「1000号までもう少し」

「J  REPORT 2017 2月第5週号&3月第1週号」
「リタイアメント・ノート 8年9ヶ月目」
「VOL。991号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
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「1000号までもう少し」
1983年の8月から、この「J REPORT」を始めて、約33年。あと9号で何と1000号になる。このままのペースで行くと、「緑の日」の4月29日がその日になりそうだ。最初はパソコンではなく、ワードプロセッサーで原稿を作成し、月に一回のペースで郵送していた。だから配送数も少なかった。その内に色々な人から私にも送ってほしいとの要請があり、原稿を整理し、ファックスで送るようになった。そして2001年11月からホープページを立ち上げて、週一回更新したものをインターネットで閲覧してもらうようにした。それにしてもよく続けてきたものだ。最初は「市況」を中心とした仕事上の情報提供から始めた。当時、鉄鋼製品を扱っていたので、その市況の先行き等についての私の意見を載せた。その後、どんどん内容が増えていって仕事から逆に離れていって、今のような形になった。これからも出来るならば1500回、そして2000回へと伸ばしたいものだ。

「確定申告」
2月16日、早速指定の税務署を訪れ、確定申告を行った。今の収入は老齢年金だけだから、税金を殆ど払っていないので、還付してもらう財源がない。それでも毎年少ない額だが、還付を受けるべく確定申告している。1984年12月に仙台市内にマンションを買った。当時仙台に単身赴任していたので、老後のことを考えて、新築マンションを買った。だが翌年85年4月に東京に転勤になったので、その後は人に貸している。従って家賃収入があるので税務申告せざるを得ないことになり、今もマンションを貸しているので、これまで確定申告している。

「3S会」
確か2010年か11年の9月に元鉄鋼メーカーの技術営業の「サーさん」からお誘いがあり、富山は「八尾の風の盆」に行ったのが始まりだったと思う。行きたかった八尾だったので夜の盆踊りに感動したものだった。サーさんとは大阪時代に取引関係があり、且つ飲み友達でゴルフ友達だった。そして2012年6月、サーさんの大学時代の友人スーさん(元大手ゼネコン海外担当)が加わり、3人で「スイス・オランダ」に行ったのが正式な「3S会」の発足だった。その後、国内や海外に3人或いは2人で行くようになり、この数年は「さいたま歴史研究会」にも参加している遊び仲間だ。そんな3S会のサーさんから写真を頂いた。「埼玉県花と緑の振興センター」で撮られたと言う。「春、近し」といえよう。(写真:埼玉の桜)桜

「今週の映画と本」

「2017 私の映画鑑賞記録」
「たかが世界の終わり」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年27作品目)映画たかが世界の終わり
カナダの新進気鋭の監督の作品だから、カナダの映画かな?フランス語圏ですね。母親と兄夫婦、妹の家族に弟が12年振りに帰ってきた。そこで発せられる会話はボクシングのジャブのようなもの。愛情と憎しみ、すれ違い、一体なぜ家族は崩れて行くのか。そこには弟の悲しみが隠されていた。出演者は5人のみ。会話のパンチが凄まじい。マニアックな芸術趣味の高い映画でした。

「セル」(TC六本木にて)私的批評眼★★★(今年28作品目)映画セル
スティーブン・キング原作のスリラー映画。題名「セル」は「CELL」、細胞?核?ではなくセルフォーンのこと。突然携帯電話を通話していた人たちが発狂し、人々を殺し始める。電波から何か狂気に走るものが発せられた。携帯電話を使用していなかった結果、生き残った人たちが逃亡生活を始める。果たして彼らの行く先には何が待っているのか?

