「手前勝手世界食物語、第272話」

「病院食」
入院先の「聖路加国際病院」で私に与えられた食事は「1600KCAL FULL」というものだった。一日1600キロカロリーの食事ということなのだろう。これは非常に厳しいカロリー制限だ。3食毎にほぼ500から550キロカロリー程度だからそれは少ない。通常の成人男性の摂取カロリー数は一日2000キロカロリー以上だろうから、年齢を考慮してもかなりの制限食だといえよう。因みにある日の夕食のメニューは「カジキの鍋照風付きししとう」「かぼちゃ煮物」「キュウリの生姜醤油」「しめじ炒め」「ご飯150g」で合計「510キロカロリー」でした。これでは淋しいねえ。いつも夏場になると「太る」私にとっては好都合なダイエット期間なのかもしれないが、実に淋しい内容です。従って朝食午前8時、昼食正午、夕食午後6時にはしっかりとよく噛んで味わって食べないとお腹が空いて堪りません。食事の前1時間位からお腹が減って、減って耐えられない位でした。でもまあ病院食ですから仕方がないですね。それと勿論「禁酒」ですから、最初の二晩は眠れずに「うとうと」の連続で中々寝付けなかったですが、3日目以降はよく眠れるようになりました。「肝臓」のためにはよい「休肝日」となったようです。昼食には「うどん」と「サンドウィッチ」がそれぞれ一度づつ出てきました。やはりご飯のほうが腹持ちはいいようですね。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「豊洲」

先日のテレビでプロの不動産屋さんが選ぶ都内の住み易く「人気の高い街ランキング」で一位の「中野」等中央線沿線に伍して「豊洲」がランキング3位に入っていたが、そうして見ると確かに面白い傾向が見えた。例えばドイツの高級車「ベンツ」と「アウディ」の販売店も豊洲にはある。あるということは購買する意欲のある人が住んでいるということなのだろう。どんどん建てられる超高層マンション群、そして地下鉄の駅の改良工事も進んでいる。朝のラッシュ時の駅の混み具合はとんでもない状態だ。中央線沿線が人気だというのは理解出来るが、それの伍して豊洲が選ばれるとは思いもしなかったといえる。私の自宅は「塩浜」といって越中島通りに面していて豊洲駅までは徒歩で10分弱だ。「門前仲町」まではバスで10分、徒歩で30分だから最寄り駅は豊洲になる。息子のマンションは豊洲にある。まあ交通の便は非常によいことはこれまでも何度となくご説明しているので今更垂オ上げないが、寧ろ便利さと言う点で言えば「中央線沿線」よりも便利だろう。都心に4km弱、東京駅、有楽町、銀座、築地は至近距離だ。まあ、「緑」は若干少ないが、公園も近くにあるから「緑」と「便利さ」のどちらを「住環境」の要素に選ぶかによるだろう。我々中高年にしてみると、バスが利用できて都心に近く、兎に角便利だということだ。もう一つ、便利なのは「羽田空港」行きだ。豊洲駅前から「リムジンバス」で羽田空港までは20分、@700円だ。羽田からも一時間に一本のバスがあるから、羽田から京急やモノレールに乗って途中で乗り換えるよりは楽だ。

「病室から見える風景」

2009年の11月に膝の手術後のリハビリ中に倒れて緊急入院して以来の再びの緊急入院だった。窓からは聖路加タワーの塔の間から隅田川が見え、対岸の佃島も見える。静かな環境で持ち込んだ文庫本を11冊読んだ。毎日こういった生活が出来ればベストだが、それではお金が続かない。年金生活者にはちょっとばかり贅沢なお話しでした。

2012年の映画のお話し
映画「ミステリーズ 運命のリスボン」(シネスウッチ銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年184作目)
4時間半の超大作だった。途中15分の休憩が入ったが、あっという間に終わったという感じだった。19世紀初頭のポルトガルのある青年の物語。その誕生の秘話から恋する女性に巡りあうといった人生ドラマでした。日系新聞の評価は5つ星でしたが、私は3つ星でした。

