「ひめゆりの塔」

糸満市にある「ひめゆりの塔」を訪れた。17歳、18歳の若き女性たちが200名以上亡くなった太平洋戦争の激戦地だ。話しを聞いても、記録映画を観ても、涙が出てくる。「死」を意識して生き長らえた人たちの貴重な言葉も重く、「戦争の悲惨さ」を改めて感じさせられた一時だった。しかし、それにしても「沖縄」のインフラは進んでいる。舗装されていない道はなかった。これも「基地」のお蔭なのだろうか?また「物価が安い」のにも驚かされた。那覇の公設市場近くでは弁当がなんと250円、オカズ一品100円で売っていた。カレーライス300円だった。沖縄は「基地」と「観光」で持っているが、それでも平均賃金は全国最低だそうだ。「全国一貧しい県」が沖縄なのだろう。

「手前勝手世界食物語、第284話」

夜はツアー飯を止めて、地元S氏に教えてもらった地元の食材をたべさせてくれる「きゅうちゃん」に行った。国際通り、深志に近いところにあった。まずは「海ぶどう」、そして「小鰺のマリネ(地元ではカチョンと呼ぶ魚だそうだ)、「ツノマタ・サラダ(天草の一種)」、「ゴーヤチャンプル」、「刺身盛り合わせ(夜行貝、しゃこ貝、くえ、島たこ)」、「夜行貝の貝柱のバター焼き」、「もづくの天麩羅」、「海ぶどうの手巻き寿司」、「島ラッキョーの天麩羅」、「ふえ鯛」、「イカ墨のメ[メンチャンプル」とまあ地元料理を堪狽オた。兎に角「夜行貝」は大きくて20cmほどもある。持ち帰っていいとのことで仲間の一人が持って帰った。同じように綺麗な「しゃこ貝」もお持ち帰り。呑んだのは勿論「泡盛古酒、琉球王朝」というのを4合瓶で2本飲んでべれべれに酔った。感動したが一番美味しかったと感じたのは「イカ墨のメ[メン」だった。メ[メンにイカ墨を入れたものだが、実に美味しかった。翌朝は寝過ごして起きたのは7時だった。
まあ、「沖縄そば」も食べたし、「きゅうちゃん」のお刺身も美味しかったし、沖縄の食を堪狽オました。
以上、沖縄から勢古口がお送りしました。

そして「沖縄へ」と旅立つ。

那覇は気温17度、汗ばむ位だ。その日は「首里城」を訪れた。まあ観光だから、兎に角、団体行動が大切と動くが、如何せん腰から下が痛くて歩けない。本当に困った状態だ。「世界遺産」を巡るが、それどころではないのが今の私で痛みに耐えながらの旅となってしまった。二日目、沖縄本島の北側の観光だ。ここで学んだことが幾つかある。「蝶々園」では大きなアゲハチョウのひとつ「オオゴマダラ」について係員に教えてもらい、その生態を聞くことになった。まずは「卵の植え付け」、飛んできた蝶が葉っぱの裏に卵を植え付ける。そして時間を経過して孵化して金色の蛹になり、やがて大人の蝶々になる過程を見せてもらった。非常に勉強になった。その中でも一番驚いたのは「造花」に群がる蝶々だった。なぜ造花に?理由は造花に吹き付けられた「蜂蜜」だった。薄い蜂蜜が吹き付けられた造花に群がって蝶たちはえさを食べるのだそうだ。「沖縄美ら海水族館」では勿論人気の「甚平鮫」の獲付けを見たが、なるほどの迫力だった。ジンベイザメは大きな身体をしていながら、「オキアミ」を食べていて「クジラ」と同じだったのには驚いた。「イルカ館」で聞いた「哺乳類と魚との違いは?」という話しだった。それは「へそ」があるか、ないかだそうだ。クジラにもイルカにも臍があることを初めて知った。勉強になりました。

