「からすみ」

「手前勝手世界食物語、第321」
「台湾産からすみ」
3S会の一人から台湾土産の「からすみ」を送って頂いた。その大きさにまず驚く。調理方法は「薄皮」を剥いで、その後、薄く切って、さっと油で揚げるという。因みに私は火でさっと炙った。仄かに香が漂う「からすみ」を食べると何ともいえない美味しさが口中に広がる。お酒のあてには最高の品だ。まるでチーズのような風味がする。「からすみ」はボラなどの卵巣を塩漬けしたもので、先日訪れた佐賀県武雄温泉の「鮨 まねき」ではこの時期自家製のからすみを造り、馴染みのお客に売っているというが、からすみは保存食品だが、これほど美味しい保存食品は希だろう。
以上、年末の東京から勢古口がお送りしました。

「家族会」

「家族会」
私の実家は横浜にある。今は両親も亡くなり、妹夫婦が住んでいる。そこに私の91歳になる叔母、叔母の娘夫婦とその娘、私たち夫婦と長男夫婦、長女夫婦と栞ちゃん、次男、の私たち家族、そして妹夫婦とその息子夫婦、娘夫婦とその長男が集まった。総勢18名。私は熊本産の馬刺しと博多のモツ鍋を持参した。写真は孫娘の栞ちゃんとその「はとこの怜也(りょうや)君」だ。このあと、二人はハイタッチした。栞を担いでいるのは、姪の旦那さん、はとこを担いでいるのは妹の旦那さんだ。わいわいと騒ぎ、食べ、飲み、親睦を深めた。1年振りの集いだった。熊本の馬刺しで特に「レバー」は品切れ状態だという。牛のレバーが食べられなくなったから、馬のレバーに注文殺到で熊本でも殆どないという。500gオーダーしたが、やっと208gだけだった。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?35」
「箱膳」
昔の食事は銘々にお膳が出る、「箱膳」形式だった。それが「ちゃぶ台」を囲む方式になったのはいつ頃からなのだろう?今は殆どの家がテーブルなのだろうが、昔はそれぞれが自分のお膳を持って来て食べていた。だから「二の膳」「三の膳」と呼ばれるような追加のお膳が形式呼び名共に今も旅館や料亭では残っている。昔は武家でも商家でも箱膳で食事をしていた。それも身分の上下関係が歴然としていて、主人と使用人とが一緒に食事することなどなかったという。当然オカズの中身も違っていただろう。将軍の朝食は意外に質素でオカズは「きす」(醤油付け焼きと塩焼き)が2品、「白身の刺身」、「煮物」でこれが一年中続いたという。変化は全くなかったらしい。

「下り酒」
上方から船便で運ばれる酒を「下り酒」といい、上物とされていた。しかし、輸送に時間が掛かるので、樽の中に松の葉を入れて腐敗を防ぐ防腐剤としていた。そのため、松脂が染み出した酒は、冷やで飲みすぎると頭痛を誘うため、お燗をして飲む人が多かったという。酒だけでなく、「下り物」と呼ばれる品々は極上のものとされ、上方、京都や大坂の品々は尊ばれたという。

「富士山」

「今年を振り返る」
年賀状にもしたためたが、今年は5月に大手術をした。「脊柱管狭窄症」という腰の痛みを除くための手術だった。術後は回復も早く、今は全く問題なく動けるようになった。それ以前の半年は歩くのにも不自由し、10m歩いては立ち止まり、暫く休んでは歩き始めるといった状態だった。お蔭様ですっかりよくなれた。ありがたいことだ。そして今年も「旅、読書、映画鑑賞」にと動き回った年だった。海外旅行は3月に南米(イグアス、マチュピチュ、ナスカ)、9月に南西フランス(ボルドー周辺のフランスで一番美しい村々)、10月に東部カナダ(モントリオール、ケベック、オタワ、トロント、ナイアガラ)、11月に南アフリカ(ケープタウン、ヨハネスブルグ、ヴィクトリア・フォール)を訪れ、「世界三大瀑布」(イグアス、ナイアガラ、ヴィクトリア)を征服した。これで世界の55カ国を訪れたことになる。長時間のフライトが非常に苦しくなり、後半は「ビジネスクラス」か「上級エコノミー」にした。来年もそうするつもりだ。国内では北海道に4度、内一回は二度目の利尻礼文だった。他の3回は食の旅だった。九州にも2度、その他信州にも2度、青森、房総に1度づつ行った。映画は220本観たし、本は350冊ほど読んだ。映画では日本映画によい映画が多かった。著名人の方々が沢山お亡くなりになった年でもあったが、私の周辺では上司も同僚も部下も知り合いも亡くなる方がなかったのが、せめてもの救いの年だった。