「愚行録」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼★★★★(今年29作品目)映画愚行録
1年前に起きた一家三人惨殺事件を追う週刊誌の記者。周辺の人たちのインタビューを中心に描かれているが、学生時代、サラリーマン時代、それぞれに被害者と付き合いのあった人たちが話す事実が面白い。そしてラストには意外な展開があった。推理小説としても面白い。お薦めします。

「一週間フレンズ」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年30作品目)映画一週間フレンド
月曜日になると友人関係の記憶が一切なくなってしまい、リセットされるという不思議な病に犯された高校生と、彼女の友人になろうとする男子高校生の友情の物語。まあ女の子達はこんなメロドラマが好きなんだろうな。

「ナイスガイ」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年31作品目)映画ナイスガイ
ハリウッド得意のコメディー映画。私立探偵二人がある事件を追うのだが。まあエロティックあり、活劇あり、と何でもありの映画でした。

「ラ・ラ・ランド」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★★(今年32作品目)
流石ハリウッド。私は余りミュージカルは好きではないが、ラストの20分には感動させられた。一度は観ておくべきだ。今年のアカデミー賞の本命らしいから。

日経新聞2月24日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「バンコクナイツ」が5つ星、「彼らが本気で編むときは」が4つ星、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」が3つ星、「アイヒマンの後継者」が3つ星、「百日告別」が3つ星、「一週間フレンズ」が3つ星、「退屈な日々にさようなら」が3つ星でした。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」「愚行録」「ラ・ラ・ランド」

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「秀吉を討て」(武内 涼 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今年40冊目)本秀吉を討て

「海しょう千里を征く」(幡 大介 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年41冊目)「大富豪同心」シリーズ第10弾本海しょう千里

「おったまげ」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年42冊目)「わるじい秘剣帖」シリーズ第6弾本わるじい

「ふんわり穴子」(坂井 稀久子 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年43冊目)「居酒屋ぜんや」シリーズ第2弾本ふんわり穴子

「柳に風」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年44冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第5弾本柳に

「らくだ」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年45冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第6弾本らくだ

「大晦り」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年46冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第7弾本大晦日

「あきない世傳 金と銀 奔流篇」(高田 郁 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年47冊目)「あきない世傳」シリーズ第3弾本あきない

「異国の花」(中島 要 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年48冊目)「着物始末暦」シリーズ第8弾本異国の花

「宇宙の果ては?」

「雑談、第3話」
「宇宙の果ては?」
前回、宇宙は2兆年後に我々の世界からは果が見えなくなると申し上げた。膨脹する宇宙は遂にその膨脹速度が光のスピードを超えて光が我々の世界に届かなくなるからだ。さてその後はどうなるのだろうか?読んだ本には、推測でしかないが、再び縮小を始めてビッグバンに直前にまで戻るのではないだろうか?としていた。そうしてビッグバン、膨脹、縮小、再びビッグバンと我々の世界、この4次元の世界は永遠に繰り返しているのだろうか?報道ではNASAが地球から39光年に地球に似た7つの惑星を持つ恒星を見つけたと発表したが、水が存在する可能性が高いという。面白くなってきたが、その結論を私は観ることが出来るのだろうか?(写真:朝焼けの朝)朝焼けの空

「知識不足で恥ずかしい私」
こんな恥ずかしい話しをするのをお許し願いたい。私は中学から私立の一貫校に進み、大学卒業後、就職した総合商社では最初の赴任地が「仙台」だった。仙台に行って始めてナンバースクール、所謂地元での一番いい高校や2番目にいい高校があることを知った。男子は「仙台一高」「仙台二高」、女子は「宮城一女」といった具合だった。高校のランク付けがあるなって、それまで全く知らなかった。知る必要もなかったから知らなかった。今は男女共学で仙台一高に宮城一女は一緒になったようだが、それでも宮城県一の地位は変らない。そんなことも知らなかったの?と言われてしまうが、知らなかったのだ。(写真:サーさん提供、埼玉県の福寿草1)福寿草1
温室育ちだと言われればその通りなのだろうが、なにせ中学受験しか経験していないので常識知らずだったのだ。

