「仮名手本忠臣蔵 六段目」

「J  REPORT 2021 6月第1週号」
「リタイアメント・ノート 11年12ヶ月目」
「VOL.1214 SINCE AUG.12th、1983」
「仮名手本忠臣蔵」
歌舞伎座にて五月大歌舞伎を観劇した。(写真:K6)
(写真:K1)
第2部はまず「浄瑠璃 道行旅路の花婿」だ。おかる勘平の逃避行を描く。主家の「塩治(えんや)」家が松の廊下で刃傷におよび切腹させられたが、その時「早野勘平(中村錦之助)」と腰元「おかる(梅枝)」はご法度の恋路に浮かれていて主家の危機に間に合わず、鎌倉の屋敷から京都へ逃れる途中の戸塚の山坂の夜明け前に追手に追いつかれる際の立ち回り劇。季節は桜満開の春。
(写真:K2)
(写真:K4)
続いて「六段目 与市兵衛内 勘平切腹の場」だ。
仮名手本忠臣蔵は十一段あるが、まずは六段目の前に五段目を説明しないと六段目がよく分からない。
(写真:K3)
五段目は京都山崎のおかるの実家に逃れた二人は、武士を捨て暮らすが、昔の仲間の「千崎弥五郎(中村又五郎)」に会った勘平は武士に戻り仇討に参加したいと述べる。そのために参加資金調達に悩む勘平に対し、女房おかるは祇園に我が身を売り渡し100両の金を得ることにする。前金の50両をおかるの父親「与市兵衛」が受け取り帰宅途中に山賊に襲われ殺されて金を奪われる。その時真夜中の山中で猪を追っていた勘平が銃で猪を撃ち手応えを感じたのだが、実際は人間を撃ち殺していた。だがその遺体からは50両が入った財布が出てきた。これで偶然に資金が手に入ったと喜ぶ勘平。季節は旧暦六月下旬。直ぐに勘平は50両を千崎に渡したのだった。
(写真:K5)
続く六段目はおかるの実家の場面。残金の50両を持って来たのは祇園の一文字屋の女房「お才(中村魁春)」と手代の「源六(市村橘太郎)」。二人は「おかる(中村時蔵」」を引き取りに来たのだ。条件は年季奉公5年、金額は100両。前金の50両は昨晩父親に支払い済。残金を払ったのでおかるを駕籠に乗せて連れ去ろうとするところに銃を担いだ「勘平(尾上菊五郎)」が帰って来た。ここで揉める。何故おかるを連れ去るのか?一方、契約書と前金の受け取りを見せられた勘平は自分が抜き取った財布が前金の50両だったということを知る。そこへ父親の与市兵衛の狩人仲間が遺体を見つけて運んで来た。驚くおかるの母「おかや(中村東蔵)」は嘆き悲しむ。
またそこに元の仲間の千崎弥五郎と「不破数右衛門(市川左団次)」が現れ、家老の大星由良助は裏切り者の勘平の資金は受け取らないと伝えに来て金を返したのだった。ここで勘平が義理の父親を殺したということが分かり、勘平は切腹する。だが、父親の遺体を改めた仙崎達は死因は刀瑕であり銃で撃たれたのではないことを見つける。早まって切腹してしまった勘平。虫の息の中、千崎は「仇討連判状」に勘平の名前を書き加え、血判を押させ、討ち入り仲間としてやったのだった。
仮名手本忠臣蔵は、元禄時代の赤穂浪士の討ち入りが主題なのだが、時代背景は足利尊氏が将軍に就任した時とし、舞台は鎌倉で、新田義貞の兜を奉納する際に、兜鑑定として「塩治判官(えんや)」の妻「顔世午前」が呼び出され、彼女に横恋慕した足利家の重役「高師直(こうのものう)」との間に起きた刃傷事件とその敵討ちとなっている。浄瑠璃と歌舞伎の両方がある。
実際の忠臣蔵は徳川五代将軍「綱吉」の時であり、怒り狂った綱吉により、即日「浅野内匠頭」は切腹、「吉良上野介」は無罪放免となったが、当時の御法「喧嘩両成敗」に反するとされていた。そして討ち入りが起きたが、この時は側近の「荻生徂徠」の案が通り、浪士は全員切腹となった。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「サンドラの小さな家」(TCシャンテにて)私的評★★★★(今年30作品目)
緊急事態宣言下、劇場は閉鎖中でしたが、漸く6月1日より時短の上で再開されることになりました。

