「手前勝手世界食物語、第276話」

「大判ハラミ」
いつも行く歌舞伎座裏の「ホルモン焼きの炭蔵」が突然閉店してしまった。余り客が入っていなかったから、多分1年で閉店したのだろう。「水商売」は難しいものだ。そこで新しい焼肉の店を探していたら、インターネットで見つけた店に行って見た。その店は銀座松屋裏の「鳴尾」という店だ。初めての店なのでお薦めを伺ったら、「ホルモン」と「大判ハラミ」だという。じゃあ、それを注文した。この店の焼き方は、炭の上の網に更に半円形の溶岩石の板が置かれていて、まず網の上に焼く物を置き、更にそこに溶岩石の板を乗せ、板と網とで挟んで焼くと言うものだ。焼き時間は約30秒。遠赤外線効果ありとのこと。「ホルモン4種」@1200円、これが意外に美味しい。そして「大判ハラミ」@950円、これは大きな肉だ。店員さんが焼いて切ってくれるのだが、食べ応えあり、非常に美味かった。納得した。翌週日曜日にもう一度蘭?オて行った。土日コース@2900円、飲み放題@1200円でしたが、最初が「豚タン」「野菜盛り合わせ」「ホルモン5種」「大判ハラミ」等でお腹一杯でした。満足、満腹
以上、勢古口が秋めく東京からお送りしました。

「夜明けの街」

愛犬との朝の散歩、東の空が色付き始めてきた。幻想的な「夜明け」だ。「しし座流星群」が見られたらしいが、流れ星を見られなくても、この美しい夜明けの空を観られただけでも嬉しい。本当に綺麗な夜明け前の空だった。

「GASOLINE価格の不思議」
私の自宅近くのスタンドでの価格は最近下がり始めて1リッター辺り@141円だ。だが、墨田川を越えた中央区に入ると途端に@149円になる。そして千葉県の松戸市に入ると今度は@138円まで下がる。これはどういう訳なのか?勿論需給バランスによるものなのだろう。近年エコカーが進み、ハイブリッド車の普及なのでGASOLINEの使用量が減って、石油精製設備そのものを減らす動きもある。車離れ、燃費向上など石油業界を巡る動きは後ろ向きなのだろう。だが、これだけ近い地域でも値差があるということが理解出来ない。消費者にとっては安いことにはありがたいのだが。

「江戸と大坂」
江戸時代、首都は朝廷のある京都だったかも知れないが、事実上の首都は勿論「江戸」だった。そして商都は「大坂」だった。以前にも垂オ上げたが、江戸は100万人都市、京都、大坂は30数万人、名古屋が12万人といった都市が10万人を越えていたという。しかし、その人口告ャは多いに違う。江戸は武士が50万人、ところが大坂は8000人程度と言われ、商人の町だったことが分かる。江戸はほぼ半分が武士であったのに、大坂では武士は3%にも満たない数だったのだ。如何に商人の力が強かったかが分かるというもの。大坂は幕府直轄地だから「大坂城代」がいて、これがトップだったが、例えば「橋」などは大半が商人が金を出し合って作ったものだったらしい。このへんが江戸と大坂の違いのようだ。要は江戸はお役所がやり、大坂は民間が公共事業もあるということだったようだ。話しは変わるが「江戸の朝炊き、大坂の昼炊き」というように江戸の庶民はお米を朝炊き、昼と夜は冷や飯を食べたという。大坂は昼に炊いて、夜と朝は冷や飯だったようだ。ちょっと面白い風習だ。