「クマノミ」

数年振りに訪れた沖縄の海。流石に綺麗だ。「グラスボート」に乗って珊瑚礁の海へと出る。そこには「クマノミ」も見えるのだった。

2013年の映画のお話し
映画「アルバート氏の人生」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年8作目)
19世紀のアイルランド。ホテルで働くアルバートは実は女性だったが、一人で生きるために敢えて男性の格好で過ごしていた。そして彼女は同性婚をしようとするのだが。

映画「グッモーエビアン」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年9作目)
現代版おとぎ話か?題名は「GOOD MORNING EVERUBODY」の略なのだが、女子高校生の目を通じて、その母親と友人の男性を描いている。面白かった。

日経新聞1月25日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「ライフ オブ パイ」が4つ星、「塀の中のジュリアス・シーザー」が5つ星、「明日の空の向こうに」が4つ星、「人生、ブラボー!」が3つ星、「みなさん、さようなら」が3つ星、「つやのよる」が3つ星、「さよならドビッシー」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「シェフ」

「シノプスシ205」
「解錠師」(スティーヴ・ハミルトン 著)早川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年29冊目)
言葉を失った少年の特技が錠を外す、解くということだった。そして巻き込まれたのは犯罪だった。

「再会」(北原 亜以子 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年30冊目)
「おひで」(北原 亜以子 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年31冊目)
「峠」(北原 亜以子 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年32冊目)
隠居した元町廻り同心の活躍

沖縄へ

「J  REPORT 2013 2月第1週号」
「リタイアメント・ノート 4年8ヶ月目」、
「VOL。778 SINCE AUG.12th、1983」
今週は「旅行週間」となった。それにしても疲れた。
まず、北海道からの帰りには青森でいつものラーメン店「まるかい」に行く。ここは「大盛」か「中盛」の2種類のラーメンしかない店だと同時に「大、ひとつ」と頼む。水を自分でコップに入れて椅子に座って待つこと暫し。すぐにラーメンが来た。単純なもので「煮干の出し汁、醤油味」、具は「チャーシュー、シナ竹、刻み葱」、本当に単純明快なラーメンなのだ。麺は「中太ストレート」だ。煮干が効いている。なんとも言えない雪国のラーメンだ。中が@550円、大が@600円と安い。青森きってのラーメンだと思う。その日の朝は函館にいた。朝は目当ての「うにのむらかみ」に行ったが、やってなかった。仕方なくコーヒーで我慢していただけに、青森でのラーメンは腹に染みた。

翌日はこれも「大人の休日倶楽部」の格安切符の最終日を利用して、山形県新庄市にラーメンを食べに行く。ところが東北新幹線古川駅を降りたら、乗り継ぎの列車がない。土日だけの臨時列車を平日と見間違えてしまった。仕方なく一度仙台まで戻り「仙山線」で山形に出ることにした。雪の仙山線、「山寺」の切り立った崖に雪がへばりついている。寒そうだ。山形では駅ビルに入っている「三津屋」に行く。山形では有名な店だが、「ざる蕎麦」を頼んだが、美味くなかった。今日は調子が狂っている。目的地には行けないし、蕎麦は不味いし、散々でした。

更に翌日は追加で買った「大人の休日倶楽部」4日間乗り放題@15000円で今度は長野県の上田市に行った。昨年9月に訪れた店「くろつぼ」が月曜日が休みで食べられなかったので、今回は何とか食べようと思って出掛けたのだった。上田から「しなの電鉄」に乗り換えて「信濃国分寺」で下車。雪道を少し歩いて目当ての店「くろつぼ」に到着。勿論一番乗りだ。「鴨汁つけ蕎麦」の大盛を頼む。盛蕎麦を別途つけ汁で食べる。蕎麦の小麦も国産もので腰もあり美味かった。鴨南蛮の出汁もよかった。遥々東京から来たのだから此の位でないと困る。出汁には鴨肉と葱が入っていたが、納得の味でした。蕎麦代は@1190円、大盛が@170円、都合@1360円でした。