5月28日付日経新聞の「シネマ万華鏡」の映画評価は、「茜色に焼かれる」が4つ星、「アメリカン・ユートピア」が5つ星、「明日の食卓」が4つ星、「のさりの島」が3つ星、「アメリカン・グレイス」が3つ星、「ローズメーカー 奇石のバラ」が3つ星、「HOUSAI」が2つ星でした。

「私の2021年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!! 

★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」
★★★★=「聖なる犯罪者」「羊飼いと風船」「天国にちがいない」「秘密への招待状」「愛と闇の物語」「ステージ・マザー」「ミナリ」「旅立つ息子へ」「サンドラの小さな家」

「2020 観劇シリーズ」 2020年の歌舞伎観劇は6度でした。
1月の初春海老蔵歌舞伎(新橋演舞場)を観劇。
2月大歌舞伎(歌舞伎座)二幕を観劇。「於染久松色読販・土手のお六、鬼門の喜兵衛」「神田祭」
3月大歌舞伎(歌舞伎座)第2部二幕を観劇。「一谷ふたば軍記 熊谷陣屋」「雪暮夜入谷畦道 直侍」
4月大歌舞伎(歌舞伎座)入院中のためチケット譲渡
5月大歌舞伎(歌舞伎座)第2部を観劇「仮名手本忠臣蔵六段目他」

「2021年大相撲観戦シリーズ」2020年の大相撲観戦は2場所でした。
1月場所の11日目を観戦。
3月場所は12日目を観戦。
5月場所は11日目を観戦。

「2021年旅暦」
1月に米沢と新潟に。

「2021 本の記憶シリーズ」  2020年の読書数は、364冊でした。
「赤い風」(梶 よう子 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年98冊目)

「人情めし屋 剣豪同心と鬼与力」(倉阪 鬼一郎 著)コミック文庫 私的批評眼★★★(今年99冊目)

「成敗!黄金の大黒」(早見 俊 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年100冊目)「椿 平九郎 留守居秘録」シリーズ第2弾

「梅若の涙雨」(小杉 健治 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今年101冊目)「向島・箱屋の新吉」シリーズ第3弾

「うちの旦那が甘ちゃんで10」(神楽坂 淳 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年101冊目)「同」シリーズ第10弾

「五郎治殿御始末」(浅田 次郎 著)中公文庫 私的批評眼★★★★★(今年102冊目)
明治維新当時の侍を描く短編集。

「夜鳴き蝉」(鈴木 英治 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年101冊目)「親子十手捕物日記」シリーズ第7弾

「火花散る」(あさの あつこ 著)PHP文芸文庫 私的批評眼★★★(今年102冊目)

「金の徒労」(上田 秀人 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今年103冊目)「日雇い浪人生活録」シリーズ第11弾

「己丑の大火」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年104冊目)「照振町四季」シリーズ第2弾

「一閃なり 上」(門田 泰明 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年105冊目)「ぜいろく武士道覚書」シリーズ上

「一閃なり 中」(門田 泰明 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年106冊目)「ぜいろく武士道覚書」シリーズ中

「一閃なり 下」(門田 泰明 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年107冊目)「ぜいろく武士道覚書」シリーズ下

「旅暦回顧録 第5話 東部アメリカ編」

「旅暦回顧録 第5話」「ニューヨーク、ワシントンDC、ボストン編」
2008年10月、ニューヨークを訪れた。2度目だった。最初に訪れたのは1990年の南米出張の帰りに二泊した。但し風邪気味で殆どホテルで寝ていたのでした。
JFK国際空港からバスで市内中心部へと行き、ホテルには更に地下鉄で向かう。チェックインしてから徒歩と地下鉄で市内を回ることにした。まずは「タイムズスクエア」。(写真:A1)

