「北海道・列車の旅 後半」

『J REPORT 2019年1月第5週号&2月第17週号』
「リタイアメント・ノート 10年7か月目」
「VOL.1092号 SINCE AUG.12th,1983」
「北海道・列車の旅 後半」「旅暦82続き」
朝の網走は快晴でした。昨晩の吹雪はどこへ行ったのやら。青空です。駅前の風景です。(写真:H1)H1
それでも空気は冷たい。太陽が光り輝いています。駅は大正元年に出来たそうです。(写真:H2)H2
時間通りにたった一両の列車は出発した。大人の休日俱楽部でもなければ、こんなに人が乗ってはいないのだろう。
網走港には船が沢山いる。皆陸に上げられていた。(H3)H3
オホーツクの海には残念ながら流氷はなかったが、結構海は荒れている。(写真:H4)H4
波が激しい。(写真:H5)H5
列車の先に羅臼岳が観える。その先は知床半島だ。(写真:H6)H6
列車は一両のみだが、突然途中駅から多数の観光客が乗り込んできた。しかし二駅目で下車。ツアー客なのだろうが、オホーツクの列車の旅の一場面だったのか?知床斜里駅に到着。(写真:H7)H7
ここからオホーツクを離れ内陸へと進む。遠くに雪山が観える。ここは阿寒摩周国立公園だ。(写真:H8)H8
川湯温泉駅の目の前に硫黄山がある。山から湯気を含む噴煙を出している。((写真:H9)H9
おっ、丹頂がいる。獲付けしているのだろう。(写真:H10)H10
沢山の丹頂だ。(写真:H11)H11
(写真:H12)H12
(写真:H13)H13
やがて釧路湿原へと入る。雪山と湿原だ。(写真:H14)H14
川が蛇行して流れている。(写真:H15)H15
凍てつく川。(写真:H16)H16
湿原は真冬の姿。しかし雪は少ない。(写真:H17)H17
そして東釧路駅で花咲線に乗り換えて根室半島に向かう。厚岸駅手前に見える海。(写真:H18)H18
海鳥たちが浮かんでいる。(写真:H19)H19
海岸線は凍り付いたかのような景色だ。(写真:H20)H20
牧場の雪の上で「キタキツネ」が二匹遊んでいるのが見えたが、残念ながらシャッターチャンスを逃す。
後ろ姿を捉えることも出来なかった。(写真:H21)H21
時々列車は警笛を鳴らす。どうも鹿が沢山いるようだ。根室手前の海岸線。美しい。(写真:H22)H22
やっと鹿の群れに遭遇した。いるわ、いるわ、鹿たちが遠慮なく線路にまで侵入しているのか、警笛に驚いて逃げて行く。(写真:H23)H23
(写真:H24)H24
(写真:H25)H25
(写真:H26)H26
やがて北海道最東端の駅「東根室」に着く。(写真:H27)H27
そして終着駅の根室へ。雪は余りないが、道路は凍り付いていた。ホテルの部屋から根室市内を観る。日没直後の風景だ。(写真:H28)H28
有名な「根室花まる」という回転寿司屋に行く。(写真:H29)H29
銀座にも店がある。(写真:H30)。H30
流石に5時過ぎなのでまだ客足は遠い。まずはシャリ抜きで具材のみ頼む。次々と頼んだので、名前が分からない。すみません。想像してください。
「花咲蟹の軍艦巻き」(写真:H31)H31
(写真:H32)H32
「タラの子」(写真:H33)H33
(写真:H34)H34
(写真:H35)H35
「筋子」(写真:H36)H36
「紅ほや握り」(写真:H37)H37
握り寿司。(写真:H38)H38
(写真:H39)H39
(写真:H40)H40
最後がタラの子の天麩羅。(写真:H41)H41
よく食べましたね。

