「私は死刑囚?」

「J  REPORT 2024 7月第5週号&8月第1週号」
「リタイアメント・ノート 15年2ヶ月目」
「VOL.1377 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。75歳後期高齢者の㔟古口より、
追加して「癌になるな」もね。

「人生は旅の如くNO.17-2010年編・第4話、3月の中国大連にて」
漸く最終目的地にやってきた。ご存じ日露戦争の山場の戦場痕だ。明治時代の二大戦争の一つで旅順港を占拠するためには越さなくてはならないロシアの要塞がそこにはあった。日本陸軍は乃木大将が指揮を執るが、敵トーチカからの射撃に次々と日本兵は倒れいく。ただ突撃のみのむやみな戦いは膠着状態に陥っていた。まあ歴史を観ればその結果は分かるのでここでは述べない。
しかしこの地で失った兵士の血の尊さは果たして理解されていたのだろうか?乃木将軍の作戦力のなさ、参謀の能力不足、揚げればきりがないが日本軍の失敗作戦の一つであることは事実であろう。
私はこの地に立って、歴史の重みと共に無駄な人的損失を顧みない当時の陸軍の体質が後々にも残されたことに憤慨するのだ。コンクリートで出来たトーチカにただただ突撃を繰り返すという愚策。打ち出される機関砲からの射撃でばたばたと倒れる日本兵。その後大連から満州鉄道が出来、南満州の経営に乗り出した関東軍。その結果は日中戦争から太平洋戦争へと破綻の道を進むとその時の誰が想像しただろうか。大連の街には戦前の日本の建物が数多く残っている。そこには歴史の重みを感じさせるものがあった。
明治大帝の崩御に伴い殉死した乃木夫妻、今は神になり祀られている。孫息子がお宮参りには乃木神社を利用させて頂いたので悪くは言いたくないが、実に頭の固い将軍だったのだろう。
その後中国には2017年6月に3S会で新疆ウイグル自治区を訪れた以外、香港を除いて訪れていない。もう二度と訪れることはないだろう。益々中国を嫌いになったからでもあるが。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年54作目)
1969年7月大学3年生だった私はアポロ11号の歴史的月着陸とアームストロング船長らの月面ウォークの生中継を観ていた。アポロ計画はケネディー大統領の遺志でもあり必ずなさねばならないアメリカの威信を掛けた事業だった。そんなアポロ11には数々の映画があるが、PRという側面から描かれたものはなかった。如何にスポンサーを集めて議会の予算を獲得し且つソ連に勝つというものだ。そして別の面では月面のフェイク画像を制作し仮に月面着陸が失敗したとしてもテレビでは成功と報じる極秘作戦も並行していたというお話しだ。当時からこのフェイク画像という噂はあった。全世界で4億人が見たというこれらのTV中継は真実を語ったのか?

「7月の満月」
アポロ11の映画を観たその夜が満月だった。実に美しい満月が南の空に輝いていた。(写真:A1)
地球から観た月も美しいが、月から観た地球もさぞ美しいのだろう。

また、7月26日付け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」には、「墓泥棒と失われた女神」「化け猫あんずちゃん」「ロイヤルホテル」「このろくでもない世界で」「もしも徳川家康が総理大臣になったら」「流麻溝十五号」「お隣さんはヒトラー?」「デッドプール&ウルヴァリン」「幸せのイタリアーナ」「時々、私は考える」が紹介されていました。

「2024年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「哀れなるものたち」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」「コット、はじまりの夏」「オッペンハイマー」

★★★★=「枯れ葉」「ゴールデンカムイ」「ダム・マネー ウォール街を狙え!」「ブルックリンでオペラ」「パスト ライブス/再会」「人間の境界」「無名」「鬼平犯科帳/血闘」「碁盤斬り」「関心領域」「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」

