「ルーベンス展」

J  REPORT2018年 10月第5週&11月第1週」
「リタイアメント・ノート 10年3ヶ月目」
「VOL.1079号 SINCE AUG.12th、1983」

「ルーベンス展」
17世紀を代表する「ペーテル・パウル・ルーベンス」(1577-1640)。彼は現在のベルギーの町「アントウェルペン」で工房を構え活動した。若い頃にはイタリアに滞在し、古代彫刻やミケランジェロ、ラファエロらの全盛期のルネッサンス美術、それにカラヴァッジョらの同時代美術を吸収して、自らの表現を確立した。
上野の国立西洋美術館で開催中のルーベンス展を訪れた。(写真:L1)L1
看板の絵は、「エリクトニオスを発見するケクロブスの娘たち」(1615-1616)だ。実に3人の女性の肌が美しい。(写真:L4)L4
切符売り場の風景だ。(写真:L2)L2
(写真:L3)L3
次の絵は「聖アンデレの殉教」(写真:L5)L5
独特の構図が人々の目を捉える。彼は「王の画家にして、画家の王」と呼ばれていた。画家であり、建築家であり、外交官であり、政治家でもあった。正に多才というべき人物だ。
日本では過去最大のルーベンス展、大作15点が公開されており、来年1月20日まで開催してます。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「マイ・プレッシャス・リスト」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年180作品目)
キャリー19歳、IQ185、飛び級して18歳でハーバード大学を卒業、しかし。引き籠り。彼女が人生を援助するための方法は?セラピストが考えたのは、彼女が行わなければならないリストだった。

「デス・ウィッシュ」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年181作品目)映画デスウィシュ
医師の男性の自宅が襲われ、妻を殺され、娘が意識不明の重体。彼は社会悪を追放しようとして自ら立ち上がる。彼はヒーローなのか?死神なのか?悪人たちを次々と殺す。そして遂に家族の仇を取る機会が訪れた。

「遊星からの物体X」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼★★★(今年182作品目)映画遊星からの物体X
大昔、地球に着いた宇宙船が十万年後に人類によって南極で発見されたが、その物体は生き物に自分自身を同化させ占領してしまうという恐ろしい生命体だった。果たして人類は危機を逃れられるのだろうか?

「ハナレイ・ベイ」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年183作品目)映画ハナレイベイ
カウアイ島のハナレイ・ベイで息子19歳を失った女性。サーファーの息子はサメに襲われて死んだ。そして10年、毎年その季節に彼女は島を訪れる。彼女の悲しみはいつになれば癒されるのか?いま売りに売れている吉田羊が主演。実は9月にこの島を私は訪れているので実に実感が湧いて観ることが出来た。自然が本当に残された美しい島だ。

「サーチ」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年184作品目)映画サーチ
韓国系の家族、娘が行方不明になった。父は彼女の友達も行動も殆ど知らなかった。実は母親を既に失っていて家族は崩壊状態だったのだ。父親はネットで彼女の痕跡を追い掛ける。すると既に彼女は死亡していたのか?

10月26日の経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「ライ麦畑で出会ったら」が3つ星、「ガンジスに還る」が4つ星、「サーチ」が3つ星、「オズランド」が3つ星、「旅猫リポート」が3つ星、「栞」が3つ星、「心魔師」が3つ星でした。

「私の2018年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

★★★★=「嘘八百」「バークバル」「ネイビーシールズ」「ジオストーム」「デトロイト」「ロングロング・バケーション」「ルイの9番目の人生」「ジュピターズ・ムーン」「ローズの秘密の頁」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「リバーズ・エッジ」「ミッドナイト・バス」「シェイプ・オブ・ウォー」「坂道の上のアポロン」「しあわせの絵の具」「トゥーム・レイダー ファースト・ミッション」「B・P・M」「ペンダゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」「とレイン・ミッション」「ジョマンジー」「ダンガル きっと、つよくなる」「ラブレス」「ワンダーストラック」
「ザ・スクエア」「弧狼の血」「モリーズ・ゲーム」「モリのいる場所」「犬ケ島」「ゲティ家の身代金」「ファントム・スレッド」「ワンダー」「天命の城」「女と男の観覧車」「告白小説、その結末」「ブリグズビー・ベア」「バトル・オブ・ザ・セクシィズ」「未来のミライ」「ジェラシック・ワールド」「ウインド・リバー」「カメラを止めるな」「MI」「オーシャンズ8」「オーケストラ・クラス」「泣き虫しょったんの奇跡」「プーと大人になった僕」「散り椿」「運命は踊る」「クレイジー・リッチ」「バッド・ジーニアス」「バーバラと心の巨人」