「南蛮人と紅毛人」

「江戸の庶民の生活は楽だったか?88」
「南蛮人と紅毛人」
南蛮人と日本人が呼んだのは、髪が黒い者が多く、南ヨーロッパに住む人達、即ちラテン系の人達で、最初に渡来してきたのは、1543年に種子島に着いたポルトガル人だった。鉄砲の伝来である。一方、紅毛人と呼ばれたのは、その後に日本にやってきたオランダやイギリスの人たちでその特徴から紅毛人と呼ばれた。
そして彼らが東洋から持ち帰ったものの中で、中国製の磁器は「チャイナ」と呼ばれ、日本製の漆器は「ジャパン」と呼ばれ非常な人気になっていた。

「大名屋敷跡の発掘」(さいたま歴史研究会より)
墨田川沿い両国端際の大名屋敷跡の発掘で分かったことがいくつかあった。それは年代により地層が分かれていたということだ。当然隅田川は氾濫もしただろう。水害もあったろう。驚くことに火事の跡も度々見られているということだ。江戸は度々大火に襲われた。そして家屋敷を焼き尽くし、その上の新しい建物を建てた。何年か後に水害で土砂が堆積した等々のことで地層が出来ていたのだった。逆に台地の上にあった加賀藩の上屋敷(今の東大本郷)にはそういう地層が見かけられない。
さて明治維新で大名家はなくなった。当然江戸の屋敷はこれまでは幕府から借り受けていたものなので、自動的に明治政府に接収された。だから彼ら武士団は当時の日用品を残して帰国した。だから放置された皿や茶碗等の陶磁器も沢山発掘されている。江戸は百万人の人口を抱えた世界一の大都市だったのが、武士団が帰国したために、人口激減したという。(写真:3S会サーさん提供、埼玉県の福寿草2)福寿草2

「上野のお山も春近し」

「上野のお山も春近し」
何と「春3番」の訪れも予想されている東京地方だが、上野のお山にも春の香が近付いていた。まずは小鳥、「メジロ」が木の幹にいた。(写真:1)

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美しいし、可愛い鳥だね。(写真:2)
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もう盛りは過ぎたのだろうが、「牡丹展」をやっていた。(写真:3)
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藁に包まれた牡丹を見物人が覗き込んでいた。(写真:4)
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「上野東照宮」にも結構な人が訪れていた。(写真:5)
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徳川家康を祭る神社だが、有名なのは「日光」「久能山」「上野」なのだが、全国には数十の家康を祭る神社があるようだ。(写真:6花)
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お山を下ったところに「五條天神社」というのがあった。(写真:7)
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ここには桜も咲いていた。(写真:8)
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また梅の花も咲いていた。(写真:9)
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(写真:10)
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不忍池には「駅伝発祥の碑」というのがあった。(写真:11)
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1917年に京都から東京への駅伝競技のゴールがここだったらしい。
不忍池は何か侘びしい感じがした。(写真:12)
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それでも春は確実に近付いていることを感じさせられる上野でした。

「北の大地への旅、旭川編」

「J  REPORT 2017 2月第4週号」
「リタイアメント・ノート 8年8ヶ月目」
「VOL。990号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
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「旅暦71、北の大地への旅、旭川編」
朝の札幌は吐く息が白い。身体全体がぴりっと来るような空気だ。所謂「しばれる」ということなのだろうか。札幌から旭川へと向う。列車の中は八割方中国人+台湾人の観光客だ。それも満席。外は快晴で純白の世界だ。(写真:25雪景色)

