「水郷の郷、佐原の街巡り」

「J  REPORT 2016 6月第5週&7月第1週」
「リタイアメント・ノート 8年1ヶ月目」、
「VOL。956号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com

「水郷の郷、佐原の街巡り」
先週に続いて成田へ向う。成田で銚子行きに乗り換えて約30分、「佐原」に着く。佐原は2度目だが、前回はアヤメ見物だったが、今回は街巡りだ。実は先日TVでタレントの徳光さんがこの街を訪れて鰻屋さんに行ったことを思い出し、街巡りを思い立った。ひっそりとしてはいたが、観光客と思われる人達も歩いている。(写真:街中1)

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店先にアヤメを植えている。(写真:街中のアヤメ)
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アヤメ以外の紫陽花なども綺麗に植えられていた。(写真:街中2紫陽花)
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綺麗な落ち着いた小都市だ。昔から「小江戸」と呼ばれていたらしい。ここが日本地図を造った「伊能忠敬」の家がある街だと初めて知った。(写真:水郷の郷の看板)
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伊能忠敬の像は深川八幡の境内に大きなのがあるので、伊能は深川の出かと思っていたら、実は伊能は房総の生まれで佐原の伊能家に婿養子に入ったらしい。その家も残されていた。(写真:伊能忠敬の像)
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伊能家の前を小さな川が流れている。それが「小野川」だ。(写真:小野川1)
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川の向こうに船の乗り場が見えた。(写真:小野川2)
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バス通りにあるのが「忠敬橋」だ。ここが佐原のメインストリートで古い建物が集まっている中心地が橋だった。その先に伊能忠敬旧宅の前に「桶橋」別名「ジャージャー橋」という橋がある。なぜかと言うと元々農業用水を流す橋で橋の中を配水管が走っていて、時間を合わせて水を橋から放水するというのだ。すると偶然男女の鋳物姿の二人組みが写真のモデルになっているのに遭遇。と突然水が橋から流されだされた。確かにジャージャー音がする。皆カメラを取り出して写真を撮り始めた。旧伊能邸は無料なので入ってみた。(写真:旧伊能邸1)
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(写真:旧伊能邸2)
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さあ出航だ。観光船が出航していった。なんだ、エンジンが付いていた。(写真:船)
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小野川には岸辺に面白いものがあった。まずは布袋様の像。(写真:布袋様)
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そして手招きしている女性。(写真:女性像)
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何の意味があるのかは分からないが、色々な像があった。ふと見ると小さな土産物店があった。手造りの品がおいてあり、地元産の絣を使っての小物だという。綺麗な女性が店番をしていたので入ってみる。「爪楊枝入れはありますか?」と聞くと出してくれたので一つ買った。@600円。爪楊枝は旅行には欠かせない品なのだ。(写真:爪楊枝入れ)
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私がいると次々と観光客が入ってきた。勿論100%女性陣。私はどこへ行ってもその店に人を引き連れてくる縁があるのだ。飲み屋でも私が入っているとそれまで客がいなかったのが、たちまち混雑してくる。不思議な縁を持っているのだ。佐原は利根川の南側にある街だ。利根川の支流の一つが小野川だ。水運を活かした街で昔はこの地方の物資の集積地だったのだろう。お金持ちが多そうな街だった。さて2時間位佐原をぶらぶらしたので、JRで一度成田まで戻り、京成線で帰った。どうも効率的にも運賃的にも京成線を利用したほうが、成田には行き易いことが分かった。今後は京成線で行こう。

「はぐれ桜」

「はぐれ桜」
数寄屋橋交差点の交番の横に今まで気がつかなったが、そこにある桜には名前が付いていた。「はぐれ桜」とあった。春には見事な花を見せる桜なのだが、どうして「はぐれ桜」という名前が付いているのか分からない。その木の下に少女の像があった。「はぐれて」と書かれていた。とするとここで少女が親とはぐれて佇んでいたので像が置かれ桜に名が付いたのか。全く分かりませんでした。(写真:はぐれ桜と少女像)

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「銀座の中国人」
銀座8丁目と新橋の境にある高速道路の下。ここは歩行者天国ではない場所なので、観光バスがやってきては観光客を下ろし、また時間になると観光客を拾いにくる場所なのだが、勿論ここの主役は「中国人観光客」だ。爆買いも一時の勢いはないというが、それでもいつもこの場所では中国人グループの集まっている。ここで注目。彼らのガイドは違法な無資格な中国人ガイドなのだ。どこでもルール無視の中国人たち。本当に困ったものだ。(写真:銀座の中国人1)