「厚岸から釧路へ」
旅も4日目だ。今日は「根室半島」の突端「納沙布岬」に行く。初めての北方領土見物だ。
外を見ると何とロシア語が書かれた道路標識があった。驚き。それほどロシアとの関係が深い街が根室なのだろう。(写真:N1)N1
ホテルのフロントで聞くと、「大鷲が見られるかも知れない」とのことだったので、万が一と思い大鷲の写真を撮る。(写真:N2)N2
こんなのが見られれば最高だな。昨日は「蝦夷鹿」と「キタキツネ」を見たから、大鷲も是非とも見たい。
根室市内には「島を返せ」の看板もあった。(写真:N3)N3
やはり北方四島の問題がひしひしと迫る街だ。バスで根室駅から約45分で納沙布岬だが、途中に結構廃校となった小学校が沢山あるのに驚かされる。そして海が見えるが、意外に静かな海だ。(写真:N4)N4
海岸線に家も建っている。漁業に携わる人たちなのだろう。(写真:N5)N5
風力発電も盛んに行われていた。(写真:N6)N6
いよいよ納沙布岬だ。地面にここから見える島の絵があった。(写真:N7)N7
10数キロ先にある島は「歯舞群島」だ。3人の後ろが水晶島だ。(写真:N8)N8
島が小さく見える。本当に平らな島だ。(写真:N9)N9
私も北海道最東端に到達だ。(写真:N10)N10
歯舞群島の島。(写真:N11)N11
北方領土問題を公開している建物に入る。地図があったが、国後島が納沙布岬と知床半島の間に食い込んでいるのがよく分かる。(写真:N12)N12
「何とかの灯」というのが点灯されていた。K君が写真を撮っていた。(写真:N13)N13
カメラの望遠レンズを使って島を撮影した。(写真:N14)N14
(写真:N15)N15
(写真:N16)N16
納沙布岬と歯舞群島との中間にある灯台はロシアに占拠されている。(写真:N17)N17
そのすぐそばで日本漁船が操業している。(写真:N18)N18
灯台を拡大してみよう。(写真:N19)N19
漁船も拡大。(写真:N20)N20
島にはロシアの監視塔がある。(写真:N21)N21
(写真:N21-1)N21-1
国後島方面を見る。本来ならば山が見えるはずだが、雲が掛かっている。(写真:N21-2)N21-2
海鵜がいた。(写真:N21-3)N21-3
コーストガードの船も見える。日本の船を守る最前線だ。(写真:N22)N22
2枚の証明書を貰う。もちろん無料。(写真:N23)N23
北方四島の島を見たという証明書だ。さて、根室に戻り、釧路行きの列車に乗る。この辺りには、酪農家が多く、乳牛や放牧している馬が見られた。(写真:N24)N24
馬に乗っている人もいた。(写真:N25)N25
突然K君が「大鷲がいる」と叫ぶ。慌てて反対側の窓に駆け付ける。慌ててシャッターを切る。(写真:N50)N50
(写真:N51)N51
微かに飛んでいる姿が見えた。そしてこちら側の窓からも飛ぶ姿が見えた。感動だ。(写真:N26)N26
どこにいるのが、探してみて下さい。(写真:N27)N27
(写真:N28)N28
(写真:N29)N29
この辺にエサの小動物がいるのだろう。
湖の上にテントが並ぶ。ワカサギ釣りだ。(写真:N30)N30
色とりどりのテントだ(写真:N31)N31
湖は全面氷結していた。(写真:N32)N32
(写真:N33)N33
厚岸駅に着く。(写真:N34)N34
残念なことにタクシーが一台もいない。電話でタクシーを呼ぶ。聞くとタクシーは2台だが、一台は食事中で一台しか稼働していないとのこと。利用客がいないからだろう。その間に一応キタキツネの写真もテレビから撮っておいた。(写真:N35)N35
さて、駅近くの丘の上にある「道の駅」に行く。ここで昼食だ。自分で焼き物のネタを選ぶ。私は牡蠣とホタテを取る。これで750円。(写真:N36)N36
生牡蠣も頼む。これは1000円。A君と半分ずつ食べる。(写真:N37)N37
炭火の上に乗せてセルフサービス(場所代300円)で焼く。帆立を焼くのがなかなか難しい。身の表も裏も焼くのだそうだ。I君の焼いているのも含めて写真撮影。こういったものが焼けるということ。(写真:N38)N38
牡蠣が焼き上がった。(写真:N39)N39
なかなかの美味だ。食事を終えて、また列車に乗り釧路に向かう。
そしてホテルにチェックインして直ぐに夕食の寿司屋に向かう。「八千代本店」という店、まあ寿司屋ではなく割烹料理店だ。その内部です。落ち着いた感じの高級感溢れる店内だ。(写真:N40)N40
焼酎を頼む。「千が飛ぶ」という銘柄だ。4000円也。(写真:N41)N41
先附は「毛蟹と三つ葉の山椒醤油和え」(写真:N41-1)N41-1
次は「生毛蟹洗い造り」(写真:N42)N42
これは絶品だ。山葵と醤油でもいいが、酢橘と岩塩でもあっさりとして非常に美味しかった。花が開いたように捌かれて氷に入れられた姿は素晴らしい。
「毛蟹甲羅焼き」(写真:N43)N43
「うちこ」(写真:N44)N44
「鱈場蟹の柳川風」(写真:N45)N45
「鱈場蟹炭火焼き」(写真:N46)N46
「握り寿司 毛蟹 鱈場蟹 ずわい蟹 鱈場蟹ばら 鱈場蟹外子」
留椀は「毛蟹吉野仕立て」(写真:N48)N48
「水菓子」(写真:N49)N49
この蟹尽くしのコースで1万円也。本当に美味しかったです。
紹介してくれたA君は昨年の夏に釧路に9泊して避暑をした時に見つけた店だそうだ。
さて、ホテルに戻って私は即寝てしまったが、残りの3人はそれからまたホテルで無料提供された「夜鳴き蕎麦」という小ラーメンを食べたというから、その食欲に驚いた。