「富士山」
今年世界遺産に登録された富士山は意外に登山客が少なかったという。今、雪に覆われた富士山はやはり日本人の心の故郷なのだろう。美しい優雅な姿が遥か東京からも観ることが出来た。

「東京スカイツリーと夜景」

「東京スカイツリー」
ライトアップされたスカイツリーが実に美しい。予想以上に人を集めたスカイツリーもすっかり東京名所になった。東武鉄道は大喜びだろう。初雪が東京に降った日、エジプトのスフィンクスにも雪が降ったと報道されたが、これは「東武ワールドスクェアー」のスフィンクスだったというから、これまた驚きだった。

「2013年の映画のお話し」
映画「プレーンズ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年213作目)
全米で大ヒットしたアニメ。前作の「カーズ」から今度は飛行機、それも農薬散布機が世界一周レースに勝利するというもの。それなりに面白いから不思議だ。

映画「ウォーキング with ダイナソー」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年214作目)
7000年前のアラスカで起きたと思われる恐竜たちの争いと生き方を描く。客の半数は子供たちでした。

映画「永遠のゼロ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年215作目)
泣けた、泣けた。今年一番いい映画だった。あの時代、戦争に翻弄された日本人を描ききったといえよう。絶対お薦めだ。

映画「オンリー・ヴァーズ・レフト・アライブ」(TOHOシネマ日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年216作目)
現代に生きる吸血鬼のお話し。今も吸血鬼はいるのだった。

映画「ブリングリング」(銀座TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年217作目)
LAでセレブの家に侵入して泥棒をしていた高校生達を描く。実話。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」「少年H」「タイピスト」「そして父になる」「かぐや姫の物語」「ゼロ・グラビティー」「永遠のゼロ」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」「旅立ちの島唄」「奇跡のリンゴ」「アンコール」「真夏の方程式」「ワイルド・スピード ユーロミッション」「風立ちぬ」「クロワッサンで朝食を」「最愛の大地」「スマイル・アゲイン」「サイド・エフェクト」「凶悪」「グランド・イリュージョン」「危険なプロット」「49日のレシピ」「燦燦」「ペコロスの母に会いに行く」「武士の献立」
「鑑定士と顔のない依頼人」

「本の記憶シリーズ」
「烈火の剣」(鳥羽 亮 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年344冊目)「はぐれ長屋の用心棒」シリーズ第29弾

「思惑」(上田 秀人 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年345冊目)「百万石の留守居役」シリーズ第2弾

「ご恩返しの千歳飴」(牧 秀彦 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年346冊目)「甘味屋十兵衛子守り剣」シリーズ第4弾

「夜隠れおせん」(鳥羽 亮 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年347冊目)「火盗改鬼与力」シリーズ第6弾

「景気回復と列」

「J  REPORT 2013 12月第5週号」
「リタイアメント・ノート 5年6ヶ月目」、
「VOL。827 SINCE AUG.12th、1983」
「景気回復」と「列」
今年の一文字の漢字は「列」としておこう。それも年末押し迫っての出来事だったが、景気回復の兆しなのか、「西銀座チャンスセンター」で「年末ジャンボ宝くじ」を買う人たちの列は恐らくこれまでで最長だったろう。マリオンの周りを半周してしまう長さになっていたのには驚いた。最大2時間待ちの行列だった。前後賞含めて7億円の夢を買うための人たちの列は絶える事はなかった。
さて、「冬至」の22日の日曜の朝。地下鉄早稲田駅で降り、「穴八幡」へと向った。ここにも長蛇の列が出来ていた。「一陽来復」を祈願する「お守」をこれも買い求める人たちの列だった。そんな列に私も並ぶ。まだ午前7時、日の出直後の時刻だった。それから約45分で漸くありがたいお守を頂く。家族の分も含めて買ってきた。これを冬至、大晦日、節分の日の真夜中に指定された方向に向けて、お守を高いところに貼る。これでまた一年無事に暮らせるだろう。
スウィーツの新しい店が出来るたびに行列が報じられた。どこでもあちこちで行列が出来ていた。これも景気回復の一つなのかも知れなかった。
もう一つ、今年の象徴的だったのが「忘年会」だ。12月はどこの店も忘年会の予約で一杯、正に行列状態だった。これも景気回復の顕著な特徴だったといえよう。