「私の2023年に観た映画は98本、星5つは
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

「2024 観劇シリーズ」 2023年の歌舞伎観劇は12度でした。
寿初春大歌舞伎昼の部「常辰歳歌舞伎」と「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」を観劇。
一月大歌舞伎「平家女護嶋」(新橋演舞場にて)を観劇。
猿若祭二月大歌舞伎、昼の部を歌舞伎座にて観劇。「新版歌祭文」、「釣女」、「籠釣瓶花街酔醒」の3題目。
三月大歌舞伎、昼の部「菅原伝授手習鑑」、「傾城道成寺」、「小浜御殿綱豊卿」を観劇。
四月大歌舞伎、夜の部「於染久松色読販」、「神田祭」、「四季」を観劇。久々の玉三郎でした。
團菊祭五月大歌舞伎、昼の部「鴛鴦襖恋睦」「極付番隨長兵衛」「毛抜」を観劇。
六月大歌舞伎、昼の部「上州土産百両首」「義経千本桜・時鳥花有里」「妹背山婦女庭訓・三笠山御殿」を観劇。
七月大歌舞伎、昼の部「星合世十三團・成田千本桜」市川團十郎十三役早替り宙乗り相勤め申し候を観劇。(写真:K71)
八月大歌舞伎、第二部「梅雨小袖昔八丈」「艶紅曙接拙」を観劇予定。(写真:K38月)
なお八月は三部興業となる。

「2024年旅暦」
1月に蕎麦の旅で東北と信州に、6月には福岡と佐賀に行きました。
更に6月には山形へ蕎麦の旅へ、行きましたが、直後入院となり、釧路行きハワイ行きは断念しました。
また8月には家族全員で壱岐の島へ旅する予定。通院の予定があるために、旅行は難しいですね。
海外には2月にハワイに行きました。
『入院したこともあり、今年の旅行は単独の旅は全て中止した』(7月の釧路に9月のハワイ)

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、185冊でした。
「浅き縁」(辻堂 魁 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年94作目)「夜叉萬同心」シリーズ第10話

「読書欲」

「読書欲」
私が読書にのめり込んだのは小学3年生の時だった。それまで新聞の切り抜き小説位しか読んだことがなかったが、その時病気で自宅で寝ていた。母が漫画を買って来て暇ならば読みなさいと言うことで初めて漫画に触れた。それが面白かった。こんなものが世の中にあるのかと驚かされた。それから学校では図書室にある本を読み漁った。小さな図書室だから大した量の本はなかったが、それでも何でも読んだ。これが私が読書に触れた最初だった。
高校時代に愛読書になったのが、今東光著「悪太郎」だった。時代は戦前だったが、関西の私学の生徒と女学生の恋愛に胸を時めかせたものだった。この本実は何度読み返したことか、読書欲が失せそうな時にこの本を読むと再び読書欲が不思議と湧くのだった。だから本を読む意欲を出したい時にはこの本をきっかけにして読書欲を膨らませていったのだった。
小説とは自分が体験できないことを疑似体験出来、異世界を追体験出来る。これが夢になりまた現実に至り新しい世界を見せてくれるのが楽しい。
今私は最悪の読書意欲不足に陥っている。体調不良が原因だろうが、本を読む意欲が湧かないのだ。困りました。

「日本は亜熱帯化?」
最近の暑さは実に凄いものだ。体温を超えるような暑さが我々日本人を襲っている。もうそれこそ20年以上前から言われていたことだが、日本列島は温暖化の影響もあり「亜熱帯化」するとのこと。予想通りそうなった。北海道が温帯化し過ごし易い四季に恵まれ、その他の地域は亜熱帯化し極端な暑さとスコールのような豪雨が降るということだ。ある人は既に北海道に夏の住まいを求めていた。結局夏は適当に涼しく、冬は適度に寒く、日本で一番良い地域になったのだろうか?特に都会は熱が抜けないシールドに覆われてしまっているようだ。もう東京に住むのは止めようという人が沢山出て来るかも知れない。

