「今週の映画と本」

「2017 私の映画鑑賞記録」
「たかが世界の終わり」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年27作品目)映画たかが世界の終わり
カナダの新進気鋭の監督の作品だから、カナダの映画かな?フランス語圏ですね。母親と兄夫婦、妹の家族に弟が12年振りに帰ってきた。そこで発せられる会話はボクシングのジャブのようなもの。愛情と憎しみ、すれ違い、一体なぜ家族は崩れて行くのか。そこには弟の悲しみが隠されていた。出演者は5人のみ。会話のパンチが凄まじい。マニアックな芸術趣味の高い映画でした。

「セル」(TC六本木にて)私的批評眼★★★(今年28作品目)映画セル
スティーブン・キング原作のスリラー映画。題名「セル」は「CELL」、細胞?核?ではなくセルフォーンのこと。突然携帯電話を通話していた人たちが発狂し、人々を殺し始める。電波から何か狂気に走るものが発せられた。携帯電話を使用していなかった結果、生き残った人たちが逃亡生活を始める。果たして彼らの行く先には何が待っているのか?

「愚行録」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼★★★★(今年29作品目)映画愚行録
1年前に起きた一家三人惨殺事件を追う週刊誌の記者。周辺の人たちのインタビューを中心に描かれているが、学生時代、サラリーマン時代、それぞれに被害者と付き合いのあった人たちが話す事実が面白い。そしてラストには意外な展開があった。推理小説としても面白い。お薦めします。

「一週間フレンズ」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年30作品目)映画一週間フレンド
月曜日になると友人関係の記憶が一切なくなってしまい、リセットされるという不思議な病に犯された高校生と、彼女の友人になろうとする男子高校生の友情の物語。まあ女の子達はこんなメロドラマが好きなんだろうな。

「ナイスガイ」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年31作品目)映画ナイスガイ
ハリウッド得意のコメディー映画。私立探偵二人がある事件を追うのだが。まあエロティックあり、活劇あり、と何でもありの映画でした。

「ラ・ラ・ランド」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★★(今年32作品目)
流石ハリウッド。私は余りミュージカルは好きではないが、ラストの20分には感動させられた。一度は観ておくべきだ。今年のアカデミー賞の本命らしいから。

日経新聞2月24日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「バンコクナイツ」が5つ星、「彼らが本気で編むときは」が4つ星、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」が3つ星、「アイヒマンの後継者」が3つ星、「百日告別」が3つ星、「一週間フレンズ」が3つ星、「退屈な日々にさようなら」が3つ星でした。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」「愚行録」「ラ・ラ・ランド」

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「秀吉を討て」(武内 涼 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今年40冊目)本秀吉を討て

「海しょう千里を征く」(幡 大介 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年41冊目)「大富豪同心」シリーズ第10弾本海しょう千里

「おったまげ」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年42冊目)「わるじい秘剣帖」シリーズ第6弾本わるじい

「ふんわり穴子」(坂井 稀久子 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年43冊目)「居酒屋ぜんや」シリーズ第2弾本ふんわり穴子

「柳に風」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年44冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第5弾本柳に

「らくだ」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年45冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第6弾本らくだ

「大晦り」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年46冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第7弾本大晦日

「あきない世傳 金と銀 奔流篇」(高田 郁 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年47冊目)「あきない世傳」シリーズ第3弾本あきない

「異国の花」(中島 要 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年48冊目)「着物始末暦」シリーズ第8弾本異国の花