またまた翌日は今度は長野県の松本に行った。ところがお目当ての「浅田」が10日間の冬季臨時休業の張り紙がしてあった。がっかり。そこでお城の前にある、これもいつも行く「三城」に行く。この店はメニューが無い。座ると「お酒」が少々と「キノコの漬物」が出る。冷酒を飲んでいると、「漬物」が山と出てくる。やがて「盛蕎麦」の出番となる。蕎麦は美味しい。「しこしこ」という言葉がぴったりの蕎麦だ。

1月18日

雪が降る札幌を後にして一路「帯広」と向かう。途中から晴れ渡る空。そして帯広へ到着。
駅前の温度計は「マイナス6度」。空気が冷え切っていて、吸い込むと胸が痛い。目的の「豚丼」の店「鴨川」まで歩く。着くと「店の開店は11時50分で、馴染みの客のために一見さんは待て」と書かれていた。しかし11時30分には私一人しか並んでいなかったのに寒いだろうからと入れてくれた。「醤油ベースの豚丼」を頼む。ついでに昨年来たときのことをご主人に話すと「馴染み客が入れるように実は11時から開けている」という。「次回からはあなたは入ってきてもいいよ」と言われた。前回は「味噌味ベースの豚丼」を食べたが、今回は醤油ベースにした。まあまあ味噌味のほうがやはり美味しいかな?「ミシュランガイド」で星を取ったころから続く混乱はまだまだ続いているようだ。しかし「帯広名物、豚丼」なかなかのものですよ。一度試して御覧なさい。安くて?美味しいよ。今回は@980円でした。

夕暮れの函館。

ホテルにチェックインしてタクシーで鮨「美な味(みなみ)」に行く。運転手さんは女性だ。いろいろと話しをしていると函館名物の「バルガイ」というスペインを真似た集いがあり、それで観光客が店店を回るという。実は昨年8月に来たときちょうどその行事をやっていたのだった。運転手さんは店を知らないというので私がガイドして店の前に到着すると「この店、バルガイで食べた」と言い出した。このバルガイというのは@3500円で5枚つづりのチケットを買い、それで店を梯子して飲み食べ歩くというものでお得だということだった。さて「美な味」に到着。熱燗をまずは頼む。お勧めで「玉の光」(京都)を呑むことにした。カーペンターズの歌声が聞こえる。聞くとご主人の趣味だそうだ。まずは付け出し、「たらこの寒天」「ふぐの松前漬け」「煮たこ」の3種。次が「あわび」「赤貝」「毛かに」「つぶ貝」「ほっき」。そして本日一番だと思ったのが「鮟鱇の友和え」だった。あんこうの身、皮、内臓、勿論肝を3種類の味噌で合えてそれを竹の器に入れて焼いたのだが、これが実に美味しい。濃厚なアンコウの味が凝縮している。まさに絶品だった。さらに「メヌキ」、これは鯛の更に大きなような白身魚でこれまた珍味だった。「おにえび」「煮ハマグリ」「いいだこ」「うに(馬糞うにと紫うにを一緒にしたもの)」「紅しゃけ(天然物)」「さば」、最後にお味噌汁で満腹でした。都合13500円。まあ美味しかったねえ。本日は「アンコウ」が最高でした。あれは他では食べられないね。昨年8月に続いて二度目の訪問だったが、本当に美味かった。いやあ、地方には知られていない美味しい店がまだまだ沢山あるね。今回も明日は東京に帰るが、満足しました。ついでにネタの産地をお知らせしよう。「ほっき貝=八雲」「オニエビ=奥尻」「煮たこ=戸井」「つぶ貝=森」「さば=宮城」「うに=浜中」「メヌキ=日高」「赤貝=ゆりあげ」「マツカワ=銭亀」「やりいか=松前」「煮はまぐり=九暑纓「」「小肌=佐賀」「ホタテ=野付」「本まぐろ=岩手」でした。
以上、北海道を堪狽オた旅先から勢古口がお送りしました。