「私は死刑囚?」

「癌闘病記―第26回」
「味覚は?」
漸く副作用が収まりつつあるのが味覚だ。口内炎のような状況で熱い物辛い物が全く受け付けられなかったが、このところ徐々に辛い物をトライしつつある。山葵も少量使ってみている。辛いのはまだ駄目だが、少し刺激物は食べてみている。また身体中の痒みはほぼ収まりつつある。これも止めた薬の副作用からの脱出なのだろうか?
「抗癌剤点滴再開」
5週間振りに点滴が再開された。「イミフィンジ」という抗癌剤で約1時間の点滴時間だ。聖路加国際病院の「オンコロジーセンター」はカーテンで仕切られた数多のブースがあり、そこには航空機内のプレミアムエコノミークラス風の椅子があり、そこでリラックスしながら点滴を受ける。前回は大腸炎で猛烈な下痢になり一時中断していたが、下痢は改善されたので1週間遅れでの再開となった。だが果たして今回はどんな副作用があるのだろうか?心配です。また並行してステロイドによる投薬は徐々に減らすことになった。血糖値の上昇を招くステロイドは困りものだ。果たして遂に下痢がやってきた。25日の木曜日から前回同様の下痢状態になった。困ったなあ。その後どうやら下痢は克服したようだった。
「私は死刑囚?」
このイミフィンジの点滴療法、何度か申し上げたが、完治率3%という超難関コースなのだ。たったの3%ですよ。3割ではないですよ。ということで私とほぼ同年配の方々は健康でいつに死ぬかなどと考えることなどないのかもしれないが、私は厳しい生存率を毎日感じながら、いつ死刑宣告の通知が来るのだろうかと緊張している。だから逆に緊張の毎日は良い刺激になっているのかも知れない。毎日毎日が戦いなのだからいつ死ぬかも戦い次第なのだろう。仄聞するに死刑囚は毎朝死刑通告が来るか来ないかで戦々恐々としているという。その緊張感に耐えられない人もいるという。
「体重はジェットコースター」
昨年12月から1月に掛けては食事が殆ど摂れなかった。そのため体重は激減した。10%以上減った。一時治療を中止してハワイに行った時は最低の体重だったが、徐々に体力を回復したが、ハワイで買った衣類、今は全く着られなくなった。その後体重は急激に上昇しほぼ90%回復したが、新しい点滴療法に戻った途端に下痢に見舞われ入院し、また5%以上体重は急減した。そして今、体重は徐々に回復しつつある。正にジェットコースター並みの増減だ。如何に人間にとって食事が大切だと認識させられた昨今でした。
「老化」
私がサラリーマンを辞めて隠居?生活に入ったのが2008年6月、59歳の時だった。それから次々と病に襲われた。年代ははっきりしないものもあるが、以下のような病気や怪我だった。
1:左膝人工関節置き換え手術
2:脊柱管狭窄症手術
3:心房細動による心臓アブレーション手術
4:胆嚢摘出手術
5:転倒による額の裂傷手術
6:右膝人工関節置き換え手術
7:肝細胞癌(ステージ2)抗癌剤治療継続中
8:右目白内障手術(9月実施予定)
身体中ががたがただというのが分かる具合だ。それに長期の入院生活が入ると体力は更に落ちる。もう老人の典型的な姿なのだ。
以上、いったいつまでこの暑さは続くのだろうか?夏バテ気味になりそうな状態の㔟古口が東京よりお送りしまっした。
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次は前週のJ REPORTに続きます。

「人生は旅の如くー3月のイタリア南部にて」

「J  REPORT 2024 7月第4週号」
「リタイアメント・ノート 15年1ヶ月目」
「VOL.1376 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。75歳後期高齢者の㔟古口より、
追加して「癌になるな」もね。

