「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「PERFECT DAYS」(TCシャンテにて)私的評価★★★★(今年97作目)
清掃員の中年男性の毎日をただただ描く。彼は無口なので表情でのみ感情の変化が読み取れる。一体日常とは何なのかを周囲の人間関係から問う。カンヌ主演男優賞受賞作。

「ファースト・カウ」(TCシャンテにて)私的評価★★★(今年98作目)
西部開拓時代のオレゴン州。集まった人たちはビーバーの毛皮を狙っている連中だ。ヨーロッパの貴婦人たちが使うためのビーバー狩りなのだ。そんな中で二人の男は牧場の牛から密かにミルクを絞り取りケーキを作り売り出した。これが馬鹿売れになった。しかし元ネタと言えば他人の牛からのミルクだ。やがてバレて追われる立場になるのだが。

12月2日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「PERFECT DAYS」「ファースト・カウ」「枯れ葉」「ハンガーゲーム0」「ブルーパック あの海を見ていた」「ラ・メゾン 小説家と娼婦」「サンクスギビング」が紹介されていました。

また、12月22日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「PERFECT DAYS」「TALK TO ME」「宝くじの不時着」「サンクスギビング」「ムーミンパパの思い出」「ラ・メゾン 小説家と娼婦」「ハンガーゲーム0」「ブルバック あの海を見ていた」「99%いつも曇り」「阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}「窓ぎわのトットちゃん」「PERFECT DAYS」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇。
寿初春大歌舞伎昼の部「常辰歳歌舞伎」と「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」を観劇予定。
一月大歌舞伎「平家女護嶋」(新橋演舞場にて)を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州と今年4度目の釧路へ、更に11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、更に再び福岡と佐賀へ行き、そして4S会で北茨城に行きました。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「押し込み大名」(倉阪 鬼一郎 著)コミック文庫 私的批評眼★★★(今年184作目)「剣豪与力と鬼長官」シリーズ第2弾

「角なき蝸牛」(小杉 健治 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年185作目)「其角忠臣蔵異聞」シリーズ第4弾