「4度目の釧路、丹頂の鶴見台」

「J  REPORT 2023 12月第2週号」
「リタイアメント・ノート 14年6ヶ月目」
「VOL.1344 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「旅暦第130話」
「今年4度目の釧路」
19日の日曜日の羽田空港。かなりの混雑だ。釧路行きの飛行機の搭乗場所は46番ゲートだという。観ると案内板には約1km先とある。それもそのはず、バスで行く先にある新しいターミナル「北ターミナル」だというのだ。
羽田にはANAグループが主力の第2ターミナル、JALグループの第1ターミナル、国際線専用の第3ターミナルがあるが、バスで約5分で新しい北ターミナルに到着だ。羽田もどんどん変わる。第二ターミナルの南側には国際線ターミナルも再設置されたし、大きく動き出している。
そして釧路に到着したが、流石に寒い。気温11度だ。風も強い。夕方までゆっくりホテルで過ごし夜はホテルでセットされていた食事を摂った。夕陽が落ちるのが早い。まだ3時過ぎだというのにもう日暮れだ。(写真:A1)
食事は洋食のコース。メニュー(写真:A2)
鰯と鴨(写真:A3)
アサリと野菜の茶碗蒸し(写真:A4)
魚と海老(写真:A5)
ポーク(写真:A6)
デザートとコーヒー(写真:A7)
今年4度目の釧路だが、北の味を十分に楽しみたい。
あと旅の中にセットされている食事は、港町の食事券3000円分、回転寿司のタクシー券付き食事券3000円分、ホテルでの朝食を食べない場合は地元の和商市場での勝手丼に2回円が付いている。

「丹頂の鶴見台」
二日目の朝食会場、17階のレストランから見た釧路川の河口だ。(写真:B1)
船の数が少ないのは漁場に出ているからだろう。ビュッフェ・スタイルの朝食を食べた。(写真:B2)
本日は丹頂を観に鶴見台に行くことにした。釧路駅前のバスターミナルから出発して約1時間で到着した。(写真:B3)
しかし、鶴の鳴き声はするものの姿は見えない。残念だ。もう直にやってくるはずなのだが。(写真:B4)
仕方なく、目の前のレストランでお茶を飲む。係の人が山の中にいる「オジロワシ」を望遠鏡で見つけてくれて見せてくれた。白と黒の姿に黄色い口ばし。下に川があり、鮭が遡上しており、それを狙っているとのことだった。(写真:B5)
また冬の季節に来ることにしよう。ホテルに戻り、早めの夜食に赴くことにする。回転寿司だ。タクシーで約5分で到着したのは地元の回転寿司「なごやか亭」だ。
シャリなしの刺身でまずは食べてみよう。(写真:B6)
(写真:B10)
結構値段は高い。(写真:B7)
(写真:B8)
(写真:B9)
炙りサーモン(写真:B11)
釧路風ザンギ(写真:B12)
ここから握りに入る。本ズワイガニむき身(写真:B13)
鰻(写真:B14)
〆鯖(写真:B15)
大人の納豆巻き(写真:B16)
合計で13皿、5104円でした。(写真:B17)
美味しかったが少し高い感じでしたが納得しています。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「JFK/新証言 知られざる陰謀」(HTC有楽町にて)私的評価★★★★★(今年87作目)
1963年11月22日、日米で通信衛星によるテレビ中継が始まったその日の最初のニュースは、史上最年少で大統領になったケネディ暗殺だった。中学3年生だった私にとって10代での一番ショックなニュースだった。全編ドキュメンタリーで構成された映画。2029年まで公開されないという極秘資料を議会は公開に踏み切る。そこから現れたのは真実だった。ケネディには後ろから2発、前方から1発の銃弾が当たっていた。これはオズワルド単独犯ではなしえないことだ。史上最年少で大統領になった彼は、コンゴの民主化、ベトナムからの米軍撤退、キューバへの侵攻は亡命キューバ人のみで行うこと等を矢継ぎ早に打ち出した。これがCIAと一部の軍部の反発をかったといえる。その結果、ケネディを抹殺しようとする動きになったものと考えられる。
今年ははっきり言ってよい映画が少なかったが、この映画は今年最高の映画と言えよう。
11月24日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「ナポレオン」「メンゲレと私」「首」「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」「春の画 SHUNGA」「ロスト・フライト」「シチリア・サマー」「めためた」「ディス・マジック・モーメント」が紹介されていました。

