「見努世友 古筆の美」

「J  REPORT 2022 6月第1週号」 
「リタイアメント・ノート 12年12ヶ月目」
「VOL.1266 SINCE AUG.12th、1983」
「見努世友 古筆の美」於:出光美術館(写真:出光美術館)
初めて出光美術館を訪れた。帝国劇場ビルの9階にあった。「見努世友(みのよのとも)」とは何か?「古筆」とは何か?
まず古筆は平安時代や鎌倉時代の古い文章が書かれている紙だ。これが和紙に掛かれているのを見て楽しむというのだ。
また「見努世友」は国宝で厚手の和紙に何百もの和歌や短歌、あるいは文章が書かれた紙を貼って巻物にしたものだ。これが展示されていた。
会場には「古筆の美」から始まり、「手鏡の世界――国宝手鏡『見努世友』の修復後大公開」、「古筆の香り」、そして「茶の湯の美――茶道具の名品」が展示されていた。
だが申し訳ない。正に「猫に小判」でした。私にはこれらの美を理解する能力がありませんでした。でも古筆は読めませんでしたが、茶道具には美しいなあと思うものも若干はありました。いずれにしてもこれらの価値を私は認識できませんでした。

「久々の4S会」
3月末に桜の花の下で開催した4S会を本当に久し振りに開催しました。
場所はいつも行く銀座の北京ダックの店。飲み放題食べ放題コースを頼んでやったのですが、食べるのに忙しく話すのに忙しく飲むのに忙しくて写真を撮り忘れました。従って写真は集団写真しかありません。それもサーさんのスマホで撮ったものでした。(写真:4S会)
実は今週は4月に亡くなられた先輩の奥様からのご依頼で志木市までたびたび伺い、また弁護士先生のところにも伺うなど兎に角忙しくて身動きが取れなかったのでした。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「フォーエバー・パージ」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年44作品目)
極右と白人至上主義者が政権を取ったアメリカ。不満の捌け口として12時間どんな犯罪をしても許可するという「パージ」を実施した。普通の庶民は自宅に厳重な扉を設けて避難した。しかし12時間経っても殺害は終わらなかった。一方メキシコのマフィアから逃れてアメリカに来ていたメキシコ人夫婦は助けた白人の農場主らと共にメキシコに逃げようとするが、白人の人種差別主義者に追われる。果たして彼らの運命は?とにかく怖い映画でした。

「ワンセカンド 永遠の24フレーム」(TCシャンテにて)私的評価★★★(今年45作品目)
1964年の中国は西域の砂漠地帯。刑務所から脱走した男が向かったのは映画の上映会。ニュースフィルムに幼くして分かれた娘の姿があると知らされ、それを観るためだけに逃げてきた男。しかしフィルムは途中で見知らぬ少女に奪われ、挙句泥まみれになってしまう。たった一秒しか映っていない娘。果たして男は娘の姿をフィルムから見つけ出せるのか?考えさせられる映画だ。

5月27日付け読売新聞夕刊の「CINEMA」には、「シング・ア・ソング」、「帰らない日曜日」、「トップガン マーヴェリック」、「犬王」、「冬薔薇」が紹介されていました。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体「ザ・バットマン」「林檎とポラロイド」「ガンパウダー・ミルクシェイク」「オートクチュール」「ナイトメア・アリー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「名探偵コナン ハロウィーンの花嫁」「親愛なる同志たちへ」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。
2022年アカデミー賞でドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」&「義経千本桜 渡海屋大物浦」。
3月大歌舞伎第2部を観劇。「河内山」&「芝浜革財布」
4月大歌舞伎第2部を観劇。「荒川の佐吉」&「義経千本桜」
5月大歌舞伎第2部を観劇。「暫」&「土蜘」。
6月大歌舞伎第2部を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本、長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、3月に北海道・釧路、そして石川・橋立、4月は札幌に、信州(松本、長野)と東北(米沢)に行きました。
また6月には宮古島、7月には長崎と、釧路で避暑、そして10月には高松に行く予定。
また海外には8月、11月にハワイに行く予定です。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「死してなお」(坂岡 真 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年118冊目)「はぐれ又兵衛例繰方」シリーズ第5弾

「狐祝言」(芝村 涼也 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年119冊目)「北の御番所 反骨日記」シリーズ第4弾

