「激動の2023年」

「J  REPORT 2024 1月第1週号」
「リタイアメント・ノート 14年7ヶ月目」
「VOL.1348 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「激動の2023年」
正に激動の年だった。私にとって史上最悪の年になってしまったが、全ては5月の肝細胞癌の告知宣言から始まった。同時並行して右膝の手術も行い、一方で抗がん剤治療も行いと病との戦いになってしまった。今更悔いても仕方がないので、前に向かおうとするのだが、ここへきて抗癌剤の副作用が出始めて苦しめられている。まあそんな年を総括してみよう。

「神奈川会の納会」
毎月行ってきた中学同級生の会「神奈川会」も今年の納会となった。
50名だった同級生の中から有志が集まっての会だが、全員集まると10名の内、今回は7名の参加だった。
話題はあちこちに飛ぶが、私など先生の話しになると全く思い出せず、名前も顔も浮かばない。
皆さん良く記憶しているなあと感心するばかりだ。
それにしても私の激やせぶりには我ながら恐れ入る。(写真:A1)
抗癌剤の影響によるものなのか?会に出るたびに皆さんから激励されている。嬉しい限りの仲間たちだ。
次の写真は同じ神奈川会の4月24日のものだ。その差が分かろうというもの。(写真:A2)
まだ太った状態のままだ。あの頃と比べて約8kgの減量になっている。この変化、如何に見るか?

実は翌日から岩手県の被災地を回る旅に出る予定だったが、主催者のサーさんが急な発病(インフルエンザ)で急遽中止となってしまった。従って年末はゆっくり家にいることにした。

「築地場外市場」
年末の買い出しの一つに築地場外市場がある。元々正月は商店が休みなので年末に食偉材を仕入れおせち料理を作り保存しながら三が日を過ごすのが恒例になっていた時代から、今は変わって年中スーパーは開いているし、コンビニはあるし不自由することはないのだが、それでも日本人はいつもの如く買い出しに走る。
ところが大混雑の築地だが、いるのは外国人の多さだった。(写真:C1)
価格も大幅値下げか?(写真:C2)
ガイドブックに築地が載っているようでお目当ての店を探しているようだ。(写真:C3)
(写真:C4)
値引き交渉も盛んに。(写真:C5)
年末の築地場外市場は大いに流行っていました。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「PERFECT DAYS」(TCシャンテにて)私的評価★★★★(今年97作目)
清掃員の中年男性の毎日をただただ描く。彼は無口なので表情でのみ感情の変化が読み取れる。一体日常とは何なのかを周囲の人間関係から問う。カンヌ主演男優賞受賞作。

「ファースト・カウ」(TCシャンテにて)私的評価★★★(今年98作目)
西部開拓時代のオレゴン州。集まった人たちはビーバーの毛皮を狙っている連中だ。ヨーロッパの貴婦人たちが使うためのビーバー狩りなのだ。そんな中で二人の男は牧場の牛から密かにミルクを絞り取りケーキを作り売り出した。これが馬鹿売れになった。しかし元ネタと言えば他人の牛からのミルクだ。やがてバレて追われる立場になるのだが。

12月2日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「PERFECT DAYS」「ファースト・カウ」「枯れ葉」「ハンガーゲーム0」「ブルーパック あの海を見ていた」「ラ・メゾン 小説家と娼婦」「サンクスギビング」が紹介されていました。

また、12月22日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「PERFECT DAYS」「TALK TO ME」「宝くじの不時着」「サンクスギビング」「ムーミンパパの思い出」「ラ・メゾン 小説家と娼婦」「ハンガーゲーム0」「ブルバック あの海を見ていた」「99%いつも曇り」「阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}「窓ぎわのトットちゃん」「PERFECT DAYS」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇。
寿初春大歌舞伎昼の部「常辰歳歌舞伎」と「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」を観劇予定。
一月大歌舞伎「平家女護嶋」(新橋演舞場にて)を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州と今年4度目の釧路へ、更に11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、更に再び福岡と佐賀へ行き、そして4S会で北茨城に行きました。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「押し込み大名」(倉阪 鬼一郎 著)コミック文庫 私的批評眼★★★(今年184作目)「剣豪与力と鬼長官」シリーズ第2弾