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(写真:銀座の中国人2)
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(写真:銀座の中国人3)
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上海ディズニーランドがオープンしたそうだが、マナーの悪さは相変わらずか。だから海外に出て行っても中国人観光客の暴虐振りは変らないのだろう。

「2016 私の映画鑑賞記録」
映画「好きにならずにいられない」(HTC有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年98作品目)
アイスランドの空港で働く男。既に40歳を過ぎているが独身で母親と一緒に暮らす。そんな男が一人の女性に恋をするというお話し。

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映画「帰ってきたヒトラー」(TCシャンテにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年99作品目)
多分小さな映画会社が作ったのだろうが、全編シニカルなブラックユーモアに溢れていた。実に面白い映画でした。2014年のドイツに1945年に死んだはずのヒトラーがタイムスリップし復活。彼は周囲の人からは「モノマネ役者」だと思われ、マスコミの寵児となる。だがその本質は?絶対にお薦めです。
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映画「10 クローバーフィールド レーン」(TC日劇にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年100作品目)
地球がエイリアンに襲われる。交通事故で気を失うが、気付くと地下のシェルターの一室にいた女性は、その地下室の持ち主、そして既に逃げ込んでいた男性との3人の共同生活が始まる。さあその後はどうなるのか?本当の恐怖はエイリアンよりもシェルターの持ち主なのか?
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映画「クリーピー 偽りの隣人」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年101作品目)
あなたの住いの隣の住人がもしも連続殺人犯だとしたら、どうしますか?その人はマインドコントロールの能力にも長けています。そんな怖いお話しです。
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映画「レジェンド 狂気の美学」(HTC有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年102作品目)
1960年代のロンドン。下町イーストエンドで双子のギャングスターが伸し上がって来た。やがて暴力、脅迫、殺人、賄賂、恐怖でロンドンを支配下に置くようになる。そんな双子の物語、実話だ。主演はアカデミー主演男優賞の「レヴェナント」ディカプリオの相手役だった「トム・ハーディー」が一人二役の見事な演技だった。演技だけでも観る価値ありだ。
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映画「ザブイボマスク」(UC豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年103作品目)
うら寂れてしまった町を復活させようとして仮面マスクを被って青年が歌声での町興し物語。
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映画「ダーク・プレイス」(TCみゆき座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年104作品目)
8歳の少女の自宅で母親と姉妹2人が殺されたのが1985年。逮捕されたのは実の兄だった。裁判で少女は兄が犯人だと言ったのが採用された。それから28年後、真実は何なのか、兄の無実を訴える人達が調査を始めた。次々と新たな事実が明らかになってきた。そして真相は恐ろしいものだった。
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日経新聞6月24日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「シリア・モナムール」が4つ星、「日本で一番悪い奴ら」が3つ星、「ダーク・プレイス」が3つ星、「貞子VSかなこ」が3つ星、「ふきげんな過去」が3つ星、「二重生活」が3つ星、「ブレイク・ピーターズ」が3つ星でした。

「私の去年2016年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「俳優、亀岡拓次」「サウルの息子」「最高の花婿」「スポットライト」「アイヒマンショー」「殿、利息でござる」「海よりもまだ深く」

今年の★★★★は、「はなちゃんのみそ汁」「ブリッジ・オブ・スパイ」「最愛の子」「ザ・ウォーク」「ブラック・スキャンダル」「キャロル」「オデッセイ」「マネー・ショート」「ヘイトフル8」「家族はつらいよ」「アーロと少年」「リリーのすべて」「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」「ルーム」「さざなみ」「レヴェナント」「ズートピア」「64前編」「神様メール」「素適なサプライズ」「マネー・モンスター」「裸足の季節」「レジェンド」

「2016 観劇シリーズ」
・1回目の観劇=二月喜劇名作公演(新橋演舞場)「名代 きつねずし」

「2016 旅の記憶シリーズ」
国内は1月の北東北「角館、秋田市内(秋田)」、「三内丸山遺跡(青森)」、「あつみ温泉、酒田(山形)」、「村上、新潟市内、瓢湖、燕三条、弥彦(新潟)」へ旅しました。海外旅行は、2月のキューバ(65カ国目)、そして2月のタイ、4月のスペインでした。

「2016 本の記憶シリーズ」
「昨日の敵は今日も敵」(千野 隆司 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年123冊目)「出世侍」シリーズ第3弾