映画「ペンギン夫婦の作りかた」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年185作目)
石垣島に移住してきた中国人の男性と日本人女性の夫婦が帰化瑞ソする具合を描く。「辺銀」さんという苗字になる夫婦でした。

日経新聞10月19日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「希望の国」が4つ星、「菖蒲」が4つ星、「エクスペンダブルズ2」が3つ星、「ひとつの星」が4つ星、「ペンギン夫婦の作り方」が3つ星、「演劇1、演劇2」が3つ星、「よみがえりのレシピ」が3つ星でした。10月26日夕刊では「終の信託」が4つ星、「アルゴ」が5つ星、「声をかくす人」が4つ星、「危険なMESOD」が3つ星、「高知戦」が3つ星、「ザ・レイド」が3つ星、「009」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」

「シノプスシ194」
「八丁堀夫婦ごよみ」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年278冊目)
「秋彼岸」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年279冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」2作目
「盗人葉波」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年280冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」3作目
「短夜の夢」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年281冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」4作目
「秋風の密命」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年282冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」5作目
「婿殿修行」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年283冊目)「算盤侍影御用」3作目
「婿殿勝負」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年284冊目)「算盤侍影御用」4作目
「婿殿大変」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年285冊目)「算盤侍影御用」5作目
「婿殿女難」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年286冊目)「算盤侍影御用」6作目
「婿殿帰郷」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年287冊目)「算盤侍影御用」7作目
「婿殿開眼」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年288冊目)「算盤侍影御用」1作目
「婿殿激走」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年289冊目)「算盤侍影御用」2作目
「裏店とんぼ」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年290冊目)「研ぎ師人情始末」1作目
「糸切れ凧」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年291冊目)「研ぎ師人情始末」2作目
「うろこ雲」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年292冊目)「研ぎ師人情始末」3作目
「うらぶれ侍」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年293冊目)「研ぎ師人情始末」4作目
「兄妹氷雨」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年294冊目)「研ぎ師人情始末」5作目
「迷い鳥」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年295冊目)「研ぎ師人情始末」6作目

「見舞いに来た栞ちゃん」

入院二日目の土曜日に孫娘の「栞ちゃん」が見舞いにやって来てくれた。病室までは入って来れないので、面会スペースまで車椅子で出掛けていった。孫娘は全く何のことか分からないのだろうが、もう生後11ヶ月経っており、1mほどは歩けるようだ。子供の成長は早い。歯もどんどん生えてきており、本当に成長が楽しみだ。

「坂道とプール」
私の実家は横浜は東横線白楽駅から歩いて10分ほどの丘の上にあった。子供の頃、駅前からの坂道を自転車で登るのは大変なことだった。それが小学4年生頃から楽に登れるようになった。驚きだった。もう一つ、近くに市営プールがあった。今でもあるのだが、その市営プールには夏休みには毎日泳ぎに行っていた。ある夏、泳がずに歩いてプールを横断すると水が口の際まで来ていて、あっぷあっぷして漸く横断出来た。ところが翌年の夏になったら、もうプールの水は顎の下にまでしか届かなかった。これが成長なのだろう。自分でも自分の成長に驚いた瞬間だった。「ああ、もう、子供じゃないんだ」と思ったものだった。白楽駅前には「白鳥座」という映画館があり、そこから坂道を登ると今も「白楽マンション」というのが建っている。そこには作家の「五木寛之」氏が今も住んでいるはずだ。坂道の上に交番があったが、今はない。交番から先は平坦な道で右側には「公園と動物病院」があり、左手には「モルモン教」の教会がある。また坂道になり、その坂の途中には女優の「岸恵子」さんの自宅があった。坂を登りきった道を暫く行くと我家への折道になる。昔はこの丘の頂上から富士山が見えた。今は家が一杯建ってしまってよく分からない。この家に一歳から大学を卒業する22歳まで住んでいた。今は父も母も亡くなり、妹家族が住んでいる。