「出世商人五」(千野 隆司 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年120冊目)「同」シリーズ第5弾

「さまよう人」(鈴木 英治 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年121冊目)「父子十手捕物日記」シリーズ第13弾

「死闘七剣士」(倉阪 鬼一郎 著)コミック・時代文庫 私的批評眼★★★(今年122冊目)「人情めし江戸屋」シリーズ第3弾

「待宵の芒舟」(千野 隆司 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年123冊目)「湯屋のお助け人」シリーズ4弾

「風に訊け」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年124冊目)「空也十番勝負」シリーズ7弾

「金の妬心」(上田 秀人 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年125冊目)「日雇い浪人生活録」シリーズ13弾

「後家の一念」(井川 香四郎 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年126冊目)「くらがり同心裁許帳」シリーズ3弾

「都市の位置」

「都市の位置」
古代から中世、そして現代にかけての大都市の位置を観てみると、殆どの都市が内陸部にあることが分かる。特にヨーロッパではアテネとリスボン以外は殆ど全て内陸にある。ロンドン、パリ、ローマ、マドリッド、ベルリン、ワルシャワ等々だ。中国も勿論内陸都市が首都だった。比較的新しい米国もワシントンDCは内陸だ。何故が理由を私は知らない。多分当時の為政者たちにとって内陸にある必要性があったのだろう。統治するためには中心であれば東西南北への派兵も簡単だ。動き易いということもあったのだろう。勿論日本も奈良、京都も内陸だ。しかし徳川家康が築いた江戸は海辺の都市だった。でもこれは決定的に有利な条件にその後なったと私は考えている。海運が発達すると物流は陸上から海上へと移行した。その点で江戸は海運の利便性を生かせる都市になり、全国各地の物産が集積されることが出来た。同様のことは大坂にも当てはまる。日本は狭い列島だし、海に囲まれているとはいえ、初期の都市は奈良であり京都であり、内陸に構えていたことは事実だ。でも偶然にしても家康は与えられた江戸を近代の世界最大の都市にしたのは海を利用したのだと考えている。掘割を造り海辺を埋めて土地を増やし、海運による流通を重視したのは凄い発想だと思う。例えばローマはローマから街道を整備し即座に軍隊が移動できるシステムを構築した。逆に家康は江戸を中心として五街道を整備し、人の流れを促した。それにより商業も発達したし、参勤交代で江戸の文化が地方に齎された。でも江戸時代の物流はやはり海運が中心になっていたのだった。
古代文明の都市は川に沿っていた。また中世以降の都市も川に面していた。川は水があり、これは全ての生き物に必須のものだ。それが大航海時代を経て海の利便性が理解され、都市が変化していったのだろう。
21世紀の都市に必要な要素な何なのか?ひょっとすると川も海も必要なく、空港があればいいということなのだろうか?

「神奈川会で代表欠席」

「神奈川会で代表欠席」
月に一度の神奈川会。いつもの野毛小路の「海とはたけ」で開催した。ところが代表幹事役のM君が当日キャンセルしてきたという。どうも健康上の問題らしいが、若干心配です。
いつものように食欲、飲欲出しまくりでした。
「突き出し」(写真:A1)
「三浦の野菜盛り合わせ」(写真:A2)
「三浦の刺身盛り合わせ」(写真:A3)
「葱トロ巻き」(写真:A4)
「自家製チャーシュー」(写真:A5)
「ポテト」(写真:A6)
「揚げ出し豆腐」(写真:A7)
「地鶏の焼き鳥」(写真:A8)
当日の出席者は7名でした。(写真:A9)
メインイベントは信託銀行出身のS君が彼の半生を語ったことでした。人間それぞれにドラマありでした。
以上、梅雨入りかと思わせる雨が降る東京から勢古口がお送りしました。

「新世紀展」

「J  REPORT 2022 5月第4週号」 
「リタイアメント・ノート 12年11ヶ月目」
「VOL.1265 SINCE AUG.12th、1983」
「新世紀展」
中学の同級生の奥様が会員で絵画を出展している「新世紀展」が上野の「東京都美術館」で開かれていた。お誘い頂いたので早速鑑賞しに伺った。(写真:A1)
かなりの数の絵画が展示されていたが、探し回って漸く奥様の絵を見つけた。題名は「日常図鑑2022―Ⅰ」(写真:A2)
「日常図鑑2022-Ⅱ」(写真:A3)
ごく一般的な家庭の中を描いたものだ。それにしてもこんな大きな絵を描くのはどうやるのだろうか?私は絵の観賞は好きだが、描くのは苦手で才能がないので只々感心するしかないのでした。