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「あやめ咲く」(井川 香四郎 著)光文社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年124冊目)「おっとり聖四郎事件控」シリーズ第3弾
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「縁むすび」(岡本 さとる 著)光文社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年125冊目)「居酒屋お夏」シリーズ第5弾
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「振り出し三島宿」(小杉 健治 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年126冊目)「仇討ち東海道」シリーズ第3弾
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「品川女郎謎噺」(稲葉 稔 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年127冊目)「万願黄表紙事件帖」シリーズ第2弾
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「正直そば」(小杉 健治 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年128冊目)「浅草料理捕物帖」シリーズ第3弾
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「賃借」(上田 秀人 著)講談社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年129冊目)「百万石の留守居役」シリーズ第7弾
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「痴れ者の果」(鈴木 英治 著)双葉文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年130冊目)「口入屋用心棒」シリーズ第34弾
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「母校、関東大会決勝で優勝」

「母校、関東大会決勝で優勝」
「関東高等学校アメリカンフットボール大会」の決勝戦は6月19日の日曜日、「富士通スタジアム川崎」で母校「ユニコーンズ」対佼成学園の間で行われた。母校のチームは意気盛んだ。まずは準備体操で身体を解す。(写真:準備体操)

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コーチから檄が飛ぶ。(写真:試合開始前)
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メンバー紹介も終わり、いよいよ戦いだ。(写真:いざ出陣)
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コイントスの結果、母校が選択権を留保したため、佼成学園がレシーブを選択。母校のキックオフで試合が始まった。富士通スタジアムは決勝戦独特の雰囲気に包まれ、緊張の瞬間だ。(写真:キックオフ)
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レシーブしたボールを30ヤード付近まで運んだ佼成学園の最初の攻撃はランプレーを2本続けたがゲインせず、3ダウンでのパスは不成功。4ダウンでのパントだったが、これが高校生の弱さだろう。スナップはパンターの頭上遥かを通過し、慌ててボール確保に動くが直ぐに母校ディフェンスラインに潰され、デンジャラスゾーンで母校の攻撃となる。このシリーズを上手く繋げ、1Q9分16秒、最後はテールバックの10ヤード中央突破でTD(タッチダウン)、TFP(トライ・フォー・ポイント)も決まり、母校7:0とリードした。その後は一進一退で2Qに入り、1分15秒、QB12番M君からの50ヤードロングパスをレシーバーがエンドゾーン内でキャッチしTD,TFPも決まり、母校14:0とリードを広げた。見事なパスだった。ディフェンスの活躍で、敵陣でボールを奪った母校は更に0分08秒にQPのキープで3ヤードランのTDを上げる。TFPも決って母校21:0と大きくリード前半終了した。(写真:前半終了時のスコアボード)
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前半で3本のTDでリードしたことでゲームの行方はほぼ決ったと言えよう。残念だったのは佼成学園側にパントでのスナップミスが2つあり、これが何れも母校の得点に結び付いたということだ。スナッパーの練習不足と決勝戦と言うものの緊張感から普段通りの仕事が出来なかったためだが、高校生に多い出来事だった。こういったミスが試合を左右するということを肝に銘じてもらいたいものだ。さあ後半開始。佼成学園もネジを巻きなおしての出直しでパスを連発、次々とゲインし続ける。結果3Q6分49秒、パスが決りTD,TFPも決まり、母校21:7となる。佼成学園が漸く実力を発揮してきた。しかし4Q9分26秒、敵陣に攻め入った母校は4Dでフィールドゴールを狙いこれが決り、母校24:7となる。だが、試合の女神はまだどちらに微笑むか分からなかった。4Q母校は4D目でパントを蹴ったのだが、このスナップが大きくそれて、ボールは転々と転がり続け、自陣エンドゾーン内でやっと押さえたが、セーフティーで敵に2点追加された。24:9。15点差ということは、佼成学園がTD2本に2ポイントコンバージョンが決れば逆転出来るということだ。そして恐れていたことが起きた。4Q5分37秒、佼成学園はロングパスを投げ、それをレシーバーがエンドゾーン内でキャッチしTDかと思われたが、レシーバーに密接していた母校ディフェンダーに対するファウルを審判が取り、このパスプレーは無効となり、大きく陣地を後退させられた。このパスが決っていただけにファウルが取られなければ、大逆転劇にも繋がる重要なプレーだったといえよう。これが試合を決定付けた。最後は4Q1分03秒、佼成学園が執念のパスプレーを決めてTD,TFPも決めて24:16となったが、時既に遅し。母校が優勝した。(写真:スコアボード)
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この試合を決めた要因は先ほども申し上げたが、パント時のスナップミスが佼成学園に2本、母校に1本あり、これが全て得点に絡んでしまったことだ。そしてもう一つは反則によるロスだ。特に佼成学園のTDパスと思われたエンドゾーン内での接触による反則は痛かっただろう。あれが決っていれば試合結果は逆になっていた可能性もあっただけに、佼成学園にとって悔やまれたと思う。でも強かった。ミスさえなければかなりの善戦をしたと思う。秋は強敵となるだろう。この試合の前に行われた3位決定戦では、日大鶴ヶ丘が知徳を28:23で破って関東大会3位となった。さて関西では関西学院高等学校が海陽中等教育学校を20:0で破り、6年振り28回目の優勝を達成した。母校はこのところ早大学院の後塵を這いし準優勝止まりになっていたので久々の15年振りの優勝だ。
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実は6月26日日曜日にはその関学を向かえての対抗戦が日吉の陸上競技場で行われるのだ。春の関東大会を制した母校と関西大会を制した関学の2校、事実上の全国大会決勝戦となるものだ。残念ながら私は3S会+ONEの方々と北海道旅行の最中で応援に行けないのが残念だ。でしたが、やはり応援に行くべきだろうということで旅行仲間に断り、朝の新幹線には乗らず、試合を観た後に羽田から飛行機で行くことにした。函館観光だけパスすることになるが、まあ優先度合いを変えたのと、函館はもう何度も行っているのでこの選択はよかったのかもしれない。まずは母校が関学に勝つことだ。