「帰京日」
ホテル名物の「イクラかけ放題」があるという朝食で確かにイクラ他、兎に角沢山の美味しいものがありました。
私は野菜サラダと、すりおろした山芋の上にイクラを掛け食べました。(写真:K1)K1
見える川は釧路川だ。(写真:K2)K2
さて列車は南千歳に向けて順調に出発した。郊外にソーラーパネルが沢山あった。(写真:K3)K3
帯広を出た辺りから、吹雪になってきた。視界不良のため徐行運転となり、徐々に遅れが出始めた。トマムスキー場だ。(写真:K4)K4
シャトルバスが駅に止まっていた。(写真:K5)K5
吹雪は益々強まって来た。(写真:K6)K6
そして「追分駅」手前で完全にストップした。駅の線路の切り替えが凍結積雪のために出来なくなったというのだ。そして何と1時間50分も停止していた。なんてこった。JR北海道なら雪対策はちゃんとやっておけよ。当然のことが出来ていないから赤字体質が治らないのだ。貧すれば鈍するということだな。(写真:K7)K7
A君が車掌さんと交渉して、南千歳駅での乗り継ぎ確認をしてくれたので、何とか列車に乗れたが、中国系観光客でぎゅうぎゅうだ。皆温泉に行くようだ。羊蹄山が微かに見える。(写真:K8)K8
9時過ぎに漸く東京駅到着。無事に帰って来ました。お疲れ様でした。A君、I君、K君。次は三陸鉄道ですね。

「今週の映画と本」

「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「ライ麦畑の反逆児」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年10作品目)映画ライ麦畑の反逆児
アメリカ文学史上、20世紀最大の作家といわれたJ・D・サリンジャー氏の半生を描く。彼の作品「ライ麦畑でつかまえて」は世界中30カ国で6500万冊、そして今も年間25万冊売れているというもの。この作品後、彼は隠遁生活を送り、新規の作品も発表しなかった。

「ミスター・ガラス」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年11作品目)映画ミスターガラス
超能力者が存在するとしたら?というのがテーマの映画クリードです。

「マスカレード・ホテル」(TC天神にて)私的批評眼★★★(今年12作品目)映画マスカレードホテル
ホテルで殺人事件が起こるという想定の下に警察がホテルマンになって潜入捜査するのだが、まあ現実離れしていた。

1月25日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「サスペリア」が4つ星、「ヴィクトリア女王 最期の秘密」が4つ星、「デイアンドナアイト」が4つ星、「十二人の死にたい子どもたち」が1つ星、「てんさいがか愛の妻」が3つ星、「ナチス第三の男」が3つ星、「チャンプラにて」が3つ星でした。

「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」

「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
1月大歌舞伎=歌舞伎座にて 
3月観劇=新橋演舞場

「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉の予定。7月に壱岐の島の予定。
海外旅行は、2月のハワイ、5月のハワイ、8月のハワイの予定。