「江戸の庶民の生活は楽?2」

第11代将軍「家斉(いえなり)」の頃、元号は「天明」の時代、西暦だと1781年88年の頃の話しだが、当時は「食べ物屋」が江戸には6106軒あったという記録があるという。まあ100万人都市の江戸だから、それ位あっても当たり前か。その当時日本橋は浜町河岸にあった「大黒屋」という店で「鰻の蒲焼」を初めて食べさせてという。値段はどうやら200文もしたそうだ。現在の価値に直せば3000円にもなろうか。やはり高い食べ物だった。鰻の話しだが、歌舞伎の小屋で道具の管理をしていた某が、鰻好きだったが、出前を頼むといつも冷たい鰻しか来ない。そこで「暖かいご飯の上に乗せきてくれ」と頼んだところ、熱々のご飯の温かさで鰻も暖かくなったまま届いたという。それから「鰻重」や「鰻丼」が出来たらしい。大黒屋の鰻の30年後位に、本所の「華屋与兵衛」が「握り寿司」を発明した。「酢飯」に生のネタを乗せて、小さく握ったもの、今の江戸前寿司の原形だという。寿司も蕎麦も「立ち食い」の今で言えば「ファーストフード」だったという。ご存知のように「鮪」は人々に嫌われていて、漸く「醤油漬け」、所謂「ヅケ」にして食べられていた低級魚だったという。今や「鮪」は寿司ネタで最も人気のある物だから時代も変われば変わったものだ。でも寿司の歴史がたったの200年というのは如何にも短い。寿司はこれからも世界に羽ばたき、更に進化するのだろう。話しは戻るが、「天明」と言う時代には「天明の大飢饉」というのがあり、沢山の餓死者が出たらしい。勿論地方の話しで将軍のお膝元ではそんなことはなかったのだろうが。

人気のスカイツリーはもう止まる所を知らないようだ。しかし、4400万人の集客力を持っているといいながら、地元の商店街にはお客の影はなく閑古鳥が鳴いているという。どうも地元で恩恵を蒙っているのは極々少数の人たちのようだ。夜、ライトアップされたスカイツリーは美しい。

「栞ちゃんは勉強家?」

1歳を迎えた孫娘が私の本を読んでます。???果たして本を読んでいるのか?破壊しているのか?分かりません。

2012年の映画のお話し
映画「ゲット・バック」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年203作目)
銀行強盗が1000万ドル盗んだが、警察に追われて逮捕された。その直前、奪った金は燃やしてしまった。逮捕されて収監されて8年後、出獄したが、昔の仲間から娘を誘拐され、分け前をよこせと脅迫される。果たして娘を奪還できるのか?手に汗握る。

映画「シルク・ドゥ・ャ激Cユ WORLKS AWAY」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年204作目)
ラスベガスで行われているサーカスを盛り込み、3Dで作られたもの。人間業とは思えない映像でした。

映画「その夜の侍」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年205作目)
妻がひき逃げされて死んだ夫が、犯人に対して復讐を試みるというお話しだが。謎だらけの人間関係が面白い。主役ふたりの演技はよい。

映画「ドクトル・ジバゴ」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年206作目)
当時のアカデミー賞を軒並み受賞した大作。第一次世界大戦と革命に荒れるロシアを描く。面白かった。

映画「ウォリスとエドワード」(日比谷シャンテシネ座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年207作目)
イギリス国王とアメリカの既婚女性の恋愛を女性の立場から描いたもの。まあ普通の映画でした。

日経新聞11月23日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、当日は新聞は休刊日でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」「声をかくす人」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」「アルゴ」「黄金を抱いて翔べ」

「シノプスシ198」
「乱れ舞」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年313冊目)「秋山久蔵御用控」シリーズ第7弾

「千両船」(井川 香四郎 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年314冊目)「幕末繁盛記・てんぺん」シリーズ第2弾

「蔦屋でござる」(井川 香四郎 著)二見文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年315冊目)

「消失者」(堂場 瞬一 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年316冊目)「アナザフェイス」シリーズ第4弾

選挙近し

「J  REPORT 2012 11月第5週号」
「リタイアメント・ノート 4年5ヶ月目」、
「VOL。769 SINCE AUG.12th、1983」
「選挙」
もう街中には「東京都知事選挙」用のポスター掲示板が準備されていた。そういっているうちに「衆議院」も解散となった。掲示板も更に追加されるのだろう。投票日が12月16日と言うことは、私は海外旅行中だ。従って事前投票に行くことになる。殆ど最近は事前投票に行っている。暇な時に行けるから助かる。都知事選は近くの投票上は9日からとなっているから、旅行出発前の9日にでも行ってこよう。「都知事」も「衆議院」も一緒に投票してこよう。ところが不思議なことを発見した。このポスター掲示板なのだが、色が2種類あるのだ。「赤」と「緑」なのだ。どうして色を分けているのか、どうしても理解出来ない。なぜなのだろうか?どなたかお分かりの方はお教え願いたい。