「アルハンブラ宮殿での思い出」

「アルハンブラ宮殿での思い出」
スペインでのことである。有名なアルハンブラ宮殿の見学を終えて、迎えのバスを待つ間、ベンチに座っていた時のことである。次々とタクシーが観光客を運んでくる。勿論それらのタクシーは「トヨタ・プリウス」だ。そんな私の目の前で起きた出来事だった。隣のベンチに地元スペインの中年女性がスマホで会話中だった。一台のタクシーから若い女性と共に半ズボン姿の男性が降りてきた。その時彼のポケットから財布が落ちた。しかし本人は気が付かず歩き出す。すると隣のベンチの電話中の女性が叫んで降りた男性を呼ぶのだが、男性は全く気が付く気配がなかった。電話中の女性はそのままダッシュして財布を拾うと男性を追い掛けたのだ。スペインでは嘗てスリにあった経験のある私にとっては、驚きの出来事だった。まあ衆人環視の目の前だからだったのかも知れないが、女性が財布を拾いそれを落とし主に渡すという日本では当たり前のことが、ここスペインの人が行ったことに驚かされた。こんなことに驚いては本当はいけないのだけれども。(写真:アルハンブラ宮殿)

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「絵図」
西洋に比べて日本では地図の発達は遅れていた。ただ天正8年(1580)には織田信長の手元には外国製の地球儀があった。その翌年には世界地図も信長は観ていた。日本に於ける和製地図は正保2年(1645)の「万国総図」(作者不詳)で、長崎で刊行された。写真は私が持っている江戸時代の絵図の縮小版だ。日本橋周辺の絵図だ。武家屋敷には当主の名前があるが、町屋にはない。白抜きが武家屋敷、灰色が町屋、赤色は神社仏閣を示している。(写真:絵図)

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本格的な日本地図は、伊能忠敬によるものが多分最初なのだろう。1745年生まれの忠敬は今の九十九里町に生家があり、17歳の時に佐原村の伊能家に婿に入った。相手は22歳の妻「ミチ」。伊能家は米の売買、酒造りなどを営む大きな商家だった。天文学を勉強した忠敬は49歳で隠居し、江戸に出て更に勉強し、55歳から10回に亘り全国を測量し、歩いた距離は3万5千キロ、その成果は73歳で彼が亡くなった3年後に弟子達により完成したのが「大日本沿海興地全図」だった。

「水郷の街、佐原の食は?」

「手前勝手世界食物語、第411」
「水郷の街、佐原の食は?」
佐原でタレントの徳光さんが訪れた鰻屋は「長谷川」。創業天保2年、秘伝のタレ、米、水に至るまでこだわり、極上の鰻を用意しているとあった。勿論食べに着たのではないので店を写真に収めただけだ。(写真:長谷川)

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もう一軒有名なのが「山田うなぎ店」と言う店。三百年の伝統を誇る老舗で、コクのあるタレと紀州備長炭焼きだとか。ここも食べずに写真だけ。(写真:山田うなぎ店)
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ダイエットしているから残念ながら、今回は鰻は諦めました。さて駅へ戻る途中に「水郷の味、麻兆」という店があった。表に「すずめ焼き」という暖簾があったので入ってみた。「すずめ焼き」とは「小鮒」をくるっと丸めて串に刺し焼くのだが、これがすずめの焼いたのに似ているということから来たらしい。左から「ワカサギ」、真ん中が「小鮒」、そして右側が「川海老」の3種だ。鮒がすずめに似ている形になっているというが、私には分からない。一串@90円。各3本づつ買い求めました。さてショーケースを見ていたら「鰻の白焼き」があったので、これも二匹分買いました。大体一匹1900円前後だった。後日自宅で食べよう。(写真:鰻の白焼きとすずめ焼き)
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駅前の漬物屋に入った「大川みどり着け」という店だった。店の自慢の漬物は「忠敬漬」だということで、「瓜」と「胡瓜」の二つを買った。@1040円なり。(写真:漬け物)

