古都、アユタヤ」

四日目
ちょっと遅れて食堂に行ったら、満席状態で混雑していた。お粥も生姜が無くなっていたし、飲み物のグラスもなくなっていた。それでもしばらくして席に案内されて、またまたお粥を食べた。
古都「アユタヤ」に行く。アユタヤは3度目だ。数年前に洪水でこの世界遺産のこの土も2mほど水を被ったという。(写真57:洪水跡)

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日系の自動車工場も被害にあったと聞く。この遺跡も漸く復旧したようだった。名物?の木の幹に埋もれた仏像には人が沢山集まって写真を撮っていた。(写真58:仏像)
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ここの遺跡の仏像は殆ど全て古いものは首が無くなっている。盗まれたのだろう。世界遺産だというが残念だ。(写真59:首なし仏像)
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3基の仏塔があった。14世紀から400年以上も続いた「アユタヤ王朝」の3代の王の墓だそうだ。(写真60:仏塔)
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それにしても遺跡の保存状態がよくない。本来アユタヤには王朝の離宮や、日本人町などもあるのだが、半日観光なので遺跡やお寺を簡単に巡るだけで、次は「象乗り場」へと向かう。小象がなかなかの芸達者だ。(写真61:小象)
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象たちは働き者だ。(写真62:象)
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話しは変わるが、タイの人の収入だが、日当が300-350バーツだという。単純計算で日本円にして日当1000円強から1500円程度、即ち日本のアルバイトの時給程度だ。随分賃金格差があるようだ。また軍事政権下、どのビルも入り口にはガードマンがいれ、原則荷物チェックしていたし、金属探知機も置かれていた。それにしてもバンコク市内はあちこちでビル建設が行われていたし、郊外では鉄道の建設が進められていた。やはりインフラ整備が遅れていたタイが経済発展に伴い、大きく変貌を遂げようとしていた。最後は市内の世界遺産ではないお寺だ。人々はお祈りをして供物を捧げ、金箔を仏像に貼る。(写真63:金色の仏像)
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自分の弱い部分を直しても貰うために仏像に託すのだという。まあタイの人の願いは本当に多い。神頼み、仏様頼みで願われる方も大変だろう。狛犬ではなく「うさぎ」がいた。(写真64:コマウサギ?)
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アユタヤ滞在2時間半でバンコクへ戻る。今夜はスイス料理で「チーズ・フォンデュ」を食べる。ワインの香りと味が濃厚なチーズに野菜やパンを浸して食べた。(写真65)
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(写真66)
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追加でサーモンを焼いてもらった。(写真67:サーモン)
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美味しかったというしかない。初日のステーキ、翌日はタイ宮廷料理、次がしゃぶしゃぶ、そしてチーズ・フォンデュと美味しいものを食べまくった。

「水族館」

五日目
帰国日になった。あっという間のタイはバンコク。夜の便なので日中はフルタイム使える。夜は再度A氏と会うことにした。お土産を渡すのを忘れていたので必ず渡すこと。頭にメモする。
午前中は土産の買い足しをし、午後から水族館に行って見た。かなりの規模の水族館で家族連れが沢山来ていた。大きな水槽やトンネル式の水槽など最新設備だった。(写真68)