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目的地は「旭山動物園」だ。ところが驚いたことにJR旭川駅のバス停には9時40分発のバスを待つ列が100mも続いているではないか。係りの人に聞くと「順次バスを臨時で出す」というが、とても待てそうにない。仕方なくタクシーに切り替えて向う。多分駅から8km位だろうか、20分ほどで到着。道路や雪が固まったアイスバーン状態。タクシーも度々スリップしている。9時25分に旭川到着。タクシーで10時動物園へ。列が出来ていたので並ぶ。10時20分に入場開始。そして中の広場で待つ。(写真:26入口付近)
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やがて10時30分、いよいよ動物園オープンだ。何と気温「マイナス6.2度」だ。それでも日差しがあるので寒さは感じない。(写真:27温度計)
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11時から開始の「ペンギンの行進」を見るために場所取りをする。約500mのコースをペンギン達が歩くのだ。近くの「犀」の檻があった。(写真:30犀)
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「白熊=北極熊」が一頭いた。プールには入らずに雪の上を歩き回っている。(写真:28白熊君)
(写真:29白熊君)
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犀は寒くはないのだろうか?沢山人が集まってきて、いよいよペンギンさんが現われた。よちよち歩きのペンギンが何と18匹もいるではないか。全員参加のようだ。(写真:31ペンギン)
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このペンギンの行進だが、夏場はプールでよく泳ぐが冬場は泳ぎが少なくなるので、運動不足解消のためにおこなったところ、人気になったということだった。それにしても観ていて楽しい。しかし接近してきたペンギン達の写真は全て失敗。殆ど写っていなかった。がっかり。(写真:32ペンギン)
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ペンギンさんを楽しんでもらおう。(写真:33ペンギン)
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これが今日のメインイベントだ。約30分ペンギンさんたちは歩いて行きました。(写真:34ペンギン)
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「宇宙が始まる前には何があったのか?」

「雑談、第2話」
「宇宙が始まる前には何があったのか?」(ローレンス・クラウス 著)文春文庫から本宇宙
こういった本が私は好きだ。ここで述べられたことを簡単に纏めて見よう。
1) 宇宙は今から「137億2千万年前」に起こった高温高密度のビッグバンで始まったこと。
2)観測可能な宇宙には、ざっと4千億個の銀河系がある。そして我々の住む銀河系もその中の一つに過ぎず、そこには約1千億個の恒星(太陽と同じような)があること。
3)この4千億個の銀河系団は平坦(例えればパンケーキのような)な形で常に高速で膨脹を続けていること。しかし、2兆年後にはその膨脹スピードが光の速度を超えてしまい、我々の視界から消えてしまうということ。
4)量子重力に置いては、宇宙は無から自然発生的に生じることが可能であること。無から生じる宇宙は、空っぽである必要はなく、重力による負のエネルギーを含めてゼロでありさえすればいいということ。即ち、正の重力と負の重力とでゼロとなる状態から宇宙は発生する(ビッグバン)ことが出来るということだ。
5)宇宙で見ることが出来るのはたったの1%で、宇宙全体には正のエネルギーは約30%で、残り70%は見えない負のエネルギー(ブラックホールを含む)であるということ。
ここに至る詳細は本を読んでもらうしかないが、私には非常に感動的に思える推察だった。また我々の太陽も40数億年後には超新星として爆発してしまうのだし、2兆年後には他の銀河系の大多数が遠く離れてしまい、且つ光よりも早い速度で動くので見えなくなってしまうのだったら、どういうことでもなかろう。まあ神が創った宇宙ではないことはどうも確実なようだった。(写真:11日早朝の満月、月齢14.6日)満月
(写真:月齢16.1日の月)月齢16.1
さて、見える宇宙がたったの1%、そしてその1%の中に4千億個の銀座星団があり、1個の銀河には約1千億個の恒星があるということは、宇宙全体は一体どれだけの大きさなのだろう?想像を絶する姿なのだろう。

「2017 私の映画鑑賞記録」
「相棒 劇場編Ⅳ」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年22作品目)
スポーツの世界大会で活躍した日本人選手団が銀座をパレードする。そこにテロが起こる。果たして防げるのか?いつもながらテンポのよい映画でした。映画相棒

「マリアンヌ」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年23作品目)映画マリアンヌ
第2次世界大戦中のカサブランカで独大使を暗殺したカナダ人の軍人とフランス人の女性がイギリスで結婚し娘を授かった。しかし彼女が逆スパイである可能性が高まった。彼女の無実を信じる夫は単独でフランスに渡る。果たして彼女はドイツのスパイなのだろうか?