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この「忠敬漬」はこの店が創作した昆布入りのてっぽう漬だとのこと。昆布が中に入っていて醤油に浸かっていた。
以上、勢古口が東京よりお送りしました。

「お食い初め」

「J  REPORT 2016 6月第4週」
「リタイアメント・ノート 7年12ヶ月目」、
「VOL。955号 SINCE AUG.12th、1983」
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「お食い初め」
内孫の「蓮」が産まれて100日となった。産まれた時は2400g強だったが、100日経って6kgを超えるまでに大きく太った。そこで「お食い初め」の儀式を行った。場所は銀座の料理屋の個室。ぐっと重さが増していてその成長に驚く私。(写真:孫と一緒)

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小さな器が載った膳と共に尾頭付きの鯛の焼き物が出てきた。(写真:お膳)
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(写真:鯛)
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儀式なので一応私が食物を箸で食べさせる様にする。まずは鯛の身を解して食べさせ、次に膳の上の昆布巻きを、そして膳にある小さな箱の中に黒い石があり、これに私の箸数度打ち付けて、その後孫の口の前に箸を持っていって唇に触れた。これで儀式はつつがなく終えることが出来た。(写真:お食い初め)
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この儀式は子供の無事な成長を祝う行事なのだろう。昔は子供の死亡率が非常に高かったから、幼い子供が無事に大きくなることを祈ったのだろう。本当に無事に成長してもらいたい家族の切なる願いがあったのだろう。(写真:孫息子)
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さて、我々の食事も終わり、全員での記念写真となった。(写真:記念撮影)
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孫の成長を楽しみに「お食い初め」の儀式を終えたのでした。

「山王祭」

「山王祭」
江戸三大祭り一つ「山王祭」に出くわした。その日が祭り本番だとは知らなかったが、日本橋の橋の上にたくさんの人がいたので、何があるのか?と思っていたら、その内に神輿がやって来た。聞くと山王祭だという。この祭りは「神田明神」と「富岡八幡」に並ぶ江戸三大祭だ。丁度3年に一度の本祭ということで中央通りを封鎖しての神輿のお通りだ。赤坂の山王神社の氏子が日本橋を境にして赤坂まで続く訳だ。日本橋の北詰めからは神田明神の氏子になる訳だろう。そして8月は深川の八幡様の出番だ。(写真:日本橋上の神輿)

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「県展」
知り合いから出展したということで「埼玉県立近代美術館」を訪れた。アマチュアなのだが素晴らしい写真を撮る方で偶然スペイン旅行でご一緒したことがあり、その縁で度々写真展を観に行っている。(写真:県展)
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今回の出展は「30年後もしあわせ」と題する二つの写真だった。(写真:作品)
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白黒とカラーで時代の変化を表しているのだろう。さて、県立近代美術館は北浦和駅から歩いて5分ほどのところにある。(写真:建物)
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公園の中にあるので噴水があった。(写真:噴水)
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周辺は中々落ち着いた雰囲気でのんびりとした空気が流れていた。子供連れのお母さんも多かった。

「2016 私の映画鑑賞記録」
映画「シークレット・アイズ」(TCシャンテにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年93作品目)
2001年に起きた女性殺人事件の犯人を追う元FBIエージェントと、殺された娘の母親である検察関係者が13年の時を掛けての犯人との戦いを描く。ラストが予想外?ではなかったが、豪華スタッフにびっくり。