緊急入院

「J  REPORT 2012 11月第1週号」
「リタイアメント・ノート 4年5ヶ月目」、
「VOL。765 SINCE AUG.12th、1983」
「緊急入院」
またやってしまった。水曜日、朝シャワーを浴びていたら、右足付け根部分のリンパ腺が腫れていた。一瞬またやったか?と思った。というのも14年前に一度やっているからだ。それは「感染症」の一種で当時は水虫からバイキンが入り毒素が廻ったためだった。その時も緊急入院した。慌てて聖路加国際病院に電話して蘭???碵?スが、混んでいて診察は金曜日になった。そのうちに右膝下の部分が腫れ上がってきた。我慢をして漸く金曜日になった。やはり卵z通り?緊急入院となった。原因は右足先をかゆみでかきむしったためにそこ部分から細菌が身体に侵入したのだった。直ぐに点滴により抗生物質の投与から始まった。病名は「右下腿蜂巣炎」というなんだか分からない病名だった。要は「右足下部分の炎症」ということらしい。対応は抗生物質投与と安静、移動は病室内のみ、部屋から出る時は「車椅子」ということになった。右膝下は長さ15cm、幅10cmほどが赤く腫れ上がり痛みも伴っている。右足付け根のリンパ腺も2cm以上に腫れ上がっていた。検査の結果、水虫は発見されなかった。そして入院4日目の月曜日に漸く血液内の病原体も減ったので退院を水曜日にすると医師から言われた。ほっと一息付く。ご存知かどうか知らないが、この聖路加国際病院の入院時差額ベッド代は非常に高額なのだ。普通の、といっても勿論一般的な個室なのだが、差額が@31500円なのだ。勿論一泊でだ。一番高いのは10万円を越える。家族には点滴で安静にしているだけなので見舞いは不要と伝える。入院する直前慌てて一度家に戻り仕度をして再度病院に一人で向ったのだが、これまで書き溜めていたホームページ用の原稿をインターネット上のホームページに急ぎアップロードしてよく確認もせずに家を出たので、文字化けが多かったようだ。特に「パ(そ)コン」の「そ」の部分が文字化けしてしまい、垂オ訳御座いませんでした。斟酌して読んで下さい。ということでなんだかんだありましたが、入院6日目の水曜日に無事退院することが出来ました。前回14年前は10日間近く入院したから、今回はまあマシでした。それでも病院には20万円以上支払いしました。思わぬ出費でした。でもほって置くと最悪「敗血症」になり、死に至るということもあるというから恐ろしい。まあのんびりと読書三昧の6日間でした。

「手前勝手世界食物語、第271話」

「まねき鮨」
佐賀県武雄温泉駅から徒歩15分ほど、住宅街の真っ只中にその店はある。なかなか鮨屋があるとは気が付かない場所なのだ。蘭?オてあるから安心だ。まだ時間も早い。午後5時20分に店に入る。4年振りだろう。大歓迎を受けて、さあお楽しみの始まりだ。まず飲み物のオーダーをする。「芋のお湯割」を頼む。出て来た銘柄は「三岳」だった。この「三岳」の話しは別途しよう。まず最初の品は「有明海のくらげの酢の物」。このくらげ、直径5?60cmのもので漁師さんが切り取って塩漬けにしたものを店で塩抜きしたものだそうだが、コリコリして直接的な味はないものの珍味だ。次が「エビの燻製、オリーブ漬け」。甘エビを自家製燻製にして更にオリーブオイルに漬けている。「玄界灘の鯛」と「鯛の皮の湯引き」だ。地元で「きのす」と呼ばれる「すだちとかぼす」の中間の味の汁をかけて鯛の刺身は食べた。「ヒマラヤ産岩塩でも醤油」でもいける。さて焼酎を「天狗桜」という鹿児島産に替えて飲む。次が「〆鯖」、勿論玄界灘の鯖を極々浅く〆たもの。これも絶品。次が「ゴマ鯖」風に鯖にゴマと醤油をかけたもの。次が「鯖のはらわたの焼き身」、これも不思議と美味しい。次が本日の目玉、地元では「まじゃく」と呼ばれている「穴蝦蛄(あなじゃこ)」だ。我々が通常見ている蝦蛄とはちょっと形が違う。一見するとザリガニのような形をしている。これをまずは「水飴で煮たもの」。更には「素揚げ」したものと2種類の「まじゃく」を食べた。ャtトシェルのような食感で実に珍味だ。これならば酒が進む。次が「からすみを酒かすと赤ワインに漬けたもの」、次は「イャMンチャクの八丁味噌漬け」。最後は絶滅危惧種の「うみたけ」の干物だった。これらは殆どが「有明海」産の魚介類だ。珍味の連続でした。さていよいよ「握り」だ。唐津産「赤うに」、「鯵」、「秋刀魚のたたき酢の物」、「蝦蛄」、「鯖の巻物」、「かんぴょう巻き」、最後は「ぎんなん」でもうお腹一杯なので終了とさせて頂いた。19000円也。駅まで親父さんが車で送ってくれたが、美味しかったなあ。また行こう。
以上、勢古口が九州からお送りしました。