「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「動揺」(上田 秀人 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年11冊目)本 動揺

「居眠り磐音」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年12冊目)本 奈緒と磐音

「陽炎の符牒」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年13冊目)「日暮左近事件帖」シリーズ第5弾本陽炎の符牒

「亀の仇討ち」(佐々木 裕一 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年13冊目)「新・浪人若さま 新見左近」シリーズ第2弾本亀の仇討ち

「なんてこったい!」(金子 成人 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年14冊目)「若旦那道中双六」シリーズ第4弾本なんてこったい

「天下人の茶」(伊東 潤 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年15冊目)本天下人の茶

「夏の戻り船」(今村 翔吾 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年16冊目)「くらまし屋稼業」シリーズ第3弾本夏の戻り船

「大相撲一月場所観戦記」

「大相撲一月場所観戦記」
「4S会」のメンバーと一月場所を観戦した。幟が晴れた冬空にはためく。(写真:S1)S1
正面と西との丁度間の席だ。十両の半ばから観戦した。そして中入りだ。まずは東西の力士の土俵入り。西の力士たち。(写真:S2)S2
東の力士たち。(写真:S3)S3
(写真:S4)S4
一人横綱となってしまった白鵬。(写真:S5)S5
(写真:S6)S6
土俵上で行司が明日の取り組みを発表。(写真:S7)S7
十両の本日の勝敗。(写真:S8)S8
我々の席の二つ前の桝にNHKの解説席があり、舞の海さんがいた。(写真:S9)S9
「満員御礼」の札も下げられた。(写真:S10)S10
人気者「遠藤」が出てくると湧いています。(写真:S11)S11
向こう正面の砂被り席に野球解説者の「張本さん」がいる。(写真:S12)S12
さてさて本日は怪我人が二人出た。
「勢 対 千代の国」戦では千代の国が押し倒された際に膝を完全に壊したようだ。また、「琴勇輝 対 宝富士」戦では、琴勇輝が頭から土俵下に転落し腰を強打した模様だった。二人共車椅子で運ばれていった。
結びの三番を撮影した。
大関「豪栄道 対 琴奨菊」戦。(写真:S13)S13
(写真:S14)S14
豪栄道が外掛けを。(写真:S15)S15
見事決まる。(写真:S16)S16
大関「高安 対 貴景勝」戦。(写真:S17)S17
(写真:S18)S18
(写真:S19)S19
(写真:S20)S20
そして高安が寄り切る。(写真:S21)S21
中入り後の勝敗。(写真:S22)S22
最後は横綱「白鵬 対 隠岐の海」戦。白鵬の一気の踏み込みであっという間に左下手を確保。(写真:S23)S23
(写真:S24)S24
そのまま寄り。切り力の差が歴然としていた。(写真:S25)S25
つまらない相撲ばかりだった。白鵬に勝たせるなよ。
その後は駅前の「川崎」で「ちゃんこ鍋」を食べる。
まずは「焼き鳥」。(写真:S26)S26
(写真:S27)S27
「つくね」(写真:S28)S28
「ちゃんこ鍋の鶏」(写真:S29)S29
「ちゃんこ鍋の具材」(写真:S30)S30
「とりわさ」(写真D31)S31
相撲観戦とちゃんこ鍋で本日は終了でした。

「大宰府へ」

「大宰府へ」
北から南へと、一飛びして、北海道の次は「佐賀県武雄温泉」へと向かったが、この話しは来週に回して、その翌日、太宰府天満宮を訪れた。いやあ、アジア系の観光客の多さもさることながら、修学旅行生の多さも半端ではない。名物の梅も少しは咲いていた。紅梅。(写真:D1)D1
(写真:D2)D2
太鼓橋。(写真:D3)D3
白梅。(写真:D4)D4
(写真:D5)D5
鳥居。(写真:D6)D6
門。(写真:D7)D7
巫女さん。(写真:D8)D8
本殿。新年の儀式をしていたので、中には入れない。(写真:D9)D9
また紅梅。(写真:D10)D10
絵馬。入試の季節だからこれから益々増えるだろう。(写真:D11)D11
宝物館で見た「菅公幼童観梅詠歌図」。(写真:D12)D12
これは五歳の時の道真公の絵姿だそうだ。非常に頭が良く、幼くしてその才を認められ、帝にも信頼され、政をおこなったのだが、諌言により左遷されて九州に流される。
詩作をする道真公。(写真:D13)D13
道真公。(写真:D14)D14
牛。(写真:D15)D15
道真公がお亡くなりになり、その遺体を牛車に乗せ、運んだが牛が止まったところに埋葬し、それが今の太宰府天満宮なのだという。そしてその後名誉を回復され、神と崇められた。勿論「学問の神様」だ。
この刀は、「豊後国 行平」作の刀で、安元元年(1175)に平重盛が寄進したと言われているもの。(写真:D16)D16
「俱利伽羅龍」が掘られている。(写真:D17)D17