「さつき祭り」
上野では偶然「さつき祭り」をやっていたので覗いてみた。(写真:B1)
実は最近家の中に切り花を活け花にしている私なのだ。センスがないから上手くは表せないが、綺麗な花を眺めながら生活しようと始めたことなのだ。さつきは5月下旬から6月にかけて花を咲かせるということで観てみたが、流石に凄い花でした。それではどうぞ素晴らしい花たちです。(写真:B2)
(写真:B3)
(写真:B4)
(写真:B5)
(写真:B6)
(写真:B7)
(写真:B8)
(写真:B9)
まあこれらの花を育てる人たちの努力に敬服するしかないですね。一体いくらするのだろうか?

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「マイ・ニューヨーク・ダイアリ」(HTC有楽町にて)私的評価★★★(今年41作品目)
大作家サリンジャーに憧れる若い女性がニューヨークにやってきて出版社に入社する。そこから彼女の活躍に至るまでを描く青春ドラマ。

「パリ13区」(HTC有楽町にて)私的評価★★★(今年42作品目)
パリ13区はセーヌ川に面し、第1ソルボンヌ大学もあり、近くに中華街もある区だ。そこに住む台湾系中国人の娘、付き合っている元高校教師の黒人男性、その男性と同じ仕事仲間で且つ33歳で大学の法学部に復学したフランス人女性に、彼女とネット上で知り合ったポルノ女優の4人が繰り広げる赤裸々なセックスを中心とした関係を描く。

「大河への道」(TC日本橋にて)私的評価★★★★★(今年43作品目)
佐原のある香取市がNHK大河ドラマを誘致しようと考える。千葉県知事の肝入りもあり「伊能忠敬」を題材とするようNHKに働きかけることにした。市役所の総務部の係長がシナリオライターの老人を訪れ口説くのだが、老人が言うには伊能は地図の完成の3年前に死亡しており、実はその死を伏せて伊能隊の人たちがやり遂げたことだったとのことなのだった。果たして地図は誰が完成させたのか?ユーモアを盛り込んだ、私は好きな映画でした。

5月20日付け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」は、「シン・ウルトラマン」が3つ星、「夜を走る」が4つ星、「丼バス」が5つ星、「私のはなし、部落のはなし」が5つ星、「大河への道」が4つ星、「人生ドライブ」が3つ星、「シング・ア・ソング 笑顔を咲かす歌声」が3つ星、「辻占恋愛」が3つ星、「フォーエバー・パージ」が3つ星、「a-ha THE MOVIE」が2つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体「ザ・バットマン」「林檎とポラロイド」「ガンパウダー・ミルクシェイク」「オートクチュール」「ナイトメア・アリー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「名探偵コナン ハロウィーンの花嫁」「親愛なる同志たちへ」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。
2022年アカデミー賞でドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」&「義経千本桜 渡海屋大物浦」。
3月大歌舞伎第2部を観劇。「河内山」&「芝浜革財布」
4月大歌舞伎第2部を観劇。「荒川の佐吉」&「義経千本桜」
5月大歌舞伎第2部を観劇。「暫」&「土蜘」。
6月大歌舞伎第2部を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本、長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、3月に北海道・釧路、そして石川・橋立、4月は札幌に、信州(松本、長野)と東北(米沢)に行きました。
また6月には宮古島、7月には長崎と、釧路で避暑、そして10月には高松に行く予定。
また海外には8月、11月にハワイに行く予定です。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「八本目の槍」(今村 翔吾 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年116冊目)
吉川英治文学新人賞受賞作