「屋久島産焼酎、三岳」

「まねき鮨」で三岳を飲みながら、板さんと話しをしたのだが、私自身屋久島に行った時は2本しか買わせてもらえなかった。それほど貴重品だと思っていたのが、今はスーパーでいつでも売られるようになっている。何故か?まあ製造所が増産したのか?それともスーパーの仕入れが上手いのか?貴重品でなくなった「三岳」、美味しくなったのか不味くなったのか、果たしてどうなのだろう。板さんも東京で三岳が売られているのを聞いて驚いていた。

「割烹、よし田の鯛茶」
最終日、朝から「ヤフードーム」の隣の「ヒルトンホテル福岡」までホテルから歩いて行って見た。約1時間半かかったが健康のため頑張ろう。目的は「東山魁夷展」を観ること。「版画40作品を特別価格で販売」と銘打っていた。まあ実に美しい絵だったが、版画なのに百万円以上だから驚きだ。さて帰りはバスで天神に戻り、「割烹、よし田」に行く。前回も食した「鯛茶」を頼む。隣のテーブルに若い男女が来て「烏賊の活き作り」を頼んでいた。初めて食べるらしく、出てきた透明な美しい「呼子の烏賊」に驚きの声を上げていた。さていつもながら「鯛茶」は美味しい。醤油に漬けた鯛の切り身をまずは熱いご飯の上に乗せてご飯と鯛の身を食べる。半分ほど鯛を食べたら、今度は「山葵と鯛と醤油」をごちゃ混ぜにして、ご飯にぶっかけて熱々の「お茶」をかけて「お茶漬け」で完食。美味かったです。