「四川飯店」

「四川飯店」
東京紀尾井町にある本店ではなく、博多の駅ビルの店に偶然行って見た。昼食に何を食べようかと駅ビル内をうろうろしたのだが、特にこれといって食べたいものがなかったので、仕方なくというか、まあ何の気なしに店に開店と同時に入ったのだった。頼んだのは「四川麻婆豆腐」、「陳」一家の超有名料理だ。日本の麻婆豆腐の父親と言われているのが「陳建民」さんだからだ。今は「陳建一」さんがその後を継いで活躍されているのがご存知の通りだ。私も紀尾井町の本店に行った事があるが、やはりこの店の麻婆豆腐の特徴は「山椒」の使い方だ。麻婆豆腐の辛さは決して「赤唐辛子」ではない。山椒の辛さが原点なのだ。四川料理の辛さは確かに「赤唐辛子とラー油」だが、麻婆豆腐は山椒抜きには語れないと思っている。私の自宅で麻婆豆腐はかなり頻繁に作っているが、山椒のピリ辛が決めてだと思っている。本来ならば博多だから「割烹、よし田」の「鯛茶」を食べるつもりだったのだが、土曜日は店を閉めていると勘違いしてしまった。休日は日曜日祝日だけだと後で思い至った。従って今回は不本意ながら「四川飯店」となってしまった。それでもここの「麻婆豆腐」は美味しい。さて、博多駅ビルはメインが阪急デパートで9階10階がレストラン街だ。そこで長蛇の列を作っていたのが、仙台名物「牛タン焼き」の店「利久」だった。博多でも牛タンは人気のようだ。確かに利久の牛タンは美味しいが。ところで東京駅駅ナカでも利久はありますよ。ここも人気店でいつも行列しています。
以上、博多から勢古口がお送りしました。

佃島今昔物語

「佃島今昔物語」
佃島は徳川家康が江戸に入った折に、大坂から連れて来た漁民が住み、家康のお墨付きを貰って「白魚」を獲ることを許され、且つ献上品として納められていた。そんな佃島は今は高層マンション群が立ち並ぶ近代的な街である。著名人も多く住む街だ。写真手前側には昔ながらの民家と橋が観える。「佃煮」の店もまだこの街にはある。古さと新しさが同居する不思議な街なのだ。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?34」
「徳川家とは?」
源氏の名門「新田義重」の四男義孝が上野国徳川村を領していて、「徳川」を名乗っていた。その九代後胤「世良田次郎三郎」は仕えていた足利持氏の没落後、三河国に流れた。その次郎三郎を「松平家が婿養子」にした。その末裔が家康で当初「松平」を名乗っていたが、今川義元の敗死後、独立し「徳川」を名乗り、関東源氏の名門としたと言われている。しかし、この話しは作り話だという説が有力だ。「征夷大将軍」を名乗るためには「源氏」でなくてはならず、従って源氏の出だという話しにする必要があったというのだ。「平家」であった「織田信長」は従って「征夷大将軍」になることが出来なかったというのは事実なのだ。勿論「豊臣秀吉」は将軍にはなれないので「関白」という官位を望んだのだ。
「姓と故郷」
最近では姓で出身地を判断することが難しくなってきたが、昔は姓と故郷とはかなり一致していた。例えば、「佐藤」姓などは「東北」に多い。「鈴木」姓は元々は宮崎の出だそうだが、近代では静岡県西部、浜松を中心にして多かった。出身地名がそのまま姓になっているケースも多いので、それなりに出身地が推測できたが、現在では移動が激しいので姓と出身地が一致しなくなってきている。私の姓「勢古口」などは正に出身地「伊勢」を表わしていると言えよう。
「隠れ姓について、再び」
以前も隠れ姓についてお話ししたが、元々それぞれ「姓」を持っていたが、武士の時代になり、身分制度が確立されると「名字帯刀」を許される者と、そうでなく「隠れ姓」を使わざるを得ない者とに分けられる結果となった。だから、名字は皆あったが、一般的には使用が禁止されていたと考えるべきだろう。武家階級以上の者に名字を名乗ることが許された訳だから。

博多ラーメン一蘭

「博多ラーメン」
今年2度目の博多だったが、たまにはダイエットの敵だが「博多ラーメン」を食べてみた。博多駅前の「一蘭」に行った。この店は全国展開している有名店だから、皆さんご存知だろう。特に有名なのは個室形式。お客の間には仕切りがあり、隣と仕切られていて一人で食べるという孤独感?があるからだ。それといち早く導入した「オーダー式」も有名だ。小さな紙があり、そこに色々と独自の注文を書き入れることが出来る。例えば、麺の固さも5段階で注文できる。その他、スープの濃さ、油の濃さ、唐辛子の多さ、チャーシューの有無、葱の有無、更に白葱か青葱か、等々色々な自分自身の好みが造り出せるという特徴のあるラーメンだ。基本はトンコツスープに極細麺だが、意外とあっさり味で本当の博多トンコツラーメンに比べると上品過ぎるとは思うが、久々に博多の味を堪能しました。因みに私はスープは濃い味、唐辛子は多目、葱は青葱、チャーシュー入り、他は普通にしました。ただ@790円と大幅値上がりしていたのが驚きでした。

