「手前勝手世界食物語、第263話」

「紅虎の羊肉」
月に1≠Q度は行っている銀座4丁目の中華料理店「紅虎」に最近行った時のこと、夏場なのからなのか、意外に客が少ない。「夏枯れ」なのだろうか?案内された席は一番最初に訪れた時と同じブース内の席。椅子もテーブルも古い木製のものだ。頼んだのは「豚足のカリカリ揚げ」@680円、「辛子白菜」@580円、「羊肉のガーリック炒め250g」@1980円、「黒の竹炭肉麻婆」@1400円。「豚足のカリカリ揚げ」はカリカリだったが、身が少なくて食べにくかった。「辛子白菜」は酢漬けに辛子が絡まって美味しかった。「黒の竹炭肉麻婆」は一度食べているので特に感激はなかったが、それなりに辛くてまあまあでした。さて今回初めて食べた「羊肉」だが、味付けは「ガーリック」「醤油」「辛味」とあったが、ガーリック味を選択した。「香菜」たっぷりと「フライド・ポテト」が付いていたが、羊肉は実言うと余り美味しくなかった。まあもう一度頼むことはないだろう。
以上、オリンピクメダリストたちのパレードで興奮冷めやらない東京から勢古口がお送りしました。

「再びフェルメールを観る」

思い切って、再度上野の「東京都美術館」を訪れる。今回も「20分待ち」の看板が出ていた。並んで入場し、「音声ガイド機」を借り受ける。相変わらず「フェルメールの真珠の耳飾りの少女」の前には長蛇の列。オランダで有名な「レンブラントの自画像」、「ヤン・ブリューゲル(父)の万暦染付の花瓶に生けた花」、「ヤン・ステーンの親に倣って子も歌う」等があることは既にお話しした。今回は音声ガイダンスを聞きながら、ゆっくりと観て廻った。その後、「国立西洋美術館」の「常設展」を観た。この常設展も実は素晴らしい。私の好きな「ピーテル・ブリューゲル(子)の鳥わなのある冬景色」や「ヤン・ブリューゲルのアブラハムとイサクのいる森林風景」、「ヤン・ステーンの村の結婚式」、そして「ピカモフ男と女」等がある。フランス印象派の絵画も多いが、我が国が誇れる美術館だと思う。上野ではエジプトの「ツタンカーメン展」もやっている。見所も多いのが今の上野だ。フェルメール人気は当分やまないと改めて思った。

「大人の休日倶楽部で北海道へ」
今月末から来月上旬にかけて「JR東日本の大人の休日倶楽部・北海道東北・5日間乗り放題@23,000円」がまた始まる。1月にもこれを利用して北海道に行ったが、今回もこれを利用しての旅を計画しチケットを手配した。初日は「青森」で昼食にラーメンを食し、「札幌」まで一気に行く。夜はいつも行く鮨屋だ。2日目は、「帯広」で昼食に豚丼、南千歳乗換えで「函館」へ出る。夜は鮨屋を蘭?オた。3日目は「青森」で昼食に鮨を食べるという計画だ。そして残った最後の日は日帰りで長野県は「上田」に行き「蕎麦」を食べようと思っている。格安航空機が出来たり、JTBの「GO!GO!札幌フリー」などは@24800円から@26400円で1泊から4泊までホテル航空券込みなどというのもあるが、のんびりと列車の旅で本を沢山読むつもりだ。更に6月にスイスに行った仲間と10月知床へ行く旅を垂オ込んだ。これも安い。2泊3日航空券ホテル込みで@31800円だ。知床のほか富良野、摩周湖、阿寒湖、そして旭山動物園と盛り沢山だ。