「手前勝手世界食物語、第275話」

「特製担々麺」
いつも行く銀座4丁目の「紅虎」で食べたのが「特製担々麺」@1300円だった。私は麺類はこの「担々麺」が一番好きだ。特に好きなのは「はしご」の「担々、大辛」、この店の呼び名は「だんだん麺」と呼ぶ。@800円にご飯付きだ。このご飯に沢庵の漬物を乗せて食べるが、辛い麺のほうは上に更にラー油を掛けて食べるというのが私流だ。この「はしご」、知っているだけで、「銀座西6丁目店、銀座8丁目店、八丁堀店、東銀座店」と都内にはある。多分都内では一番美味しい「だんだん麺」を食べさせると思っていた。ところが「紅虎」で食べたのが、これまた凄かった。まず驚いたのは「チャーシュー」の厚さと多さだった。分厚いチャーシューが10枚も入っていた。「はしご」のほうは、柔らかい「チャーシュー」が一枚のみ、野菜は「チンゲン菜」が幅5ミリほどに切られたのが二枚だけに「刻みネギ」少々のシンプルなものだ。「紅虎」のは「煮玉子」1個、「チンゲン菜」2枚、「刻みネギ」少々、「挽き肉」少々と言う具合だ。それに「太い麺」がシコシコしていてこれまた美味かった。辛さも適度にあり、これはいけると思う。これまでの「はしご」のベストの座が揺らぎかねないものだった。「はしご」の麺は細いから茹で上がるのも「九州ラーメン」と同じような時間だ。今回は「担々麺」対決は一応「紅虎」に軍配を上げておこう。本当に久し振りの「担々麺」でした。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「愛犬の健康」

愛犬の「もも」ちゃん(シーズー、雌、8歳)がここ二日間全く食事をしなかった。それで動物病院に行ったのだが、どこも悪くないということで胃薬をもらってきた。そこで人間が食べるものならば食べるのではないか?と思い、「サラミ・SAUSAGE」を数切れ食べさせたら、それに勢い付いてか、その他のドッグフードも漸く食べてくれた。翌朝はいつも通り元気に散歩に出掛けることが出来たし、排泄も普通通りしたので一安心した。犬も人間も体調管理は難しいと改めて思った次第だ。私自身10月後半の「緊急入院」もあったし、振り返れば2009年10月の「腎臓機舶s全による緊急入院」もあり、死の瀬戸際にまで追い詰められた経験もある。犬も人間も健康が第一だということだ。さて、久し振りに訪れた孫娘「栞」だが、「もも」にとっては鬼門のようだ。追いかけられ、毛を抜かれ、逃げ惑っている。

「世界最古の職業」
といえば、自ずと知れたものだ。即ち「売春業」だ。どこのローマ時代の古代遺跡を訪れても必ずこの職業はあったし、目印もちゃんと遺跡に残っている。実に不思議なものだ。ローマ遺跡には「売春宿」と「風呂」と「トイレ」が必ずあった。さて江戸時代、「妾奉公」というのがあった。どこかの旦那さんが自宅の奥さん以外に「妾」を囲うものなのだが、それを職業として「奉公」していた女性たちがいたという。またその妾を派遣する「人材派遣業」すら、あったというから驚きだ。奉公が終われば、「手切れ金」を貰って別れたという。「関東大震災以前」には都内のお金持ちは千葉の市川周辺に「お妾さん」を囲っていたが、震災後、都内から逃れて一時的にでも妾の家を頼って旦那たちが住んだことから市川周辺が「高級住宅地」?として発展したという話しすらある。「お妾さん」は今流ならば「援助交際」なのかもしれないが、「パトロン」と「愛人」の関係は古今東西変わらないものなのだろう。昔は「男の甲斐性」とか言われたが、「一夫一妻制」になってからは男も甲斐性なしになったのか?イスラムの国では今でも「一夫多妻制」であるが、決して妻たちを差別することなく均等に愛情を注ぐのだそうだ。第一夫人と第二夫人とに差はないのだそうだ。ただ単に結婚した順序の意味だという。動物の世界は逆に「女系」が強い。鮭なども一匹の雌を巡って争う雄の姿が目立つ。皆、自分の遺伝子を如何に残すかに命を賭けているのだから。