大宰府駅前の「暖暮ラーメン」に行く。(写真:D18)D18
中国人観光客がここも多い。約30分待って漸く席に着けた。豚骨濃厚味で辛み多め、緬固めで頼んだ。(写真:D19)d19
まあまあこんなもんだろう。

そして夕方には博多に戻り、いつも行く、もつ鍋の店「よしむら」に。まずは付け出し。(写真:D20)D20
もう20年近く通っている店だ。元々は「七山」という店だったのが、場所が変わり、今の名前になった。やはり頼むのは「もつ鍋 トッピングで牛テール入り」(写真:D21)D21
焼肉も頼む。和牛。(写真:D22)D22
煮込んだ鍋。(写真:D23)D23
いつもながら美味しい鍋を食べ満足して空港へ向かいました。マスターもママさんも元気でした。

「さよなら、回味」

「手前勝手世界食物語、第510号」
「さよなら、回味」
約1年半の間、ほぼ毎週通っていた店が今月末で閉店する。それは京橋にある中華料理の店「回味」だ。(写真:M1)M1
(写真:M2)M2
(写真:M3)M3
毎回、必ず四川火鍋を食べていた。(写真:M4)M4
辛い唐辛子や辣油が入ったスープと、白濁したスープの2色の鍋だ。何故かと言われれば、健康志向だからだろう。野菜がふんだんに食べられるからだ。食べ放題飲み放題だから尚更よい。
キノコも沢山入れる。(写真:M5)M5
葉物野菜もこれまた入れる。(写真:M6)M6
そしてお肉も沢山食べられる。(写真:M7)M7
だが、閉店とは実に残念だ。また新しい店を探さなければならないとはがっかりだ。
さよなら、回味さん。中国人スタッフともさようなら!
以上、北へ南へと動き回っている勢古口がお送りしました。

「北海道・列車の旅 前半」

J  REPORT2019年 1月第4週」
「リタイアメント・ノート 10年7ヶ月目」
「VOL.1091号 SINCE AUG.12th、1983」
「北海道・列車の旅 前半」「旅暦82」
朝8時20分発の新幹線で北海道に向かう。関東地方は晴れていたが、白河の関を越えると曇りになり、雪があちこちにあるようになってきた。そして岩手県に入ると雪の世界だ。青森はもう雪だらけ。そして青函トンネルを抜けいよいよ北海道入りだ。吹雪いている。辛うじて海が観えた。(写真:H1)H1
新函館北斗駅で特急に乗り換える。雪の中、列車がやって来た。雪まみれだ。(写真:H2)H2
そして札幌駅で乗り換えて小樽へ。そこからはタクシーで海岸沿いに西へと向かう。行く先は「青塚食堂」というところ。一昨年夏に訪れたことがある、兎に角料理が凄い店なのだ。量も味も凄い。
その日、泊り客は我々4名のみ。料理だけ食べにくる客は10数人いるようだが、我々は別室で食事することになった。まず出て来たのは「刺身の盛り合わせ」。これは一人前づつ出て来た。帆立が美味しそうだ。(写真:H3)H3
「魚の唐揚げ」(写真:H4)H4
「毛蟹、シャコほか」(写真:H5)H5
「烏賊刺し」(写真:H6)H6
「蟹入りしんじょう」(写真:H7)H7
「たらのこ」(写真:H8)H8
「馬糞ウニ」(写真:H9)H9
「焼き牡蠣」(写真:H10)H10
「魚の鍋物」(写真:H11)H11
「イクラ丼」(写真:H12)H12
デザートの「アイスクリーム」(写真:H13)H13
「自家製漬物」(写真:H14)H14
朝の8時に東京を出発して、小樽には午後5時過ぎに着き、列車を乗りっぱなしだったから、流石に疲れている。
でも皆食欲満点でどんどん完食していく。元気なオジサンたちだ。私以外は列車の中で弁当を買い食べていたし、A君は2食も駅弁を食べていたから、この夜の食事はこの日4食目の食事だというから驚きだ。まあ、元気で宜しいですね。
この日北海道は猛吹雪でホワイトアウトになっていた。店の人も今シーズン最悪の天候だという。タクシーの運転手さんも酷い嵐だというし、路面は完全にアイスバーン状態だった。とても冬の北海道で運転する気などないが、乗っているだけで恐ろしくなる。外は吹雪、室内は熱々の北海道の冬を楽しんでいます。

