「南九州・神話の旅」「霧島」

「J  REPORT 2023 11月第4週号」
「リタイアメント・ノート 14年5ヶ月目」
「VOL.1343 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「旅暦第129話」「南九州・神話の旅」
「霧島」
11月11日羽田発のANA機は満席で鹿児島へと向かった。途中、中部国際空港セントリアが見えた。(写真:A1)
高知県の西側の海岸線だ。(写真:A2)
直ぐに宮崎沖に到達だ。宮崎市内。(写真:A3)
最初に向かうは霧島神宮だ。高千穂の峯が微かに見える。(写真:A4)
霧島川(写真:A5)
霧島連峰だ。(写真:A6)
いよいよ神宮に。神話の世界観一杯の世界だ。日本を造ったという神々が祀られている。
招霊木(写真:A7)
鳥居があった。(写真:A8)国歌「君が代」にも詠まれている「さざれ石」、岐阜県産だという。(写真:A9)
本殿の奥の二棟は国宝だ。(写真:A10)
樹齢800年の古木が御神木で左側から神の手が出ていると言われている。(写真:A11)白煙を噴き上げている桜島が見える。左に開聞岳が見えるというが私には分からない。(写真:A12)
本日の観光はこの神宮のみだ。
ホテルは旧ダイワロイヤルホテルだが、何と和室だし、部屋には風呂がない。大浴場のみだという。行くのが面倒だなあ。風呂は烏の行水派の私には苦手です。

「薩摩半島」
二日目の朝、ホテルの部屋からはくっきりと高千穂の峯が見える。(写真と:B1)
霧島連山だ。(写真:B2)
何と鹿児島県はお茶の生産日本一だという。静岡ではないのだそうだ。暖かい土地柄がお茶の生育にはいいのだろう。(写真:C15)
最初に向かったのは「知覧特攻平和会館」だ。陸軍の訓練所が特攻基地になったという。(写真:B3)
陸海軍合わせて1000名余の若者たちが特攻攻撃で死んだ。その内の四百数十名はここ知覧から出て行った。中は写真撮影禁止なのだが多くの遺影が飾られ、遺書が残されていた。涙しかない。
残されていたのはゼロ戦たった一機のみ。(写真:B4)
復元されていたのは特攻隊員たちが生活していた「三角兵舎」だ。(写真:B5)
(写真:B6)
これではまるで縄文時代の生活ではないか。こんな劣悪な中から尊い命を捧げたなんて。
ここに来ることが今回の旅のメインなのだ。英霊たちの最期の場所を一度観たかったのだった。
昼食は鹿児島名物のカンパチのしゃぶしゃぶだ。(写真:B7)
これで1980円とは如何にも高いと言える。観光地のぶったぐり商法だ。
次に訪れたのは鹿児島の西南部の海岸だ。「釜蓋神社」だという。(写真:B8)
猛烈な風が吹いていた。海に飛び出した神社で、釜の蓋を被って参拝すると戦から無事戻れるというご利益があるという。神社から見える開聞岳が美しい。(写真:B9)
更に南下する。「番所鼻」だ。鼻とは所謂突出した半島を意味するという。(写真:B10)
そしてJRの最南端の駅に着いた。(写真:B11)先日の神奈川会で鉄道マニアのS君も行ったという話しがあった駅だろう。(写真:B12)
この「JR西大山駅」、以前は「日本最南端の駅」と称していたが、沖縄にモノレールが出来たので、JR最南端になったという。
竜宮神社前には神話の神々の系図が描かれていた。(写真:B13)
神社前には「長崎鼻」がある。(写真:B14)
どこにもあるのがお国自慢。ここには鹿児島出身の有名人が書かれていた。(写真:B15)
鹿児島の三大偉人は、明治の元勲「西郷」と「大久保」に、今は「長渕剛」だという。笑いだな。
指宿に向かう途中に日本最古の井戸があった。「玉ノ井」という。(写真:B16)
ここで竜宮城の物語の主人公が出会い、子供が出来てそれが神話に繋がったという井戸だという。今は枯れてしまったが国宝だそうだ。(写真:B18)
池田湖にいると言われている「イッシ―」の想像の模型だ。(写真:B19)
実際にはいるはずがない。ロマンだ。
指宿のホテルは指宿一番古い老舗。夕食は和定食。これまで昨晩と今朝の食事はバイキングだったので、正式な定番の和食となった。湾内や近郊で獲れた新鮮な魚をメインにしている。(写真:B20)
プラスして黒豚の角煮(写真:B21)
鰻の蒸篭蒸し(写真:B22)
茶碗蒸し(写真:B23)
本当はこれ以外に薩摩豚のすき焼きがあったが、写真を撮り忘れた。
全て中々に美味しかった。鹿児島弁の社長の挨拶も面白かった。
実は指宿は2度目なのだ。それも大昔のこと。結婚して妻と妻のご両親との旅で、未だ長男が生まれる前に九州一周をした時以来なのだ。砂風呂に入った記憶もある。サラリーマン時代には九州には何度も来たが、各県庁所在地の役所廻りであり、観光とは一線を画していた。鹿児島もそんな一つだ。10年以上前に屋久島に行った時に立ち寄って鹿児島市内観光をした位だろうか。