「2018 観劇シリーズ」
3月大歌舞伎=昼の部「国せん爺合戦」、「男女道成寺」、「芝浜革財布」
7月大歌舞伎=昼の部「三国無双瓢箪久 出世太閤記」
9月大歌舞伎観劇=秀山祭 「金閣寺」他

国内旅行は、1月の東北。6月は北海道の予定。
海外旅行は、1月の台湾。2月の香港。5月のモンゴル(71)。7月のシアトル。9月のハワイ。
12月は香港の予定。

「2018 読書記録」 昨年は256冊の本を読みました。
「竃河岸」(宇江佐 真理 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今196冊目)「髪結い伊三次捕物余話」シリーズ最終章本竃河岸

「出奔」(小杉 健治 著)朝日文庫 私的批評眼★★★(今197冊目)「天文方・伊能忠敬」シリーズ第1弾奔出奔

「木枯らしの」(佐伯 泰英 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今198冊目)「吉原裏同心抄」シリーズ第4弾本木枯らしの

「出入物吟味人」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今199冊目)「日暮左近事件帖」シリーズ第2弾本出入物吟味人

「ひなた屋おふく 泣く女」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★★(今200冊目)「ひなげし雨竜剣外伝」本泣く女

「浪人奉行 五ノ巻」(稲葉 稔 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今201冊目)本浪人奉行

「仕掛」(上田 秀人 著)徳間文庫 私的批評眼★★★★(今202冊目)「禁裏付雅帳」シリーズ第7弾本仕掛

「母の命日」

「母の命日」
母の命日がやって来た。亡くなったのは2005年だった。それも私が知床半島旅行中だった。それから13年。あっという間だった。
墓地を訪れたが、墓の囲いの部分と卒塔婆の部分の痛みが激しい。そこで近くの石屋に相談して修理してもらうことにした。
母は実に真面目過ぎるほどの真面目な性格で何でもきちんと整理整頓していたから、遺言もきちんと書いてあった。死後の指示も的確明確指示してあった。1924年生まれの母たちの世代は戦争に翻弄された人生だった。唯一の救いは私と妹が無事に成長し、社会に巣立ち、孫が5人出来たことだろうか。それにしても親孝行らしいことも出来なかったことが今になり悔やまれる。夜、ロウソクを灯し線香を点け般若心経を唱えた。(写真:ロウソク)ロウソク

「どんぐり」
ベンチの上の「どんぐり」が置いてあった。(写真:どんぐり)どんぐり
もうそんな季節になったのだと季節の移ろいの早さに驚く。

「水陸両用車」
街中を水陸両用車が走っていた。(写真:水陸両用車)水陸両用車
最近定期便になり観光客を乗せているようだ。東京オリンピックに向けてもっと数を増やす方針だという。

「マンションの価格」
驚いた。私の住むマンションは築37年になるのだが、私の部屋とほぼ同じ規模の部屋が売りに出されていたが、何と4480万円だった。(写真:マンション価格)マンション価格
当初購入した価格の倍以上での再販売だ。勿論リノベーションしているのだが、それは我が家も同じだ。豊洲駅までバスで約3分、徒歩で10分。JR越中島駅までバスで3分、徒歩10分。門前仲町駅まで 明日で10分、徒歩20分の立地だし、東京駅までは3キロ少し、銀座や日本橋にも近い。便利と言えば便利だが、豊洲周辺はこれから益々住宅需要が増えて来るのだろう。

「白鷺」
朝、いつものように愛犬の散歩の途中で珍しいものを観た。豊洲運河の脇で「白鷺」が一羽飛んでいた。隣には鳩がいたが、白鷺をこの辺りで観ることは本当にない光景だった。(写真:白鷺)白サギ