また、11月17日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「リアリティ」「1%の風景」「東京遭難」「マーベルズ」「モナ・リザ アンド ザ ブラックムーン」「スラムドッグ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」「曖昧な楽園」「メカバース・少年とロボット」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州に行きました。
11月は更に今年三度目の釧路へ1週間行きます。11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、12月は更に再び福岡と佐賀へ、そして4S会で北茨城と岩手陸前髙田にも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「成り上がり弐吉札差帖」(千野 隆司 著)角川文庫 私的批評眼★★★★(今年168作目)「同」シリーズ第1弾

「土下座禁止令」(伊藤 尋也 著)小学館文庫 私的批評眼★★★(今年169作目)「土下座奉行」シリーズ第2弾

「夫には殺し屋なのは内緒です」(神楽坂 淳 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年170作目)「同」シリーズ第1弾

「花咲蟹」「帯広豚丼」

「花咲蟹」
夜明けの空は美しい。(写真:C1)
三日目は根室に向かう。釧路から各駅停車で約2時間半の旅だ。
太平洋が光っている。(写真:C2)
「東根室駅」は日本最東端の駅だ。(写真:C3)
今月は最南端と最東端を制覇したことになる。
花咲線を走りながら外を観ると、まずは「オジロワシ」が木の上にいるとの、列車と平行に飛ぶのと二羽観ることが出来た。黄色い口ばしが印象的だ。それに「キタキツネ」もいた。
根室からタクシーで中学同級生A君お勧めの「大八食堂」へと向かう。ところが店が閉まっていた。休日だろうか?仕方なく駅に戻る。ふと見ると蟹を売っている店があった。
駅前の「かにの庄屋」と言う店だ。(写真:C7)
そこで花咲蟹を食べさせてもらった。(写真:C5)
御主人がハサミでカットしてくれたのを食べる。完食しました。(写真:C6)
蟹が食べられただけでも幸せか?
駅の隣に蕎麦屋があった。幻の摩周そば粉を使用した蕎麦だという。「北然仁」という。(写真:C8)
狸の置物があった。(写真:C9)
摩周そば粉は希少価値のあるそば粉で中々に入手出来ないそば粉だという。摩周湖周辺で採れるという。(写真:C10)
もりそばを頼んだのだが、写真を撮る前に食べてしまった。(写真:C11)
仕方なく新聞の写真を。(写真:C12)
すっきりした二八蕎麦でした。根室で蕎麦とは予想もしなかった。
帰りの列車内には時々ピーっという警笛がなる。これは前方に動物がいるための警報音だ。すると鹿が逃げているのが分かる。白いお尻が見える。(写真:C13)
(写真:C14)
何千、何万頭もの鹿がこの地方だけでいるのだろう。その被害も大変だろうに。
こんな田舎にも外国人の観光客がいるから凄い。
さて、ホテルに戻り夕食はホテル内で済ますことにした。17階のレストランから見た釧路の繁華街だ。(写真:C15)
(写真:C16)
頼んだのは「阿寒モルト牛」のステーキだ。
スープ。(写真:C17)
サラダ。(写真:C18)
180gのステーキ、ミディアムレア。(写真:C19)
これで港町クーポン3000円分を消化しました。回転寿司の3000円も使用済。二日間のJRフリーチケットも残りは一日分のみになり、サービスチケットは完了です。あとは自腹ですね。

