『J REPORT 2019年1月第5週号&2月第17週号』
「リタイアメント・ノート 10年7か月目」
「VOL.1092号 SINCE AUG.12th,1983」
「北海道・列車の旅 後半」「旅暦82続き」
朝の網走は快晴でした。昨晩の吹雪はどこへ行ったのやら。青空です。駅前の風景です。(写真:H1)
それでも空気は冷たい。太陽が光り輝いています。駅は大正元年に出来たそうです。(写真:H2)
時間通りにたった一両の列車は出発した。大人の休日俱楽部でもなければ、こんなに人が乗ってはいないのだろう。
網走港には船が沢山いる。皆陸に上げられていた。(H3)
オホーツクの海には残念ながら流氷はなかったが、結構海は荒れている。(写真:H4)
波が激しい。(写真:H5)
列車の先に羅臼岳が観える。その先は知床半島だ。(写真:H6)
列車は一両のみだが、突然途中駅から多数の観光客が乗り込んできた。しかし二駅目で下車。ツアー客なのだろうが、オホーツクの列車の旅の一場面だったのか?知床斜里駅に到着。(写真:H7)
ここからオホーツクを離れ内陸へと進む。遠くに雪山が観える。ここは阿寒摩周国立公園だ。(写真:H8)
川湯温泉駅の目の前に硫黄山がある。山から湯気を含む噴煙を出している。((写真:H9)
おっ、丹頂がいる。獲付けしているのだろう。(写真:H10)
沢山の丹頂だ。(写真:H11)
(写真:H12)
(写真:H13)
やがて釧路湿原へと入る。雪山と湿原だ。(写真:H14)
川が蛇行して流れている。(写真:H15)
凍てつく川。(写真:H16)
湿原は真冬の姿。しかし雪は少ない。(写真:H17)
そして東釧路駅で花咲線に乗り換えて根室半島に向かう。厚岸駅手前に見える海。(写真:H18)
海鳥たちが浮かんでいる。(写真:H19)
海岸線は凍り付いたかのような景色だ。(写真:H20)
牧場の雪の上で「キタキツネ」が二匹遊んでいるのが見えたが、残念ながらシャッターチャンスを逃す。
後ろ姿を捉えることも出来なかった。(写真:H21)
時々列車は警笛を鳴らす。どうも鹿が沢山いるようだ。根室手前の海岸線。美しい。(写真:H22)
やっと鹿の群れに遭遇した。いるわ、いるわ、鹿たちが遠慮なく線路にまで侵入しているのか、警笛に驚いて逃げて行く。(写真:H23)
(写真:H24)
(写真:H25)
(写真:H26)
やがて北海道最東端の駅「東根室」に着く。(写真:H27)
そして終着駅の根室へ。雪は余りないが、道路は凍り付いていた。ホテルの部屋から根室市内を観る。日没直後の風景だ。(写真:H28)
有名な「根室花まる」という回転寿司屋に行く。(写真:H29)
銀座にも店がある。(写真:H30)。
流石に5時過ぎなのでまだ客足は遠い。まずはシャリ抜きで具材のみ頼む。次々と頼んだので、名前が分からない。すみません。想像してください。
「花咲蟹の軍艦巻き」(写真:H31)
(写真:H32)
「タラの子」(写真:H33)
(写真:H34)
(写真:H35)
「筋子」(写真:H36)
「紅ほや握り」(写真:H37)
握り寿司。(写真:H38)
(写真:H39)
(写真:H40)
最後がタラの子の天麩羅。(写真:H41)
よく食べましたね。
「厚岸から釧路へ」
旅も4日目だ。今日は「根室半島」の突端「納沙布岬」に行く。初めての北方領土見物だ。
外を見ると何とロシア語が書かれた道路標識があった。驚き。それほどロシアとの関係が深い街が根室なのだろう。(写真:N1)
ホテルのフロントで聞くと、「大鷲が見られるかも知れない」とのことだったので、万が一と思い大鷲の写真を撮る。(写真:N2)
こんなのが見られれば最高だな。昨日は「蝦夷鹿」と「キタキツネ」を見たから、大鷲も是非とも見たい。
根室市内には「島を返せ」の看板もあった。(写真:N3)
やはり北方四島の問題がひしひしと迫る街だ。バスで根室駅から約45分で納沙布岬だが、途中に結構廃校となった小学校が沢山あるのに驚かされる。そして海が見えるが、意外に静かな海だ。(写真:N4)
海岸線に家も建っている。漁業に携わる人たちなのだろう。(写真:N5)
風力発電も盛んに行われていた。(写真:N6)
いよいよ納沙布岬だ。地面にここから見える島の絵があった。(写真:N7)
10数キロ先にある島は「歯舞群島」だ。3人の後ろが水晶島だ。(写真:N8)
島が小さく見える。本当に平らな島だ。(写真:N9)
私も北海道最東端に到達だ。(写真:N10)
歯舞群島の島。(写真:N11)
北方領土問題を公開している建物に入る。地図があったが、国後島が納沙布岬と知床半島の間に食い込んでいるのがよく分かる。(写真:N12)
「何とかの灯」というのが点灯されていた。K君が写真を撮っていた。(写真:N13)
カメラの望遠レンズを使って島を撮影した。(写真:N14)
(写真:N15)
(写真:N16)