「遺恨」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年117冊目)「新装版 鬼役」シリーズ第4弾

「美の巨匠たち」展

「美の巨匠たち」展
「スコットランド国立美術館 THE GREATS」
上野の東京都美術館で開催中の「美の巨匠たち」展を訪れた。(写真:C13)
スコットランド国立美術館所蔵の名画が日本にやってきていた。この美術館は1859年に設立されたが、国からの資金は出ず、これらの作品群は個人の資産家からの寄贈や遺贈だという。スコットランド出身者で事業に成功した方々の貴重な善意の賜物なのだ。
美術館内は撮影禁止なので、それではパンフレットから見ていこう。
美術史に輝く、巨匠たちの競演だ。
ジョッシュア・レノルズ「ヴォルドグレイヴ家の貴婦人たち」(写真:C10)
左、アーサー・エルウェル・モファット「スコットランド国立美術館の内部」(写真:C2)
右、ラファエロ・サンツィオ「魚の聖母」
左、エル・グレコ「祝福するキリスト・世界の救い主」(写真:C3)
右、アンドレア・デル・ヴェロッキオ「幼児キリストを礼拝する聖母・ラスキンの聖母
左、ベーテル・パウル・ルーベンス「頭部習作・聖アンプロジウス」(写真:C4)
右、レンブラント・ファン・レイン「ベッドの中の女性」
左、トマス・ゲインズバラ「ノーマン・コートのセリーナ・シルスウェイトの肖像」(写真:C5)
右、スコットランド国立美術館
フィレデリック・エドウィン・チャーチ「アメリカ側から見たナイアガラの滝」(写真:C6)
(写真:C14)
左、フランソワ・ブーシュ「愛すべきペストラル」(写真:C7)
中、「田舎風の贈り物」
右、「眠る女庭師」
左、フランシス・グラント「デイジー・グラント」(写真:C8)
右、クロード・モネ「エプト川沿いのポプラ並木」
左、ジョン・エヴァレット・ミレイ「古来比類なき甘美な瞳」(写真:C9)
右、ポール・ゴーガン「三人のタヒチ人」
甘美な瞳の絵には本当に驚かされた。少女の瞳なのだが、実に美しい瞳で引き込まれそうになった。素晴らしい絵の中の瞳でした。
ディアゴ・ベラスケス「卵を料理する老婆」(写真:C1)
イギリスは「The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」が正式国名、「UK、連合王国」だ。歴史は詳しく知らないが、少なくとも、イングランド、スコットランド、ウェイルズ、そして北アイルランドがイギリスを構成している。多分それぞれの地域が独立していたのだろう。だから今もスコットランドは独立しようとしていると聞いている。そんなスコットランドからやってきた絵画たち。何とも欧州の歴史を感じる企画でした。

追伸:国立西洋美術館がリニューアルオープンした。(写真:C11)
(写真:C12)
まだ特別展は開催されていないが、6月に開催する予定とのこと。楽しみだ。

「團菊祭五月大歌舞伎」

「團菊祭五月大歌舞伎」於:歌舞伎座
團菊祭とは、六代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の両名優を称えての歌舞伎開演のこと。(写真:S1)
(写真:S2)

「歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)」
歌舞伎十八番とは「成田屋市川家」が演じる「おはこ」のこと。
「暫」は元禄十年(1697年)正月に中村座で演じられ、毎年十一月の顔見世興行で必ず演じられてきたもので300年以上の伝統がある。
市川海老蔵が英雄の鎌倉権五郎を演じる。早春の鎌倉鶴ヶ岡八幡宮で清原武衡(市川左団次)が部下に成田五郎(市川男女蔵)らの首を切る様に命じる。そこへ「暫く、暫く」と言いながら権五郎が現れ、成田らを救うというお話し。
(写真:S3)

「新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)」
明治14年が初演で、「新古演劇十種」とは成田屋市川家の「歌舞伎十八番」に対抗して、「音羽屋尾上家」が作ったもの。「土蜘」は能の土蜘蛛を元にして歌舞伎にしたもの。比叡山の僧侶+土蜘蛛の精役(尾上菊之助)が病気療養中の源頼光(尾上菊五郎)を訪れるが、頼光の小姓(尾上丑之助)に土蜘蛛だと見破られ、打ち取られるというお話し。菊之助の息子が菊五郎、その子が丑之助と親子孫3代で演じている。また中村家も時蔵、梅枝、小川大晴と3代が共演している。「十種」の内には「身代り座禅」もある。
(写真:S4)
今回は4月に予約日を間違ってしまい「桟敷席」を予約出来ず2階席になってしまった。たった1000円の差だが、実に見易くない。桟敷のありがたみを感じました。