「帯広豚丼」
釧路との繋がりについて説明しよう。今から30年も前に釧路出身の2年年下の丸紅の仲間がいた。彼から釧路の美味しいものとして知らされたのが「竹老園東家総本家」という蕎麦屋だった。明治7年創業という老舗だった。
2017年冬にA君らと共に釧路に訪れた折に連れていかれた寿司屋「八千代本店」には今も通っている。そしてその後夏の涼しさに合わせて長期滞在型の避暑地としての釧路を利用するようになったのだった。冬は丹頂がいるし、夏場は涼しい土地柄。当然ながら北の美味しいものの宝庫でもある釧路。今年だけで2月3月8月に続いて4度目となったのも当然と言えよう。
さて4日目は帯広に向かった。特急大空号だ。(写真:D1)
帯広駅前だ。蝦夷鹿のモニュメントがあった。(写真:D2)
豚丼の老舗「飯亭(ぱんちゅう)」だ。(写真:D3)
店名の曰くは次の通りだ。(写真:D4)
(写真:D5)
私は一番少ない豚肉の枚数でご飯半量の松とえのき椀を頼んだ。(写真:D6)
豚肉を甘タレに付けた状態で焼いたものだ。噛み締めるとジワリとした感触で柔らかい肉質のようだった。2度目のこの店の豚丼だったが、前回とは違った味わいだった。
夕食は「八千代本店」で寿司を食べた。(写真:D7)
たらの白子(写真:D8)
北寄貝(写真:D9)
タンタカ(カレイの一種)(写真:D10)
シャコ(小樽産)(写真:D11)
ニシン(写真:D12)
鰯(写真:D13)
帆立(写真:D14)
たらの白子の天麩羅、抜群の美味さだ。(写真:D15)
これより握り、まずはハッカク(写真:D16)
タラバガニ(写真:D17)
焼きシシャモ(写真:D18)
きんき(写真:D19)
イクラ(写真:D20)
ししゃものコブ締め(写真:D21)
いやあ、満足、満杯です。また明後日来ますね。でも蟹の不漁は酷いようだ。美味しい蟹は当分食べられそうにないという。それでも美味しかったです。東京で食べる寿司の半値でしょうか。
釧路と帯広。かたや斜陽産業の釧路に対して、農業中心の帯広は今や十勝平野の中心として脚光を浴びている。駅前にはビルが立ち並び、鉄道も高架となり駅も立派だ。一方釧路は主力産業の漁業も振るわず、林業、紙パルプ、石炭業共に落ち目だ。人口も帯広に抜かれた。温暖化から嘗ては寒冷地帯だった北海道は今温帯地方になりつつあり、農業や酪農の躍進が目覚ましい。でも釧路には釧路の良さがある。しみじみとした何か懐かしいのが釧路の街だと思う。

「釧路玉川庵の牡蛎蕎麦」&「八千代本店」

「釧路玉川庵の牡蛎蕎麦」
5日目の朝は釧路名物の霧だった。霧に覆われた釧路の街。全く見えない。(写真:E1)
(写真:E2)
朝食会場前にあるヒグマの親子の木彫り。ちょっと怖いね。(写真:E3)
本日訪れたのは「玉川庵」(写真:E4)
(写真:E5)
有名な店で「牡蛎蕎麦」が美味しいとか。古風な民家が店だ。政治家も沢山来ていたらしい。
メニューを観よう。(写真:E6)
室内は民芸品で溢れてる。(写真:E7)
次々とお客さんが入って来る。家族連れが多いようだ。
これが牡蛎蕎麦だ。(写真:E8)
蕎麦は田舎蕎麦風の太め固めの蕎麦だ。そこに牡蛎が入っている。
もっちりした蕎麦が如何にも田舎の様を表わしているようだ。牡蛎は本場厚岸の牡蛎だという。ぷりぷりした牡蛎だ。牡蛎好きにはたまらない。(写真:E9)
行きは駅からバスだったので、帰りもバスで帰ろうとしていたが、平日ダイヤを観ていて休日には運行していないことが分かり、残念ながらタクシーを呼んでもらい帰ってきた。
夜は偶然見つけた店に行ってみた。ホテルから徒歩5分も掛からないところにその店はあった。
フランス料理の「オルディナール」(写真:E14)
メニューは少ない。(写真:E10)
(写真:E11)
店内も個室が一つに、テーブル席が2つ。カウンターもあるが使用されていない。どうやらご夫婦二人でやっているようで、私も何とか入れてもらえたが、予約以外はお断りということだった。
まず頼んだのは、「自家製オードブル」(写真:E12)
これが実に素晴らしい美味しさだった。地元産の食材を中心にして手の込んだ味付けだ。これは食べる価値ありだ。
メインは「茶路めん牧場の仔羊のロースト」(写真:E13)
言葉がないほど美味しかった。この店をよくぞ見つけたものだ。小さな隠れ家と言ったところか。この店にはこれから通うしかない。釧路行きの楽しみが一つ増えた。(写真:E15)