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流石にタイらしいなあと思ったのは、水槽の中に像があったことだ。驚きだ。(写真69)
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ショータイム、人魚や魚などに扮した人たちが水中で踊る。(写真70)
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ペンギンの獲付けもやっていた。(写真71)
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「サイアム・センター」という場所の地下にあったのだが、これが「トイレのマーク」なのだ。少し可笑しくない?男性は小しており、女性は便器に跨っている。このセンス、ナンセンスだ。(写真72)
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「マダム・タッソー」の蝋人形館があった。人形は誰だか当ててみて下さい。(写真73)
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(写真74)
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(写真75)
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(写真76)
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(写真77)
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(写真79)
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(写真80)
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(写真81)
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(写真82)
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(写真83)
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(写真84)
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(写真85)
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(写真86)
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(写真87)
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(写真88)
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(写真89)
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(写真90)
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(写真91)
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(写真92)
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(写真93)
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(写真94)
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(写真95)
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(写真96)
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(写真97)
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(写真98)
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(写真99)
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(写真100)
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(写真101)
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(写真102)
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(写真103)
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(写真105)
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(写真106)
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(写真107)
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(写真108)
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その後、A氏の自宅を訪れて近くのイタリア料理店に行った。A氏の住むコンドミニアムは大使館街にある静かな住宅だ。しかし若干不便ではある。タクシーを利用しないと中心街には出られない。でも静けさか便利さかが選択だったという。A氏によるとタイには3つの季節があるという。3月中旬から始まる所謂本当の暑い夏「ホット・サマー」、秋の雨季が「ウエット・サマー」、夕方にスコールが降る季節だ。そして12月から3月の冬「クール・サマー」だという。どちらにしても常に「サマー」なのだ。「短パンで出来ないゴルフはゴルフではない」との持論を展開されていた。日本の冬はどうもお嫌いのようだ。さて大卒の月給が1万2千バーツ=4万円程度と日本の5分の1だそうだ。輸入車には関税等で200%課税されるという。一方で相続税がなく、不動産税もなかったのでお金持ちは常にお金持ちだという。
店の名は「カーサ ノストラ」。シシリー島出身だというイタリア人オーナーはワインの輸入商でもあるという。
まずは水牛のチーズと野菜のサラダ。(写真109)
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シーザーサラダ。(写真110)
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生ハム。(写真111)
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5種類のチーズ(クワトロ・フォルマッジオ)のスパゲテぃー。(写真112)
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最後がデザート。(写真113)
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先輩のA氏は本当に甘いものがお好きなようだ。ということで5日間のバンコクの旅を終えた。現地を23時55分初のタイ国際航空のA330-300で帰国の途に着いた。朝機内で食べた「鴨そば」だが、不味かった。
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何とか、かんとか理屈を付けて出せないと言っていたが、「どうしても出して」と言った結果出してきた。サービス最低の航空会社だった。もう絶対に乗らない。ANAとの共同運航便だったが、困ったものだ。バンコクのラウンジも満員で座る椅子もなかった。もう少しサービス向上しないと客に飽きられる。一社独占だからなのだろうか?
六日目
早朝の成田空港は雨だった。気温8度と35度のタイから一挙に冬の気候に戻り途惑う。それにしても暑かったなあ。都内の交通が整然としているのと違い、タイの交通は高架鉄道や地下鉄が徐々に整備されつつあるが、インフラ投資が今後ともタイの発展のキーポイントになるだろう。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「仲良し発表会」

「J  REPORT 2017 3月第4週号早版」
「リタイアメント・ノート 8年9ヶ月目」
「VOL。994号 SINCE AUG.12th、1983」
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「仲良し発表会」
保育園と幼稚園が併設されている孫娘が通う施設の合同「仲良し発表会」があった。(写真:8)

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数ヶ月の練習の成果を発表する、年に一度のチャンスだ。まずは次女の凜2歳の踊りだ。1歳児のクラスは動きもぎこちないがそれでも皆一生懸命に頑張っている。何とも可愛らしい。(写真:凜1)
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先生の指導もまだまだ通用しない。(写真:凜2)
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皆、勝手に動いているのかな?(写真:凜3)
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(写真:凜5)
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ピンクの被り物が凜です。(写真:凜6)
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(写真:凜7)
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どうにか最後まで踊れました。
そして来年4月にはピカピカの小学一年生になる栞の出番です。張り切っています。(写真:栞1)
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中々の舞台度胸ですね。水色の服が栞です。(写真:栞2)
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(写真:栞3)
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(写真:栞4)
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(写真:栞5)
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(写真:栞6)
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最後の決めポーズです。(写真:栞7)
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この時、彼女の成長を眺めながら思わず涙が出てきてしまいました。来年はもう小学校か。早いなあ。私が歳を取ったということでもあるのだ。果たして後何年生きられるのだろうか?涙腺が緩みっぱなしでした。

