「今週の映画と本」
「バーバラと心の巨人」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★★(今年177作品目)
バーバラはロードアイランドに住む少女。学校でも家庭でも奇人として通っている。彼女は巨人がいつか襲ってくる。そしてそれを自分が防ぎ街を皆を守ると思いまた信じている。イギリスから転校してきた少女と友だちになり、彼女にもその話しをする。そして遂に巨人がやって来た。バーバラの心の想像上の巨人には理由があったのだ。
「日日是好日」(シネスウィッチ銀座にて)私的批評眼★★★★★(今年178作品目)
20歳の女性がお茶を習い始める。その師匠が樹木希林。茶道とは何か?日本の文化とは?侘び寂びの世界とは、そんな問い掛けに答えるかのように映画は進む。そして20数年が経つ。女性の生き方と茶道の美しさが絡み合い、実に優雅な映画に仕上がっている。樹木希林の遺作の一つとなった作品だ。
「宮廷のレストラン」(シネスウィッチ銀座にて)私的批評眼★★★(今年179作品目)
フランスの料理家「アラン・デュカス」がヴェルサイユ宮殿内にレストランを開くのだが、その前5年に亘りカメラは追う。料理とは何なのか?ミシュランの星を16個も各地のレストランで取った男の姿だ。彼の求めるものは地元の食材を使い、伝統的なフランス料理のDNAを残しながら、新しさを追求するものだった。
「エンジェル、見えない恋人」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年178作品目)
精神病棟で一人で出産した女性。その子供は彼女以外には見えない透明人間だった。やがて育つ子供。彼は病棟の隣の少女を恋するようになる。彼女も見えない彼を臭いや感触で感じ、やがて二人は恋人となる。不思議な世界でした。
「億男」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年179作品目)
一男は3000万円の借金を抱え昼夜返済に追われて働く。妻と娘とも別居。それが偶然宝くじで3億円当てる。親友の九十九に使い道を相談するが、突然九十九は3億円と共に疾走。彼を探す一男はお金の意味を知らされる。それはお金は人を変えてしまうということ。落ちは落語の芝浜。
10月19日の経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「ニューヨーク、ジャックソンハイツへようこそ」が4つ星、「ハナレイ・ベイ」が4つ星、「ここは退屈迎えに来て」が4つ星「億男」が2つ星、「エンジェル、見えない恋人」が3つ星、「テルマ」が3つ星、「世界で一番ゴッホを描いた男」が3つ星でした。
「私の2018年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」
★★★★=「嘘八百」「バークバル」「ネイビーシールズ」「ジオストーム」「デトロイト」「ロングロング・バケーション」「ルイの9番目の人生」「ジュピターズ・ムーン」「ローズの秘密の頁」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「リバーズ・エッジ」「ミッドナイト・バス」「シェイプ・オブ・ウォー」「坂道の上のアポロン」「しあわせの絵の具」「トゥーム・レイダー ファースト・ミッション」「B・P・M」「ペンダゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」「とレイン・ミッション」「ジョマンジー」「ダンガル きっと、つよくなる」「ラブレス」「ワンダーストラック」
「ザ・スクエア」「弧狼の血」「モリーズ・ゲーム」「モリのいる場所」「犬ケ島」「ゲティ家の身代金」「ファントム・スレッド」「ワンダー」「天命の城」「女と男の観覧車」「告白小説、その結末」「ブリグズビー・ベア」「バトル・オブ・ザ・セクシィズ」「未来のミライ」「ジェラシック・ワールド」「ウインド・リバー」「カメラを止めるな」「MI」「オーシャンズ8」「オーケストラクラス」{泣き虫しょったんの奇跡}「プーと大人になった僕」「散り椿」「運命は踊る」「クレイジーリッチ」「バッド・ジーニアス」「バーバラと心の巨人」
「2018 観劇シリーズ」
3月大歌舞伎=昼の部「国せん爺合戦」、「男女道成寺」、「芝浜革財布」
7月大歌舞伎=昼の部「三国無双瓢箪久 出世太閤記」
9月大歌舞伎=秀山祭 「金閣寺」「鬼揃紅葉狩」「河内山」中村吉右衛門の演技が素晴らしかった。
国内旅行は、1月の東北。6月は北海道の予定。
海外旅行は、1月の台湾。2月の香港。5月のモンゴル(71)。7月のシアトル。9月のハワイ。
12月は香港、来年2月はまたまたハワイの予定。
「2018 読書記録」 昨年は256冊の本を読みました。
「問答無用」(稲葉 稔 著)徳間文庫 私的批評眼★★★★(今192冊目)
「日本一の商人」(誉田 龍一 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今193冊目)「茜屋清兵衛奮闘記」