「釧路魚一ラーメン」
6日目、本日の予定は基本的にない。従って、午前中11時に和商市場の向かいの市場に伺った。訪れたのは「魚一ラーメン」。(写真:F4)
殆どラーメンなど食べない私が釧路では食べることにしている。名物の「牡蛎ラーメン」を頼んだら、既に牡蛎は売り切れだという。仕方なく「あさりラーメン」の魚醤スープのあっさり味、細麺を頼んだ。(写真:F1)
(写真:F2)
(写真:F3)
かなりの量のあさりが入っていたし、それなりに美味しかった。客は地元と人ばかりだったが、少し塩味が強過ぎるのが玉に瑕かな。

「八千代本店」
釧路最後の夜はやはり寿司の八千代本店に二度目の訪問。こんな蟹が食べられれば良かったのだが不漁とのことで諦める。それでは本日は握りで頂いた。
「タンタカ」(写真:F5)
「鰯」これが実に美味かった。(写真:F6)
「にしん」(写真:F7)
「帆立」(写真:F8)
「ホッキ貝」(写真:F9)
「中トロ」(写真:F10)
「鮑」(写真:F11)
「ハッカク」(写真:F12)
「メヌキ」(写真:F13)
「甘えび」(写真:F14)
「こはだ」(写真:F15)
これ以外に写真を撮り忘れたのが、「真いか」「馬糞うに」「〆鯖」でした。
最後は「玉子焼き」(写真:F16)
本当に美味しい寿司でした。釧路に来た甲斐がありました。
以上、季節外れに暖かい釧路から㔟古口がお送りしました。
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次は前週のJ REPORTに続きます。

「南九州・神話の旅」「霧島」

「J  REPORT 2023 11月第4週号」
「リタイアメント・ノート 14年5ヶ月目」
「VOL.1343 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「旅暦第129話」「南九州・神話の旅」
「霧島」
11月11日羽田発のANA機は満席で鹿児島へと向かった。途中、中部国際空港セントリアが見えた。(写真:A1)
高知県の西側の海岸線だ。(写真:A2)
直ぐに宮崎沖に到達だ。宮崎市内。(写真:A3)
最初に向かうは霧島神宮だ。高千穂の峯が微かに見える。(写真:A4)
霧島川(写真:A5)
霧島連峰だ。(写真:A6)
いよいよ神宮に。神話の世界観一杯の世界だ。日本を造ったという神々が祀られている。
招霊木(写真:A7)
鳥居があった。(写真:A8)国歌「君が代」にも詠まれている「さざれ石」、岐阜県産だという。(写真:A9)
本殿の奥の二棟は国宝だ。(写真:A10)
樹齢800年の古木が御神木で左側から神の手が出ていると言われている。(写真:A11)白煙を噴き上げている桜島が見える。左に開聞岳が見えるというが私には分からない。(写真:A12)
本日の観光はこの神宮のみだ。
ホテルは旧ダイワロイヤルホテルだが、何と和室だし、部屋には風呂がない。大浴場のみだという。行くのが面倒だなあ。風呂は烏の行水派の私には苦手です。