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ウォール街。(写真:A2)
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ステーキを食べる。(写真:A3)
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ホテルの前は「マディソン・スクェア・ガーデン」だ。(写真:A4)
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「プラザ・ホテル」。(写真:A5)
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一人旅だから気楽なもので、博物館や美術館巡りに費やした。
セントラル・パーク。(写真:A6)
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オイスターは「グランド・セントラル・ステーション」で食べた。(写真:A7)
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10月なのでハロウィーンの飾り付けが、家々にあった。場所はハーレムだ。(写真:A8)
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一日、オプションでワシントンDCに行く。
「国会議事堂」。(写真:A9)
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「リンカーン記念堂」。(写真:A11)
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池ではあの映画を思い出す。ピンポン外交とアメリカ大陸マラソン横断の映画だったが、名前を忘れたが、この池で彼女と再会した。(写真:A10)
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「ホワイトハウス」。(写真:A12)
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本当は南部の名物「ナマズ料理」を食べたかったのだが、時間がなかった。後日2015年9月南部を訪れた際に食べることが出来た。鶏肉のような触感だった。
撮影禁止だったが、これが「ペンタゴン」国防総省だ。(写真:A13)
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「アーリントン国立墓地」。(写真:A14)
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「JFケネディー」の墓だ。永遠の火が灯されていた。(写真:A15)
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スミソニアンにも行った。
ニューヨークに戻る。「自由の女神」だ。移民たちがこれを目指して旧大陸から続々と訪れたのであろう。(写真:A16)
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次の日にはボストンに行く。「ハーバード大学」構内だ。(写真:A17)
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南北戦争当時のスタイルの北軍の軍服を着た兵隊がいた。(写真:A18)
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歴史のある街で色々と歩き回った。港のレストランで名物の「クラムチャウダー」を食べた。(写真:A19)
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1週間以上ニューヨークにいて、ワシントンDCとボストンにそれぞれ一日づつ。その内の3日間同じ「寿司屋」に通った。お勧めの「ちらし寿司」。(写真A21)
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ほぼ毎晩100ドル程度だったから高い寿司でした。
中華料理もイタリアンも食べたが、ハンバーガーは食べなかった。
「近代美術館」では「ウォーホル」の「金色のマリリン・モンロー」を観る。(写真A20)
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勿論「911」の跡地も見た。思い出したくもない記憶だった。
あっという間のニューヨークだったが、機会があればまた伺いたいと思うが、12時間の飛行に果たして耐えられるだろうか?

「見えなかった皆既月食」

「いとこの死」
私の母の兄(叔父)の長男から葉書が来た。彼の妹、即ち私の従姉妹の死亡連絡だった。従姉妹は私と同い年で全く健康診断を受けていなかったために2年前に大腸がんが見つかった時にはステージ4だったという。そして今月亡くなったという。享年73歳だった。もう一人の従兄弟は母の弟の長男だった。何と2月に亡くなっていたという。原因はコロナということで連絡していなかったという。享年69歳。彼とは幼い頃、私の自宅の離れに家族で住んでいたので本当に悲しい。
どうしてこんなことが重なるのか?たまたま私のこれまでに経験したことがない、入院生活や手術を受けたりし、苦難の日々だったので非常に悲しく感じた二人の死でした。

「見えなかった皆既月食」
24年振りということで期待していたのだが、生憎の曇り空で都内からは月は見えなかった。思えば小学生の頃、皆既月食を見た記憶がある。その時ははっきり見えたのだが、天候に左右されるとは言え残念だった。

