「手前勝手世界食物語、第274話」

「南インド料理」
これまでどうも私が食べていたのは、「北インド料理」だったようだ。所謂「ナン」と言われる小麦粉を平たく伸ばして釜で焼き上げたものが中心の料理だ。今回初めて南インド料理を食べた。歌舞伎座の裏手にある「ダルマサーガラ」という店でだった。インド料理の原点は「カレー」に代浮ウれる「香辛料」を使った「辛い」食べ物という印象が強い。しかしメニューを見てみると、「野菜」「肉」「魚」と非常にバランスよく作られていると思った。今回食べたのは、最初に「チキン・ペッパー・フライ」@1680円、これはフライと言うよりもチキンを赤い香辛料で煮込んだものだった。そして次が「マドラス・プラウン・フライ」@2100円、エビフライだと思っていただければよいだろう。そして「キーマ・ドーサ」@1785円、これは傑作でした。薄く引き延ばしたクレープの大きなものの中に味付けされた挽き肉が入っていて、それを白いと黄色いカレーのたれとに浸して食べる南インドの代蕪Iな料理だという。「ドーサ」には色々あり、野菜、肉、魚と中に包み込むものによってもバラエティーがあるようだった。ナイフで手に持てるように切り分け、タレに浸けて食べたが、実に美味しかった。最後は「マトン・カレー」を細長い米を炊いたものと一緒に食べたが、これも味わいがあった。この店、大正解でした。また行ってみよう。店のインド人が度々テーブルにやってきて「どうですか?辛くないですか?」と心配してくれたが、私には若干は辛かったが、適度な辛さで全く問題なかった。むしろもっと辛くてもよかった位だ。
以上、勢古口が秋深まる東京からお送りしました。

「メトロポリタン美術館展」

上野の「東京都美術館」も大賑わいだった。修学旅行の生徒さんたちの姿もみられた。さてご存知メトロポリタン美術館はニューヨークにある世界でも最大級の美術館だ。「セントラルパーク」の東側沿いの別名「美術館通り」にある。それがやって来たとなれば観に行かない訳にはいかない。目玉は「ゴッホの糸杉」だというが、まあまあ期待通りの絵画展だった。考えてみればもう11月、「霜月」だ。各地で「初霜」「初氷」の報も聞かれるし、7日は暦では「立冬」だ。肌寒くて当たり前か。まあ美術館等で暖かくしながら、絵画を観て楽しむのもいいものだと思う。ところでニューヨークのメトロポリタン美術館の入場料は無料だ。ロンドンの大英博物館も無料だ。

「夜空に飛行船」

見上げると夕暮れの空に「飛行船」が飛んでいた。ライトアップされた飛行船は空の青さの中に浮かび上がり、実に美しい姿を見せていた。

「新聞記事から」
11月5日の日経新聞朝刊に「大学満足度調査」なるものが載っていた。それで「納得」だったのが、「卒業生の寄付率」だった。まず、卒業生が評価した自分の大学の「満足度」は、北大を筆頭に国立大学が3位までを占めたが、我が母校が私学ではトップの4位に入っていた。その理由に一番は「社会的なイメージ(69%)」、二番目が「学生の質が優れている(56%)」、三番目が「卒業生のネットワークが充実(53%)」となっていた。そして「寄付率」では母校がトップで61.7%(OBで寄付をしたことがある人の率)、額も59億円と突出していた。まあ私もほぼ毎年10万円程度は寄付しているから、「年金生活者」としては随分と頑張っているほうだろう。逆に私学の雄の一つである某大が寄付率7位39.8%、金額27億円というのはむしろ多いなあと思ってしまった。一方で田中文部科学大臣が4年生大学の認可瑞ソを不認可としたことに議論が噴出している。確かに大学は多過ぎる。それも質でカバーできない大学が多いのは確かに問題だし増設新設は矛盾している。私は田中氏の考え方に賛同します。

「東京スカイツリー人気は」

当初の初年度来場嵐闔メ数を「3200万人から4400万人」へと大幅に上方修正した東京スカイツリー、朝日に輝き、今日も多くの人たちを待っている。

2012年の映画のお話し
映画「のぼうの城」(日比谷スカラ座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年192作目)
ベストセラー小説の映画化。それなりに面白かった。若干配役に難があったかも。

映画「リンカーン/秘密の書」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年193作目)
南北戦争直後に暗殺されたリンカーン大統領が友人に残した書は「自分はヴァンッパイアを敵と見て退治する人だった」と書かれたもの。荒唐無稽だが、不思議に面白いから驚く。如何にもアメリカ的な映画でした。

映画「黄金を抱いて翔べ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年194作目)
中々見ごたえのある映画でした。銀行の地下金庫から金塊を盗もうとするお話しだが、そこに北朝鮮の諜報機関、やくざが絡み殺し合いになる。結末が面白い。