「明月庵田中屋」

「手前勝手世界食物語、第624話」
「明月庵田中屋」
その日は元上司のI先輩を偲ぶ会でいつも行く銀座5丁目の田中屋で行われた。悲しいことだがI先輩を慕う我々「仙台会」メンバーの集いは何と77回目だった。I先輩とは昭和47年に仙台支店でご一緒し仕事をし、昭和50年代には東京の同じ部署で、更に昭和60年代末には大坂でお世話になった。その後東京に戻り仙台会を始めて私が幹事役で約30年近くに亙り続いた会だった。今日は7名が参加した。話しはあちこちに飛びながらいろいろな上司論が出て来たが、本来の偲ぶ会の目的は十分達成されたと思う。まずは献杯。
そして「玉子焼き」(写真:D1)
「焼き鳥」(写真:D2)
「麦焼酎」(写真:D3)
「季節の野菜天麩羅」(写真:D4)
皆さん、歳は召されているが元気だ。(写真:D5)
(写真:D6)
〆は勿論蕎麦だ。(写真:D8)
ここの蕎麦はやはり美味い。さすがの味だ。
I先輩、享年86歳だった。本当にお世話になりました。
本日の出席者はこちらから。(写真:D9)

以上、五月晴れの東京から勢古口がお送りしました。

「ハワイの旅 5日目」

「J  REPORT 2022 5月第3週号」 
「リタイアメント・ノート 12年11ヶ月目」
「VOL.1264 SINCE AUG.12th、1983」
「旅暦101話、ハワイの旅5」
5月5日 第5日目
終盤になってきた31回目のハワイ旅行。もう行くところもないし、買いたい物もないし、街をぶらつく。
カラカウア通り、ワイキキの浜辺に近い警察署の隣に「パワースポット」の石がある。(写真:E1)
今はフェンスに囲まれているが、昔は手で触りに通う人が多かった場所だ。ワイキキの聖地みたいだった。
久し振りに「シェラトン・ワイキキ・ロイヤル・ハワイアン」に行く。嘗て何度か宿泊したことがあった。迎えてくれたのは「亀」さんたち。(写真:E2)
ハワイの平和の象徴でもある。続いて「人魚」の像。砂で造られている。(写真:E3)
ホテル側のビーチに出る。ワイキキの浜とダイアモンド・ヘッド。定番だ。(写真:E4)
(写真:E5)
(写真:E6)
(写真:E7)
サーファーだ。(写真:E8)
(写真:E9)
最近はホテルのトイレの案内も変わった。「レディーズ」「ジェントルメン」そして「unisex rest room」となっていた。(写真:E10)
考えさせるね。ジェンダーレスの世界だ。
「トカゲ」がいました。(写真:E11)
「アーミーミュージアムofハワイ」軍事博物館だ。(写真:E12)
昔の戦車があった。太平洋戦争の名残だ。(写真:E13)
隣にあるホテルが「hale koa hotel」だ。(写真:E14)
ハワイ語で「ハウスof ウオーリア」すなわち「戦士の家」ホテルだ。軍事関係者専用のリクリエーション施設だ。(写真:E15)
信号のある交差点にあるもの。(写真:E16)
歩行者はこのボタンを押さないと歩行者用信号が青にならない。ハワイ来訪初期の頃はよく押し忘れ、一向に信号を渡ることが出来なかったことが何度もあった。今は慣れて直ぐにボタンを押すようになった。
今日の「ハッピーアワー」の食事はクヒオ通りのヒルトンホテルにあるレストラン「ファイア・グリル」だ。(写真:E22)
まず「プライムリブ・タコ」$6(写真:E18)
スモークされたリブステーキが入っている。
「マッシュルーム入りのピッザ」$12(写真:E19)
「スモークされたリブステーキのスライダー」$12(写真:E20)
ポテト付きだ。ハンバーガーのようになっているが、このステーキが、実に美味しい。スモークされているのもいいが、薄くスライスされているから食べ易い。
追加で「シュリンプ・タコ」$6(写真:E21)
正にハッピーアワーでした。安くて美味しいのがいいね。私のように一日一食の生活にはハッピーアワーは実に良い。朝も昼も気にせず。夕方に一日の食事をするだけ。こういう生き方もある。