「呼子の烏賊」

福岡滞在二日目。早朝から電車に乗って佐賀県は「唐津」へと向う。駅前からバスに乗って「呼子」へと向う。一度行きたかったのがこの呼子だ。「烏賊の活作り」と「呼子の朝市」で有名なところだ。朝市には叔母ちゃんたちが並んで店をかまえていて、魚や烏賊の一夜干しや野菜などを売っている。烏賊を食べたいと思ったが店は11時を過ぎないと開かないという。仕方なくバスセンターで「名護屋城跡」に行く方法を聞いたが、バスが2時間ほどしないと行かないという。そこで名護屋城跡まで約3kmを歩いて行くことにした。「名護屋城跡」とはご存知「豊臣秀吉」の「朝鮮出兵」時の拠点となった城跡だ。今でも400年前の石垣が残されており、発掘が続いていた。殆ど当時のまま残されているのだ。更に驚いたことに天守址に登ったら、目の前に「玄海原発」があるではないか。こんなところにあったとは知らなかった。今は停止中だが、これほど朝鮮半島に近いところにある「原発」とはテロの危険もあるだろうに、日本人は安全は「ただ」だと思っているからこんな場所に建てられるのだろう。空は青く海も波が高いが美しい。玄界灘に島々が浮かび、「兵どもの夢の跡」といった感じか?城跡を見た後「県立名古屋城博物館」を見学してバスで呼子まで戻った。丁度時間も11時半過ぎなので手近にあった店に入った。「いか本家」という店だが、浮ノ「映画 悪人」の撮影が行われたと書かれていた。浮フ客引きの人に「この映画観たけでどんなシーン?」と聞いたら、「殺人を告白するシーンを2階の大広間での食事風景で撮った」という。まあ思い出せないが、映画の主演者は「妻夫木 聡」と「深津 絵里」だったはずだ。さて「活き烏賊定食」@2650円を頼む。「活き烏賊」は透き通った透明感一杯の烏賊でまだ当然動いている。「最初はゲモフ踊り食い」ということで烏賊の足をちょん切ってくれたのを醤油に漬けて食べるのだが、足は動いているし、口中に吸盤が吸い付くようだ。こりこりの身の部分は刺身で食べ、残ったのを天麩羅にしてもらう。小振りの烏賊だったが、まあこんなもんだろう。新鮮なのが売りなので納得した。バスで唐津まで戻り、そこから本日の最終目的地「武雄温泉」に電車を乗り継いで向う。

「月代(さかやき)」
昔の武士は頭の天辺部分を剃り揚げて髷を結っていた。この部分を月代(さかやき)という。なぜ剃るのか?これは戦の準備だそうだ。昔は月代を剃っておらず、兜を被っていたが、戦闘の際に頭に熱気がこもり、卒倒する者が多数出たという。そこで籠もる熱を下げるために、兜を被る前に月代部分の毛を抜いていたそうだが、これでは頭が血だらけになってしまうので剃り上げることにしたという。それを発案したのがなんと「織田信長」だという。実に合理的な考え方を持っていた信長ならではの発想だと思う。その後、この月代を剃ることが戦闘がなくなっても形式的に続けられるようになったという。「常に戦場にあれ」との考えだろうか?

「呼子の朝市風景」

「日本三大朝市」の一つだというが、そんなに賑わいはなかった。観光客と言うよりは地元の人たちがちらほらと買い物をしていた。メインはやはり「烏賊の一夜干し」と「烏賊シュウマイ」と烏賊づくし。「烏賊餃子」も売っていたが、変り種だね。美味しそうにはみえなかった。インターネットで調べたら、「箔o・輪島」「飛騨・高山」「安房・勝浦」が三大朝市となっていたが、「呼子」も入ると4大朝市だが。

2012年の映画のお話し
映画「推理作家ポー 最期の5日間」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年180作目)
アメリカのボルティモアで連続殺人事件が起こる。その全てが推理作家エドガー・アラン・ポーの作品で使われた方法によるものだった。そしてポーの恋人が誘拐される。果たしてポーはその謎を解いて彼女を救出出切るのか?

映画「新しい靴を買わなくちゃ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年181作目)
出演者がたった5名の映画だ。舞台はフランスはパリ。そこを訪れた兄と妹が出会う人たちとの恋物語。つまらなかった。観なければよかったと後悔してます。中山美穂のフランス語はまあまあでしたが、向井理の英語は今一でした。

映画「ツナグ」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年182作目)
亡くなった人と生きている人を会わせるのが「ツナグ」の役割。オムニバス形式で3人の人が死者に会う。作品は期待していたほどではなく、ちょっとがっかりでした。

映画「SAFE」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年183作目)

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」

「シノプスシ193」
「春霞ノ乱」(佐伯 泰英人 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年269冊目)
「居眠り磐音江戸双紙」シリーズ40作目。元の御家の一大事が発生し、磐音の父が誘拐された。

「夜桜」(佐伯 泰英人 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年270冊目)
「吉原裏同心」シリーズ17作目

「彼岸花」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年271冊目)
「秋山久蔵御用控」シリーズ6作目