映画「みんな一緒に暮らしたら」(銀座シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年195作目)
パリに住む老人夫婦2組と一人の男性の5人が共同生活を始めた。そこで起こる悲喜交々を描く。どこの先進国でも老人問題が山積していると痛感した。

映画「大いなる西部」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年196作目)
原題は「ビッグ カントリー」だ。大西部の二つの牧場を巡る争いに東部からやって来た男が絡む。面白かった。

映画「北のカナリアたち」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年197作目)
北海道は礼文島の小学校の分校の教師だった春(吉永小百合)と教え子6人の20年後の物語。美しい利尻富士が印象的な作品。事件は20年後、定年を迎えた春のもとを刑事が訪れた。教え子が人を殺したという。

日経新聞11月9日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「その夜の侍」が4つ星、「悪の教典」が4つ星、「ハミハテ商店」が3つ星、「PLAYBACK」が3つ星、「チキンとプラム」が3つ星、「シルク・ド・ャ激Cユ3D」が3つ星、「ジャパン・オン・ア・デイ」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」「声をかくす人」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」「アルゴ」「黄金を抱いて翔べ」

「シノプスシ196」
「醒」(矢月 秀作 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年303冊目)「もぐら」シリーズ4作目
今回は「ネット犯罪」との戦いだ。

「金魚心」(和田 はつ子 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年304冊目)「お医者同心中原龍之介」シリーズ7作目

「自白」上(ジョン・グリシャム 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年305冊目)
「自白」下(ジョン・グリシャム 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年306冊目)
無実の罪で死刑囚にさせられた黒人男性を助けるべく、活躍する弁護士。真犯人が現れてのだが、死刑執行は迫っていた。面白かった。流石「グリシャム」の作品だ。

「別れの虹」(稲葉 稔 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年307冊目)「さばけ龍安江戸日記」シリーズ4作目
医者である龍安の活躍を描く。

芸術の秋2

「J  REPORT 2012 11月第3週号」
「リタイアメント・ノート 4年5ヶ月目」、
「VOL。767 SINCE AUG.12th、1983」
「芸術の秋、第二段」
「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」
まずは「日展」で賑わっている六本木「国立新美術館」の「リヒテンシュタイン公国」から出展されている絵画展を観た。これは本当に素晴らしい作品群だった。17世紀からリヒテンシュタイン侯爵が集めた数々の絵画。まずこのリヒテンシュタイン公国とはスイスとオーストリアの間にある「小国」だ。第二次大戦中はナチスドイツから守り抜かれた3万点もの品々があるという。そのうちの一部だが、色々説明する前にご覧になることをお薦めする。本当にヨーロッパの貴族は凄いことをやるもんだ。私の好きな「ブリューゲル」の作品もありました。嬉しくなりました。

「KOBAN」
江戸時代、警察組織と言えば将軍様お膝元の江戸市中は「南町奉行所」と「北町奉行所」が元締めといえよう。これにも格があったようで、奉行で言えば南町のほうが「格上」だったようだ。南町奉行所は「数寄屋橋」に、北町奉行所は「呉服橋」付近にあった。これらの奉行所は今で言えば「東京都庁」を拡大させたようなもので、「政治・経済・裁判・警察機煤v等を全て持っていた。奉行の下には「与力」「同心」(ここまでは下級武士)、「岡ッ引き」「小者」「手先」と呼ばれる民間人などがいて治安を守っていた。一方、実際の街中には「番屋」「辻番所」と呼ばれる「小屋」があり、「辻番」がいて、街の人々の安全を守っていたという。地方自治は各藩に任せられていたから、幕府直轄地にはそれぞれ奉行がいた。さて今回の「KOBAN」だが、ちょっと前までは「交番」と書かれていたはずだったが、いつの頃からか「KOBAN」になっていた。江戸から明治になって、奉行所は廃止され、東京には「警視庁」が置かれた。それで昔の「辻番」は多分「交番」となったのだろう。「辻」は「角」の意味だろうから、「交番」の「交」は「交差点」の意味だろう。辻番は各町内からそれぞれお金を出し合い人を雇って運営されていたから、あくまで「民間」だ。それが明治になって交番は警察機高フ出先になったから「官営」だ。「おい、こら」の呼び方で民衆を恫喝した警官たちがそこには詰めるようになった。時代が変わることはいいことも悪いこともあるという証拠の一つだ。「交番」システムもシンガポールなどに取り入れられているという。海外の警察はパトロールカーによる巡回が中心だが、日本では伝統的に固定式の「辻番」「交番」方式が取られてきているという歴史的なものがあるのだ。日本は固定式の「KOBAN」と、パトロール用の「自動車とバイク」と「自転車」が併用されている。この自転車というのは如何にも日本的なパトロール方式だと思う。小回りが利いていることは認めるが、機動力では劣るが、これが日本警察の実態なのかもしれない。