「今週の映画と本」

「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「蜘蛛の巣を払う女」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★★(今年6作品目)映画 蜘蛛の巣を払う女
天才ハッカー「リスペクト」がアメリカが開発させたどの国のミサイルシステムにも入り込める「ファイアーウォール」を奪い合うというもの。迫力あり、早い展開が凄い。

「未来を乗り換えた男」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年7作品目)映画未来を乗り換えた男
フランスにドイツ占領軍が侵攻したという家庭のお話し。メキシコのヴィザを取得して船でマルセイユから出ようとする男が得たのはある作家のヴィザ。そこから作家の妻とその妻の愛人である医師が絡み合う。果たして彼らはフランスを脱出することができるのか?

「クリード」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼★★★(今年8作品目)映画クリード
30年前、クリードがロシアのドラゴに敗れて死亡し、ロッキーがドラゴに勝った。そして今、クリードの息子とドラゴの息子がチャンピオンを巡る因縁の戦いが始まる。

「喜望峰の風に乗せて」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年9作品目)映画きぼうほのう風に乗せて
1969年無寄港世界一周ヨットレースに参加した素人のイギリス人が、実際は走っていないのに、無線で走っていると噓をついた。しかし、彼は赤道も日付変更線も超えていなかった。その噓の結果は?

1月17経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「500年の航路」が4つ星、「マイル22」が4つ星、「パジェランおじさんと小さな迷子」が3つ星、「バハールの涙」が4つ星、「愛と銃弾」が4つ星、「マスカレード・ホテル」が3つ星、「夜明け」が3つ星でした。

「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」

「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
1月大歌舞伎=歌舞伎座にて K1
    下出三番叟―三味線・歌い手各8人、鼓・太鼓各4人、笛2人が揃いの裃で踊り手の二人を彩る。正月らしく背景は松の木。K2
    吉例寿曽我―曽我兄弟の仇討の前、雪の対面で知られた場面。K3
    吉田屋―大坂新町の遊郭「吉田屋」に放蕩で勘当された若旦那が恋人の花魁・夕霧に会いに来て痴話喧嘩するが、親に許され1万両で惹かれるというお話。
    一条大蔵譚―京一番の美女常盤御前は夫源義朝を清盛に討たれ、子供たちの命と引き換えに清盛の妾となるが、後に一条大蔵卿に下される。源氏復興を願う鬼次郎が常盤の真意を探ろうとするお話し。因みに常盤の三男が義経だ。K4
と突然の海老蔵の「団十郎」襲名のニュース。息子さんも「新之助」も継ぐという。びっくりだ。

3月観劇=新橋演舞場

「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉の予定。7月に壱岐の島の予定。
海外旅行は、2月のハワイ、5月のハワイ、8月のハワイの予定。

「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「贖罪の街 下」(マイクル・コネリー 著)講談社文庫 私的批評眼★★★★(今年6冊目)本 贖罪の街 下
これも好きな作家の作品で、元刑事のボッシュと、異母兄弟のリンカーン弁護士のハリーの活躍を描く。