「薩摩半島」
二日目の朝、ホテルの部屋からはくっきりと高千穂の峯が見える。(写真と:B1)
霧島連山だ。(写真:B2)
何と鹿児島県はお茶の生産日本一だという。静岡ではないのだそうだ。暖かい土地柄がお茶の生育にはいいのだろう。(写真:C15)
最初に向かったのは「知覧特攻平和会館」だ。陸軍の訓練所が特攻基地になったという。(写真:B3)
陸海軍合わせて1000名余の若者たちが特攻攻撃で死んだ。その内の四百数十名はここ知覧から出て行った。中は写真撮影禁止なのだが多くの遺影が飾られ、遺書が残されていた。涙しかない。
残されていたのはゼロ戦たった一機のみ。(写真:B4)
復元されていたのは特攻隊員たちが生活していた「三角兵舎」だ。(写真:B5)
(写真:B6)
これではまるで縄文時代の生活ではないか。こんな劣悪な中から尊い命を捧げたなんて。
ここに来ることが今回の旅のメインなのだ。英霊たちの最期の場所を一度観たかったのだった。
昼食は鹿児島名物のカンパチのしゃぶしゃぶだ。(写真:B7)
これで1980円とは如何にも高いと言える。観光地のぶったぐり商法だ。
次に訪れたのは鹿児島の西南部の海岸だ。「釜蓋神社」だという。(写真:B8)
猛烈な風が吹いていた。海に飛び出した神社で、釜の蓋を被って参拝すると戦から無事戻れるというご利益があるという。神社から見える開聞岳が美しい。(写真:B9)
更に南下する。「番所鼻」だ。鼻とは所謂突出した半島を意味するという。(写真:B10)
そしてJRの最南端の駅に着いた。(写真:B11)先日の神奈川会で鉄道マニアのS君も行ったという話しがあった駅だろう。(写真:B12)
この「JR西大山駅」、以前は「日本最南端の駅」と称していたが、沖縄にモノレールが出来たので、JR最南端になったという。
竜宮神社前には神話の神々の系図が描かれていた。(写真:B13)
神社前には「長崎鼻」がある。(写真:B14)
どこにもあるのがお国自慢。ここには鹿児島出身の有名人が書かれていた。(写真:B15)
鹿児島の三大偉人は、明治の元勲「西郷」と「大久保」に、今は「長渕剛」だという。笑いだな。
指宿に向かう途中に日本最古の井戸があった。「玉ノ井」という。(写真:B16)
ここで竜宮城の物語の主人公が出会い、子供が出来てそれが神話に繋がったという井戸だという。今は枯れてしまったが国宝だそうだ。(写真:B18)
池田湖にいると言われている「イッシ―」の想像の模型だ。(写真:B19)
実際にはいるはずがない。ロマンだ。
指宿のホテルは指宿一番古い老舗。夕食は和定食。これまで昨晩と今朝の食事はバイキングだったので、正式な定番の和食となった。湾内や近郊で獲れた新鮮な魚をメインにしている。(写真:B20)
プラスして黒豚の角煮(写真:B21)
鰻の蒸篭蒸し(写真:B22)
茶碗蒸し(写真:B23)
本当はこれ以外に薩摩豚のすき焼きがあったが、写真を撮り忘れた。
全て中々に美味しかった。鹿児島弁の社長の挨拶も面白かった。
実は指宿は2度目なのだ。それも大昔のこと。結婚して妻と妻のご両親との旅で、未だ長男が生まれる前に九州一周をした時以来なのだ。砂風呂に入った記憶もある。サラリーマン時代には九州には何度も来たが、各県庁所在地の役所廻りであり、観光とは一線を画していた。鹿児島もそんな一つだ。10年以上前に屋久島に行った時に立ち寄って鹿児島市内観光をした位だろうか。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「スラムドッグ」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年86作目)
主人公は飼い主に捨てられた犬。路上で孤独に生きる犬たちが仲間を集い捨てた飼い主に復讐するというお話し。犬に卑猥な言葉を吐かせ演じさせる大人のコメディーだ。

11月17日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「首」「鼻腐し」「モナ・リザ アンド ザ・ブラッドムーン」「リアリティ」「スラムドッグ」「NO選挙 NO LIFE」「コーポ・ア・コーポ」が紹介されていました。

また、11月17日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「リアリティ」「1%の風景」「東京遭難」「マーベルズ」「モナ・リザ アンド ザ ブラックムーン」「スラムドッグ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」「曖昧な楽園」「メカバース・少年とロボット」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州に行きました。
11月は更に今年三度目の釧路へ1週間行きます。11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、12月は更に再び福岡と佐賀へ、そして4S会で北茨城と岩手陸前髙田にも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「乱鴉の空」(あさの あつこ 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年166作目)「弥勒」シリーズ第11弾

「刃の真相」(氷月 葵 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年167作目)「お庭番の二代目」シリーズ第18弾完結編