以上、またまた緊急事態宣言が延長となった東京から勢古口がお送りしました。

「大相撲五月場所十一日目間観戦記」

「J  REPORT 2021 5月第4週号」
「リタイアメント・ノート 11年11ヶ月目」
「VOL.1213 SINCE AUG.12th、1983」
「大相撲五月場所十一日目観戦記」
退院から一週間。関東も梅雨入りかと思えるような小雨降る両国国技館。横綱不在の場所となったが、唯一全勝の照ノ富士を追い掛けるのは2敗力士たち。優勝争いの行方は如何に?(写真:B1)
(写真:B2)
まずは東方力士土俵入り。(写真:B3)
(写真:B4)
次が西方力士土俵入り。人気者には拍手が響く。(写真:B5)
(写真:B6)
今回も席は後ろのボックス席、椅子だから楽だ。
いよいよ遠藤の登場だ。(写真:B7)
対戦するのは千代大龍。(写真:B8)
押し出しで遠藤の勝ち。2敗で照ノ富士を追う。(写真:B9)
続いて役力士は御嶽海。(写真:B10)
対するは北勝富士。(写真:B11)
寄り切りで北勝富士の勝ち。(写真:B12)
元大関高安と大関貴景勝。(写真:B13)
(写真:B14)
押し合い突き合いの力勝負。(写真:B15)
送り出しで貴景勝の勝ち。辛うじて2敗をキープ。(写真:B16)
大関朝乃山は隆の勝。(写真:B17)
(写真:B18)
(写真:B19)
掬い投げで朝乃山の勝ち。これで7勝4敗だ。(写真:B20)
しかし、翌日の文春デジタルでの不祥事が報じられ謹慎休場に追い込まれる。来場所は大関角番になる。
さあ、全勝の照ノ富士の登場だ。相手は妙義龍。(写真:B21)
関内は盛り上がる。(写真:B22)
立ち合いだ。(写真:B23)
(写真:B24)
左小手投げが決まったが、確かに右手が髷にかかっている。(写真:B25)
物言いが付き、協議。(写真:B26)
結果、髷を掴んだということで照ノ富士の反則負け。全勝はいなくなる。
最後は正代。相手は阿武咲。(写真:B27)
(写真:B28)
(写真:B29)
(写真:B30)
押し出しで正代の勝ち。
優勝争いは1敗の照ノ富士、2敗の貴景勝と遠藤、3敗の逸ノ城に絞られたようだ。
以上、大相撲観戦記でした。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「サンドラの小さな家」(TCシャンテにて)私的評★★★★(今年30作品目)
緊急事態宣言下、劇場は閉鎖中です。アメリカで映画館が長期閉鎖していたために新規の映画公開が大幅に 遅れています。

5月21日付日経新聞の「シネマ万華鏡」の映画評価は、「やすらぎの森」が4つ星、「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」が4つ星、「ペトルーニャに祝福を」が3つ星、「いのちの停車場」が2つ星、「藍に響け」が2つ星、「地獄の花園」が3つ星、「大綱引の恋」が3つ星でした。

「私の2021年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!! 

★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」
★★★★=「聖なる犯罪者」「羊飼いと風船」「天国にちがいない」「秘密への招待状」「愛と闇の物語」「ステージ・マザー」「ミナリ」「旅立つ息子へ」「サンドラの小さな家」

「2020 観劇シリーズ」 2020年の歌舞伎観劇は6度でした。
1月の初春海老蔵歌舞伎(新橋演舞場)を観劇。
2月大歌舞伎(歌舞伎座)二幕を観劇。「於染久松色読販・土手のお六、鬼門の喜兵衛」「神田祭」
3月大歌舞伎(歌舞伎座)第2部二幕を観劇。「一谷ふたば軍記 熊谷陣屋」「雪暮夜入谷畦道 直侍」
4月大歌舞伎(歌舞伎座)入院中のためチケット譲渡
5月大歌舞伎(歌舞伎座)第2部のチケット予約済

「2021年大相撲観戦シリーズ」2020年の大相撲観戦は2場所でした。
1月場所の11日目を観戦。
3月場所は12日目を観戦。
5月場所は11日目を観戦。

「2021年旅暦」
1月に米沢と新潟に。

「2021 本の記憶シリーズ」  2020年の読書数は、364冊でした。
「モネのあしあと」(原田 マハ 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年93冊目)