「孫娘と愛犬」

「孫娘と愛犬」
写真は孫娘二人が愛犬「もも」のマネをしている姿だ。(写真:孫と愛犬)孫と犬
孫たちはふざけて遊んでいるのだが、犬のモノマネをしているつもりだ。ところが孫娘たちが我が家に泊まると愛犬のももは、いつも追い回されるのでどうもストレスが溜まってしまい、尻尾を下げてしまっている。普通は犬の尻尾は上に上がっているのだが、どうも尻尾を引っ張られ、遊ばれるのでストレスなのかも知れない。いつもは私と一人一匹だけの生活だから、孫娘たちは愛犬の鬼門なのかもね。上の孫娘と一緒に二度目の映画鑑賞に行った。映画館の壁に貼られているポスターを見て彼女は逐一主人公等の名前をいうから驚きだった。今の子供はタブレットやスマフォの扱いなどお手の物。映画なども観なくても知識はあるし、どこかで何かで知っているのだから凄い。私たちの世代では決して有り得なかったことでした。

「今週の映画と本」
「2017 私の映画鑑賞記録」
「モアナと伝説の海」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年44作品目)映画モアナ
ディズニーですから、こんなもんでしょうね!お金をつぎ込んでいるという感じかな?孫娘と一緒に観に行ったのだが、感想を尋ねたら、5歳の孫娘は「怖かった!」と言っていた。

日経新聞3月10日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「わたしは、ダニエル・ブレイク」が5つ星、「SING」が4つ星、「モアナと伝説の海」が3つ星、「ボヤージュ・オブ・タイム」が3つ星、「アシュラ」が3つ星、「ニア*ダン」が3つ星、「話す犬を、放す」が4つ星でした。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「彼らが本気で編むときは」
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」「愚行録」「愛という名前のふたり」「ラビング 愛という名前のふたり」

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「警視の挑戦」(デボラ・クロンビー 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年63冊目)本警視の挑戦

「狼の領域」(G・J・ボックス 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年64冊目)本狼の領域

「薫風鯉幟」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年65冊目)「酔いどれ小藤次」シリーズ第10弾決定版本よいどれ

「金座の紅」(和久田 正明 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年66冊目)「地獄耳」シリーズ第2弾本地獄耳

「銀座日比谷の今」

「雑談、第6話」
「銀座日比谷の今」
久し振りに銀座の中央通りを歩いた日のこと。平日なので歩行者天国ではないが、それでも結構な人通りだ。驚いた。旧松坂屋銀座店跡地には立派なビルが立ち上がり、今月末にはオープンするような感じだった。それもビルの前面の壁にはブランドショップの名前が幾つも記されていた。(写真:松坂屋跡地1)

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(写真:松坂屋跡地2)
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大型ショッピングセンターが銀座のど真ん中に完成したようだ。
次いで日比谷には旧三信ビル跡にも超高層ビルが完成しつつある。恐らく残りは内装部分だけだろうから、秋にはオープンするのではなかろうか?(写真:日比谷のビル1)
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(写真;日比谷のビル2)
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一方で昨年春にオープンした東急プラザ銀座の免税店は超閑散状態が開店以来続いている。所謂「爆買」の中国人観光客が減ったためだろう。見込み違いだったのだろうが、資本が大手のロッテだから大丈夫だろう。しかし小売も水商売だなあと痛感した。