「角なき蝸牛」(小杉 健治 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年185作目)「其角忠臣蔵異聞」シリーズ第4弾

「十二月大歌舞伎観劇記」

「十二月大歌舞伎観劇記」(写真:K1)
(写真:K2)
「爪王」
勘九郎七之助兄弟が演じる「爪王」は「鷹」と「狐」の雪の中での戦いを描く。
動物学者の戸川幸夫作。庄屋から村を荒らす狐を退治してくれるように要請された鷹匠は「吹雪」と名付けられた鷹を連れて雪の中を山へと向かう。そこで繰り広げられる鷹と狐の争いで吹雪は傷付いて谷へと去っていく。そして再び戻って来るとう舞踏劇だ。2兄弟の舞は素晴らしかった。

「俵星玄蕃」
忠臣蔵の中心人物以外の活躍を描くもの。
時は元禄十五年十二月十三日。実は討ち入り前日のお話し。江戸は横網町(吉良邸に近い)に住む槍の名手「俵星玄蕃」は吉良から用心棒を請われていた。そこへ現れた夜泣き蕎麦屋の十助(実は町人に身を窶しているが赤穂浪士の一人)に心持を吐露する玄蕃。そして十四日深夜(15日未明)に響くは山鹿流の陣太鼓。やったりと槍を手に両国橋に駆け出す玄蕃。ここで十郎が義士であることを知り、駆け付けて来た米沢藩の武士らと一戦を交える玄蕃を描く。玄蕃を松緑が演じる。この時期ならではの歌舞伎だ。(写真:K2)
歌舞伎の殺陣は形式美である。実際に切ったはったをするのではなく、その微妙で且つ大きな動きが主人公と敵役の役割を示している。これも実に美しいものだった。

実は第一部が貸し切り公演で超歌舞伎と言うものをやっていたので、風変わりな姿の人たちが多くいて場違い感があったが、歌舞伎も常に変わっていると実感した。意外にも外国人の観客が多い年末の歌舞伎座でした。
来年からは「松竹歌舞伎会」の一番上のクラスに着くことが出来ました。これで予約は殆ど全て思い通りの席が確保出来ると思います。

「今年最後の満月はコールドムーン」
英語圏というか北米の原住民の言葉で12月の満月を「コールドムーン」と言うらしいが、28日の夜空にはそんな月が輝いていた。(写真:M1)
ちょっと曇り気味だったので雲と一緒に見えた月でした。お月様、ご苦労様でした。来年も宜しくね。(写真:M2)

「一陽来復」

「一陽来復」
早稲田にある「穴八幡」へ向かう。今年は景気回復もあってか、お守り札を求める列は神社の外まで並んでいた。階段の下から(写真:B1)
参道にて(写真:B2)
境内の列(写真:B3)
それでも約30分で「一陽来復お守り札」を買い求めることが出来た。
本殿(写真:B4)
この神社は商売繁盛や博打等のゲン担ぎの効用があると言われているが、今年は庶民の姿が目立った。皆来年の福を待っているのだ。冬至が過ぎて太陽はその強さを回復してくるこの季節にこそ庶民は来年の福を祈願するのだ。
私は健康を祈ろう。

「川崎大師・元旦修行」
正月には毎年300万人を超える人を集める川崎大師だが、年末は閑散としている。コロナ禍年末に訪れることにしており、今年も元旦修行をお願いしてきた。(写真:D1)
(写真:D2)
静かな年末の雰囲気だ。(写真:D3)
駅前からお寺までの参道が大きく変わっていた。新しく出来た店が次々と現れていた。ということは閉店した店があったということだ。時代は次々と変わっていくということだ。