「ゴッホのあしあと」(原田 マハ 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年94冊目)

「狼の牙」(和久田 正明 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年95冊目)「八丁堀つむじ風」シリーズ第12弾

「相弟子」(岡本 さとる 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年96冊目)「若鷹武芸帖」シリーズ第8弾

「目白鮫」(坂岡 真 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年97冊目)「はぐれ又兵衛例繰控」シリーズ第3弾

「旅暦回顧録 第4話 オーストラリア編」

「旅暦回顧録 第4話」「オーストラリア編」
2008年9月、エジプトから戻り直ぐにオーストラリアに向かった。これまでオーストラリアには2度行っていた。東のシドニーと西のパースだ。それぞれ美しい都市だったが、今回訪れるのは自然そのものの「エアーズロック」だった。(写真:A1)

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ご存知の通り、エアーズロックはオーストラリア中央部にある世界最大の巨大な一枚岩だ。
(写真:A2)
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この地は、今は原住民の聖地としてほとんどが立ち入り禁止になっているはずだが、当時はまだ入ることが出来た。壁画だ。(写真:A3)
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泉だ。(写真:A4)
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実は風が強い日は登山が禁止だが、その日は登山可だった。しかし、私は膝の具合が悪く、途中で引き返した。年に数人は転落死するという急坂の登山なのだ。兎に角つるつるの一枚岩だから鎖を伝って登るのだが、私は登れても下れる自信が沸かずリタイアしたのでした。(写真:A5)
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夕暮れ、刻一刻と姿と色を変えるロックの夕日だ。(写真:A6)
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その夜はオイスターを食べた。(写真:A7)
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いつもながらオイスターは美味い。
さて近くのコアラセンターでコアラを抱いた。(写真:A8)
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爪が痛かった。
早朝、バルーンに乗った。(写真:A9)
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バルーンからの朝日だ。(写真:A10)
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高度約300mからの世界は新鮮でした。風がない朝しか行えないバルーンの旅でした。
簡単に印象を述べたが、自然の大きさ美しさに感動したオーストラリアでした。

「ワクチン接種予約完了」

「採れたて野菜」
4A会のスーさんから野菜が送られてきた。自家農園で摂れたばかりの新鮮野菜だ。大根、そら豆、蕪、タマネギが入っていた。さあ、どうやって食べようか?(写真:野菜)
野菜を中心にした鍋にすることにした。

「危機に瀕しているお寺」
先日NHKラジオで放送していたのだが、全国にはお寺が7万7千あるという。これが数年後には5万に減るというのだ。元々江戸時代、幕府はキリシタン対策もあり、全国の村々に寺を設け、人別帳に全ての檀家の人々を載せて管理させた。所謂戸籍が出来た訳だ。その管理を寺が行った。それが現代に至り破綻の危機に面しているというのだ。理由は檀家の寺離れと寺の経済的困窮から無住の寺が増えているためだという。更に近年葬式の簡素化や法事の取り止めが行われ、お寺の経営を悪化させているという。年収300万円以下の寺が増えていて住職の高齢化や後継者不足に拍車を掛けているのだそうだ。もう一つ問題がある。無住ということから仏像等が盗難にあい、海外に流失している事実があるのだ。貴重な文化財でもある日本の仏像、これまた大きな問題なのだ。
こんな現状で果たして日本のお寺は保てるのだろうかという疑問を投げ掛けていた番組でした。

「クチン接種予約完了」
本日5月17日から東京と大坂で自衛隊が行う大規模集団接種の予約が始まった。私は自治体の行う集団接種の予定だったが、とりあえずパソコンで申し込んでみたら、簡単に予約が取れてしまった。
但し、偶然に6月中旬からの分だった。本来の予定予約期間外だったのだ。しかし、午後からの報道で、設定ミスで722件の予約が期間外で成立していしまったが、それは認めるということで一安心でした。
何故6月の予約にしたのかというと、主治医との面談が6月にあるので、そこでワクチン接種の是非を問うつもりだったのだ。何故ならば私はCT検査時の造影剤でのアナフィラキシーの経験があるからだ。だから主治医の判断が不可ならば接種はやめるつもりです。
以上、リハビリ中の勢古口が東京からお送りしました。