「十六夜の月」
「いざよい」の夜、ほぼ満月の月が空に輝いていた。(写真:十六夜の月)月
いつ見ても月には魅惑される。これを観て狼の心になった人間もいたのだろう。

「パパの会」

「パパの会」
毎年、この時期になると開催している会がある。それが「パパの会」。フットボール部のOBT氏の命日に合わせ彼を偲び開催している。この数年私たちの代が幹事を務めている。といっても私たちの代が一番下級生だからだ。だから出席者は全て年上の方々だ。体育会だから年功序列はきちんと守る。5年ほど幹事役を行っていることもあり、会の前には墓前に参っている。世田谷の等々力にあるお寺を訪れた。(写真:P1)P1
お地蔵様が並んでいた。(写真:P2)P2
お墓に参り、般若心経を唱えた。(写真:P3)P3
T氏はフットボール部の監督をされていた。そして現役だけでなくOBからも「パパ」と呼ばれて慕われていた。また人格者であり、礼儀や正しい行動を常に求めていた。私は高校生の時にお世話になった。しかし、大手広告代理店の取締役の時に若くしてお亡くなりになった。そのお通夜はお寺周辺の道路を人の列が並び、我々後輩はお焼香も出来ない位の人だったことを記憶している。余りにも沢山の人がお焼香の訪れたためだった。
会の当日は十六夜の月が出ていた。皆で懇談し、大いに沸いた。(写真:パパの会1)パパの会1
(写真:パパの会2)パパの会2
来年もまた幹事をやることになった私でした。何しろ準備期間が半年にもなるので、それなりに大変なのだ。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「フェルメール展」

「J  REPORT2018年 10月第4週」
「リタイアメント・ノート 10年4ヶ月目」
「VOL.1078号 SINCE AUG.12th、1983」

「フェルメール展」
遂に遂にやって来ました。世界中に35点しかないオランダの画家「ヨハネス・フェルメール」の絵が何と9点もやって来たのです。日時時間指定制という訳で事前にチケットの日時を指定して購入し会場の「上野の森美術館」に向かう。午後1時からの入場だったが、12時35分に訪れたのだが、既に長い行列が出来ていた。50m以上だろうか?(写真:F1)F1
(写真:F2)F2
(写真:F3)F3
(写真:F4)F4
そして並んでいるうちに次々と訪れる人,人、人であっという間に列の最後尾は遂には見えなくなってしまいました。時間が来ていよいよ入場です。入場者には全員にイヤフォンガイドが渡される。料金が2500円だから当然か?最初にフェルメールと同時代の画家の絵が並ぶ。私の好きな画家の一つ、「ヤン・ステーン」の「家族の情景」があった。(写真:F5)F6
1月から展示予定の「取り持ち女」1656年(写真:F6)F6-1
風俗画を描き始めた最初の頃のものだそうだ。今回は展示されていない。
いよいよ、現在の展示物だ。「真珠の首飾りの女」1662―1665年(写真:F7)F7
女性が着ている黄色い上着は他の作品「リュートを調弦する女」1662-1663年にも描かれている。(写真:F8)F8
「赤い帽子の娘」1665-1666年(写真:F9)F9
{手紙を書く女}1665年(写真:F10)F10
これも同じ黄色い上着だ。
「ワイングラス」1661-1662年(写真:F11)F11
私はこの絵が好きになった。
「手紙を書く婦人と召使い」1670-1671年(写真:F12)F12
これは大作だ。「マルタとマリアの家のキリスト」1654-1665年(写真:F13)F13
最後が「牛乳を注ぐ女」1658-1660年(写真:F14)F14
フェルメールの作品の中でも最もよく知られている傑作の一つだ。私はアムステルダム国立美術館で観た。6年前のことだ。今回のフェルメール展の目玉だ。素晴らしい絵画でした。しかし、よくもこれだけの作品を集めたものだ。兎に角一度は観る必要がある。まずは予約ですね。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「バーバラと心の巨人」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★★(今年177作品目)映画バーバラと心の巨人
バーバラはロードアイランドに住む少女。学校でも家庭でも奇人として通っている。彼女は巨人がいつか襲ってくる。そしてそれを自分が防ぎ街を皆を守ると思いまた信じている。イギリスから転校してきた少女と友だちになり、彼女にもその話しをする。そして遂に巨人がやって来た。バーバラの心の想像上の巨人には理由があったのだ。

