「今週の映画と本」
「ブルー 君は大丈夫」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年48作目)
孫娘と一緒に観ました。テーマのIF(イマジナリー・フレンド=想像上の友達)とは子供にしか見ることが出来ない友人たち。大人になると観えなくなる。夢をもう一度、蘇らせろ、ブルー。実は子供連れが多かったが、この映画子供には理解が無理だ。キャラクターは子供向きだが内容は充分大人向けである。子供の夢は子供時代だけの夢、大人になるとそんな夢は忘れてしまうというのがテーマだが、難しいだろうな。
「PS2 多いなる船出」(HTC有楽町にて)私的評価★★★(今年49作目)
印度の長編小説の映画化の後半部分だ。11世紀末のインド国内での王国乱立の中である国の権力争いに美女が絡み思わぬ運命が展開するという歴史小説の映画化だ。ミス印度が登場するだけあり美人が沢山出演していた。
「ディア・ファミリー」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年50作目)
彼の三人娘の次女は生まれながら心臓に疾患があり医師からは10年も生きられないと言われる。心臓移植以外に頼りは人工心臓だったが、未開発だった。そこで彼は自らが私財を投じて人工心臓の開発を素人ながら始めたが、出来なかった。しかしその途中で一部の技術を生かせば「カテーテル・バルーン」が出来ることが分かる。今使われている製品はアメリカからの輸入品で事故が多発していた。娘は死んだが、他の人の命を救ってあげてという娘との誓いを守ろうと悪戦苦闘する。カテーテル・バルーンとは心臓に到達する血管に損傷がある場合、カテーテルを使ってその血管にバルーンを送り血管を補強するというもの。柔らかなカテーテルと日本人の体格に合ったバルーンの製造に成功するまでの物語。実話だという。
また、6月27日付け日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」には、「オールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」「アンゼルム“傷付いた世界”の芸術家」「朽ちないサクラ」「九十歳 何がめでたい」「バッドボーイズ RIDE OR DIE」「映画 おいハンサム」「つめのあとさき」「フィリップ」「わたしの物語」が紹介されていました。
「2024年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「哀れなるものたち」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」「コット、はじまりの夏」「オッペンハイマー」
★★★★=「枯れ葉」「ゴールデンカムイ」「ダム・マネー ウォール街を狙え!」「ブルックリンでオペラ」「パスト ライブス/再会」「人間の境界」「無名」「鬼平犯科帳/血闘」「碁盤斬り」「関心領域」「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」
「私の2023年に観た映画は98本、星5つは
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」
「2024 観劇シリーズ」 2023年の歌舞伎観劇は12度でした。
寿初春大歌舞伎昼の部「常辰歳歌舞伎」と「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」を観劇。
一月大歌舞伎「平家女護嶋」(新橋演舞場にて)を観劇。
猿若祭二月大歌舞伎、昼の部を歌舞伎座にて観劇。「新版歌祭文」、「釣女」、「籠釣瓶花街酔醒」の3題目。
三月大歌舞伎、昼の部「菅原伝授手習鑑」、「傾城道成寺」、「小浜御殿綱豊卿」を観劇。
四月大歌舞伎、夜の部「於染久松色読販」、「神田祭」、「四季」を観劇。久々の玉三郎でした。
團菊祭五月大歌舞伎、昼の部「鴛鴦襖恋睦」「極付番隨長兵衛」「毛抜」を観劇。
六月大歌舞伎、昼の部「上州土産百両首」「義経千本桜・時鳥花有里」「妹背山婦女庭訓・三笠山御殿」を観劇。(写真:K六月)
七月大歌舞伎、昼の部「星合世十三團・成田千本桜」市川團十郎十三役早替り宙乗り相勤め申し候を観劇予定。(写真:七月)
「2024年旅暦」
1月に蕎麦の旅で東北と信州に、6月には福岡と佐賀に行きました。
更に6月には山形と松本に蕎麦の旅へ、7月には釧路に長期滞在を、また8月には家族全員で壱岐の島へ旅する予定。通院の予定があるために、旅行は難しいですね。
海外には2月にハワイに行きました。次のハワイは9月の予定です。
「2023 本の記憶シリーズ」 2022年の読書数は、185冊でした。
「ひなげし雨竜剣 別れの抜き胴」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年80作目)「ひなげし雨竜剣」シリーズ第1話
「宿敵の剣」(小杉 健治 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年81作目)「はぐれ武士・松永九郎平衛」シリーズ第2話