「明月庵田中屋銀座本店」

「手前勝手世界食物語、第664話」
「年越し蕎麦」
締めは年越し蕎麦。銀座の明月庵田中屋銀座本店を訪れる。
まず頼んだのが「ふぐの唐揚げ」(写真:S1)
蕎麦は「鴨南蛮」だ。(写真:S2)
やはり美味しいね。
今年は大変な年だったが、来年は是非良い年になりますように。
皆様も「良いお年をお迎えください」、そして「来年も宜しくお願い申し上げます」
以上、㔟古口が年末の東京よりお送りいたしました。
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次は前週のJ REPORTに続きます。

「お詫び」と「新年会の下見」

「J  REPORT 2023 12月第5週号」
「リタイアメント・ノート 14年6ヶ月目」
「VOL.1347 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「お詫び」
大変申し訳ございませんが、抗癌剤の影響なのか体調が思わしくなく、今週号は紙面を大幅に縮小しております。こんなことは人生でも初めての出来事ですが、何とか乗り切れることを祈るばかりです。ご容赦ください。

「新年会の下見」
もう新年会の話しです。1月早々に行う予定の神奈川会の新年会の下見に新しい店に行った。
横浜は関内の「うどんすき」の店「麺処 おおぎ」だ。(写真:B10)
まだ5時前だったので客は少ないが、これがあっという間に予約客で埋まってしまうから驚きだ。内部は民芸風の古風な店でテーブルには予約席の札が立ち並んでいた。(写真:B2)
かまぼこ(写真:B3)
トマト(写真:B4)
豚しゃぶサラダ(写真:B5)
これはボリュームもあり美味しかった。
次の刺身盛り合わせは、今一つでした。(写真:B6)いよいよ鍋です。(写真:B7)
具材もたっぷりありますね。(写真:B8)
(写真:B9)
これには満足でした。勿論うどんも美味しかったです。サラリーマンが沢山いました。近くの会社の人たちの憩いの場でもあるようです。この店、うどん屋が基本です。
今回の下見は3人でした。(写真:B1)

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「TILL」(TCシャンテにて)私的評価★★★(今年94作目)
1955年、シカゴに住む母子家庭の14歳の息子が初めて南部ミシシッピーの親戚を訪れる。そこで些細なことから白人に襲われ無残にも殺される。怒り狂う母親はその遺体を公開する。そして裁判が始まる。12人の陪審員は全員白人。結果は無罪。しかしこれを契機に人種差別解消の動き、公民権法案に繋がるという事実を描く。

「ウィッシュ」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年95作目)
このアニメは中国やイラン、北朝鮮では絶対に公開されないだろう。独裁者のいる国では無理だ。

「ハンガーゲーム0」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年96作目)
将来独裁国家の大統領になる若者がハンガーゲームに初めて参加した姿を描く。

12月2日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「PERFECT DAYS」「ファースト・カウ」「枯れ葉」「ハンガーゲーム0」「ブルーパック あの海を見ていた」「ラ・メゾン 小説家と娼婦」「サンクスギビング」が紹介されていました。

また、12月22日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「PERFECT DAYS」「TALK TO ME」「宝くじの不時着」「サンクスギビング」「ムーミンパパの思い出」「ラ・メゾン 小説家と娼婦」「ハンガーゲーム0」「ブルバック あの海を見ていた」「99%いつも曇り」「阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}「窓ぎわのトットちゃん」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州と今年4度目の釧路へ、更に11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、更に再び福岡と佐賀へ行き、そして4S会で北茨城に行きました。また4S会では岩手陸前髙田にも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「悪の世直し 阻止せよ!」(早見 俊 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年181作目)「椿平九郎留守居秘録」シリーズ第10弾

「幽女の鐘」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今年182作目)「新大江戸定年組」シリーズ第4弾

「五両の報」(千野 隆司 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年183作目)「おれは一万石」シリーズ第27弾