「サバイバル・ファミリー」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年24作品目)映画サバイバル
ある日、突然電気がなくなってしまう。即ち文明の力がなくなるのだ。簡単に言えば江戸時代以前に戻るということか。そんな事件にある一家は都内から鹿児島へ移動するのだが、馬鹿らしいが現実的なお話しでした。

「未来を花束にして」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年25作品目)映画未来
1915年のロンドン。女性蔑視、男性優位に対して女性参政権を勝ち取ろうとした女性たちを描く。警察による暴力虐待に対抗した英雄的女性たち。そして1928年漸く女性参政権を獲得する。映画はこんなお話しだが、そこから見えるイギリスの実態。身分社会、格差社会が見事に描かれている。未だにイギリスの社会構造は労働者階級の下層社会と上流社会に完全に分かれている。サッカーのベッカムも下層社会の人間だから、ナイトの称号をほしがっているのだ。

「エリザのために」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年26作品目)映画エリザのために
ルーマニアに住む医者家族。娘はイギリス留学を目指す高校生。最終試験を前にしてレイプされかかる。落ち込む彼女。父の外科医は不倫中。父は娘のために裏から合格点を取らそうとする。その見返りに副市長の肝臓移植のドナーを優先的に与えるという約束をする。世の中、持ちつ持たれる。裏には裏があるのだが、副市長に汚職の嫌疑が掛かる。さて娘は無事に留学出来るのだろうか?共産国家から民主主義になった歪みが描かれている。

「LIVE FOR TOGAY 天龍源一郎」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年26作品目)映画天龍
プロレスラー天龍の引退試合を追う。

日経新聞2月17日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「ラ・ラ・ランド」が4つ星、「愚行録」が3つ星、「雨の日は会えない。晴れた日は君を想う」が2つ星、「相棒 劇場版Ⅳ」が2つ星、「AT THE TERRACE テラスにて」が2つ星、「サクロモンテの丘」が3つ星、「息の跡」が4つ星でした。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「宇宙が始まる前には何があったのか?」(ローレンス・クラウス 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年33冊目)

「きつねの嫁」(岡本 さとる 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年34冊目)「居酒屋お夏」シリーズ第6弾本居酒屋

「紅椿」(藤原 緋沙子 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年35冊目)「隅田川御用帳」シリーズ第9弾本紅椿

「穴屋でございます」(風野 真知雄 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年36冊目)本穴屋

「不忠者」(藤井 邦夫 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年37冊目)「結城半蔵事件始末」シリーズ第1弾本不忠者

「御法度」(藤井 邦夫 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年38冊目)「結城半蔵事件始末」シリーズ第2弾本ご法度

「峠道 鷹の見た風景」(上田 秀人 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年39冊目)本峠道

「ゴマフ・アザラシ」

「ゴマフ・アザラシ」
11時45分からは「アザラシの餌付け」が始まった。因みにこのアザラシはゴマフ・アザラシだ。アザラシのプールの底の部分から上を見上げてアザラシが泳ぐのを観る。また上から下までパイプがあり、アザラシがパイプの中を上下して泳ぐ。(写真:35アザラシ)