「スポーツの秋」

秋も深まり、プロ野球は終わったが、草野球?は今が盛りとリーグ戦をやっていた。これからはウィンタースポーツも始まるし、何しろ大相撲も面白い。私たち「団塊の世代」は、「巨人大鵬卵焼き」と言われていた。今の若い人たちにこの言葉を言っても多分分からないだろう。要は当時の子供たちに人気があった物事3つなのだ。「野球は巨人、相撲は大鵬、そして食べ物は卵焼き」という具合だ。勿論異論のある人も居られただろうが、まあ常識としては人気者はこの3つだった。今ならば何なのだろうか?

「江戸の庶民の生活は楽?」
庶民が住んでいたのは「九尺二間長屋」と言われた長屋に住んでいた。「間口九尺」とは約211cm、「奥行き2間」とは約360cmだから実に狭い。2.3坪ちょっとの広さだ。畳み4枚半ほどか。流石一軒やとなるとそれぞれ広さは違うのだろうが、大体家賃が1両だったという。腕のよい大工の日当が400文だったというから、月に仮に25日働いて1万文、これは1両(相場があるので6000文から6400文)プラス3600文≠S000文、ほぼ1.5両相当だから、やはりかなり高い家賃だ。大工は江戸でも高賃金の職種だったから、年収20両と言う具合だ。「1両で長屋生活の一家4人が楽に暮らせた」というから、まあ物価も安かったといえよう。何しろ屋台の掛け蕎麦、所謂「二八蕎麦」が一杯2x8で16文だから想像が付くだろう。だから大体1両は現在の価値で8万円とも10万円とも言われている。8万円で一家4人の生活ではちょっと苦しいか?江戸は火事が多かったから、庶民は殆ど家具らしきものを持っていなかった。持っていても家事で焼けてしまえば仕方がない。そこで出てきた言葉が「江戸っ子は宵越しの金を持たない」ということだ。宵越しの金を持っていても焼けてしまえばそれでお終いということになる。何か儚い考え方だったようだ。面白いのは米の産地である地方では白米は食べられ難かったが、江戸では庶民でも白米を食べていた。これは需給の関係で、お米が集まられた江戸ならではのことだろう。田舎のお百姓さんは、お米を年貢として差し出すから、自分達は米以外のものを食べていたとしても不思議ではない。話しはちょっと変わるが、日本人は「お風呂好き」だが、江戸時代も「銭湯」が沢山あり、江戸市民は当時もお風呂好きだった。当時の風呂代は「6文」というから、大体80円から100円位と安かったようだ。

「漢字の難しさ」
「抑」とかいてはて?何と読む?これが「そもそも」と読むという。では「数多」は?「あまた」と読むそうだ。どこかの国の首相が「未送L」を「みぞうう」と読めなかったというが、まあ読めなくて当たり前とは言いたくないが、漢字の読みは難しい。これは恐らく「大和言葉」に「漢字」を当てはめたためなのだろう。同じことは北海道の地名が元々「アイヌ語」であり、それを漢字に無理に当てはめたことか。

「歌舞伎座は今」

歌舞伎観劇「吉例顔見世大歌舞伎」(新橋演舞場にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年4回目)
10月の歌舞伎感激は「突然の緊急入院」と重なってしまって、観ることが出来なかった。残念だった。今年はあと12月も観劇の嵐閧セ。今回は昼の部で演目は2題。「双蝶々曲輪日記」と「人情噺文七元結」でした。共に過去にも観た事のあるものでした。さて、歌舞伎座は来年春の完成を目指して今正に工事真最中。楽しみですね。さて「顔見世」とはどういうことかというと、昔は歌舞伎の興行は11月から翌年の10月までを区切りとして行ったという。だから11月は新しいメンバーでの興行となるのでそれを「顔見世」と言ったと解説者が言っていた。

2012年の映画のお話し
映画「シャドーチェイサー」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年198作目)
スペインの海でヨットを楽しむ家族が突然何者かに襲われた。母と弟とその恋人を奪われた男が家族を救うために戦う。相手はなんと「CIAとイスラエルのモサド」だった。