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映画「マネー・モンスター」(TC日劇にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年94作品目)
株式時価総額8億ドルが一瞬の内に失われ、自身も6万ドルを失った男が、その銘柄を推薦したTV番組をハイジャックする。やがてメインキャスターをも巻き込んで、事件の真相が探られる。そして事実が判明するのだが、ラストが予想外でした。でも面白かった。
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映画「二つ星の料理人」(角川シネマ有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年94作品目)
場所はロンドン。パリで修行したアメリカ人料理人がミシュランの3つ星を取るために苦闘する有様を描く。ちょっと焦点がボケていた。
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映画「64 後半」(TC日本橋て)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年95作品目)
やはり面白かった。観て損はない。勿論前半を観た上での話しだが。小説とは違った終わり方になる。
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映画「白鳥麗子でございます」(UC豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年96作品目)
少女マンガの映画化なのだろう。伊豆の下田を舞台に、地元名士のお嬢様と漁師の息子の恋物語に、リゾート再開発が絡むというもの。ロミオとジュリエットの亜流かな?
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映画「教授のおかしな妄想殺人」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年97作品目)
ニューポートの小さな大学の教授。生きる意欲を失っていたが、偶然知り合った教え子の女性と一緒に知らない女性の裁判問題を小耳に挟み、俄然その裁判の主役である判事を殺そうと思い立つ。すると生きる意欲が湧いて来る。遂に実行してしまうのだが、その結果は?
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映画「裸足の季節」(シネシャンテ銀座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年98作品目)
トルコを舞台にしたものでカンヌ映画祭の外国部門映画賞獲得。両親を失い祖母と叔父に育てられた5人の姉妹。長女から本人の意向に構わず嫁に出されるという封建的な社会。そこから脱出しようとする娘たちを描く。戦前の日本の社会を思い出す。女性の人権がない社会が現代でもトルコでは存在していた。
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日経新聞6月17日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「ホース・マネー」が4つ星、「クリーピー 偽りの隣人」が4つ星、「葛城事件」が3つ星、「帰ってきたヒトラー」が3つ星、「エクス・マキナ」が4つ星、「10クローバオーフィールド・レーン」が3つ星、「トリプル9」が4つ星でした。

「私の去年2016年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「俳優、亀岡拓次」「サウルの息子」「最高の花婿」「スポットライト」「アイヒマンショー」「殿、利息でござる」「海よりもまだ深く」

今年の★★★★は、「はなちゃんのみそ汁」「ブリッジ・オブ・スパイ」「最愛の子」「ザ・ウォーク」「ブラック・スキャンダル」「キャロル」「オデッセイ」「マネー・ショート」「ヘイトフル8」「家族はつらいよ」「アーロと少年」「リリーのすべて」「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」「ルーム」「さざなみ」「レヴェナント」「ズートピア」「64前編」「神様メール」「素適なサプライズ」「マネー・モンスター」「裸足の季節」

「2016 観劇シリーズ」
・1回目の観劇=二月喜劇名作公演(新橋演舞場)「名代 きつねずし」

「2016 旅の記憶シリーズ」
国内は1月の北東北「角館、秋田市内(秋田)」、「三内丸山遺跡(青森)」、「あつみ温泉、酒田(山形)」、「村上、新潟市内、瓢湖、燕三条、弥彦(新潟)」へ旅しました。海外旅行は、2月のキューバ(65カ国目)、そして2月のタイ、4月のスペインでした。

「2016 本の記憶シリーズ」
「花戦さ」(鬼塚 忠 著)角川文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年118冊目)
戦国時代に生きた立花の人「池坊專好」の物語。秀吉と利久の茶道での戦い、そして花での美に対する池坊と秀吉の戦いだ。負ければ賜るのは死だった。

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「命賭け候」(門田 泰明 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年119冊目)「浮世絵宗次日月抄」シリーズ
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「跡目」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年120冊目)「鬼役」シリーズ第18弾

「皇帝の剣 上」(門田 泰明 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年121冊目)「浮世絵宗次日月抄」シリーズ

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「皇帝の剣 下」(門田 泰明 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年122冊目)「浮世絵宗次日月抄」シリーズ
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「母校、関東大会準決勝に勝利」

「母校、関東大会準決勝に勝利」
「関東高等学校アメリカンフットボール大会」の準決勝が始まった。6月12日の日曜日、駒沢公園内の「第2球技場」では母校「ユニコーンズ」対知徳高校(静岡代表)の試合が行われた。当初の天気予報では曇りだということだったが、太陽が降り注ぎ暑くなってきた。試合開始前、緊張の選手達だ。(写真:試合前1)

