二日目
日本にいるといつも午前4時には目覚めるので、こちらでも2時間の時差に関係なく目覚めたのは現地時間午前2時だった。まだ朝には程遠い。それでも漸く朝になった。外を見ると曇り空、気温28度、向こうにバンコク一高い「バイヨーク・スカイ・ホテル」のビルが見える。前回も前々回もあのビルの隣のホテルに泊まった。(写真11:バイヨーク・スカイ)
朝食は「お粥」を食べた。(写真12:お粥)
刻み生姜、刻みネギ、唐辛子の輪切りに醤油をかけ、挽肉とキャベツを加えた結構贅沢なものにしたが(勿論自分でアレンジするのだが)これが実に気持ち良い美味しさだった。
まずは10時になったので目の前の伊勢丹が入っている「セントラル・ワールド・プラザ」に行ってみた。入り口ではガードマンのチェックがあり、非常にセキュリティーが厳しい。テロを警戒してのことだろう。仏教国のタイではどこにでも仏陀を祭った場がある。(写真13:仏陀を囲み)
泊まっているホテルは古いホテルだ。(写真14:アノーマ・グランド・ホテル)
昨年亡くなった前国王の写真があちこちに飾られ喪に服しているのが分かる。(写真15:前国王)
周囲には変わった形のビルも観られる。(写真16:ビル)
ビルとビルの間に人々が集まっている場所があった。仏陀が飾られているようだが、縁起を担ぐ人たちが集まって祈っているのだそうだ。(写真17:パワースポット?)
BTS(高架式鉄道)で昨晩訪れたアソークという駅に行く。(写真18:BTS)
近くのドラグストアで化粧品を買う。何やら肌の染み抜き効果抜群だというものだ。土産に我が家の女性たちに上げるつもりだ。(写真19:ドラッグストア)
シミのない人もいるから、要らないかな?BTSに乗り、「ジム・トンプソン」のアウトレットの店に行く。中々店の場所が分からず苦労したが、買いたい物もなく、お茶をしただけで帰って来た。さて、バンコク市内には大画面のスクリーンが沢山あることは既に述べたが、ホテルの部屋から外を観ると、そこだけで3つのスクリーンが観える。特に正面のスクリーンは大画面を3つ縦に並べている。高さだけでビルの10階分以上ある。兎に角凄い。(写真20:巨大スクリーン)
夕食の場所までBTSの駅から歩く。30分程歩いて漸く「スコータイ・ホテル」に到着。池があちこちにある美しい庭だ。(写真21:池)
A氏と合流してホテル内のタイ宮廷料理の店「セラドン」に。タイの陶器の産地セラドンの食器を使っているので店の名もセラドンという。最初が「柑橘類のサラダ」。(写真22:サラダ)
次が「タイ風さつま揚げ」。(写真23:さつま揚げ)
初めて食べたのが「鶏肉の笹の葉包み揚げ」。鶏肉を香辛料で味付け、笹の葉に包んで油で揚げたもの。(写真24:笹の葉揚げ)
野菜と椎茸の炒め物。(写真25:炒め物)
そろそろメイン料理かな。「ソフトシェルのカレー」。(写真26:カレー)
ココナツ風味のカレーだから若干甘い。これを糯米にかけて食べる。
最後が「トムヤムクン・スープ」。(写真27:トムヤムクン)
大きな海老が入っている。海老の出汁がしっかり出ている。このスープ、家庭でも店でも味がそれぞれ違うという。酸味と辛みの微妙なバランスが違いを生むのだろう。あっという間に出来る料理らしいが、具材の新鮮さがタイと日本では違うらしい。それによって味に差が付くという。そんなことでお腹が満腹になってきたら、踊りが始まった。優雅なタイの踊りだ。(写真28:踊り)
タイの伝統舞踊だ。(写真29:踊り)
(写真30:踊り)
優雅にして上品で、そして隠し切れない色気が感じられる踊りだった。
外は真っ暗、昼間の暑さが嘘のような涼しい風が通り過ぎていく。(写真32:セラドン)
(写真33:セラドン)
親日的なタイには今現在15万人の日本人が住んでいるという。たまたま隣の部屋では日本人の駐在員30名ほどが宴会を開いていた。このホテル、意外に密かな人気のホテルで小ホテルとしてリピーターが多いという。でも高そうだった。A氏によれば、親日的な国の一番が台湾南部、二番目がトルコ、三番目がここタイだそうだ。物価も安く、ゴフル場も綺麗で安いから住み易い街だという。A氏、タイ在住15年だというが、また新たな就職先へのリクルートがあるという。ご活躍されていた。因みに白人は100万人いるという。
「今週の映画と本」
「2017 私の映画鑑賞記録」
「わたしは、ダニエル・ブレイク」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★★★(今年45作品目)
「ゆりかごから墓場まで」と福祉社会が進んでいるはずのイギリス。心臓病で仕事が出来ない老齢期の男性。幼い子供二人を抱えるシングルマザー。彼らが受けようとする福祉に対して役所の壁がそれを阻む。カンヌ映画祭最高賞獲得の映画だが、実に色々なことを示してくれる。秀逸の映画でした。是非お薦めする。泣けるね。
「ひるね姫」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年46作品目)
2020年東京オリンピックの直前、自動運転技術を巡る企業内の動きが一人の田舎の少女を巻き込む。夢と現実とが交差するアニメ。
日経新聞3月24日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「タレインタイム 優しい歌」が4つ星、「キングコング 髑髏島の巨神」が3つ星、「モン・ロワ」が3つ星、「パッセンジャー」が3つ星、「娘よ」が4つ星、「PとJ」が3つ星、「標的の島 風したたか」が3つ星でした。
「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「彼らが本気で編むときは」「わたしは、ダニエル・ブレイク」
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」「愚行録」「愛という名前のふたり」「ラビング 愛という名前のふたり」
「2017 観劇シリーズ」
「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。
「2017 本の記憶シリーズ」
「旅立ちぬ」(佐伯 泰英 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年67冊目)「吉原同心抄」シリーズ第1弾
「雪見船」(藤原 緋沙子 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年68冊目)「隅田川御用帳」シリーズ第11弾
「若返り同心如月源十郎」(佐々木 裕一 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年69冊目)「闇の顔」シリーズ第2弾
「正倉院の闇」(鈴木 英治 著)徳間文庫 私的批評眼★★★★(今年70冊目)「無言殺剣」シリーズ第9弾
「嘘つき女」(金子 成人 著)小学館文庫 私的批評眼★★★★(今年71冊目)「付添い屋六平太」シリーズ第9弾
「天狗の巻 おりき」(金子 成人 著)小学館文庫 私的批評眼★★★★(今年72冊目)「付添い屋六平太」シリーズ第10弾