「手前勝手世界食物語、第273話」

「花折の鯖鮨」
またまた京都の「花折」から葉書が来た。「日本橋高島屋」の全国名物の会に出店するという。最終日に行ってきた。一番大きい4千数百円もするのを買い求めた。半年かその位の割合で東京でテンポラリーな出店をすると必ず葉書が来る。この店の「鯖の鮨」は本当に美味しい。肉厚の「鯖」が塩と昆布で〆られて棒鮨になっている。堪らない美味しさ。これを私は自宅で「海苔」で包んで醤油に漬けて食べる。鯖がなんともいえない美味しさだ。昔から「鯖街道」と呼ばれる道で日本海に上がった鯖を京都まで運ぶのだが、その終着駅が京都の店だった訳だ。鯖は人々に担がれて急ぎ足で運ばれたのだろうと想像すると益々美味しそうに感じてしまう。鯖の鮨はあちらこちらにあるが、やはり「花折」のが一番美味しいと思う私でした。先日訪れた佐賀県の「まねき鮨」でも鯖ばかり食べていました。
以上、勢古口が秋の東京からお送りしました。

「日展」

これもまた先輩のお話し。これまでは毎年「光風展」という絵画展に出展していた岡山在住の「F氏」が今年は「日展」に初入選したというからこれは大変だ。もう「F画伯」と言ってもよいだろう。そんなことで六本木の「国立新美術館」に行ってきた。やはり絵画の世界では日本で最高峰の絵画展といえよう。F画伯?の作品は2階の22号室にあった。毎度同じ題材で描く「山門」だが、今回は秋の紅葉だ。同じ題材を元にして、四季の移り変わり、観る方向等で味付けして変化を与えて描くのだそうだ。彼も足掛け5年目での日展入賞だというから凄いものだ。それにしても皆さんの上手いこと上手いこと。流石「日展入選作」だ。素晴らしい絵画ばかりだった。時間の都合で「洋画」部門しか観ることが出来なかったが、もう一度行ってみたいと思ったほどだ。当日は、上野の「東京都美術館」で「メトロポリタン美術館展」を、そして六本木で「リヒテンシュタイン絵画展」を観ての日展だったが、いずれも素晴らしかった。「芸術の秋を堪煤vしました。

「16夜の月と晴海」

夜明けの空に「16夜」の月が光り輝いていた。写真は携帯電話のものなので写りが悪いので垂オ訳ないが、豊洲から晴海方面を観たものだ。今、晴海地区は大型マンション建設が続いている。

2012年の映画のお話し
映画「エクスペンダブルズ2」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年186作目)
まあ、沢山の人が死ぬこと死ぬこと。豪快な活劇が豪華出演者で演じられる。娯楽大作でした。

映画「アルゴ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年187作目)
イランの米国大使館占拠事件のおりに逃げ出した6人を救出する作戦。実話を描いたもの。手に汗握る映画でした。一見の価値有り。

映画「危険なMETHOD」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年188作目)
20世紀初頭のスイスの心理学者とオーストリアのフロイト教授との物語。一人の女性患者とのやり取りが主眼だが、よく分からない映画だった。

映画「声をかくす人」(銀座テアトルシネマにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年189作目)
リンカーン大統領暗殺犯の一味として逮捕された下宿屋の女将。無実の民間人ながら軍事法廷で裁かれることになる。弁護士との法廷劇が見物。だが政治が全てに優先されてしまう悲劇に。本当に見ごたえのある映画だった。必見の絶対にお薦めの映画です。

映画「シェーン」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年190作目)
念願の映画を観ることが出来た。理由は今年6月に訪れたアメリカ西部の国立公園の一つ「グランド・ティートン」がこの映画の舞台となった場所だったからだ。美しい山々を実際この眼で観ていたのでその感動は更に増したのだった。

映画「終の信託」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年191作目)
医師と患者との関係で、安楽死か殺人かを争う。しかし2時間半、長過ぎた映画でした。

日経新聞11月2日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「黄金を抱いて飛べ」が5つ星、「北のカナリアたち」が3つ星、「リンカーン/秘密の書」が3つ星、「ウェリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」が3つ星、「みんなと一緒に暮らしたい」が3つ星、「のぼうの城」が3つ星、「天のしずく」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」「声をかくす人」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」「アルゴ」

「シノプスシ195」
「おしどり夫婦」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年296冊目)「研ぎ師人情始末」7作目
「恋わずらい」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年297冊目)「研ぎ師人情始末」8作目
「江戸橋慕情」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年298冊目)「研ぎ師人情始末」9作目
「親子の絆」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年299冊目)「研ぎ師人情始末」10作目
「濡れぎぬ」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年300冊目)「研ぎ師人情始末」11作目
「こおろぎ橋」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年301冊目)「研ぎ師人情始末」12作目
武士でありながら市中で町人の暮らしをしている「菊之助」が臨時廻り同心の手伝いをして犯罪者を捕らえて行くというもの。中々面白かった。