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(写真:36アザラシ)
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(写真:37アザラシ)
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(写真:38アザラシ)
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いよいよ餌付けだ。プールの上を氷らせ、流氷を作り、その上で餌付けする。係員が持ってきた魚(鰊=ニシン)を貰っている。(写真:39餌付け)
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(写真:40餌付け)
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(写真:41餌付け)
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(写真:42餌付け)
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(写真:43餌付け)
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氷の上を歩く?よちよちと進むが本当は滑るようにするほうが楽だと言うアザラシ。(写真:44氷上のアザラシ)
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(写真:45氷上のアザラシ)
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アザラシのプールの脇に「オジロ鷲」がいた。もう30年も前に怪我をしているのを発見して保護したが、羽が折れていて飛べないので、ここで餌を与えて飼っているという。(写真:46オジロ鷲)
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その他、色々な動物もいる。暖かい地方の動物もいるのだが、この寒さの中で大丈夫なのだろうか?
まずは「虎」。大きな虎だ。(写真:47虎)
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「雪豹(ゆきひょう)」。丸くなって寝ていた。反応なし。(写真:48雪豹)
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(写真:53雪豹)
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「雪梟(ゆきふくろう)」。これでは雪の中では全く発見出来ない。完全に雪に同化している。(写真:49ふくろう)
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「狼(おおかみ)」もいた。彼らは群れで生活しているのだ。(写真:50狼)
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(写真:51狼)
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「蝦夷鹿」は弱そうだけれど、植物には迷惑な存在だ。木の芽を皮を食べ尽くす。(写真:52蝦夷鹿)
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動物園にいれば安心だが、もっと駆除しないと駄目な動物だ。
北海道名物の「ヒグマ」だ。怖いねえ。(写真:54ヒグマ)
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こんなのに襲われたら死んだ振りしても駄目だね。(写真:55ヒグマ)
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(写真:56ヒグマ)
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可愛らしい「レッサーパンダ」は人気者だ。(写真:57レッサーパンダ)
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この時の気温は「マイナス2度」。かなり暖かい。太陽が眩しい。信じられないほどの青空と美しい空気が旭川の大地を覆いつくしていた。
1時30分のバスは残念ながら立ち席でした。それでも30分ほどで旭川駅に到着。一路札幌経由で羽田に戻った。

「江戸のトイレ事情」

「さいたま歴史研究会―14」
「江戸のトイレ事情」
今回は江戸時代の大名屋敷跡の発掘が主題だった。旧新橋駅、即ち明治初期に始めて日本で鉄道が敷設された「新橋―横浜」間の最初の駅「新橋駅」周辺の発掘調査。伊達家の「仙台藩邸」と脇坂家の「龍野藩邸」跡だ。色々と日用品が出てきたが、その話しはこちらにおいて、トイレについて考えてみよう。まずトイレの便器には「埋め桶」、「かめ」、「桝」がある。場所は大名屋敷(多分旗本屋敷も)では、「内厠」か「張り出し」式、町長屋では外に、大店では「屋敷裏」か「空地」にトイレはあった。外の場合、小さな小屋の形式をしていたが、これが面白いところだが、西国では周囲全てを覆っている。即ち人が入っているのが見えない。東国では腰の部分の下しか板で覆っていない。即ちしゃがめば頭だけ見えるという訳。桝やかめの上に板を敷いた「ふみ板」か、床の部分に穴が空いている「ひばこ」という形が原則だ。そして糞尿を一旦溜めて、それを江戸近郊の農家が集めに来て、下肥として売却した。大切な肥料になったのだ。長屋では大家がこれを収入とした。勿論色々な長屋の費用にも使ったのだが。大名屋敷のほうが値段が高く、所謂入札式で売却したという。ところが戦後、進駐してきた米兵たちはこの下肥を見て、日本製の野菜は一切食べなくなったという。分からない訳でもない。だからエコ都市「江戸」は実に衛生的だったのだ。一方ヨーロッパではトイレは室内のかめに溜めて、翌日道路に放り出したというから汚い。花の都パリもそうだったというから、臭いパリから逃げ出して「ベルサイユ宮殿」を造ったとも言われているそうだ。ロンドンはテムズ川に投げ捨てられたという。だから江戸は綺麗だったのだ。
以前映画で観たのだが、西洋のお城のトイレはそのまま壁を伝って城外に流れ出ていたのを思い出した。自然放置式だね。史実として戊辰戦争の会津籠城戦では約1ヶ月、城にこもった会津藩士や庶民が最も困ったのが、糞尿の処理だったという。捨てる場所が全くなくなり、場内に放置したというから大変だったろうに。今回の勉強会は、M先生を中心にして男性5人、女性3人が集まり熱心に勉強しました。

「大手町周辺」
用事があり、久々に地下鉄東西線の竹橋で下車した。最初に就職した商社がここにあったので、毎日通った駅だった。今、その本社ビルは被いに包まれていた。(写真:竹橋にてM社ビルを観る)