「魔鼬 ?ィ」(佐々木 裕一 著)二見時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年272冊目)
「公家武者松平信平」シリーズ4作目

「人形町夕暮殺人事件」(風野 真知雄 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年273冊目)
「耳袋秘帖」シリーズ14作目

「卵とじの縁」(芦川 淳一 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年274冊目)
「包丁浪人」シリーズ2作目

「黒雲兆す」(芝村 涼也 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年275冊目)
「返り忠兵衛江戸見聞」シリーズ6作目
「無月潜む」(芝村 涼也 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年276冊目)
「返り中兵衛江戸見聞」シリーズ7作目

「彼岸花の女」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年277冊目)
「乾蔵人隠密秘録」シリーズ1作目

九州、食の旅

「J  REPORT 2012 10月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年4ヶ月目」、
「VOL。764 SINCE AUG.12th、1983」
「小倉・田舎庵」
家内の実家が北九州は小倉にある。誰も住んでいないので処分しようと思い、地元の不動産屋さんを訪れて交渉することとした。そんな訳で8月に続いて福岡に飛んだ。時間は充分にあるので、福岡空港からはバスで小倉へ。まず訪れたのは「田舎庵」、有名な「鰻屋」だ。ちょっと待たされたが席が空いたので座る。メミューを見ると「天然物」の値段は最低4000円から6000円、セットは9000円とあった。勿論養殖物の一番安い「蒸籠(せいろ)蒸し」@1600円を頼む。「ご飯は大目、少な目に出来ますが?」と聞かれたので「少な目」とお願いした。使い込んだ「蒸籠」の上にたれが滲みたご飯の上に鰻が乗っているのだが、熱く蒸したばかりなのでご飯も鰻も熱々なのだ。これが一応この店の看板料理だ。関東でも関西でも見られないここ独特の食べ方だ。熱々をホクホクと食べる。「蒸籠」の中に敷いてある「すのこ」が箸にひっかかりご飯が食べにくいが、まあそれなりの味だ。ご飯少な目で正解でした。納得の味の鰻でしたよ。

「福岡薬院大通り・七山」
不動産屋さんとの打合せを終えて、再び福岡に戻る。今度は各駅停車の電車だ。駅前から100円バスでまずはホテルに向かい、チェックインした後、パャRンを取り出して操作していたら、動かなくなってしまった。無理やり動かそうとしたら壊れた。がっくり。仕方なくいつも行く「もつ鍋の店、七山」に行く。いつもは蘭?オて行くのだが、今日は一人だし、まあいいか。実は本当はこの日の夜は久留米まで行って焼鳥を食べるつもりだったが、嵐阨マ更したため、「七山」に行くことになった。この店、福岡出張時には殆ど毎回来ていた「馴染み」の店なのだ。「もつ鍋」はセットを東京までこれまでも何回も送ってもらって自宅でも楽しんでいる。今回も勿論「もつ鍋」を食べる。店の名はご主人が佐賀県の七山出身と言うことで付けたという。「醤油ベース」のもつ鍋はいつもながら美味しい。ご夫婦とお手伝いの女性の3人でやっている店だが、たまには私のホームページを見てくる人もイルと言う店だ。福岡に行かれた際にはぜひ立ち寄ってみては如何か?安くて美味しいご推薦出来る店です。お店のホームページもあります。

「パャRン故障、その後」
結局、東京へ戻ってもパャRンは直らず、已む無く「リカバリ」という所謂初期化を行おうとしたが、それも駄目でF社に修理に出すことになった。従って、デジカメで撮った写真を送ることが出来ない状態なので、準備していた「田舎屋」の鰻の画像を出すことが出来なかった。がっかりです。修理代とパャRンのデータ取り出しでほぼ8万円以上がかかるが、パャRン内に保存されている写真を取り出したいので修理を実施することとした。その後、「そうだ、プリンターで印刷したものを携帯電話で撮影しなおし、メールで送信すればいい」ということに気が付いて写真をプリントしたが、ちょっと解像度合が悪かったようだった。すみません。