「人生は旅の如くNO.16-2010年編・第3話、3月のイタリア南部にて」
イタリアは好きな国の一つだ。南部はナポリ以南でローマからバスで向かった。マテーラの洞窟遺跡やアアルベロベッロの茸屋根の家等観光地を巡り目的地はシチリア島だ。シチリアと言うとマフィアを思い出すが、行ってみて驚いたのはギリシャ以前からの遺跡の宝庫だったということだった。イタリア半島のつま先の島で、直ぐ向こうはアフリカ大陸だ。東西南北の交通の要衝に昔からなっていて、非常に文明が進んだ地域だということが分かる。神殿もコロッセオ(競技場)も多数あり古代からの息吹が聴こえるようだった。
パレルモはシチリア一番の都市だ。美しい街だった。
フェリーで夜間地中海をナポリへと向かう。ビュッフェ方式の食事だったので同じ船に乗っていたのが中国人グループで彼らの食事の汚さに閉口させられる。昔は日本人の観光客も日本流のマナーで周囲を悩ませたのだろうが、中国人とは一緒に食卓に着きたくない。兎に角汚い。ありったけの食事を皿に乗せて来て殆ど食べずに残していく。困った人種だ。
フェリーは一晩掛けてナポリへ到着。次は「ポンペイ」の遺跡だ。ここは是が非でも訪れたかったところだ。ベスビオス火山の噴火で一瞬にして崩壊した街だ。当時の姿がそのまま残っている。
そして「青の洞窟」だ。岩穴の下に小さな船で潜り込みその美しい海を観る。一度は訪れたい場所だ。兎に角・船・船で大混乱だった。洞窟の前で小舟に乗り換える。岩と波の間は数十センチ、船底に仰向けに寝て岩場を潜る。そこはちょっと広くなった洞窟内。外から差し込む太陽の光に海が微妙に美しく青く光る。30秒ほどの洞窟内探検だ。たった数分の船旅だが感動しきりだ。定番のアマルフィー海岸を最後にローマへと戻る。
南イタリアの人は所謂我々が想像するイタリア人そのもののようで、明るく大らかな性格ののんびり屋のようだ。対して北部の人はヨーロッパそのままの人種みたいだった。北部は工業、南部は農水産業かな?
でもナポリの人は夜のオペラの時には着替えて正装で現れた洒落者たちだった。
残されたのは「最後の晩餐」の絵だけだ。次回以降には行きたいね。その後2014年に実現した。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「キングダム 大将軍の帰還」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年53作目)
やがて中華を統一する秦の始皇帝の若き大王時代、軍の大将軍「王騎」と、大将軍を目指す童・信が周辺の国々と
戦いをするというのがお話し。実際には活劇シーンばかりでワイア・アクションの空中戦と軍団同士の乱戦が中
心だ。大将軍の帰還とは果たして何なのか?続編はあるのか?

また、7月19日付け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」には、「大いなる不在」「HOW TO HAVE SEX」「フライ・ミー・ト・ザ・ムーン」「村と爆弾」「怪盗グルーのミニオン超変身」「あの子はだあれ?」が紹介されていました。

「2024年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「哀れなるものたち」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」「コット、はじまりの夏」「オッペンハイマー」

★★★★=「枯れ葉」「ゴールデンカムイ」「ダム・マネー ウォール街を狙え!」「ブルックリンでオペラ」「パスト ライブス/再会」「人間の境界」「無名」「鬼平犯科帳/血闘」「碁盤斬り」「関心領域」「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」

「私の2023年に観た映画は98本、星5つは
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

「2024 観劇シリーズ」 2023年の歌舞伎観劇は12度でした。
寿初春大歌舞伎昼の部「常辰歳歌舞伎」と「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」を観劇。
一月大歌舞伎「平家女護嶋」(新橋演舞場にて)を観劇。
猿若祭二月大歌舞伎、昼の部を歌舞伎座にて観劇。「新版歌祭文」、「釣女」、「籠釣瓶花街酔醒」の3題目。
三月大歌舞伎、昼の部「菅原伝授手習鑑」、「傾城道成寺」、「小浜御殿綱豊卿」を観劇。
四月大歌舞伎、夜の部「於染久松色読販」、「神田祭」、「四季」を観劇。久々の玉三郎でした。
團菊祭五月大歌舞伎、昼の部「鴛鴦襖恋睦」「極付番隨長兵衛」「毛抜」を観劇。
六月大歌舞伎、昼の部「上州土産百両首」「義経千本桜・時鳥花有里」「妹背山婦女庭訓・三笠山御殿」を観劇。
七月大歌舞伎、昼の部「星合世十三團・成田千本桜」市川團十郎十三役早替り宙乗り相勤め申し候を観劇。(写真:K71)
八月大歌舞伎、第二部「梅雨小袖昔八丈」「艶紅曙接拙」を観劇予定。(写真:K38月)
なお八月は三部興業となる。

「2024年旅暦」
1月に蕎麦の旅で東北と信州に、6月には福岡と佐賀に行きました。
更に6月には山形へ蕎麦の旅へ、行きましたが、直後入院となり、釧路行きハワイ行きは断念しました。
また8月には家族全員で壱岐の島へ旅する予定。通院の予定があるために、旅行は難しいですね。
海外には2月にハワイに行きました。
『入院したこともあり、今年の旅行は単独の旅は全て中止した』(7月の釧路に9月のハワイ)

