「手前勝手世界食物語、第272話」

「病院食」
入院先の「聖路加国際病院」で私に与えられた食事は「1600KCAL FULL」というものだった。一日1600キロカロリーの食事ということなのだろう。これは非常に厳しいカロリー制限だ。3食毎にほぼ500から550キロカロリー程度だからそれは少ない。通常の成人男性の摂取カロリー数は一日2000キロカロリー以上だろうから、年齢を考慮してもかなりの制限食だといえよう。因みにある日の夕食のメニューは「カジキの鍋照風付きししとう」「かぼちゃ煮物」「キュウリの生姜醤油」「しめじ炒め」「ご飯150g」で合計「510キロカロリー」でした。これでは淋しいねえ。いつも夏場になると「太る」私にとっては好都合なダイエット期間なのかもしれないが、実に淋しい内容です。従って朝食午前8時、昼食正午、夕食午後6時にはしっかりとよく噛んで味わって食べないとお腹が空いて堪りません。食事の前1時間位からお腹が減って、減って耐えられない位でした。でもまあ病院食ですから仕方がないですね。それと勿論「禁酒」ですから、最初の二晩は眠れずに「うとうと」の連続で中々寝付けなかったですが、3日目以降はよく眠れるようになりました。「肝臓」のためにはよい「休肝日」となったようです。昼食には「うどん」と「サンドウィッチ」がそれぞれ一度づつ出てきました。やはりご飯のほうが腹持ちはいいようですね。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

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