「御内儀の業」(鈴木 英治 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年7冊目)本御内儀の業

「烙印 上」(パトリシア。コーンウエル 著)講談社文庫 私的批評眼★★★★(今年8冊目)本烙印上

「烙印 下」(パトリシア。コーンウエル 著)講談社文庫 私的批評眼★★★★(今年9冊目)本落胤下

「隠密船頭」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年10冊目)本隠密船頭
伝次郎が遂にお奉行からのたっての依頼で同心に復帰した。

「小樽から旭川経由網走まで」

「小樽から旭川経由網走まで」
二日目、起きたら外は吹雪が渦巻いていた。5時過ぎに風呂に入り、6時過ぎに食堂に降りていくと、一人のおばさんがいて、朝の当番だという。外は強風が吹き荒れ、それでも車がやってきていた。(写真:H15)H15
6時半、沖合をフェリーが進んでいく。新潟から小樽へのフェリーだというが、普通だと4時半頃沖合を通過するが、大幅な遅れだ。当然漁船は出港していない。(写真:H16)H16
そして7時から朝食が始まった。当然我々4人しか客はいない。まずは色々ありますね。(写真:H17)H17
これ以外に味噌汁に「帆立焼き物」(写真:H18)H18
そして「ホッケの塩焼き」(写真:H19)H19
が付いてくる。私は殆ど食べられなかった。何故ならば、私は一日一食主義だから夕食しか通常食べていないから、朝は全く食べられないのだ。
その内に除雪車がやって来た。(写真:H20)H20
外に出ると「鰊御殿」が観えた。(写真:H21)H21
海も荒れている。(写真:H22)H22
鰊御殿は冬季閉館中で4月7日からオープンするという。(写真:H23)H23
そして青塚食堂の前で4人で写真を撮りました。(写真:H24)H24
タクシーで順調に小樽駅まで来たのは良かったが、駅では電車が殆ど走っていなかった。雪のため大幅にダイヤが変わっていた。雪の小樽駅。(写真:H25)H25
駅前。(写真:H26)H27
結局、45分遅れの電車に漸く乗れたが、当然予定していた札幌駅からの旭川行き特急には乗れない。1時間後の臨時特急に乗って旭川に向かうが、本来は旭山動物園でペンギンの散歩を観るのを止めて、乗り継ぎで網走行きの特急に乗って早めに網走に向かうことにした。本来は旭山動物園で3時間近く過ごして、午後8時過ぎに網走に着く予定であったが、雪の影響もあり、いつ何時列車が止まるか分からないので早め早めに移動することにした。
札幌から旭川に向かう。防雪林が西側に植えられていた。(写真:H27)H27-1
雪原が続く。(写真:H28)H28
木の上に雪が綿のように積もっていた。(写真:H29)H29
雪と木立と草が生えていた。(写真:H30)H30
北見ではナイター施設のあるスキー場が観えた。(写真:H31)H31
そして午後5時に20分遅れで網走に到着した。ネットで調べた店に行く。「居酒屋かあちゃん」だ。(写真:H32)H32
焼酎を頼む。これも「かあちゃん」だ。(写真:H33)H33
まず付け出しで「おでん」だ。出汁が染み込んでいる。(写真:H34)H34
「ガンギ」鶏唐揚げだ。(写真:H35)H35
「豚の煮付け」(写真:H36)H36
「刺身」が出て来た。(写真:H37)H37
「湯豆腐」(写真:H38)H38
これは驚いた。「玉子焼き」だ。本当に大きい。(写真:H39)H39
満腹でホテルに戻りました。また雪が降って来た。駅も雪に霞んでいる。(写真:H40)H40
お休みなさい。

「美々卯のうどんすき」

「手前勝手世界食物語、第509号」
「美々卯のうどんすき」
美々卯の本店は大阪府堺市だ。そして「うどんすき」はこの店の商標登録だ。
京橋店には数々の「ウサギ」にまつわる品が飾られていた。(写真:食1)食1
(写真:食2)食2
(写真:食3)食3
(写真:食4)食4
(写真:食5)食5
元々関西は、「蕎麦」より「うどん」が主力の世界だ。そこで「うどんすき」という独特の食文化を編み出した「美々卯」には頭が下がる。薄い関西風の味付けの出汁に色々な具材が入り、それにうどんが長く煮込まれても決して崩れることがない独特のうどんなのだ。
「うどんすき」というネーミングも「すき焼き」のイメージを重ねて美味しい鍋だと分かる。堺の本店は実は小さな店で目立たない店構えだ。隣のファミレス・チェーン店の方が看板も大きく余程目立つ。
それでも知る人は知る名店なのだ。
では「うどんすき」を食べよう。(写真:食6)食6
(写真:食7)食7
美味しいね。この熱々の出汁の中に「生車海老」を入れて残酷に殺して食べるのだが、これも美味しい。関西伝統の味でした。やはりうどんは関西だね。
以上、猛吹雪の網走から、勢古口がお送りしました。