「抗癌剤治療のその後」

「抗がん剤治療その後」
点滴投与されていた抗癌剤が効果なく飲み薬に替えて1週間が経った。
たった1週間で体重が2kg落ち、血圧が30前後上がり150近くになった。
それ以上に疲れと脱力感が強く何事もやる気が起きない状態だ。これまで活力のある動きと精神力で生きて来ていたと思っていたが、人生初体験でがっくりと来ている。果たしてこれでいいのだろうか?癌との闘いは本当に大変だと思い知らされた1週間でした。
以上、クリスマスの喧騒の最中の東京から㔟古口がお送りしました。
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次は前週のJ REPORTに続きます。

「鮟鱇鍋の旅」

「J  REPORT 2023 12月第4週号」
「リタイアメント・ノート 14年6ヶ月目」
「VOL.1346 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「旅暦132話」「鮟鱇鍋の旅」

常磐線特急に乗るのは20年以上前になるのだろうか、ゴルフで出掛けた時以来ということになるのだろうか?列車は満席で驚いたことに席の上のボタンが青ならば乗客者が座っていることを示し、オレンジならば次の駅から乗客が乗ること、赤ならば空席ということを示しているというのだ。(写真:B1)
進化しているのにまたまた驚かされた。そして満席というのにびっくりしたのでした。
茨城県と言えば何と言っても筑波山。(写真:B2)
平野の部分に突起物があるのが筑波山だ。
そして着いたのが茨城と福島の県境にある「勿来の関」(写真:B3)
平安時代、源義家が北の部族を打ち破るために訪れ、その後関所が設けられたのが「勿来」だ。「ここより来るな」という意味があるという。ローマも北方民族の侵入に悩まされていたが、大和朝廷も民度の低いと蔑視していた北方民族に同様悩まされていた。義家像(写真:B4)
関の入り口(写真:B5)
石畳(写真:B6)
次に訪れたのは「大津港」に隣接する「高砂や」という店。ここで目的の「あんこう鍋」の一回目の食事をすることとなった。(写真:B7)
鮟鱇と言う魚は深海魚で雌を食べるという。大きな魚で骨以外全てを食べ尽くすことが出来るという。特に肝が美味しい。鍋の出汁には肝を溶かしているという。
締めは勿論「雑炊」だ(写真:B8)
今年は海水温が高く、中々あんこうが取れず漸く11月になって食べられるようになったという。4名で2名分の鍋を食べました。
近くにあるのが「岡倉天心」画家の自宅と彼が設計したという「六角堂」がある。東日本大震災で六角堂は破壊されたが再建されて今に至る。中は茶室になっている。(写真:B9)
小高い丘の上にある天心邸は実に見晴らしの良いところだった。(写真:B10)
(写真:B11)
岡倉天心というのは茨城県出身の画家で明治時代の大家だというが私は知らなかった。地元には県立の美術館もあった。
日立市に移動し市役所を訪れた。この市役所大震災で被災したので大量の国費を使って丘の上に移転したのだが、設計ミスで大雨が地下室に浸水して電源喪失というみっともない事態を起こしたというものだ。設計は地元出身の設計事務所社長の会社が受注したらしいが、どうも出来レースだったようだと地元では噂されているという。批判された市長はその後一切会見を開いていないというから益々怪しい。最上階から海側を観る。(写真:B12)
反対側山側には川が合流していて、この川が氾濫して市役所に浸水してきたといい、今は土嚢が積まれていた。(写真:B13)
お粗末な設計だ。原発事故が電源が地下にあった事から問題になったのに未だにこのような設計がまかり通ることが不思議だ。
JR日立駅は海側に「天空の回廊」が設けられている。(写真:B14)
天空テラスにて(写真:B15)
最後は水戸駅近くの店「環翠(かんすい)」という小さな店に行く。100年以上の伝統ある店だそうだ。
ここでもまたまた「あんこう鍋」のコースを食べる。突き出し(写真:B16)
刺身(写真:B17)友酢(写真:B18)
友酢とは鮟肝を溶かした出汁を使って、鮟鱇のあらゆる部位を茹でて食べるというもの。
骨以外が全て出された。
あんこうの唐揚げ(写真:B19)
鮟肝(写真:B20)
いよいよ鍋の具材だ。(写真:B21)
(写真:B22)
(写真:B23)
満腹でした。