「東京スカイツリーに登る」

夏休みには行かないほうがよいと思う。快晴の朝だったので、思い切って行こうと思い立って東京スカイツリーに行った。どこも人でごった返している。午前10時20分に「入場券購入蘭貲?vを約5分待ちで受け取った。蘭釖?ヤは「12時30分から13時」とのことで、2時間を潰すために「浅草寺」まで行く。こちらも凄い人だ。外国人の姿も多く観られる。境内も人、人、人だった。「伝通院通り」で「鼠小僧次郎吉を探せ」というのがあり、屋根を観ているとありました。「次郎吉が千両箱を抱えている」のを見つけました。さて、時間もそこそこ経ったのでスカイツリーに戻る。12時20分から我々の時間帯の行列が入場を開始した。炎天下で約10分ほど並んで漸く室内に入ったが、ここがまた長い行列になっていて牛歩の歩みで進む。そして1時間が経過した13時35分に入場券を購入し、あっという間に350mの「天望デッキ」に登った。エレベーターは50秒というがそれこそあっという間に到着だった。エレベーターは広く、約20人ほどの人が一緒に入れる位のスペース(注:実際には40人乗りだそうだ)がある。さあ、それこそ東京の街が眼下に広がる。我が家をまずは探す。ありました、ありました。ビルとビルの間に我がマンションが見えます。ここからだと直線距離で6kmほどだ。都心の向こうには「富士山」があるのだが、低く雲が垂れていて頂上付近は見えない。残念。「スカイツリー観光は天候との勝負だ」。私は基本的に「高所恐怖症」なのだが、最近は殆ど気にならない。今日も窓際に立って下を見るが全然問題ない。どうなってしまったのか?高所恐怖症はなくなったのか?関東平野が一望出来る素晴らしい場所だと言うことは分かったが、大した感動もない。いつもテレビで観ている光景だからだろうか?更に上の450mの展望台にはその日は行かなかった。「天望デッキ」までの入場料金は大人一人@2000円(私は身障者割引で@1000円)、更に上の「天望回廊」だとプラス1000円となる。「天望デッキ」は三層国「で350mから345m、340mとなっていた。レストランやカフェもあるし、記念写真を撮れる場所もある。ちゃんとトイレも各フロアーにあった。上に上がってもトイレも安心だ。まあ、兎に角混んでいました。夏休み後の晴れた日に再度行くことにします。
写真はスカイツリーの天望デッキから我が家方面を撮ったものだ。高層ビル群は豊洲ので、その手前が我が家のマンションとなる。

「だから中国人は嫌いだよ」
なんだよ、あいつらは。人の国の領土に侵入してきて勝手に自分の領土だと言い出して、だから周辺の国々との揉め事を起こして何も感じない厚かましい奴等だ。だから嫌いなんだよ、お前達中国人は。歴史的なことも、全く理解せず、自分達が言えばそれが通じると思う奴等だから嫌だね。もう中国との付き合いをやめたいね、本音は。旅行も商売もしたくないね。それは出来ないことは分かっているが、こちらが対応措置をとれば、人質をとったりともう考えられない「非法治国家」だから、あんな国は世界から追放すべきだと思いたくなる。チベットも内モンゴルも周辺国は全て自国に組み入れないと納得しない「傲慢国家、傲慢人種、それが中国と中国人」だ。ここへきて「韓国」との間でも感情の激突が起きている。あいつ等もどうしようもない奴等だ。困った連中だ。

「浅草寺」

先ほども述べたが東京スカイツリーの待ち時間に浅草を訪れた。ちょっと「天丼の美味しい店、まさる」に行って見たが、残念ながら「お盆の休み中」だった。ここの「穴子の天麩羅」は絶品だ。この浅草は江戸から明治、大正、そして昭和に掛けて長い間、日本一の盛り場だった。東洋で初めて開通した地下鉄も「上野$饋?v間だった。昔は浅草から北に向いて歩けば、「日本堤」から「吉原」の遊郭へと続いていた。今はその面影はない。

2012年の映画のお話し
映画「フェアリーテイル」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年147作目)
アニメ映画だから、お子様が沢山いた。何だか分からない内に終わった。

映画「アベンジャーズ」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年148作目)
アメリカン・ヒーローばかり登場させて、これで興行収入歴代第3位だという。「アバター」「タイタニック」の次だと言うが、何が面白いのか、理解に苦しみました。とはいうものの観てしまいました。

映画「ザ・グレイ 凍えた太陽」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年149作目)
真冬の雪原に緑化機が墜落した。生存者は7名の男たち。敵はマイナス20度の極寒と狼たち。果たして生き残れるのか?