「新橋ステーション」

「さいたま歴史研究会―15」
「新橋ステーション」
日本最初の鉄道は、勿論ご存知の通り「新橋―横浜」間に敷設された。ではなぜ現在の「汐留」の場所になったのか?明治3年3月に着工したのだが、理由は既に東京の中心部は市街地化していたし、「上野広小路」も考えられたが同様で、旧藩邸が集まっていて新たに買収しなくても広い土地が確保出来るということだったらしい。汐留には北側から「龍野藩邸」(脇坂家)、次に「仙台藩邸」(伊達家)、南側が「会津藩邸」(松平家)と約30ヘクタールの土地が更地であったのだった。藩邸は元は幕府の土地だったが、明治政府の土地となっていたので問題がなかった。英国人技師たちにより、工事は明治3年11月に始まり汐留から横浜目指して線路が敷かれていった。明治5年9月12日新橋―横浜間が完成し開業、天皇が新橋―横浜間を往復乗車されたという。写真は安藤広重の駅舎と鉄道の絵だ。(写真:新橋ステーション)新橋ステーション
なお、東京中央停車場(東京駅)がアムステルダム駅を手本に完成したのは大正3年12月だ。同時に新橋駅は汐留駅となり貨物専門駅に、旧「烏森駅」が名称を今の「新橋駅」に変更された。開業時の駅舎は、洋風建築で今は汐留に再現されているが、当時のお金で5万7千300両掛かったという。資金はイギリスの銀行から100万ポンドを年利9%で借入れたそうだが、これは当時の日本円で435万円だったという。駅舎は明治4年3月に着工し11月に完成。鉄道工事を担当したのがイギリス人でトップの「トーマス氏」の給料は月600円、英国人技師は100円、日本人駅長は45円、国の鉄道局長が350円だったことから如何に高かったかが分かる。因みに当時の労賃だが、大工や石工で日給40-50銭だったというから、月額12円から15円が一般的だった。時速約20kmで走ったが、資料によると途中には品川、川崎、鶴見に駅があったようだ。この鉄道は東海道線となり、明治22年には神戸まで開通した。明治24年明治天皇が東京駅からノンストップで関西に向う事件が起きた。ロシアのニコライ皇太子殺害事件、所謂近江事件の発生に伴ってだったという。その時は全ての列車の運行を中止し、天皇陛下の乗られた汽車のみ全くどこにも止まらず走ったというから凄い。開業当初に話しを戻そう。新橋―横浜間には新橋発午前8時と午後2時の2往復が走ったという。料金は片道、上等は1円50銭、中等が1円、下等が50銭。だから高い。あちこちに話しが飛ぶが、狭軌鉄道となったのは英国がインドやビルマ、マレーシアで建設中の鉄道に合わせたというのが通説だが、私はどこかの本で当時のイギリスの古い機関車を処分するために日本に売り付けたという話しの方を信じる。なぜならば当時の欧米列強は兵器にしても随分えげつない商売をして古い品物を日本に売っていたからだ。英国人の技師たちは明治20年までに延べ754人が日本を訪れた。その中から何人かは日本人女性と結婚し永住したという。この当時明治政府の富国強兵策の元、主要幹線が次々と着工延伸されていったという。因みに上野―浦和間は明治16年に開通している。
ということで汐留を訪れた。発掘された駅舎を再現したホームと建物があった。(写真:ST1)

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プラットホームの解説をした看板があった。(写真:ST2)
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昔の発掘された本当のプラットホームは地下にあった。(写真:ST3)
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正面から見ると中々に立派な建物だったようだ。今のはコンクリートと石で出来ているが、当時は石版、石材を薄くパネル状にしたものを貼っていた。(写真:ST4)
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斜め横から観た建物。(写真:ST5)
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丁度駅の歴史展をやっていたのだが、会場は月曜日で休館日だった。

「今夜の夕食、またも中華」

「手前勝手世界食物語、第442号」
「今夜の夕食、またも中華」」
大体外食が週のうち、2回から最大4回位あるが、その日も銀座で比較的安い、また女性が多い中華料理店に行った。もう20年以上通っている店だが、従業員は数年単位で換わるし、調理人もかなりの頻度で換わっている。香港からの料理人だというが、換わる度に内容と味が変わるから不思議だ。同じ中華料理でも地域によっての違いは分かっても、腕の差での違いなのか?その日に食べたのは、「きゅうりのピリ辛和え」と「ピータン豆腐」、そして「鶏肉の醤油煮込み」。(写真:食中華1)

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次が「青菜の炒め」。(写真:食中華2)
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最後が「麻婆豆腐」。(写真:食中華3)
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こうして書いて見ると、何かマンネリだな。いつも同じような物を食べているような気がする。中華か、ビュッフェか、タイ料理か、なんだか情けない気持ちになってきた。糖質制限しているのでご飯や麺類は厳禁だから余計範囲が狭まる。
さて、今週末はタイのバンコクへ行く予定だ。従ってこの「J REPORT」も早版として少々早目に送りますが、来週は通常のペースに戻ります。タイには多分5度目の訪問だと思う。天皇陛下も先日訪れられた土地だ。現地では先輩のA氏のお世話にもなる予定だ。そういうことでちょっと早目のレポートでした。
以上、勢古口がお送りしました。