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新しく建て直すようだ。私が入社した1971年4月、その年の1月に完成したビルだから45年経っていたので、今が建て替えの時期なのだろう。合同庁舎の税務署に行き、日本橋まで歩いた。懐かしい。「鎌倉橋」から観ると、大手町周辺は新築ビルラッシュだった。(写真:鎌倉橋より)
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高層ビルが次々と建てられていた。何か浦島太郎になってしまったような気分だ。ここは「鎌倉河岸」だが、思い出すのは佐伯泰英氏の時代小説「鎌倉河岸捕物控」だ。金座裏の十手持ち、金座とは江戸時代小判を鋳造していた所、今の日銀の場所だ。また鎌倉河岸というのは江戸城築城の折に石垣の石を運んだ人たちが鎌倉から来ていた人たちが集まったことから、地名になったという。さて常盤橋から日本銀行本店の前を通過。(写真:日銀1)
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「円」の字のように建てられたのが日銀本店だ。なかなか立派な建物だ。(写真:日銀2)
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日銀もぐるりと周囲を工事用の塀で囲まれていて、改築でも行われるのだろうか?

「保育園入園決まる!」
いやあ、助かった。長男の息子「蓮」君はこの3月で1歳だが、4月からの保育園への入園がどうなるのか、非常に心配していた。近くに祖父母がいれば、更に条件は悪くなる。しかし、私と妻は共に身障者だし、妻は要介護3だし、孫の面倒を見ることが出来ない。一方、息子達の住む豊洲地区は高層マンションが林立し、若い人たちの移住し、人口増加率でも多分都内トップクラスだろう。従って、保育園に入れないのでは?と心配していた。息子の妻は現在は産休後の育児休暇中だが、4月から保育園に入れないと更に育児休暇を延長しなければならず、収入面でも困った事態になるところだった。それが当面仮設のようだが、新設保育所が出来ることで入園が認められ、本当にほっとしている。早く待機児童完全解消に都は進んでもらいた。さて、15日朝もNHKラジオで放送していたが、アメリカのある科学雑誌の情報では、昨年日本で生まれた子供の平均余命は107歳だと言う。私の孫も平均値ならば2124年まで生きるということか?凄いね。

「旭川ラーメン、青葉」

「手前勝手世界食物語、第439号」
「旭川ラーメン 青葉」(写真:食7)

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旭川には2度来たが、都度訪れたのが北海道では珍しい「豚骨醤油系ラーメン」の「旭川ラーメン」の店「青葉」だ。豚骨ベースに、利尻昆布、魚介、鶏の出汁を加えた所謂「ダブル・ベース」のスープは醤油味だから、意外とサッパリした味だ。出汁はちょっと濃い目だが、それなりに咽喉越しがいい。札幌ラーメンはもともと醤油味だったが、その後「味噌味」が出てきて有名になった。今から60年も前に親戚を訪れて札幌にやって来ていた頃は、夜食で食べたラーメンは醤油系だった。さて「青葉」は創業昭和25年というから古い。チャーシューに支那竹、刻み葱と極々単純な具材。唯一海苔だけが強く主張しているようなラーメンだ。麺は中細縮れ麺。次々と観光客が店に入ってきていた。

「イタリア」
日本橋室町で映画を観た後、立ち寄ったのが「イタリア」という名のレストラン。ワインを飲みながらの食事となった。中身は「マッシュルームと鶏肉のアヒージャ」。(写真:1)

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オリーブオイルにニンニクが効いていて、これにフランスパンを漬けても食べられる。次がピザ。「5種のチーズ入りのピザ」。(写真:2)
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そしてメインは肉類の盛り合わせ。(写真:3)
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牛肉、豚肉、羊肉、そしてソーセージが載せられていた。少し食べ過ぎたかな。
禁酒は出来ないし、痩せられないし、意思が弱い私はどうしたらいいのか?
そんな気落ちしている勢古口がお送りしました。