映画「バック・トゥ・ザ・フーチャー」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年150作目)
1985年から30年前にタイムトラベルするという超有名なお話し。こういう内容だったかと眼から鱗でした。やはり面白かった。

日経新聞8月24日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「あなたへ」が4つ星、「最強のふたり」が3つ星、「神弓」が3つ星、「ザ・グレイ」が3つ星、「ろうにん剣心」が3つ星、「闇金ウシジマくん」が3つ星、「フェイシング・アリ」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」

「シノプスシ186」
「ブラック・アウト」上(マルク・エルスベルグ 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年216冊目)
「ブラック・アウト」下(マルク・エルスベルグ 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年217冊目)
久々に面白い小説だった。ある日突然イタリアとスウェーデンが全土で停電を始める。それは次々とヨーロッパ中に広がって行く。原因不明だが、それを一人のイタリア人ハッカーがきっかけを見つける。テロリストの仕業だったが、それを追いかけるユーロポールとの戦いに巻き込まれた人たち。それと停電と共におきる事故事件。最大の問題は原発の非常電源が遂に尽きてしまうことだった。想定外の出来事が続出する。現代人は電力なしには生きられないことが判る。

「弩」(下川 博 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年218冊目)
これも面白いお薦め作だ。南北朝時代の因幡国のある庄。ここに住む百姓達が荒くれものの武士と対峙し、それを打ち破ろうとするお話し。

「美作の風」(今井 絵美子 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年219冊目)
津山藩で起きた百姓一揆とそれに巻き込まれていった武士たちの物語。

「存亡」(門田 泰明 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年220冊目)
日本を襲う第三国の国家テロリスト集団。狙われたのは日本海側の原発2箇所。立ち向かうのは陸上自衛隊の特殊部隊。同時に東京でもテロが発生した。

「続 存亡」(門田 泰明 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年221冊目)
某北の国の桝魔ェ始まった。対馬をテロ集団が襲撃、ミサイルが日本に向けて発射される。果たして日本は存続出来るのか?

「乾山晩愁」(葉室 燐 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年222冊目)
戦国末期から江戸初期の日本の画壇で活躍した人々を描いた短編集。

「アイスクリン強し」(畠中 惠 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年223冊目)
明治23年の東京で「西洋菓子店」を営もうとする元旗本の息子とその友人達を描く。

凱旋パレード

「J  REPORT 2012 8月第5週号」
「リタイアメント・ノート 4年3ヶ月目」、
「VOL。755 SINCE AUG.12th、1983」
「メダリストの銀座凱旋パレード」
8月20日の月曜日、銀座の大通りは大混乱だった。それは?ご存知「ロンドンオリンピックのメダリストたちの凱旋パレード」だった。10時25分に銀座到着。もう4丁目は諦めて1丁目方面に向う。JR有楽町駅からは続々と駆けつける人々で一杯だ。次々と銀座方面へ向かう人の列。私も漸く京橋側の銀座1丁目交差点(銀座通り口)に辿り着く。銀座通りの人の列からは約10人目位だからまずまずの位置取りか。それから暑い太陽の下、待つ、待つ、待つ。何度時計を見ても時間は遅々として進まない。人々は誰も動かない。警察官が移動を呼び掛けるが誰も動かない。もう位置取りしたところを人に譲ることなど誰も考えていない。通りのビルの窓や屋上にも人だかりが出来ている。銀座通りの周囲は身動きが出来ないほどの人だかりだ。漸く雲が太陽を隠した。しかし気温は30度を既に越えている。ヘリコプターの音が一段と高まり上空を飛び交う。11時、歓声が沸きあがる。来た。メダリスト達がやって来た。皆、興奮気味に歓声を上げる。最初のオープンカーなど全く見えない。バスがやって来た。次々と通過するバス。レスリングの伊調さん、小原さんも見える。フェンシングの太田選手も見える。やって来た「なでしこジャパン」の姿も見える。だがあっという間に過ぎ去って行く。1分間もない。次はバレーボール女子たちだが、直ぐに選手たちが乗ったバスは通過してしまった。だが感激のバスの列だった。なんと50万人だったと言う人出。ジャイアンツ優勝パレードなどの比ではない。もう人、人、人だった。でもきてよかった。「感動をありがとう」といいたい。もう二度と経験できない感動のパレードでした。東京に住んでいてよかったと痛感した。本当にありがとう。
帰り道、有楽町駅に向うが、既にパレードは通過しているにも関わらず銀座通りに向かう人の波があった。戻る人、行く人、その混乱は長い間続いた。それでも怪我人が出なかった事は奇跡と言っていいと思う。