「成り上がり弐吉札差帖」(千野 隆司 著)角川文庫 私的批評眼★★★★(今年168作目)「同」シリーズ第1弾

「鹿児島市内」

「鹿児島市内」
三日目の月曜日。相変わらず風が強く気温も下がり気味だ。寒い位だ。
対岸の大隅半島から登る太陽が眩しい。(写真:C1)
鹿児島湾はほぼ東京湾と同じ大きさだという。
朝食も定番の和定食だ。(写真:C2)
昨晩宴会場で演説したのはこの宿の主人で実は前の指宿市長だったという。成る程演説も上手いものだったと納得。
まず訪れたのは屋久島の屋久杉を加工して販売している店だ。色々な加工品があるが、樹齢3500年と言うものもあるらしい。(写真:C5)
強い風で白波が経つ鹿児島湾に浮かぶ桜島。(写真:C4)
指宿と鹿児島を結ぶ線路が走っていた。勿論単線の非電化だ。(写真:C3)
市内に入り城山に向かう。途中に「薩摩義士の碑」があった。
ここで少し徳川幕府と薩摩藩の関係を述べよう。九州の雄である島津家は豊臣秀吉により征服され服従するようになった。秀吉の死後、関ヶ原では西軍に属し敗戦となる。その際戦場より死兵となり藩主を逃すために大変な損失を出した。これがまず一つ。次が幕藩体制時代に幕府より揖斐川三川の河川工事を命じられ、多大な負担を負わされ、また幕府役人の阿漕さに耐えきれず多数の藩士が腹を切った。これが二つ目。この二つのことが後々まで痕を引き戊辰戦争では徹底的に幕府を葬り去ろうとしたと言われている。そんな事件をこの碑は伝えているのだ。(写真はない)
城山より錦江湾と桜島を観る。(写真:C6)
狭い海岸縁に市街地が広がっている。(写真:C7)
ここで幕末の「薩英戦争」についても触れておこう。「生麦事件」をご存じだと思うが、帰国途中の薩摩藩の行列が生麦を通過中に英国人が騎馬で行列の前を通過したことから、激怒した藩士が英国人を切り殺したことに始まる。その結果鹿児島に英国の軍艦が攻め寄せて来た。この時市街地は英国軍の大砲により徹底的に破壊されたが、桜島の砲台からの弾丸が英国艦隊にも当たり艦長が死亡した。結果として引き分けとされているが、これを重要視した薩摩藩は英国の最新文明を取得すべく、18名の藩士を英国に留学させたのだった。ついでに言うと英国への賠償金は全て幕府が支払った。
次の写真は「西南の役」の際に西郷が最後に立て籠っていた横穴だという。(写真:C8)
戊辰戦争で勝利した官軍だったが、その後それまでの支配階級だった武士の制度は廃止され、平民となった。当時の武士階級は国民全体の8%程度だったと言われているので、仮に3千万人の日本人の8%、約200万人強(老若男女に一族郎党を含めて)が武士だったとすると、彼らにはこれまでの支配者階級というメリットがなくなり、不満が増していたのが当時の世相だった。その不満が各地で反乱を起こしたが、その最終版が西郷の「私学校」で、生徒たちが引き起こしたのが「西南の役」だった。立ち上がりは優勢だった私学校軍だったが、名将加藤清正が造った熊本城を抜けず、田原坂の戦いで敗戦し鹿児島へと撤退し、最後城山に籠った。歴史にIFはないが、西南の役がなければ、薩摩藩士の若者たちが明治政府でも重要な役割をなしただろうと思うと実に尊い命を犠牲にしたものだったと言えよう。軍服姿の西郷像。(写真:C12)
「小松帯刀像」(写真:C13)
金沢の加賀百万石の次に石高の多かった薩摩藩だったが、その内情は赤字続きだった。その財政を立て直したのが、家老の小松帯刀だった。琉球を間に立てて、清や東南アジアとの密貿易で儲けたというやり手の官僚だった。
繁華街の「天文館」を歩く。市電が走っている。(写真:C9)
地元の人に人気だというラーメン屋「くろいわ」だ。(写真:C10)
その店の前を観ると何と「一二三」の店があるではないか。(写真:C11)
しかも行列も出来ている。しまったと後悔したがもう遅い。有楽町にも2軒あるが、鹿児島では有名な蕎麦の出汁で食べる黒豚しゃぶしゃぶの店だ。店名は東京からの国道を意味する。国道一号線、二号線、三号線で鹿児島に到達するというのだ。コロナでしゃぶしゃぶ店しか東京には残らなかったが、ステーキハウスは大好きで何度も伺ったことを思い出す。あのステーキが懐かしい。
宮崎に向かう。途中に「龍門の滝」というのがあった。(写真:C14)
時間潰しに立ち寄る。
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート、45階建て。バブル絶頂期の1993年に建てられた第3セクター(宮崎市と県に地元企業)の案件だったが、10年後には経営難で今はヒルトン傘下になっている。ゴルフ場が二か所ある。スポーツ施設も沢山あり、色々なスポーツの合宿にも使われているという。丁度今週はダンロップ・フェニックス・トーナメントが開催されるという。(写真:C16)
クリスマスツリーが客を迎える。(写真:C17)
ロビーのど真ん中のカフェに水槽があり、魚が泳いでいた。(写真:C18)
部屋は流石に広く快適だった。さぞかし叩きに叩かれて買われたホテルなのだろう。バブルとは恐ろしいものだと今ならば思う。こんなことが中国でも起こりつつあるのが現実なのだろう。