「ブラック・ドナー」(濱 嘉之 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年302冊目)「警視庁情報官」シリーズ4作目
今回は「臓器売買」の闇ルートを探る。

「絵画展」

まず最初は「個人の絵画展」をご紹介。旧大同コンクリート工業時代の先輩で埼玉県在住のU氏からお葉書を頂き、大宮公園近くの喫茶店を訪れた。以前から彼は絵が得意で会社内にも飾っていたが、今回は個展を開き、即売しているという。喫茶店の壁には20点近くの絵が飾られており、かなりの数に売却済の札が掛けられていた。数万円の価格だったが、美しい水彩画というのか、風景中心だったが、なかなか見応えのある絵だった。さて彼がいなかったので、近くの公園を訪れた。時節柄大宮公園内の神社には「七五三」の人たちが沢山訪れていて写真を撮っていた。そんな時に携帯がなり、彼が喫茶店に来たと言うのでまた店に戻り懇談をした。絵は自分では描けないが、観るのは大好きだ。私自身は「加山雄造」の絵を一枚持っている。60数万円したが、今でも玄関に飾っている。かなり大きく多分20号位あるのだろう。南仏プロバンスの田園風景を描いたものだ。正に「家宝」だな。

「ぱそこんの修理完了」
数日でラップトップの「ぱそこん」の修理が終わった。このパャRンは2006年購入だからとても古いのだが、画面が11.5インチで小さいので海外に持って行くのに便利なので持ち続けていた。今回の修理には5万円以上掛かったが、仕方がないので直した。だが内臓されていたデータは取り出すことが出来なかった。一番残念なのは写真集だったが、大半はCDに落としてあったのだが、この2ヶ月分はバックアップしていなかったので、なくなってしまった。がっくりだ。特に孫娘の写真は撮り直せないので残念でしょうがない。最近の「ぱそこん」は画面が大きくなったので、持ち運びにちょっと不便を感じたので、修理したものをこれからも大切に使うつもりだ。

芸術の秋

「J  REPORT 2012 11月第2週号」
「リタイアメント・ノート 4年5ヶ月目」、
「VOL。766 SINCE AUG.12th、1983」
「東京タワー」
早朝、まだ日の出前の東京都心に光り輝く「東京タワー」が見える。昨晩は「13夜」ということで綺麗な月が見えたらしいが、低気圧が近付いてきているようで都心部は厚い雲に覆われていた。

「心太」
「ところてん」と読むのだが、どうしてこういう漢字を使うのか?理解に苦しむが、「心天」とも書くと言う。原料は「テングサ」等の海藻類で、煮詰めた「寒天質」を「天突き」というもので細長くしたものだ。98?99%は水分だと言う。丁度ダイエットによいと思いたち食べてみた。酢醤油に辛子が一般的な食べ方と思っていたら、砂糖をかける食べ方もあるという。地方によって随分違うようだ。

「江戸の街は左側通行」
江戸時代、武士は「帯刀」していた。所謂「二本差し」だ。普通は右利きだから、刀は左の腰に差す。それが「鞘当て」にならないように武士は左側を歩くことになる。これから左側通行が始まったようだ。武士にとっては無用な争いにならないようにとの配慮だったのだろう。同じことは「騎士道文化」が盛んだった「イギリス」も同様だったようだ。だが新天地「アメリカ」では右側通行になっている。イギリス以外の他のヨーロッパ諸国も右側通行だから、どうしてなのだろうか?よく分からない。しかし、日本とイギリスの共通点は正に「左側通行」で理由は「刀」にあったことは間違いないようだ。

「三和土」
「たたき」と読むが、これももう死語なのだろうか?玄関の内側の平らな場所だが、勿論江戸時代にも極々一般的にあったものだ。入口に面しているのは「土間」と同じだ。だが「土間」と「三和土」では何か雰囲気が違う。マンションなどの集合住宅では「三和土」も小さくなり過ぎて、そう阜サされることもないだろう。江戸時代ならば、普通の家や長屋でも扉や腰高障子の内側には土の「三和土」があった。そこでは草鞋を脱いだり、あるいは脇で煮炊きをしたりすることも出来た。道具類も置いてあったのだろう。日本語もどんどん死語が出てくる。普通の家でも三和土から部屋に上がる際には「上がり框(かまち)」に腰掛けて、「水桶」か「盥(たらい)」で足を洗ってからあがった。昔は草鞋や草履や下駄だったから、当然街中でも歩けば足は汚れる。それを洗ってから上がるのが当たり前だった。今は靴なので脱いでそのまま上がるが、昔の人の方が綺麗好きだったのかも知れない。