「手前勝手世界食物語、第283話」

「陸の旅と空の旅」
東北新幹線が走る。「陸の旅」と「空の旅」の違いは何か?僕はどちらも好きだが。空の旅にはない醍醐味が陸の旅にはある。それは一瞬の風景だ。空では殆んど外を見ても何も見えないのが普通だ。だが陸の旅には景色がある。風景がある。それが一番の楽しみでもある。だからたまには長い時間列車にも乗ってみる。すると景色が私を包み込むような気がする。これは空の旅には無いものだ。

「またまた北海道へ」
そんな17日の朝、「大人の休日倶楽部」の格安切符を手に、東京駅を発った。東北新幹線で一路「新青森」へ。途中「仙台」は雪でした。しかし北上するにつれて晴れてきて、盛岡より北は快晴でした。雪に覆われた「新青森駅」で「海峡線」に乗り換えて函館へ。だが、新青森駅の自由席は満席、どうなることかと思っていたら次の青森駅で大半の人は降りて列車は空いてきたのでした。摩訶不思議。青函トンネルと超えると快晴の天気。途中函館山が実に綺麗に見えた。津軽海峡も今日は晴天です。そして夕方には札幌に到着。いつも行く「すし処 ひょうたん」に行きました。ご主人に「お世話になります。お任せで美味しいものを食べさせてください」とお願いする。聞くと札幌を含む北海道は「36年ぶりの寒さ」だという。確かに街では地元の人が転倒しているのを目の前で観た。
まず出てきたのは、当たり前だが「お絞り」、これには「はっか」の香りがした。そして最初は「くらげの酢の物にいくら添え」、くらげが暖かいから驚きだ。ご主人の出身会津の名物料理の「煮物」には、「おふ、ごぼう、きくらげ、にんじん、なめこ」などが入ったものだ。身体が温まる。次が「白子と、もずくの酢の物」、この時期、「寒鱈の白子」が一番美味しいとのこと。これが出せるのは今月一杯だという。地元ならではの珍味だ。そしてご主人一押しが「牡蠣の洋風あえ」だ。若干火を通して茹でた牡蠣にケチャップ等をあえて洋風にしている。確かに美味しい。話しを変えて「わさび」について聞いてみるとやはりわさびは静岡や長野のを使っているという。北海道産は小さくて駄目だとか。次が「蝦夷あわびのステーキ」、これも実は北海道のあわびは小さいのだが、たまに巨大なものが手に入った時のみ出すことが可狽セというもの。今日はたまたま入ったという巨大あわびのステーキを食べたが、これが軟らかくて美味しい。味付けは洋風だが、鮨屋ではまずお目にかかることはないだろう。次が「灯台つぶ」、つぶ貝だが、「襟裳岬」で採れた巨大なもの、これまた珍味の極み。最後が「ほっき貝の紐の焼き物」。そしていよいよ「握り」です。「大トロ」「白身魚のこぶ〆」「ぼたん海老」「あおやぎ」「うに」「いくら」「いか」「〆さば」「サーモン」、「お吸い物」で終わりでした。やはり美味しかったです。都合12600円也。お銚子「男山」(旭川)は5合でした。いやあ、やっぱり札幌は美味しいねえ。冬の海の幸をまずは満喫しました。全国美味しい鮨屋を巡っている私だが、やはり美味しい店は美味しい。明日は函館の寿司を楽しむよ。さて店に「河童」の絵が飾ってあった。いわれを聞くと小樽出身の画家「小島政吉」さんという人の「牛」の絵を買った時に別途描いてくれたという。「商売屋には河童」だという。まあ「水商売で水が枯れないのが河童」なのだろう。納得でした。

「霜」と「雪」

足元の黒土から小さな霜柱が盛り上がっていた。都会でもこんなことがあるのだと思いながら震える足で散歩していた。それから数日後、東京を大雪?(といってもたった8cmだが)が襲った。都会の人は本当に雪道の歩き方を知らない。それも「成人式」の日とあっては大変だろうなあと気の毒に思った次第でした。

2013年の映画のお話し
映画「96時間 リベンジ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年5作目)
舞台はイスタンブール。前回は娘を拉致され、それの救出だったが、今回は自らと前妻が拉致され、娘の協力を得て脱出するというもの。