「再入院、手術、そして退院」

「再入院」
「J  REPORT 2021 5月第3週号」
「リタイアメント・ノート 11年11ヶ月目」
「VOL.1212 SINCE AUG.12th、1983」
「再入院」
5月5日 第1日目(水)
昼の食事は食べ切れないほどの量があった。
玄米ご飯180g、おかずは「プレーンヨーグルト120g」、「フルーツオレンジ」、「豚肉と葱の炒め物」、「もやしのポン酢和え」、「大根えびの葛煮」。
熱量657KCAL、タンパク質27.1g、炭水化物93.33g、塩分1.9g
手術はチームでやるということで入れ替わり立ち代わり色々な医師や看護師等が現れ、明日の手術に関しての再度の説明やら不安点を問い掛けてくる。こちらはもう「まな板の上の鯉」状態だから何も考えないことにしているにも関わらず、質問攻めにあってしまった。それにしても小水が出るは出るは嫌というほど出る。体重もすっかり元に戻った。ということは全開入院中の最低体重からあっという間に10kg回復したということだ。これならば体力的にはOKだろう。手術は最悪を想定してかなり大きく開腹させるようで痛み止めに脊髄からの点滴も行うという。まあ聖路加国際病院だから大丈夫だろう。今も主治医がやってきて「現在の状況から見ると、胆嚢部分だけの摘出だけで済む可能性が高く、癌ではないだろう」と言っていたが、安心も出来ないので、覚悟だけはしておこうと思う。
夕食には赤飯が付いていた。
赤飯180g、赤魚粕漬け焼き、煮物(隠元、車麩)、白和え(ホウレン草)、低カロリー水ようかん
熱量535KCAL、タンパク質25.8g、炭水化物94.75g、塩分2.1g。

「手術」

「手術」
5月6日 第2日目(木)
朝6時から支度が始まる。手術用の衣類に着替え、前開きのおむつを履く。窓の外を見ると雨だ。(写真:手術の朝)
8時になり歩いて手術室へと向かう。関係者が沢山いる。麻酔科の医師や看護師により背骨に麻酔用のチューブを装着させられる。その他点滴用の針が打たれる。口元には酸素マスクが。時計を見ると午前9時だった。
それから気が付いたら午後1 時。まだ手術室にいた。医師が「成功しましたよ」とのこと。一安心だが、時間が早い。最悪の場合は8時間と言われていたが、麻酔から覚める時間を除くと3時間の手術時間だったようだ。
本来はこの日は集中治療室泊まりのはずだったが、病室に戻れた。娘がまっていた。どうやら胆嚢のみ摘出されたようだ。娘に依れば、胆嚢の中はぐじゅぐじゅだったそうだ。一応胆嚢の五分の四切除したらしい。途端にイズ口が痛くなった。直ぐに脊髄に繋がっている麻酔薬を注入。痛みは無くなった。それでも身体を動かすと傷口が痛い。
その夜は1時間おきに目が覚め眠れない。

5月7日 第3日目(金)
ぼーっとした頭でいると次から次へと医師や看護師がやって来て状態を聞く。親切と言えば親切だが、同じ回答をするのでむしろ辛い。でも体調は良い。主治医からは、絶食して10日の月曜日にレントゲンの検査をして、十二指腸の通りが問題なければ、徐々に食事が出来るようにしますとのこと。それから鼻からのチューブを抜いたり、また歩いても良いとのことで歩行訓練も始めた。身体も拭いてもらった。水も飲んで良いことになった。まあ無事に手術を終えたという気分になってきた。