「日日是好日」(シネスウィッチ銀座にて)私的批評眼★★★★★(今年178作品目)映画是好日
20歳の女性がお茶を習い始める。その師匠が樹木希林。茶道とは何か?日本の文化とは?侘び寂びの世界とは、そんな問い掛けに答えるかのように映画は進む。そして20数年が経つ。女性の生き方と茶道の美しさが絡み合い、実に優雅な映画に仕上がっている。樹木希林の遺作の一つとなった作品だ。

「宮廷のレストラン」(シネスウィッチ銀座にて)私的批評眼★★★(今年179作品目)映画宮廷のレストラン
フランスの料理家「アラン・デュカス」がヴェルサイユ宮殿内にレストランを開くのだが、その前5年に亘りカメラは追う。料理とは何なのか?ミシュランの星を16個も各地のレストランで取った男の姿だ。彼の求めるものは地元の食材を使い、伝統的なフランス料理のDNAを残しながら、新しさを追求するものだった。

「エンジェル、見えない恋人」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年178作品目)映画エンジェル、見えない恋人
精神病棟で一人で出産した女性。その子供は彼女以外には見えない透明人間だった。やがて育つ子供。彼は病棟の隣の少女を恋するようになる。彼女も見えない彼を臭いや感触で感じ、やがて二人は恋人となる。不思議な世界でした。

「億男」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年179作品目)映画億男
一男は3000万円の借金を抱え昼夜返済に追われて働く。妻と娘とも別居。それが偶然宝くじで3億円当てる。親友の九十九に使い道を相談するが、突然九十九は3億円と共に疾走。彼を探す一男はお金の意味を知らされる。それはお金は人を変えてしまうということ。落ちは落語の芝浜。

10月19日の経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「ニューヨーク、ジャックソンハイツへようこそ」が4つ星、「ハナレイ・ベイ」が4つ星、「ここは退屈迎えに来て」が4つ星「億男」が2つ星、「エンジェル、見えない恋人」が3つ星、「テルマ」が3つ星、「世界で一番ゴッホを描いた男」が3つ星でした。

「私の2018年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

★★★★=「嘘八百」「バークバル」「ネイビーシールズ」「ジオストーム」「デトロイト」「ロングロング・バケーション」「ルイの9番目の人生」「ジュピターズ・ムーン」「ローズの秘密の頁」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「リバーズ・エッジ」「ミッドナイト・バス」「シェイプ・オブ・ウォー」「坂道の上のアポロン」「しあわせの絵の具」「トゥーム・レイダー ファースト・ミッション」「B・P・M」「ペンダゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」「とレイン・ミッション」「ジョマンジー」「ダンガル きっと、つよくなる」「ラブレス」「ワンダーストラック」
「ザ・スクエア」「弧狼の血」「モリーズ・ゲーム」「モリのいる場所」「犬ケ島」「ゲティ家の身代金」「ファントム・スレッド」「ワンダー」「天命の城」「女と男の観覧車」「告白小説、その結末」「ブリグズビー・ベア」「バトル・オブ・ザ・セクシィズ」「未来のミライ」「ジェラシック・ワールド」「ウインド・リバー」「カメラを止めるな」「MI」「オーシャンズ8」「オーケストラクラス」{泣き虫しょったんの奇跡}「プーと大人になった僕」「散り椿」「運命は踊る」「クレイジーリッチ」「バッド・ジーニアス」「バーバラと心の巨人」

「2018 観劇シリーズ」
3月大歌舞伎=昼の部「国せん爺合戦」、「男女道成寺」、「芝浜革財布」
7月大歌舞伎=昼の部「三国無双瓢箪久 出世太閤記」
9月大歌舞伎=秀山祭 「金閣寺」「鬼揃紅葉狩」「河内山」中村吉右衛門の演技が素晴らしかった。