「父の祥月命日」

J  REPORT2019年 1月第3週」
「リタイアメント・ノート 10年7ヶ月目」
「VOL.1090号 SINCE AUG.12th、1983」
「父の祥月命日」
2001年1月8日に父「國成」が肝硬変で亡くなった。あの日の朝、妹からの電話で危篤が告げられ、大急ぎで家族を起こして、早朝のそれも前日降った雪で凍り付いた高速羽田線を走った。兎に角寒い日だったことを覚えている。
横浜の病院には母、妹家族、叔母家族が既に集まっていた。私たちが到着して約1時間後、父は死去した。享年79歳だった。親族全員に囲まれて旅立った。幸せな人生だったと今では思っている。
父は戦時中に召集され、その後陸軍経理学校を出て、シンガポールに赴任した。そしてビルマのインパール作戦に従軍した。しかし運命は分からない。行軍途中で「主計少尉」任官の辞令が出て、シンガポールに戻ったという。もし辞令が出ていなければインパールで戦死していた可能性が高かった訳だ。日本軍はこの作戦で大敗している。
当時母も軍属としてシンガポールにいた。終戦後、共に別々に帰国したが、父は色々と手を尽くして、母の実家である福井市に突然現れ、母を妻にと申し出たというのだ。そして何度も訪れたので、根負けしたのか遂に母も承諾したというのだ。シンガポールでは、父は母を見かけて一目惚れしたのだが、母は父のことは全く知らなかったというから面白い。その結果私と妹が生まれた。私は基本的に母似だが、声は全く父似なのだ。だから外部から電話が自宅に掛かってくるとよく父と間違えられた。

「ロマンティック・ロシア」
渋谷の文化村ミュージアムで開催中の絵画展に行ってきた。(写真:R1)R1
ロシアを訪れた時、サンクトペテルブルクの美術館でロシアの絵画は見ていたが、系統立てて観た訳ではないので、今回の絵画展は非常に良かった。(写真:R2)R2
(写真:R3)R3
それでは絵画を見て行こう。(写真:7,18)7-18
左が「イワン。シーシキン作、雨の樫林」。雨が降る樫の林の中を相合傘で歩く男女。ロシア人にとっては森は身近なものなのだ。
右が「コンスタンチン・コローヴィン作、小舟にて」。小舟に乗る恋人たちか。
(写真:10)10
「ワシーリー・バクッシェーエフ作、樹氷」。冬、凍てつく道、太陽の光が輝く樹氷、いかにもロシアらしい風景だ。
(写真:14,4,10)14-4-10
左が、「イワン・クラムスコイ作、月明かりの夜」。謎の女性が佇む。神秘的で理想の女性は魔法の夜を過ごす。
真ん中が、「イワン・シーシキン作、正午、モスクワ郊外」。ライ麦畑が広がる。空が高い。夏の日差しが強い。遠くに教会の尖塔が見える。正にモスクワの郊外だ。
(写真:18,20,19)18-20-19
真ん中は、「ニコライ・グリツェンコ作、イワン大帝の鐘楼からのモスクワの眺望」。クレムリン宮殿だ。クレムリンとは城壁という意味。
右が、「ウラジミール・マコフスキー作、ジャム作り」。郊外のダーチャ(別荘)でジャムを作る老夫婦。
(写真:19)19
(写真:19.13)19-13
右が、パンフレットにもなっている「イワン・クラムスコイ作、忘れえぬ女(ひと)」。冷たい、見下すような視線。長いまつげ、見知らぬ人を見るような眼差しからは何を感じるのか。サンクトペテルブルクの街中での場面で、馬車が描かれるという大胆な構図だ。でも美人だね。凄い美人だ。