「美しい北アルプス」

「美しい北アルプス」
松本を訪れた時、車窓から観た北アルプスが実に美しかった。私は登山とかトレッキングとかは趣味ではないが、山の美しさには感動させられる。晴れ渡った空に映える北アルプスの姿には神々しささえ感じられた。

「2013年の映画のお話し」
映画「ゼロ・グラビティー」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年209作目)
登場人物が二人しかいないという不思議な映画だったが、無重力をよくもこれだけ描ききったと感動させられた。文句なしに面白い。絶対お薦め。原題は「グラビティー」。ゼロがない。

映画「武士の献立」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年210作目)
加賀藩の包丁侍一家の物語。いい作品でした。私は好きです、こういうお話しが。代々藩の台所で包丁を握っている男のところに江戸から一人の女性が嫁いできた。彼女は出戻りだが料理の腕は抜群だった。彼女が頼りない夫を一人前の包丁武士に育てようとする。

映画「鑑定士と顔のない依頼人」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年211作目)
有名な美術品鑑定士の男性は不思議な依頼を受ける。自宅にある美術品全てを鑑定の上、競売にしてもらいたいというのだが、依頼人の女性は壁の向こう側から声を出すだけ。果たして真相は?面白い映画でした。平日でも満席でした。最後が本当に面白い。原題は「THE BEST OFFER」

映画「いとしのフリーダ」(角川シネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年212作目)
ビートルズの親会社の秘書であり、ファンクラブのトップを11年間勤めた女性がビートルズを語る。ビートルズの始まりから終りまで全てを見届けたお話しだった。

日経新聞12月19日付け夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ」が4つ星、「永遠の0」が4つ星、「プレーンズ」が3つぼし、「赤々煉恋」が3つ星、「楽隊のうさぎ」が3つ星、「始まりも終わりもない」が4つ星、「祭の馬」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」「少年H」「タイピスト」「そして父になる」「かぐや姫の物語」「ゼロ・グラビティー」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」「旅立ちの島唄」「奇跡のリンゴ」「アンコール」「真夏の方程式」「ワイルド・スピード ユーロミッション」「風立ちぬ」「クロワッサンで朝食を」「最愛の大地」「スマイル・アゲイン」「サイド・エフェクト」「凶悪」「グランド・イリュージョン」「危険なプロット」「49日のレシピ」「燦燦」「ペコロスの母に会いに行く」「武士の献立」
「鑑定士と顔のない依頼人」

「シノプスシ244」
「凍る炎」(堂場 瞬一 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年338冊目)
「アナザーフェイス」シリーズ第5弾

「風塵の剣、四」(稲葉 稔 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年339冊目)

「湯島ノ罠」(佐伯 泰英 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年340冊目)
「居眠り磐音江戸双紙」シリーズ第44弾

「町の灯り」(風野 真知雄 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年341冊目)「女だてら麻布わけあり酒場」シリーズ第10弾

「からす浄土」(澤田 ふじ子 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年342冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ第20弾

「上州騒乱」(幡 大介 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年343冊目)「公事師卍屋甲太郎三代目」シリーズ第3弾

旅の楽しみと食

「J  REPORT 2013 12月第4週号」
「リタイアメント・ノート 5年6ヶ月目」、
「VOL。826 SINCE AUG.12th、1983」
「旅の楽しみと食」
旅の楽しみの一つに「食」があると私は思っている。今年も色々と美味しいものを食べました。9月のフランスでは、いつもながらフランス人の牡蠣好きと出会いました。フランスの牡蠣は一時病気で全滅したが、日本から牡蠣の種を持ち込み(広島か宮城かどちらかだと思ったが)復活することが出来たと聞いている。だから現在のフランス産の牡蠣は日本原産品だ。食べたのは「焼き牡蠣」。牡蠣は生でも焼きでも美味しい。私が好きなのは両方共だが、生であたった人もおられるだろうから遠慮して今回は焼き牡蠣としておこう。ただ単に焼くのではなく、ソースを加えるのがフランス式かな?まあ牡蠣の美味さを逃さなければどんな焼き方でも許そう。日本では焼き牡蠣の基本は素朴な焼きだけで醤油味でさっと仕上げるが、フランスは何でもくどいやり方だ。まあこれでも美味しいから許します。最近は寿司等の生ものを食べることが当たり前になった欧米人でも「牡蠣」だけは生食が好きだった。最近は日本の牡蠣の産地でも「牡蠣小屋」が復活していると言う。小屋の中の鉄板の上に乗せられた香ばしい牡蠣がたまらなく食欲をそそる。