国内旅行は、1月の東北。6月は北海道の予定。
海外旅行は、1月の台湾。2月の香港。5月のモンゴル(71)。7月のシアトル。9月のハワイ。
12月は香港、来年2月はまたまたハワイの予定。

「2018 読書記録」 昨年は256冊の本を読みました。
「問答無用」(稲葉 稔 著)徳間文庫 私的批評眼★★★★(今192冊目)本問答無用

「日本一の商人」(誉田 龍一 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今193冊目)「茜屋清兵衛奮闘記」本日本一の商人

「正雪の埋蔵金」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今194冊目)「日暮左近事件帖」シリーズ第1弾本正雪の埋蔵金

「江戸を造った男」(伊東 潤 著)朝日文庫 私的批評眼★★★★(今195冊目)本江戸を造った男

「大報恩寺 快慶・定慶 みほとけ」

「大報恩寺 快慶・定慶 みほとけ」
上野の東京国立博物館平成館で開催中の特別展に行ってきた。(写真:B1)B1
千本釈迦堂の名で親しまれている京都の大報恩寺は、鎌倉時代の1220年(承久2年)に、義空上人が開創した古刹だ。写真の像は「聖観音菩薩立像」だ。(写真:B2)B2
(写真:B3)B3
この仏像のみ写真撮影が許されていた。
パンフレットから観ていこう。(写真:B4)B4
まずは左の仏像は「准てい観音菩薩立像」。右は「かせん延」、十大弟子の一人だ。
次の写真は、上段が六観音立像。下段は十大弟子像だ。(写真:B5)B5
中央が「釈迦如来座像」でこの寺の御本尊だ。年に2度しか公開されないという秘仏だそうだ。
これらの像は「快慶」と弟子の「定慶」の作品だ。本当に素晴らしいものばかりだった。これらは一本の木から掘り出したもので、削ったものを一度縦に割り、内部をくり抜き、そこに経典などを収納した。
大報恩寺は、京都の北、北野天満宮の隣にあり、度々の戦乱にあうも、火災にならず、現存する木造建築で洛中最古のものだそうだ。
「十代弟子」とは、釈迦の弟子で特に有名な十人のことをいう。
素晴らしいの一言でした。