5月8日 第4日目(土)、5月9日 第5日目(日)
毎日点滴と栄養ドリンクだけの生活に飽き飽きしてきた。朝昼晩の検温、血圧測定、血糖値測定も飽き飽きだ。
身体に付けられたチューブ類にももう限界だ。それでも日曜日の午後に漸く便意が起きてお腹がすっきりした。3日振りのことでした。

5月10日 第6日目(月)
今日は造影剤を入れての検査で十二指腸の通り具合を見たが、薬剤は普通に通過した。結果、食事の再開とチューブの抜き取りとなった。手術以来尿道に入っていたチューブと、脊髄麻酔の点滴は取れた。そして昼食も出てきた。
主食:全かゆ普通。鰈の葱味噌焼き、高野豆腐含め煮、焼き茄子お浸し。(写真:10日昼食)
現状は栄養剤の点滴と患部からのチューブのみとなった。
傷口を説明しよう。見てみると胃の真上を一直線に約15cm臍の上まで切られていた。正に切腹だ。これならば痛い訳だ。
夕食からは本格的な料理になってきた。
SOFTハーフ食:主食 全粥特小、チューブ入りいりこ味噌、60g煮込みハンバーグ、二分の一ポテコロコンソメ煮、二分の一インゲンたらこ和え、エブリッチコーヒー三分の一ピース。
熱量496KCAL、タンパク質16.7g、炭水化物68.80g、塩分2.1g。

5月11日 第7日目(火)
昨晩就寝したのは午後11時半頃。ぐっすり寝たと思って目覚めたら、まだ午前2時半だった。また寝たが、次に起きたのは矢張り早朝の午前4時だった。中々夜に眠れない。
朝飯は、SOFT1600 主食は全粥普通。(写真:11日朝飯)
メニューはフルーツがバナナ、味噌汁(花麩、三つ葉)、鮭の塩焼き(50g)カリフラワーお浸し付き、白菜青じそ和え。
熱量491KCAL、タンパク質18.2g、炭水化物87.28g、塩分2.5g。
午前中に退役排出用に残っていた最後のチューブを外した。これは傷口の少し横から出ていたもので、これで完全に自由に動けるようになった。ただチューブを外した後の部分から染み出る可能性があるというので、シャワーは中止となった。
昼食は、SOFT1600(写真:11日昼食)
主食はサンドウィッチ 卵3ツナ3、牛乳200cc、トマトコンソメスープ(150)、キャロットサラダ、ぶどうゼリー。熱量634KCAL、タンパク質25.5g、炭水化物77.23g、塩分4.g。
夕食は、SOFT1600(写真:11日夕食)
主食はSOFT1600 全粥普通、若鳥ごまだれ焼き、お浸し(小松菜)、切り干し大根、さつまいも甘煮。
熱量594KCAL、タンパク質23.3g、炭水化物88.26g、塩分1.8g。
主治医の外科部長が来られ、順調なので木曜日の退院の可能性が示された。早く退院したい。身体を風呂昼食は、

5月12日 第8日目(水曜日)
朝食は、FULL1600(写真:12日朝食)
朝は看護師以外に、医師が二組3人、そして外科部長1名がやってきた。結論から言うと、明日木曜日13日に退院が決まった。
主食はご飯普通、牛乳200cc、味噌汁(豆腐・オクラ)、赤魚塩麴漬焼60g(甘生姜付き)、茄子シギ焼き。
熱量579KCAL、タンパク質27.9g、炭水化物78.46g、塩分3.0g。
昼食は、FULL1600(写真:12日昼食)
主食はミートスパゲティ小(150)パルメザンチーズ付き、フルーツ オレンジ、かぶコンソメ煮(
ベーコン)、キャベツサラダ(コーン)。
熱量544KCAL、タンパク質22.1g、炭水化物83.39g、塩分3.3g。
夕食は、FULL1600(写真:12日夕食)
主食はご飯普通、八宝菜、いかの七味風味、トマト中華風サラダ 杏仁豆腐。
熱量572KCAL、タンパク質26.2g、炭水化物79.09g、塩分2.8g。