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、185冊でした。
「奥義花影」(坂岡 真)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年92作目)「ひなげし雨竜剣」シリーズ第4話

「うらめしや」(風野 真知雄)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年93作目)「わるじい義剣帖」シリーズ第3話

<PS>
「長楽」渡邊顕句集(写真:H長楽)
50歳の時に丸紅から更生会社大同コンクリート工業へと出向、その後転籍した時管財人だった弁護士の渡邊顕先生の句集だ。第三句集だというから凄いものだ。余り俳句には興味の薄い身ながら何とか完読してみようと思っている。

「七月大歌舞伎観劇記」

「七月大歌舞伎観劇記」(写真:K2)
「通し狂言 星合世十三團 成田千本松」(ほしあわせじゅうさんだん)
「市川團十郎十三役早替り宙乗り相勤め申し候」(写真:K1)
今の歌舞伎役者で一人で歌舞伎座を満席に出来る役者も多くはないだろう。その一人が十三代・團十郎だろう。当日の歌舞伎座も雨の中満席だった。(写真:K7月2)
圧巻の早替り、迫力の二度の宙乗り、桜舞う歌舞伎座で市川團十郎十三役大奮闘となる。
お話しは平家が壇ノ浦で滅びたにも関わらず、安徳天皇他平家の荒武者たちが生き延びて桜舞う吉野の里で源氏の追手と争うというもの。
兎に角登場人物が多いし早替りで人の出入りも激しく、これは実に大変な歌舞伎だと思った。全員の息が合わなければ完成できない舞台の迫力と締めの桜の舞う姿は圧巻だった。
舞台から客席にも桜吹雪が舞い散り宙乗りと相まって大喝采を浴びていた。その後の掃除が裏方にとっては大変だったろうと想像された。
まあ作品の出来不出来よりも新しい歌舞伎のスタイルの一端を観ることが出来たのでした。

「日本人はアメリカの奴隷か?」
幕末日本は二つに割れていた。尊王攘夷か対外開放か、世論を分断した中で開放に進む幕府に対抗し西国の大名たちが立ち上がった。この時日本人に共通していたのは、それでも独立だった。西洋列強の植民地にはなるまいとする動きが原動力となった。そしてアジアで唯一の強国に育った。
しかしそれも50年もすれば色褪せ、負け試合覚悟での太平洋戦争へ破局へと進んだ。戦後はご存じの通り実質アメリカの植民地となった。それが今も現実的には沖縄がその支配下にあると言っても過言ではあるまい。最近の沖縄女性に対する米兵の屈辱的な行動は奴隷に対するものと何ら変わらない。
日本人が奴隷だというのは太平洋戦争時の日本人移民に対する強制収用を観れば分かろう。今でも日本人は人種差別の最下位に位置していると私は思っている。アジア系でも最低だろう。
理由は日本の政治家に志が欠けているからだろう。政治屋であり続ける限り独立心を持った政治家は出て来ないだろう。自らがただただ可愛くて保身に走るだけの政治屋に何を任せろと言うのだ。
一方、安倍晋三を高く評価する人もいる。私には彼は奴隷の先駆け以外には見えない。何十回プーチンと会っても結果を出せず、トランプの膝に駆け寄り擦り寄るだけの彼の何を評価するのだ。結果二発の銃弾で暗殺された。アベノミクスという最悪の経済政策を続け、国家予算を危機に瀕させ、借金大国に陥らせた犯人は誰だ。最高裁が違憲としても動かない選挙制度。閣議決定と称して独裁国家と同じ轍を踏む独裁体制。機密費で何でも勝手に使う。こんな最悪の宰相を日本人はどう評価しようというのだろうか。
ある女流評論家が言っていた。「日本はまだ江戸時代だ」。その通り一部の特権階級(武士)が政治を担い、庶民は従うだけ。私にとっては江戸時代よりも更に以前の時代にも見える。都知事選挙ではほぼ無名の石丸某は先見性がなく、討論と言えば行き当たりばったりでその場しのぎの議論に終始し売名する。先を見通す力もなく未来を展望すらしない。こんな政治屋を産む日本とはどうなってしまうのだろうか?
若者よ立ち上がれ、日本の独立を守るためにも、アメリカの奴隷にならないためにも。