「手前勝手世界食物語、第262話」

「川崎」
本当に久し振りに両国のちゃんこ屋「川崎」を訪れた。この数年来ていなかった。理由は日曜休日が休みだからだ。平日に来れるのは少ない。従って足が遠のく。店に入ると流石に親父さんの髪の毛が白くなっていて、だいぶ老け込んでいた。当然と言えば当然なのだが。「ちゃんこ鍋」の前に「焼鳥」2本、「つくね」3本、「鳥わさ」を頼む。お酒は「桝酒」、樽から出した酒を小皿の上に乗せた桝に注ぐ。勿論溢れるまで入れる。これに別に塩が付く。塩を舐めながら酒を飲む。江戸時代にタイムスリップしたみたいだ。焼鳥もつくねも鳥わさも絶品だ。やはり新鮮な鶏肉を使っているからなのだろう。腹もこなれて来たのでいよいよ本番の「ちゃんこ鍋」のお出ましだ。「鳥の出汁」の香が「ぷーん」といいかおりを醸し出す。これに具材を入れて、少々煮込めば出来上がり。ちゃんこ鍋も色々な種類があるのだろうが、ここ川崎のはごく単純な鳥鍋だといっていい。下拵えした野菜等にあとは鶏肉だけだから、実にあっさりとしている。スープも程よく塩気があり、だからといって濃過ぎる訳でもない。正に伝統の味だといえよう。聞いて見たら、大相撲の場所中は初日の日曜日のみ営業をしているという。今度初日にでも行ってみよう。
追伸:JR東日本の「大人の休日倶楽部」で東北北海道5日間乗り放題@23000円が始まるのに合わせて、またまた1月に続いて北海道に行くことにした。列車やホテルの手配をしたあとに、札幌と函館の鮨屋さんのリザーブをした。札幌は勿論「ミシュラン」で一つ星を獲得した「すし処 ひょうたん」だ。楽しみだ。函館の店もミシュランご推薦の店だ。
以上、残暑厳しい東京から勢古口がお送りしました。

「中央郵便局舎」

色々と物議を醸し出した「中央郵便局」の新しい建物が完成した。例の宇宙人の弟が総務大臣当時に歴史的遺産だとしてファザード部分を残すよう指示した案件だ。まあ郵便局はどこでもJRの主な駅前にどかんと建っているから昔の「逓信省」の影響力の強さとは凄かったんだろうと思う。当然明治時代から旧国鉄、鉄道省の駅が出来れば、その横にでんと建てられたわけだ。そして国鉄を利用して郵便物を運んだことだろう。だから「郵便と鉄道」は殆ど一体だったのだろう。その郵便局がお金を集めて「貯金」を生み出した。正に「鬼に金棒」だったわけだ。それにしても今、東京都心部は大再開発時代に入っている。50年以上も前の建物の建て替えが次々と行われていて、10年も経てば東京都心は一新されているのだろう。