納沙布岬と歯舞群島との中間にある灯台はロシアに占拠されている。(写真:N17)
そのすぐそばで日本漁船が操業している。(写真:N18)
灯台を拡大してみよう。(写真:N19)
漁船も拡大。(写真:N20)
島にはロシアの監視塔がある。(写真:N21)
(写真:N21-1)
国後島方面を見る。本来ならば山が見えるはずだが、雲が掛かっている。(写真:N21-2)
海鵜がいた。(写真:N21-3)
コーストガードの船も見える。日本の船を守る最前線だ。(写真:N22)
2枚の証明書を貰う。もちろん無料。(写真:N23)
北方四島の島を見たという証明書だ。さて、根室に戻り、釧路行きの列車に乗る。この辺りには、酪農家が多く、乳牛や放牧している馬が見られた。(写真:N24)
馬に乗っている人もいた。(写真:N25)
突然K君が「大鷲がいる」と叫ぶ。慌てて反対側の窓に駆け付ける。慌ててシャッターを切る。(写真:N50)
(写真:N51)
微かに飛んでいる姿が見えた。そしてこちら側の窓からも飛ぶ姿が見えた。感動だ。(写真:N26)
どこにいるのが、探してみて下さい。(写真:N27)
(写真:N28)
(写真:N29)
この辺にエサの小動物がいるのだろう。
湖の上にテントが並ぶ。ワカサギ釣りだ。(写真:N30)
色とりどりのテントだ(写真:N31)
湖は全面氷結していた。(写真:N32)
(写真:N33)
厚岸駅に着く。(写真:N34)
残念なことにタクシーが一台もいない。電話でタクシーを呼ぶ。聞くとタクシーは2台だが、一台は食事中で一台しか稼働していないとのこと。利用客がいないからだろう。その間に一応キタキツネの写真もテレビから撮っておいた。(写真:N35)
さて、駅近くの丘の上にある「道の駅」に行く。ここで昼食だ。自分で焼き物のネタを選ぶ。私は牡蠣とホタテを取る。これで750円。(写真:N36)
生牡蠣も頼む。これは1000円。A君と半分ずつ食べる。(写真:N37)
炭火の上に乗せてセルフサービス(場所代300円)で焼く。帆立を焼くのがなかなか難しい。身の表も裏も焼くのだそうだ。I君の焼いているのも含めて写真撮影。こういったものが焼けるということ。(写真:N38)
牡蠣が焼き上がった。(写真:N39)
なかなかの美味だ。食事を終えて、また列車に乗り釧路に向かう。
そしてホテルにチェックインして直ぐに夕食の寿司屋に向かう。「八千代本店」という店、まあ寿司屋ではなく割烹料理店だ。その内部です。落ち着いた感じの高級感溢れる店内だ。(写真:N40)
焼酎を頼む。「千が飛ぶ」という銘柄だ。4000円也。(写真:N41)
先附は「毛蟹と三つ葉の山椒醤油和え」(写真:N41-1)
次は「生毛蟹洗い造り」(写真:N42)
これは絶品だ。山葵と醤油でもいいが、酢橘と岩塩でもあっさりとして非常に美味しかった。花が開いたように捌かれて氷に入れられた姿は素晴らしい。
「毛蟹甲羅焼き」(写真:N43)
「うちこ」(写真:N44)
「鱈場蟹の柳川風」(写真:N45)
「鱈場蟹炭火焼き」(写真:N46)
「握り寿司 毛蟹 鱈場蟹 ずわい蟹 鱈場蟹ばら 鱈場蟹外子」
留椀は「毛蟹吉野仕立て」(写真:N48)
「水菓子」(写真:N49)
この蟹尽くしのコースで1万円也。本当に美味しかったです。
紹介してくれたA君は昨年の夏に釧路に9泊して避暑をした時に見つけた店だそうだ。
さて、ホテルに戻って私は即寝てしまったが、残りの3人はそれからまたホテルで無料提供された「夜鳴き蕎麦」という小ラーメンを食べたというから、その食欲に驚いた。
「帰京日」
ホテル名物の「イクラかけ放題」があるという朝食で確かにイクラ他、兎に角沢山の美味しいものがありました。
私は野菜サラダと、すりおろした山芋の上にイクラを掛け食べました。(写真:K1)
見える川は釧路川だ。(写真:K2)
さて列車は南千歳に向けて順調に出発した。郊外にソーラーパネルが沢山あった。(写真:K3)
帯広を出た辺りから、吹雪になってきた。視界不良のため徐行運転となり、徐々に遅れが出始めた。トマムスキー場だ。(写真:K4)
シャトルバスが駅に止まっていた。(写真:K5)
吹雪は益々強まって来た。(写真:K6)
そして「追分駅」手前で完全にストップした。駅の線路の切り替えが凍結積雪のために出来なくなったというのだ。そして何と1時間50分も停止していた。なんてこった。JR北海道なら雪対策はちゃんとやっておけよ。当然のことが出来ていないから赤字体質が治らないのだ。貧すれば鈍するということだな。(写真:K7)
A君が車掌さんと交渉して、南千歳駅での乗り継ぎ確認をしてくれたので、何とか列車に乗れたが、中国系観光客でぎゅうぎゅうだ。皆温泉に行くようだ。羊蹄山が微かに見える。(写真:K8)
9時過ぎに漸く東京駅到着。無事に帰って来ました。お疲れ様でした。A君、I君、K君。次は三陸鉄道ですね。