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このグラウンドは私自身も大学時代、何度も戦った懐かしの場だ。昔と何にも変っていないのが寧ろ驚きだ。いや、フットボールやサッカー用にスコアボードが新説されていた。さてコーチ陣が選手に最終指示を与えている。(写真:試合開始直前2)
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知徳高校は嘗ては三島高校と言う校名だったが、名称を変えたというからフットボールではかなり歴史のある学校だ。コーチ曰く「今年は勝てるチームだ」ということで春の練習試合では母校は40点も取られたというから強豪だ。コイントスの結果、母校がキックオフとなった。
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(写真:キックオフ)
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写真を撮っているとゲームがよく観ることが出来ないので、今回はゲーム展開のみにさせてもらう。キックオフを知徳がレシーブしたがゲイン出来ず。知徳の最初のシリーズは右オフタックルへのラインプレーが2本続くが2ヤードのゲインに留まる。第3ダウンはパスだったが、母校のディフェンスに阻まれ不成功。パントとなり、攻撃権は母校に移る。ハーフライン付近からの攻撃で徐々に徐々にゲインを重ね、遂にランプレーでタッチダウン(時間7分29秒)。最初のシリーズでタッチダウンとはさい先がよい。キックも決まり、7:0となる。その後一進一退だったが、1Q2分15秒、知徳がゴール前からのランプレーでTDを奪い、7:7の同点となる。2Q6分36秒、母校のパスプレーが見事決まりTD。これで14:7.更に前半残り31秒、パスが決りTDとなり、21:7とリードし前半終了。(写真:スコアボード)
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知徳のオフタックルへのリード・ブロッカーを付けたプレーが再三決まるが、肝心のところで母校ディフェンスの壁に阻まれた。また早いオープン攻撃で練習試合では大きなゲインをされていたというが、この試合では上手くオープン攻撃を防いでいた。かなり研究したのだろう。さて後半開始。3Q10分58秒、母校のQB、M君がオプションをキープし約30ヤードのTDとなり、28:7。更に3Q5分10秒、19番へのロングパスがサイドライン際に決り、そのまま見事なランに繋げ、60ヤードTDとなり、母校35:7となる。ここで母校はメンバーを入れ替え、所謂第2軍が登場。試合経験を積ませるということになった。流石知徳も二軍相手では強い。4Q9分17秒、ランプレーでTD,35:14となり、そのまま試合は終了となった。(写真:試合終了時のスコアボード)
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予想を覆して知徳に完勝した母校は19日に川崎で決勝戦を迎える。第2試合の佼成学園(東京1位)と日大鶴ヶ丘(東京4位)は14:0となり、決勝は慶應義塾(神奈川1位):佼成学園(東京1位)との戦いとなった。また応援に行こう。さて、本日の試合だが、知徳はラインメンの一部はオフェンスもディフェンスも行っていた。やはり層の薄さからだろう。それに対して母校は層が厚く、疲労度が後半の動きの悪さになったのだろう。しかし、高校の全国大会は秋だから、夏の合宿を経てまた変化があるのだろう。秋は面白そうだ。

「成田山新勝寺」

「成田山新勝寺」
日経新聞の「食ナビ」というコラムに成田山門前町のウナギの記事が出ていたので、それではと思い、出掛けることにした。成田山は真言宗・智山派の大本山の一つだそうで、年間1000万人以上の参詣者があるという。凄いお寺だ。そういえば確か正月三が日の参拝客では「明治神宮」「川崎太子」と並んで関東地方では別格の三傑だったはずだ。JR東京駅地下ホームから快速成田空港行きに乗る。1時間強で成田到着。約800mほどの参道を進む。昔の町並みそのままなのだろう。道路は一方通行の狭いものだった。(写真:参道)

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やがて下りの道に入る。両側は昔風の建物が並ぶ。江戸時代、ここには江戸の町から数日の旅で訪れることが出来たので、人気のお寺だったから、きっと宿屋が立ち並んでいたのだろう。昔ながらの雰囲気が醸し出されている。(写真:参道の下り坂)
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新勝寺の入り口からは登り坂になる。それにしても大きな寺だ。川崎太子の数倍の広さがありそうだ。(写真:入口付近)
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それでもエレベーターが付いているのが助かる。私のように足の悪い者には大変ありがたい。ふと見ると「九代目市川団十郎」のポスターがあった。そういえば「市川家」の屋号は「成田屋」だ。初代市川団十郎が成田山に通ったことからその名が付いたと聞いたことがある。歌舞伎の市川家との関係は深いようだ。最近海老蔵がこの寺で得度したとも聞いた。二つエレベーターを乗り継ぎ、「本堂」の前に着く。大きな本堂だ。見事なものだ。(写真:本堂)
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境内も広い。その先に「三重の塔」があった。(写真:塔)
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極彩色の飾りが付いていた塔。(写真:塔の飾り)
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多分私は裏口から入ってきてしまったのだろう。炉から立ち上る煙で周囲が白くなっている。(写真:炉)
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本堂に入ってお参りをして帰ることにする。帰り道は登り坂となる。これが結構きつい。(写真:帰り道の登り坂)
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参道には実に多くのうなぎ屋さんが軒を並べている。やっと平らな道になった。道路の両側に色々な石の動物の像が置かれている。何の意味だろうか?(写真:猿)
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(写真:龍)
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ある店の軒先に歌舞伎を描いた絵があった。やはり歌舞伎の町なのだ。(写真:歌舞伎絵)
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帰りは「京成電鉄」に乗り、都営地下鉄経由で帰ってきました。