「深川っ子は祭り好き」

10日、11日、12日と深川は祭りに沸いた。二人の幼い姉弟が母親の後を歩く。勿論祭りに向う姿だ。我が家の次男も小学生の頃、子供神輿を担いだことがあった。あれからもう20年経った。早いものだ。

2012年の映画のお話し
映画「桐島、部活やめるってよ」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年142作目)
主人公が映画に出て来ない映画でした。学園物。バレー部のエースである桐島が突然部活をやめ、学校も欠席した。それを巡る学園内の物語。何だかよく分からない映画でした。

映画「トータル・リコール」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年143作目)
21世紀末、人類は化学戦争の影響で地球上では2箇所しか住む場所がなかった。一つは高所得者地域、もう一つは地球の裏側の労働者地域だった。一人の男が記憶を操作されてスパイとして送り込まれたが、自らのアイデンティティーを取り戻そうとしていた。そして戦いが起こる。手に汗握る疲れる映画でした。

映画「シザーズ・ハンド」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年144作目)「午前10時の映画館」より
人工的に造られた人間の悲しいが美しい物語。彼は殆ど人間と同じだったが、手だけが「鋏」で出来ていた。彼が人間社会に接触して、そこで起きる出来事を描くが、素晴らしい映画だ。勿論主演の「ジョニー・デップ」も凄い。

映画「TAKE THIS WALTZ」(トラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年145作目)
若い夫婦に訪れた危機とは何か?愛とは?結局女性の幸せとは何かを問う映画でした。ある意味身勝手な女性でした。シャワールームで約10人の女性が全裸で登場、眼を背けたくなるシーンでした。

映画「ヴァージニア」(トラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年146作目)
ホラー作家が田舎の小さな町で新しい小説の筋書きを考えると言うもの。夢の中に出てくる連続殺人事件の真相を追うことでその過程を描くもの。

日経新聞8月17日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「プロメテウス」が4つ星、「ヴァージニア」が4つ星、「アベンジャーズ」が3つ星、「ウィン・ウィン」が3つ星、「プンサンケ」が3つ星、「籠の中の乙女」が4つ星、「石巻市立湊小学校避難所」が4つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」

「シノプスシ184」
「政宗遺訓」(佐伯 泰英 著)幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年208冊目)「酔いどれ小藤次書留」シリーズ第18作目

「仇討ち免状」(幡 大介 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年209冊目)「大富豪同心」シリーズ第10作目

「椋鳥の影」(稲葉 稔 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年210冊目)「八丁堀手控え帖大富豪同心」シリーズ第3作目

「別れ船」(風野 真知雄 著)冬幻社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年211冊目)「女だてら麻布わけあり酒場」シリーズ第7作目

「麻布暗闇坂殺人事件」(風野 真知雄 著)冬幻社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年212冊目)「女だてら麻布わけあり酒場」シリーズ第7作目

「すっとび平太」(鳥羽 亮 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年213冊目)「はぐれ長屋の用心棒」シリーズ第25作目

「余計者」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年214冊目)「秋山久蔵御用控」シリーズ第15作目

「時輪の轍」(仁木 英之 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年215冊目)「千里伝」シリーズ第2作目