「大学は法政大戦」

「秋のフットボールシーズ・大学は法政大学戦」
富士通スタジアム川崎はどんより曇っていた。また嫌な記事を書かなければならないのかと思うと憂鬱になってくる。(写真:V1)V1
(写真:V2)V2
(写真:V3)V3
試合は法政大学のレシーブで始まる。自陣38ヤードから第一ダウンに始まり、オプションで16ヤード獲得。その後ランとパスが上手く組み合わさってダウン更新を重ねて、最後はQB8番1年生の小田賀がキープしてTD、10プレイ、ファーストダウン5回でのTDだ。キックも決まり、0:7.(1Q,8分54秒)(写真:V4)V4
1年生QB小田賀(法政二)はパスもさることながら、ランが素晴らしい。スピードもあり、今お香は後が恐ろしい。
母校はファーストダウンを3回続けるが結局QB1番3年の西澤がサックされ、ファンブル、しかしリカバーはしたものの結局はパント。法政も2回ファーストダウンをしたがパント。母校はパントを蹴ったのだが、法政のディフェンスがレシーブをファンブルし、それを80番荒井がリカバーして攻撃権を得た。しかしこのチャンス、ゲイン出来ず、FGを狙う。キッカーは9番廣田。見事ボールオン12ヤードから決めて、3:7。(2Q、9分44秒)(写真:V5)V5
法政はファーストダウンを3回更新したが、最後は母校陣内27ヤードからのFGを狙うが失敗。
母校も2回ファーストダウンを更新したが、やはりFG敵陣37ヤードからのロングキックを蹴るが低く外れる。
直後の法政はファーストダウンを2回更新したが、最後は第4ダウンにギャンブルで左サイドのパスが決まり、そのままTD、母校陣内43ヤードからのパスで、3:14とリードを広げる。(2Q、1分46秒(写真:V6)V6
このまま前半は終了。ハーフタイムショーだ。(写真:V7)V7
(写真:V8)V8
後半開始直後の母校の攻撃は1度ファーストダウンを更新するもパントとなったのだが、敵陣ゴール前5ヤードで押さえて、法政の攻撃となった。法政は真ん中のラインプレーで突破を図るが2プレーでず、第3ダウン、法政QBがサックされたのがエンドゾーンの中でタッチバックとなり、5:14。
20ヤードからの法政のフリーキックで試合再開、母校は2度ファーストダウンを更新したが、法政陣内20ヤードからFGを狙う。これが見事決まり、8:14と1TD差になる。(3Q、6分4秒)
法政はキックオフリターンもよく、自陣41ヤードからの攻撃となり、3回ファーストダウンを更新するもパント。
母校の攻撃はファーストダウン更新出来ず、これもパント。兎に角攻撃の幅がないのと、ランプレーが殆ど出ないから、当然パスも出ない。パスの精度も悪い。
法政の攻撃は、母校陣内41ヤードからランフェイクのパスを投げられ、ディフェンスが二人タックルを外され、あっという間にTDを上げられた。これが実は試合を決定付けたTDになってしまった。8:21(4Q、10分40秒)(写真:V9)V9
法政のキックオフで試合再開したが、リターンがロングランとなり、WR2番佐藤(3年)が敵陣12ヤードまで運ぶ見事なランだった。最後は3番RB薮田が中央突破しTD、15:21と追い上げた。(4Q、9分15秒)(写真:V10)V10
次のシリーズ、法政は2回のファーストダウン更新し自陣49ヤードからの第3ダウン、パスを投げたがこれを母校ディフェンスがナイス・インターセプトし、攻守交代。しかし母校は攻めきれず、QBサックされてしまい、大きく後退させられた。しかしここで最後の切り札、廣田の登場で、敵陣33ヤードからの何と49ヤードのFGを見事決めた。4Q、3分22秒、18:21となる。(写真:V11)V11
時間との戦いだが、法政はランで時間を消化して最後は二―ダウンで試合終了となった。
決め手のない母校攻撃陣には言うこともない。走れないQBは足も遅く、またパスが早ければいいが、これも緩いし、QBサックされかけても逃げきれないし、投げ捨ても出来ない。このまま彼を使うのか?コーチ陣は何を考えているのだろうか?もう一敗も出来ないのに部員数だけ多くてもろくな練習していないのではないのか?次の試合など観たくもないというのが本音だ。

「TEN」

「手前勝手世界食物語、第499号」
「TEN」
本当は黒偏に点という字なのだが、パソコンにないので、お許しを。読み方はテンだ。(写真:食1)食1
有楽町はITOCIA別館の三階にある中華料理の店だ。久し振りにここで食事をした。
紹興酒を頼む。(写真:食2)食2
次が「重慶式麻婆豆腐」。(写真:食3)食3
山椒が効いていて、痺れるくらいの辛さがたまらない。
そして「大海老の包み揚げ」。(写真:食4)食4
最後はこの店の名物である「小籠包」だ。(写真:食5)食5
大満足の中華でした。中華も久し振りでした。
以上、寒さも感じるような気候になってきた東京より勢古口がお送りしました。