「成田のウナギ、川豊」

「手前勝手世界食物語、第410」
「ウナギの川豊」
ちょっと日経新聞の6月7日付けの記事から抜粋してみる。「成田では江戸後期からウナギを提供し始めたとされる。当時は利根川などの周辺に生息し、人々にとって身近な食材だった。【成田屋】の屋号で知られる歌舞伎役者の初代・市川団十郎らが熱心に成田山参拝を始め、成田山詣でが流行。江戸から徒歩で数日かけて訪れた参拝客に精を付けてもらおうと、提供を始めたといわれている」
そこで記事にもあった「川豊」本店を訪れた。元祖。ウナギ専門店として1910年に創業したという老舗だ。この店、道路に面してウナギの「裂き、串打ち、そして焼き」の場所が設けられており、通行人からもその作業過程がよく見えるということが特徴だろうか。入口のレジで注文し現金決済をすると小さな紙の札をくれる。結構平日の昼時とはいえ、混んでいる。次から次へとお客が入ってくる。(写真:店内1)

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(写真:店内2)
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メニューは「鰻重、白焼き、肝吸い」の3品だけ、営業時間も午後5時終了とか。多い日には1000匹も捌いているというから凄い。私は一番安い鰻重の並みを頼む。@2300円に肝吸いが@100円だった。鰻重の値段はウナギの多さだけなので安くてもウナギの質には変らない。この店の特徴は「ウナギ、タレ、ご飯の一体で味わって欲しい」とのこと。さて席に案内されて待つ事10分。その間にウナギの捌き過程を見てみる。まずウナギが入った桶があり、たくさんのウナギがにょろにょろしている。(写真:ウナギの桶)
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ウナギ職人の世界では「串打ち3年、裂き8年、焼きが一生」と言われているらしい。その捌きの過程を追ってみる。まずは「裂き」だ。これは流石、職人さんが流れるように捌いていく。まずウナギの頭を押さえて、包丁で首の部分を半分ほど叩き切る。人の首を落とす時に首の皮一枚残すというが、そんな感じだ。そして首に太い釘を打つ。当然ウナギはまだ生きている。そこでウナギを関東は背開きで下ろし、骨を除く。だからウナギは中心部に腹の部分がある開きの状態となる。肝とエラを取り去る。これを上下二つに切る。では連続写真で見てもらおう。(写真:裂き1)
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(写真:裂き2)
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(写真:裂き3)
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(写真:裂き4)
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(写真:裂き5)
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(写真:裂き6)
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(写真:裂き7)
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(写真:裂き8)
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(写真:裂き9)
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(写真:裂き10)
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見事な職人技だ。あっという間に終わってしまった。さあ、次が串打ちだ。この写真に載っている人は実は見習いの人で、先ほどの裂きの職人から指導を受けていた。まず上下二つに捌き切られたウナギの身を並べて一緒に4本の竹串を打つ。右手に串を握り、左手の指でウナギの身を押さえ、串を打つのだが、見ていても難しそうだ。(写真:串打ち1)

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(写真:串打ち2)
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見習いの人が受けていた注意には、4本の串が均等に並ぶこと。これが意外に難しい。また竹串を刺したり抜いたりしないこと。身が壊れる。それから竹串の先が4本とも同じだけの長さになるようにウナギから出ていること。まあ3年経たないと難しいな。失敗作は捨てられていました。(写真:串打ち後)
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そして串を打たれたウナギはまずは「白焼き」される。この店では一度白焼きにしてから、タレに浸して焼くという。東京では白焼きの前に蒸すが、その過程はないようだ。だから濃厚な油のあるウナギになるのだろう。(写真:白焼き)

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そして創業以来継ぎ足ししてきた薄甘口のタレを塗って最後の焼きとなる。(写真:焼き1)
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(写真:焼き2)
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いよいよ鰻重がやってきました。(写真:鰻重)
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ウナギは好きだが、ダイエットを考えるとそう食べられない。今回もご飯は半分ほど残したが、柔らかいウナギは堪能出来た。「上鰻重」が最も人気があるということだが、これはウナギが丸々1匹分入っている。私の食べた並は0.5匹分だった。それでも充分でした。何しろ成田山の参道やその近くにはウナギ屋が60軒ほどあるらしい。「うなぎぱん」というウナギから作ったお菓子もあるという。川豊の隣の菊屋も有名な店らしい。次は菊屋を訪れてみよう。関東と関西ではウナギは扱いが違う。関東が背開きに対して関西は腹開き、関東は蒸してから白焼き、タレ焼きだが、関西は蒸しがない。また関西は首付きだが、関東は首なしだ。こうもウナギに対する風習が違うのだが、納得の成田のウナギでした。
以上、梅雨本番なのに水不足の東京から勢古口がお送りしました。