「美の巨匠たち」展

「美の巨匠たち」展
「スコットランド国立美術館 THE GREATS」
上野の東京都美術館で開催中の「美の巨匠たち」展を訪れた。(写真:C13)
スコットランド国立美術館所蔵の名画が日本にやってきていた。この美術館は1859年に設立されたが、国からの資金は出ず、これらの作品群は個人の資産家からの寄贈や遺贈だという。スコットランド出身者で事業に成功した方々の貴重な善意の賜物なのだ。
美術館内は撮影禁止なので、それではパンフレットから見ていこう。
美術史に輝く、巨匠たちの競演だ。
ジョッシュア・レノルズ「ヴォルドグレイヴ家の貴婦人たち」(写真:C10)
左、アーサー・エルウェル・モファット「スコットランド国立美術館の内部」(写真:C2)
右、ラファエロ・サンツィオ「魚の聖母」
左、エル・グレコ「祝福するキリスト・世界の救い主」(写真:C3)
右、アンドレア・デル・ヴェロッキオ「幼児キリストを礼拝する聖母・ラスキンの聖母
左、ベーテル・パウル・ルーベンス「頭部習作・聖アンプロジウス」(写真:C4)
右、レンブラント・ファン・レイン「ベッドの中の女性」
左、トマス・ゲインズバラ「ノーマン・コートのセリーナ・シルスウェイトの肖像」(写真:C5)
右、スコットランド国立美術館
フィレデリック・エドウィン・チャーチ「アメリカ側から見たナイアガラの滝」(写真:C6)
(写真:C14)
左、フランソワ・ブーシュ「愛すべきペストラル」(写真:C7)
中、「田舎風の贈り物」
右、「眠る女庭師」
左、フランシス・グラント「デイジー・グラント」(写真:C8)
右、クロード・モネ「エプト川沿いのポプラ並木」
左、ジョン・エヴァレット・ミレイ「古来比類なき甘美な瞳」(写真:C9)
右、ポール・ゴーガン「三人のタヒチ人」
甘美な瞳の絵には本当に驚かされた。少女の瞳なのだが、実に美しい瞳で引き込まれそうになった。素晴らしい絵の中の瞳でした。
ディアゴ・ベラスケス「卵を料理する老婆」(写真:C1)
イギリスは「The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」が正式国名、「UK、連合王国」だ。歴史は詳しく知らないが、少なくとも、イングランド、スコットランド、ウェイルズ、そして北アイルランドがイギリスを構成している。多分それぞれの地域が独立していたのだろう。だから今もスコットランドは独立しようとしていると聞いている。そんなスコットランドからやってきた絵画たち。何とも欧州の歴史を感じる企画でした。

追伸:国立西洋美術館がリニューアルオープンした。(写真:C11)
(写真:C12)
まだ特別展は開催されていないが、6月に開催する予定とのこと。楽しみだ。