「青島」

「青島」
4日目の早朝、東の空に明けの明星「金星」が光り輝いていた。(写真:D1)
19階のエレベーターホールから見た宮崎市内だ。(写真:D2)
青島に向かう途中にある「堀切峠」からは「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状岩の海岸が見える。(写真:D3)
遠く石油基地とシェラトンホテルの建物も見える。(写真:D4)
そして青島だ。(写真:D5)
何と言ってもここ青島は一時期「新婚旅行のメッカ」だったという。多分昭和30年代の頃なのだろう。漸く戦後は終わったとして新婚旅行へも行ける時代が来たことが日本人の変化の歴史なのか。
鳥居が海岸線近くにある。(写真:D6)
狛犬があるが、二匹の狛犬の性別が分かる印があるらしいが、下品な話しなので気にもせずに通過した。左側(写真:D7)
右側(写真:D8)
本殿だ。(写真:D9)
(写真:D10)
青島というか宮崎は風光明媚な場所だが、昨今はプロ野球のキャンプ地としての価値の方が重要なようだ。巨人軍が2月のキャンプインで使用する「サン・マリン球場」だ。(写真:D11)
添乗員曰く、ネーミングは一般募集されたのだが、その前に当時の長嶋監督へのインタビューで問われた彼が「宮崎ならば太陽と海で、サン・マリンがいいんじゃない」と言ったとか言わないとか。
鹿児島に戻り、霧島神宮の近くに「犬飼の滝」というのがあった。(写真:D12)
土佐の坂本竜馬が京の寺田屋襲撃事件で負傷した傷を癒すためと、お龍さんとの新婚旅行を兼ねて訪れたのがこの滝だったようだ。(写真:D13)
近くの温泉で湯治したという。
最後は空港近くにある「麹屋」に行った。(写真:D14)ここの種麹は鹿児島の焼酎製造業者の80%が使用しているという。
こうして南九州4日間の旅は終わった。枕が変わると眠られずに結構辛かった4日間だった。神話を巡る旅でもあったが、ホテルのビュッフェスタイルの食事は結果からすると余りに美味しいものではなかった。不味くはなかったが、どれといって感激するようなものはなく、極一般的な味に終始し万民向けの味に飽き飽きしたのでした。
旅行会社からは結構優遇されたが、やはりベッドがないと困るのが私の直な感想でした。
来週は釧路への長期滞在の旅です。一週間釧路を中心に道東を廻り、北の食を楽しむつもりです。

「今週は神奈川会開催」
二カ月に3回開催している中学校の同級会が行われました。皆元気そうですね。(写真:D15)
以上、初冬の南九州から㔟古口がお送りしました。
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次は前週のJ REPORTに続きます。

