「J REPORT 2012 8月第5週号」
「リタイアメント・ノート 4年3ヶ月目」、
「VOL。755 SINCE AUG.12th、1983」
「メダリストの銀座凱旋パレード」
8月20日の月曜日、銀座の大通りは大混乱だった。それは?ご存知「ロンドンオリンピックのメダリストたちの凱旋パレード」だった。10時25分に銀座到着。もう4丁目は諦めて1丁目方面に向う。JR有楽町駅からは続々と駆けつける人々で一杯だ。次々と銀座方面へ向かう人の列。私も漸く京橋側の銀座1丁目交差点(銀座通り口)に辿り着く。銀座通りの人の列からは約10人目位だからまずまずの位置取りか。それから暑い太陽の下、待つ、待つ、待つ。何度時計を見ても時間は遅々として進まない。人々は誰も動かない。警察官が移動を呼び掛けるが誰も動かない。もう位置取りしたところを人に譲ることなど誰も考えていない。通りのビルの窓や屋上にも人だかりが出来ている。銀座通りの周囲は身動きが出来ないほどの人だかりだ。漸く雲が太陽を隠した。しかし気温は30度を既に越えている。ヘリコプターの音が一段と高まり上空を飛び交う。11時、歓声が沸きあがる。来た。メダリスト達がやって来た。皆、興奮気味に歓声を上げる。最初のオープンカーなど全く見えない。バスがやって来た。次々と通過するバス。レスリングの伊調さん、小原さんも見える。フェンシングの太田選手も見える。やって来た「なでしこジャパン」の姿も見える。だがあっという間に過ぎ去って行く。1分間もない。次はバレーボール女子たちだが、直ぐに選手たちが乗ったバスは通過してしまった。だが感激のバスの列だった。なんと50万人だったと言う人出。ジャイアンツ優勝パレードなどの比ではない。もう人、人、人だった。でもきてよかった。「感動をありがとう」といいたい。もう二度と経験できない感動のパレードでした。東京に住んでいてよかったと痛感した。本当にありがとう。
帰り道、有楽町駅に向うが、既にパレードは通過しているにも関わらず銀座通りに向かう人の波があった。戻る人、行く人、その混乱は長い間続いた。それでも怪我人が出なかった事は奇跡と言っていいと思う。