「癌闘病記ー第25回」

「癌闘病記―第25回」
「肝細胞癌との戦いは?」
フットボールの後輩が亡くなった。彼も私と同じ癌患者で数年前に博多で会食をした。享年70歳と若い。同病相哀れむ。人生は短く素早く過ぎ去る。寿命とは何なのだろう?私もよい抗癌剤が見つからないと、副作用に悩まされながら、昨年のステージ2が徐々に拡大して3年後の生存率は60%、5年後の生存率は30%だという。それまでに癌が他の臓器へ転移すればステージ3からステージ4となり、更に死期は早まるだろう。副作用も辛いが自分に合った抗癌剤が見つかるかが一番の問題だ。私の癌は小さな癌細胞が肝臓内部に散らばっているという始末に負えないもの。まとまっていれば切除とか放射線が可能らしいが、散らばっているのでどうしても化学療法しかないようだ。一寸先は闇だから、一日一日を大切に生きるしかないのだろう。
抗癌剤の副作用により大腸炎になり入院しステロイドの治療を受けたが、徐々にステロイドを減らしつつ二の腕に取り付けたセンサーから血糖値を測りながらコントロールをするという具合だから中々大変だ。ステロイドの影響が血糖値の上昇に繋がっている。自分でのインスリン注射も慣れつつあるが、早く適合した薬が見つかることを願うばかりだ。
11日間の入院生活ですっかり身体が鈍った。病室から一歩も出なかったが、毎日スクワットを百回程度やってはいたが、歩いていないので体力は大幅に落ちている。退院後徐々に歩くようにしているが、今一つ安定感が出て来ない。やはり入院は身体にはよくないな。 
退院後4日目、血糖値が上がりっぱなしだ。平均で300、高い時は判定不能の500,最低でも200といった状態だ。早速医師に相談するとインスリンの量を増量せよとのこと。おいおい大丈夫かな?

生命とは何なのだろうか?奇跡に奇跡が重なって地球の海で誕生した単細胞は数十億年の月日を掛けて自己分裂を始め、やがて雌雄に分裂し更に進化を辿り今に至るという。中学時代の恩師であった香山先生によると、その進化の過程は母親の子宮内での受胎から胎児への変化で全てを観ることが出来るという。人間と言うのもそんな進化の過程の一部なのだろう。そんな状態で生物は常に自己のDNAを次世代に残そうとしている。それを進化と呼ぶのか自己保身と呼ぶのか分からないが、それでも生物の本質は変わらない。何世代にも何十億世代にも渡り生物はこれからも生き続けることが果たして出来るのか疑問ではあるのだが。
私はこれからも残された実に短い人生を精一杯生き抜こうと気力だけは充実している。頑張ろう。次世代が癌を克服する時代を目指して。

以上、いよいよ短い梅雨が明けた猛暑の東京から㔟古口がお送りしました。

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次は前週のJ REPORTに続きます。

「退院しました」

「J  REPORT 2024 7月第3週号」
「リタイアメント・ノート 15年1ヶ月目」
「VOL.1375 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口
追加して「癌になるな」もね。