「秋の陽射しに誘われて」

「J  REPORT 2023 11月第3週号」
「リタイアメント・ノート 14年5ヶ月目」
「VOL.1342 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「秋の陽射しに誘われて」
久し振りに銀座まで歩く事にした。サラリーマン時代、約30年以上に亘り毎朝通勤時に東京では6km、大阪でも4kmは歩いていた。そして引退後も旅をしていなければ愛犬と共に朝晩の散歩に出掛けていた。それが昨年1月に愛犬が死に、膝痛もあり散歩が出来なくなり、手術を経て今に至る。それでも体力的な衰えがあるので何とかしなければと思い、銀座まで歩く事にしたのだった。その日は秋と言うよりは夏の陽射しだった。
自宅隣に物流倉庫が出来て数年経つ。(写真:A1)
コロナ禍では大きな動きはなかったが、漸く大型トラックの動きも活発化している。物流が元に戻りつつあるのだ。
浜園橋の手前にあった写真等の撮影スタジオがなくなり、マンションが建設されていた。(写真:A2)
豊洲へと進む。もう10年以上も前になるのか「芝浦工大豊洲校舎」が出来、その向こう側には豊洲のマンション群がある。(写真:A3)
江東ゼロメーター地帯を守る水門だ。高波や津波からの防波堤になる。対岸は佃島のマンション群だ。(写真:A4)
隅田川の河口の春海橋から見るスカツツリー。(写真:A5)
春海橋は豊洲と月島を結んでいる。秋の空が青い。この地区元々は工場地帯だったのが、大変身を遂げた。
月島1丁目のポプラ並木、周囲には学校が立ち並ぶ。(写真:A6)
あの東京オリンピック汚職の舞台となった事務局が入っていたのが「トリトンスクエア」だ。(写真:A7)
漸く築地までやってきた。連休の合間なので物凄い人がいる。特に昼時なので寿司屋の前はどこも行列だ。いやあ本当に大混雑だった。(写真:A8)
(写真:A9)
築地場外市場も昔の賑わいを取り戻していた。(写真:A10)
魚市場が豊洲へ移った後、コロナの影響もあり一時的には寂れていたが、今は完全復活している。
ここまで約1時間10分。疲れました。明日は歌舞伎座での観劇なのでまた歩いてこよう。

そして翌日も歩きました。少し道を変えてまずは月島商店街。有名なのは「もんじゃ焼き」だが、早朝過ぎて店は全部閉まっていた。(写真:A12)
数十のもんじゃ焼きの店がひしめく街だ。大体もんじゃって何だというのが、私の感覚だったが、いつの間にか流行の食べ物になっていたのには驚かされたが、今は既にブームは去ったのだろうか。
勝鬨橋は以前は中央部が開閉出来て下を船が通行していたのだが、もう大分前に開閉は取り止めとなっている。(写真:A13)
隅田川の上流を観ると高い建物は聖路加タワーで、観光船も走っている。浅草からお台場へと向かう船だ。(写真:A14)
築地で今一番行列の寿司屋が「寿司 大」だろう。(写真:A15)
一度食べたことがあるが、何故行列になるのかが分からない。まあ好き好きだろう。
そして無事に歌舞伎座に到着した。(写真:A16)

「肝細胞癌治療のその後」
4度目の抗癌剤治療の前に担当医と先日のPET-CTの結果について話し合いをした。結論から言うと「想定内であり、当面今の利用方法を継続する」ということで、年末に再度MRIで癌細胞検査を行い、その後の判断につなげるということだった。大丈夫かね?心配になってくる。セカンドオピニオンを聞くべきなのだろうか?

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「私がやりました」(TCシャンテにて)私的評価★★★★(今年85作目)
フランス映画らしいエスプリの効いた映画だ。時代は1935年。不景気のパリで若く美しい二人の女性ルームメイトがいた。一人は二流女優、もう一人は駆け出しの弁護士。まだ当時は男尊女卑で女性には選挙権もなかった。有名プロデューサーから誘われた女優は愛人になれと言う話しを拒否し逃げ出す。だがそのプロデューサーは銃で殺されていた。彼女が犯人として捕らえられたが、友人の女性弁護士と相談し彼女は罪を自白する。裁判では彼女は演技力を発揮し正当防衛で無実となる。実は彼女は真犯人ではなかった。裁判後、女優は売れに売れて一流へとなる。そこに真犯人を名乗る無声映画時代の古い女優が現れる。さあどうなるのか?

11月10日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「ゴジラ 1.0」「私がやりました」「正欲」「法廷遊戯」「蟻の王」「マーベルズ」「駒田蒸留所へようこそ」が紹介されていました。

また、11月10日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「理想郷」「蟻の王」「正欲」「花腐し」「映画(窒息)」「ぼくは君たちを憎まないことにした」「法廷遊戯」「映画の朝ごはん」「駒田蒸留書へようこそ」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北紅葉の旅でした。
11月は南九州と、更に今年三度目の釧路へ1週間行きます。11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、12月は更に再び福岡と佐賀へ、そして4S会で北茨城と岩手陸前髙田にも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「凍て雲」(坂岡 真 著)中公文庫 私的批評眼★★★(今年165作目)「うぽっぽ同心十手綴り」シリーズ第4弾

「迷いの果て」(喜安 幸夫 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年166作目)「新・木戸番影始末」シリーズ第7弾