「伝馬町牢屋敷跡」

偶然、日経新聞でその記事を見た。江戸時代の「伝馬町の牢屋敷」跡地が見つかったと言う。それを中央区が公開していると言うことで早速観に行ってきた。残念ながら撮った写真がどういう理由か分からないが消えてしまった。この現象は6月のオランダでも丸一日分の写真が消えてしまったことがあった。参った。だから実物をご覧に入れることが出来ないのが垂オ訳ないのだが、地上から数メートル下から見つかった牢屋敷跡の一番の驚きは「上水道」の施設だった。「神田上水」から引かれた水道が「木製の樋」を使ってここまで運ばれてきていたということだ。その樋がそのまま残っていたのには驚かされた。今回発掘公開されたのは、「牢屋敷」の中央部分だが、「木製の樋」「砂利敷きの庭」「建物跡」「石垣」等々ある。肝心の牢屋は屋敷北側の塀に沿って建てられていたが、今回の発掘部分には入っていない。配布された資料によれば、囚われていた有名人には「平賀源内」(牢内で病死)、「鼠小僧次郎吉」(磔獄門)、「高野長英」(脱走後自害)、「渡辺崋山」(国元で自殺)、「高島秋帆」(追放)、「吉田松陰」(牢内にて処刑)、「佐久間象山」(蟄居)、「橋元左内」(斬首)となっている。説明によると、東西に「大牢」というのがあり、5間四方の牢屋に100人以上が入れられていたという。武士階級のものは「揚座敷」「揚屋」というのが2つづつあり、6坪ほどの部屋に入れられていたようだ。牢屋はその他「二間牢」「百姓牢」「女牢」「遠島部屋」「拷問蔵」「穿鑿所(取調室)」があったという。そしてこの牢獄を管理していたのが「石出帯刀(たてわき)」というのが代々世襲して役目についていた。一応旗本で300俵なのだが、非常に身分の低い役人だったらしい。もう一人有名なのが「首打役の山田朝右衛門」がいたことだ。これも世襲で首を落とすのが専門の役割だった。こういった貴重な文化遺産は本当は是非残してもらいたいものだが、何か中央区の施設が建てられるらしい。

「東京駅舎」
赤レンガ造りの「東京駅」の駅舎の全景がいよいよ見られるようになってきた。秋には全面オープンするのだろが、歴史的な建物なので修復されて本当によかったと思う。重厚なという阜サが当っていると思う。大正時代の面影を色濃く残しているこの建物。素晴らしいものが再現された。

夏祭り

「J  REPORT 2012 8月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年3ヶ月目」、
「VOL。754 SINCE AUG.12th、1983」
「夏祭り」
始まりました。3年に一度の「富岡八幡宮」の「本祭り」。神輿は伝統の「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声で進む。すると突然の雨。まあ「水掛祭り」だから水を掛ける手間が省けるが、見物人には困った雨だった。この神社は「寛永4年」(1627年)に出来たというから江戸初期のお話しだ。有名なのはあの豪商「紀伊国屋文左衛門」が寄贈したと言う「黄金の大神輿」があったことだ。その門前町は「江戸最大の八幡様」の町として栄えたことでも有名だ。「門前仲町」という名で今も残っているが、よく間違うのがその呼び方だ。本当は「門前なかちょう」という。決して「なかまち」ではない。各町内から担ぎ出された神輿が通行止めにした「永代通り」を練り歩く。そしてそれを追う人々。辻辻には水を入れたものが用意され、通過する神輿に向けて水が放たれる。熱気溢れる祭りだ。人々の汗と熱気、そしてそれを沈静化させるべく放たれる水、これらが相俟って祭りは最高潮を迎える。神社前に来た神輿は一端頭の上に担ぎ上げられ、それからゆさゆさと大揺れに揺らされて神様に奉納される。ここが最高の見せ場だ。こうして長い一日が終え、神輿は町内に戻って行く。3年に一度の「本祭り」は今年も無事終わった。これからが本当の秋を迎えることになる。下町の年中行事でした。

「シャープは今?」
株価の低迷と販売不振でシャープの業績の悪化が伝えられている。私が現役時代に堺に大規模投資したが、それが足かせとなり、台湾の業者に出資を依頼したり、事業分野別に売却も進めていると言う。一言で言ってしまえば「過大投資のツケ」だと言えよう。当時、あれだけの巨大投資をよくやるなあと感心していたが、ライバルのサムャ唐轤フ投資に負けまいとした結果、見通しの甘さになってしまったのだろうか?世界最大級の堺の工場は結局シャープの足を引っ張ってしまった訳だ。だがよく考えてみるとシャープの姿は日本の電機メーカーの縮図なのかもしれない。韓国台湾中国勢に追いまくられ土壇場に追い詰められた日本メーカーの復活はあるのか?私の眼の黒いうちに復活することを願うばかりだ。