「人生は旅の如くNO.15-2010年編・第2話、2月のカナダ・イエローナイフにて」
成田からのJALバンクーバー行きが約2時間遅れで到着したが、既に予約便は出発していた。仕方なく現地旅行会社に電話して相談したところ、パスポートとエアチケットを持参してカウンターで手続きをと言われ、ついでに他のツアー客10数名の分も振り替えてくれるよう頼まれてしまった。まあ仕方ないと思い日本人らしき人に話しをしたらツアー客だったのでパスポートとチケットを集めてカウンターへ。1時間後の便を手配出来た。
遅れに遅れたが着いたのは既に北極圏にあるイエローナイフだった。白クマの大きな剥製に迎えられ極寒の地に立った。その日早速街から1時間バスに揺られてオーロラを観る場所に行く。もう真夜中だ。支給された防寒具を身に付け着いたキャンプは原住民が運営する施設で日本人女性のガイドもいた。とんがり帽子のようなテントの中はストーブががんがん焚かれ暑い位だ。やがて外で声がして出ると空一面にオーロラが輝いていた。初めて見るオーロラ。外気温はマイナス20度。空は晴れ渡り、黄色、緑、青、赤など素晴らしい色彩のオーロラが乱舞していた。私の持参したデジカメではオーロラは全く映らず、プロのカメラマンの写真を後日入手した。
約1時間見物して町へ戻る。
翌朝はこれまた晴れ渡っていた。気温マイナス12度に驚く。午後から近くの公共施設を見学。兎に角原住民のイヌイットを優先した政策が取られていた。準州と言うことで議会も見学した。
昼間はプロフットボールのスーパーボウルが開催されていたのでテレビで観戦した。
夜早速オーロラ見物に出掛けたが、町を出る前から既に空にはオーロラが出ていた。非常に珍しいという。オーロラの下、1時間移動してキャンプへ。もう空一杯のオーロラだった。これで二日連続でのオーロラだ。こればかりは天候に左右されるから必ず見られるというものではない。運と言えよう。実はその後翌日もその翌日もオーロラは観ることが出来なかった。4戦2勝と勝率5割は大成功と言えよう。全く観られない人も多くいるのだから。
当時の私はお酒は浴びるほど飲んでいたし、カナダのステーキもキングサーモンも実に美味かった。充実したオーロラ見物の旅でした。出来ればもう一度行きたいなあと思っている。しかしオーロラは天候次第、運次第だ。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「クワイエット・プレイス DAY 1」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年52作目)
また、7月13日付け日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」には、「メイ・ディセンバー ゆれる真実」「YOLO 百元の恋」「お母さんが一緒」「ある一生」「クレオの夏休み」「キングダム 大将軍の帰還」「密輸1970」「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライス」が紹介されていました。
「2024年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「哀れなるものたち」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」「コット、はじまりの夏」「オッペンハイマー」

★★★★=「枯れ葉」「ゴールデンカムイ」「ダム・マネー ウォール街を狙え!」「ブルックリンでオペラ」「パスト ライブス/再会」「人間の境界」「無名」「鬼平犯科帳/血闘」「碁盤斬り」「関心領域」「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」

「私の2023年に観た映画は98本、星5つは
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

「2024 観劇シリーズ」 2023年の歌舞伎観劇は12度でした。
寿初春大歌舞伎昼の部「常辰歳歌舞伎」と「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」を観劇。
一月大歌舞伎「平家女護嶋」(新橋演舞場にて)を観劇。
猿若祭二月大歌舞伎、昼の部を歌舞伎座にて観劇。「新版歌祭文」、「釣女」、「籠釣瓶花街酔醒」の3題目。
三月大歌舞伎、昼の部「菅原伝授手習鑑」、「傾城道成寺」、「小浜御殿綱豊卿」を観劇。
四月大歌舞伎、夜の部「於染久松色読販」、「神田祭」、「四季」を観劇。久々の玉三郎でした。
團菊祭五月大歌舞伎、昼の部「鴛鴦襖恋睦」「極付番隨長兵衛」「毛抜」を観劇。
六月大歌舞伎、昼の部「上州土産百両首」「義経千本桜・時鳥花有里」「妹背山婦女庭訓・三笠山御殿」を観劇。(写真:K六月)
七月大歌舞伎、昼の部「星合世十三團・成田千本桜」市川團十郎十三役早替り宙乗り相勤め申し候を観劇予定。(写真:七月)

「2024年旅暦」
1月に蕎麦の旅で東北と信州に、6月には福岡と佐賀に行きました。
更に6月には山形へ蕎麦の旅へ、行きましたが、直後入院となり、釧路行きハワイ行きは断念しました。
また8月には家族全員で壱岐の島へ旅する予定。通院の予定があるために、旅行は難しいですね。
海外には2月にハワイに行きました。
『入院したこともあり、今年の旅行は単独の旅は全て中止した』(7月の釧路に9月のハワイ)

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、185冊でした。
「姫と剣士三」(佐々木 裕一)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年87作目)「姫と剣士」シリーズ第3話

「秘剣横雲」(坂岡 真)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年89作目)「ななげし雨竜剣」シリーズ第2話

「刺客潮まねき」(坂岡 真)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年90作目)「ななげし雨竜剣」シリーズ第3話

「鹿殺し」(坂岡 真)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年91作目)「はぐれ又兵衛例繰控」シリーズ第9話