映画「ルーパー」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年6作目)
30年後の未来から犯罪者が送られてきて射殺する役割が与えられていた男のところに30年後の自分がやって来た。未来を変えるために二人はある人物を探して殺そうとするのだが。よく分からない話しだった。

映画「フリーランサー NY捜査線」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年7作目)
ニューヨーク警察内部に蔓延る悪を正そうとする黒人警官を描く。それなりに面白かった。

日経新聞1月18日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「東京家族」が4つ星、「アルバート氏の人生」が3つ星、「テッド」が3つ星、「東ベルリンから来た女」が3つ星、「ザ・フューチャー」が2つ星、「アルマジロ」が3つ星、「コックファイター」が4つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「シェフ」

「シノプスシ204」
「木槿ノ賊」(佐伯 泰英 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年17冊目)「居眠り磐音江戸双紙」シリーズ第42段

「寒雷叫ぶ」(芝村 涼也 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年18冊目)「返り忠兵衛江戸見聞」シリーズ第8段

「忘れ雪」(藤井 邦夫 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年19冊目)「知らぬが半兵衛手控帖」シリーズ第19段

「闘」(矢月 秀作 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年20冊目)「もぐら」シリーズ第5段

「異風者」(佐伯 泰英 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年21冊目)

「ゆんでめて」(畠中 惠 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年22冊目)「しゃばけ」シリーズ第9段

「公事師卍屋甲太郎三代目」(幡 大介 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年23冊目)

「麝香ねずみ」(指方 恭一郎 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年24冊目)「長崎奉行所秘録」第1段
「出島買います」(指方 恭一郎 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年25冊目)「長崎奉行所秘録」第2段
「砂糖相場の罠」(指方 恭一郎 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年26冊目)「長崎奉行所秘録」第3段
「奪われた信号旗」(指方 恭一郎 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年27冊目)「長崎奉行所秘録」第4段
「江戸の仇」(指方 恭一郎 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年28冊目)「長崎奉行所秘録」第5段

またまた北海道へ

「J  REPORT 2013 1月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年7ヶ月目」、
「VOL。777 SINCE AUG.12th、1983」
「父の13回忌」
私の父が亡くなったのは2001年1月だった。その日は前日からの雪で道路は凍結していた。朝早く病院から電話があり、急ぎ家族を起こして高速で横浜に向った。病院に着いた時には父に意識があったかどうかは分からないが、親戚一同が揃っていて、私たちが駆けつけてから1時間後に亡くなった。父との思い出は色々とあるが、兎に角スポーツ好きで学生時代からテニスをやっていたので、横浜は山手にある「横浜ローンテニス倶楽部」に連れて行かれたことを思い出す。父はメンバーだったのでテニスをしていたが、私は幼く、一人でコートの横で遊んでいた記憶がある。全く詰まらない休日だったような気がする。中学生になってから学校の父兄会には必ず父が来た。母が来たがらなかったということもあってだが、父は本当に教育熱心だったのだろう。高校大学と私はアメリカンフットボールをやったが、試合には父は殆ど応援に来ていたと思う。妹もバスケットボールをやっていたが、妹の試合にも来ていただろう。13回忌の法要をいつものように私の般若心経の読経にて墓参りをした。既に母も亡くなっているので、私たち家族、妹家族、そして叔母家族と子供たちとその家族などが集まって父を偲んだ。墓参りをした日は珍しく暖かく屋外でも寒くはなかった。その翌日東京には雪が降った。成人式の日だった。

「1月17日」
またあの日がやってきた。平成7年1月17日午前5時46分。そうです「阪神淡路大震災」の日です。あれからもう「18年」の月日が経ちます。あっという間の18年でした。これからの18年、果たして私は生きていけるのでしょうか?それを考えると月日の経過の早さに驚かされます。あと18年後には私は82歳になっているのですが、果たして生きているのでしょうか?まさに「光陰矢のごとし」ですね。