「正倉院の至宝」

「J  REPORT2018年 10月第3週」
「リタイアメント・ノート 10年4ヶ月目」
「VOL.1077号 SINCE AUG.12th、1983」
「正倉院の至宝」
第70回目の正倉院展(10月27日から11月12日、奈良国立博物館)が開かれるのに合わせて「正倉院の至宝」についてのお話しを聞くチャンスがあり、4S会のスーさんと一緒に虎ノ門の会場を訪れた。奈良大学の関根教授の講演だった。
正倉院は聖武天皇と光明皇后が日常的に使用していたもの(北倉)と東大寺のもの(中倉、南蔵)に大別され保管されている東大寺の倉庫だという。天平勝宝8年(756)5月2日の聖武天皇の命日から49日目に合わせて天皇遺愛の品と薬物をリストを付けて納めた場所だ。そのリストは現存する。
奈良時代から平安時代には度々倉は開けられたが、天皇により扉が封印されていたため、鎌倉時代以降は殆んど開けられていなかった。江戸時代には4度だけ開けられたが、明治時代になり、廃仏毀釈から寺の御物(ぎょもく)が、海外に流出しだしたため、宝物保護のために「古器旧物保存方」という太政官布告(1871)がなされた。
翌明治5年(1872)に正倉院宝物の調査が行われた。その当時国際的にも「万国博覧会」が盛んで、日本でも京都に続いて明治8年に奈良で万博が行われ、東大寺の大仏前と回廊に正倉院の宝物が並べられ、非常な反響を呼んだ。この頃欧州では「ジャポニズム」という日本ブームが訪れていた。その後1892年から東京の赤坂離宮で宝物の修理修復を行うようになった。同時に模倣品の制作も行われるようになった。
終戦までは国内外の重要人物にしか宝物は見せていなかった。しかし戦後1946年から「正倉院展」を行い、一般に開放し今年で70回目になるという。
正倉院は東大寺大仏殿の裏側にある木造建築物だ。横幅33m、高さ14m(内、床までの高さ2.7m)、奥行き9.4mで3つの部屋に分かれている。我々は「校倉造り」は湿気を防ぐと習ったが、あれは全くの噓だそうだ。では1250年もの長きに亘り宝物が保存されてきたのは何故か?それは2重の箱に入れられていたためだという。最初は木製の小さな箱。(写真:S3)S3
それを長持ちのような大きな箱に入れていたので、湿度の変化を殆ど感じずに保管保存してこられたという。この箱は家康も多数寄贈している。校倉造りは湿度が高いと木が膨張し室内を閉じ、逆に乾燥すると木が縮み風通しが良くなると確かに習った。これが嘘だったとは知らなかった。
東大寺大仏堂は2度の戦争(源平合戦、三次氏の南都焼き打ち)の火災で焼け落ちたが、偶然にも正倉院は助かった。しかし4度の盗難にはあっている。これは内部を公開した時に盗まれており、犯人は東大寺の坊主だったという。
「平螺鈿背八角鏡」(北倉)は、一度盗まれたが実は鏡が銀だと思った犯人が割ったところ、銀では無かったので、バラバラな状態で元に戻したという。それが明治以降修復されたという。この犯人も勿論坊主だった。(写真:S6)S6
使われている「琥珀」はミャンマー産。「ラピスラズリ」はアフガニスタン産、「夜光貝」は奄美諸島より南の海域、「トルコ石」はイラク産で、造られたのは「唐」だ。たぶん遣唐使が持ち帰ったのだろう。
私が興味を持った宝物の中で「黄熟香」(こうじゅくこう)というのがある。(写真:S2)S2
有名な香木だ。これを切り取った人に家康と信長に足利将軍らがいる。史実だ。切り取った部分に紙が貼ってあり、その名がある。
今回の正倉院展のパンフレットから、「螺鈿八角箱」(中倉)(写真:S4)S4
実に見事なものだが、これも明治以降の修復品で夜光貝の色が濃いのが古い時代のもので、光っていて白いのは修復後のものだという。
次の写真では、7つの品がある。(写真:S5)S5
右上が「沈香木画箱」。香木を入れてある。
右下が布に書かれた絵だ。何に使われたかは分からない。
その隣の棒は「犀角如意」で犀の角や水晶で作られた所謂「孫の手」だ。
左上は、「磁鼓」、磁器製の鼓だ。
左下は、「白銅剪み」、蝋燭の芯切り剪みだ。
中の上は布製の「靴」、室内履きで中国製で光明皇后が使用されていたようだ。当時は床は板敷だった。天皇と皇后のベッドも保存されていた。
下は「新羅琴」だ。勿論朝鮮半島から来たものだ。
実に面白いセミナーでした。奈良にも行ってみたいですね。S1

「東京のタクシー」
東京には5万台のタクシーがあるという。法人が3万台で個人が2万台だそうだ。法人のほうは交代で乗るから土日祝日も動くが、個人は自己都合で動かせるから土日祝日は休みが多いということだ。利用したいと思うとタクシーがいないという事態が土日祝日には多い。(写真:タクシー)タクシーと中国人
体育の日を含む3連休の銀座は中国人ばかりだった。国慶節の連休なのだろうが、完全に銀座は中国人に占拠されていた。