映画「チキンとプラム あるバイオリン弾き 最後の夢」(ヒューマントラスト有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年199作目)
20世紀初頭のイランはテヘランが舞台だが、フランス語でのお話し。著名なバイオリニストが自殺を決意しての最期の8日間が描かれているが、流石フランス映画、悲劇喜劇が織り込まれており、実に面白い。

映画「風と共に去りぬ」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年200作目)
不朽の名作だ。4時間にもわたる映画だったが、飽きなかった。「スカーレット・オハラ」の我が儘な性格が実に見事に描き出されていた。感動しました。

映画「悪の教典」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年201作目)
ベストセラーにもなった小説の映画化だ。高校の英語の教師の犯す数々の犯罪。そして最後は学校を封鎖しての殺戮だった。

映画「映画と恋とウディー・アレン」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年202作目)
著名な映画監督でもあり、自身がコメディアンでも俳優でもあるウディー・アレンのこれまでの人生を記録フィルムと友人達俳優達の言葉で綴る。

日経新聞11月16日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「ふがいない僕は空を見た」が4つ星、「人生の特等席」が3つ星、「任侠ヘルパー」が3つ星、「EDEN」が3つ星、「ボディ・ハント」が2つ星、「ハード・ャ泣Wャー炎の奪還」が3つ星、「映画と恋とウディー・アレン」が4つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」「声をかくす人」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」「アルゴ」「黄金を抱いて翔べ」

「シノプスシ197」
「滅亡の暗号」上(ダスティン・トマスン 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年308冊目)
「滅亡の暗号」下(ダスティン・トマスン 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年309冊目)

「老いらくの恋」(佐藤 雅美 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年310冊目)「縮尻鏡三郎」シリーズ6作目
この作者の江戸時代の話しは実に面白い。あっという間に読めてしまう。

「雀のなみだ」(井川 香四郎 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年311冊目)「樽屋三四郎言上帳」シリーズ8作目

「神楽坂迷い道殺人事件」(風野 真知雄 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年312冊目)「耳袋秘帖」シリーズ

紅葉

「J  REPORT 2012 11月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年5ヶ月目」、
「VOL。768 SINCE AUG.12th、1983」
「紅葉」
そろそろ都内も紅葉が始まってきた。私の住んでいる辺りもかなり紅葉してきている。越中島の「東京海洋大学」周辺では桜や銀杏が色付き見頃を迎えている。この「越中島通り」は「東京の軽井沢」というとある時に乗ったタクシーの運転手が言っていた。理由は何故か分からないが、都内でも意外に緑の多い通りであることは事実だ。元「東京商船大学」、今は「東京海洋大学、越中島校舎」なのだが、ここのキャンパスにも緑が多い。学校以外は元々この辺りは倉庫が多かった。私の住んでいるマンションも元いた会社の鉄鋼倉庫だった跡地に建てたものだ。今も農水省の米の倉庫と、あとは民間の倉庫が一つだけ残っている。その他はもうマンションばかりになっている。30年前に新築マンションに引っ越してきた時には、目の前はお米の倉庫だったが、そこも勿論マンションになっている。そうそう小学校と中学校は今もある。最近マンションが沢山建ったので、この辺りの子供人口が意外に増えているようだ。一時期は郊外に住むのが流行ったようだが、最近は都心回帰と言う風潮もあるようで、江東区も若年人口の増加で新説の小中学校が出来ているという。喜ばしい話しだ。

「ボージョレ・ヌーボー」
11月の第三木曜日が今年は15日、「七五三」と同じだった。偶然孫娘の一歳の誕生日でもあったので、スーパーで買い求めた「ボージョレヌーボー」のワインを飲んで一人で祝った。聞くところによるとこのワインは日本への輸出が一番多いとのこと。なんで日本人はこのワインを飲むのか、理解に苦しむところである。そして16日は1863年のこの日にアメリカはペンシルベニア州のゲティスバーグでリンカーン大統領があの有名な演説をした日だ。「人民の、人民による、人民のための政治」という言葉だ。このところ、リンカーンを描いた映画が多いが何か理由があるのだろうか?ゲティスバーグというところは、南北戦争での激戦地でここで北軍が勝利したことから戦況が変わって北軍の最終的な勝利になった記念すべき地だそうだ。そんな日に衆議院を解散するのなら、立派な演説の一つでも聴きたかった。