「人生は旅の如くー2009年編7月の韓国」

「J  REPORT 2024 4月第4週号」
「リタイアメント・ノート 14年10ヶ月目」
「VOL.1364 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口
追加して「癌になるな」もね。

「人生は旅の如くNO.5-2009年編・第3話、7月の韓国にて」
韓国にはこれで3度目だった。1度目はソウル、2度目は釜山で共に仕事での訪韓だった。今回はプライベートな旅でソウル市内とその周辺を旅した。観光地の梨泰院や江南よりも王朝跡を復元した地域には興味があった。それと南大門などの庶民的な場所には韓国の匂いに溢れていた。1度目のソウルは5月の連休中だったので、丁度ソウルはその時期白い花(何の花かは知らない)が散っていて雪の如く地面を覆っていたのを覚えている。仕事で行っているので夜の接待での高級料理店とキーサンパーティも記憶にある。一番驚いたのは韓国では器を手に持って食事しないということだった。箸でのみ器から物を摂る。左手は使わない。それと隣の女性が箸で客に食べさせるのにも驚いた。客は手を全く使わなくてもよいのだ。それらは皆若い頃の出来事だったが、こんな風習は今もあるのだろうか?
博物館を訪れた時に白髭の老人が突然日本語で話しかけて来てこれまた驚いた。多分植民地時代に教育を受けた人だったのだろう。日本と韓国の複雑な関係を改めて知ることになった。
庶民の味方は市場だろう。色々なものが売っていると同時に屋台風の食べ物屋があり、いい匂いをさせていた。しかし一番困ったのはニンニクの匂いが抜けないことだった。空港に着いた時からニンニク臭かったが、数日すると自分もニンニクまみれになっているのか、人の匂いが気にならなくなる。ところが日本に帰国すると家族からは非難ごうごうだった。身体中からニンニクが溢れていたらしかった。食べ物はまあ美味しかったと言っておこう。