「ポンペイ特別展」

「J  REPORT 2022 2月第1週号」 
「リタイアメント・ノート 12年8ヶ月目」
「VOL.1249 SINCE AUG.12th、1983」
「ポンペイ特別展」
上野の東京国立博物館で開催中の「ポンペイ特別展」は、「ナポリ国立考古学博物館」の至宝150点が一挙集結し公開されている。貴重なものばかりだ。私はナポリには2度、ポンペイにも1度訪れたことがあるが、今回の内容は我々観光客が決して目にすることがないものばかりだった。
西暦後79年、数日前から火山性地震が感じられていたというが、それは突然やってきた。当時の人たちの食事は朝はなく昼と夜の2回だけだったというから、多分昼の食事時だったのだろうが、ナポリの南にあるヴェスヴィオ山が大爆発を起こし火砕流が瞬時に南のポンペイを襲った。人口約1万人、ローマ帝国の植民地だったポンペイは一瞬にして地獄と化した。豊かな生活を甘受していたポンペイ。当時は大邸宅でなければ自宅で食事などしない。皆が料理屋か煮売り屋かパン屋での外食だったし、労働力は基本奴隷たちだった。当時の奴隷は決して近世の奴隷とは違い、例えばローマの人たちの家庭教師と言えばギリシャ人の奴隷だった。奴隷たちはお金を貯めれば自由を買うことも出来た。
それでは至宝の数々を見ていこう。平成館前の看板。(写真:B1)
「炭化したキビ、イチジク、干しブドウ、パン」(写真:B2)
絵は屋敷の壁や床に描かれていたもので、大半がフラスコ画かモザイクで出来ていた。モザイクは小さいのは数ミリ、大きいのは数センチの立方体で出来ていた。
「果物のある静物」(フレスコ)(写真:B3)
「雄鶏とカボチャ」(フレスコ)(写真:B4)
「パン屋の店先」(フレスコ)(写真:B5)
「金庫」(ブロンズ=よほどの金持ちか?凄い重量だ。)(写真:B6)
「ヘルマ柱型肖像」(大理石、ブロンズ)(写真:B7)
(写真:B8)
「エメラルドと真珠母貝のネックレス」(写真:B9)
「賃貸広告文」(ストウッコ)(写真:B10)
「エクマキア像」(大理石)(写真:B11)
「書字板を尖筆を持つ女性のネックレス」(フレスコ)(写真:B12)
「エピクロスの胸像」(ブロンズ)(写真:B13)
「哲学者たち」(モザイク)(写真:B14)
「マケドニアの王子と哲学者」(フレスコ)(写真:B15)
「ライオン形、3本脚モザイク天板テーブル」(写真:B16)
「ブドウ摘を表した小アシフォラ」(カメオ、ガラス)(写真:B17)
「金のランプ」(写真:B18)
「黒曜石の杯」(写真:B19)
「ビキニのウェヌス」(大理石)(写真:B20)
(写真:B21)
(写真:B22)
「パレード用の兜」(写真:B23)
「円形闘技場の乱闘」(フレスコ)(写真:B24)
「辻音楽師」(フレスコ)(写真:B25)
「俳優(悲劇の若者役)」(モザイク)(写真:B26)
「俳優(女性役、おそらく遊女)」(写真:B27)
「ポシュクトレイス(槍を持つ人)」(大理石)(写真:B28)
「フォルムの日常風景」(フレスコ)(写真:B29)
「アウグストゥスの胸像」(ブロンズ)(写真:B30)
「水道のバルブ」(青銅製)(写真:B31)
「ライオン頭部形の吐水口」(写真:B32)
「擬アルカイックのアポロ」(大理石)(写真:B33)
「食卓のヘラクレス」(ブロンズ)(写真:B34)
「女性犠牲者の石膏像」(写真:B35)
「バックスとヴェスヴィオ山」(フレスコ)(写真:B36)
「ポンペイ展」(写真:B37)
「猛犬注意」家の入り口の床に書かれている。(モザイク)(写真:B38)
「アレクサンドロス大王のモザイク」(写真:B39)
(写真:B40)
(写真:B41)
「ナイル川風景」(モザイク)(写真:B42)
(写真:B43)
「踊るファウヌス」(モザイク)(写真:B44)
「ヘビ形ブレスレッド」(写真:B45)
「イセエビとタコの戦い」(写真:B46)
「ネコとカモ」(モザイク)(写真:B47)
「スフィンクスのテーブル脚」(大理石)(写真:B48)
「葉綱と悲劇の仮面」(モザイク)(写真:B49)
「犬と猪」(ブロンズ)(写真:B50)
「ヘビ形噴水」(ブロンズ)(写真:B51)
「ライオン」(ブロンズ)(写真:B52)
「鹿」(ブロンズ)(写真:B53)
「円形火鉢」(ブロンズ)(写真:B54)
「竪琴を弾くアポロ」(ブロンズ)(写真:B55)
「祭壇」(写真:B56)
「犬(猛犬注意)の床の実物」(モザイク)(写真:B57)
「ユピテルとユノの聖婚」(フレスコ)(写真:B58)
「ブリセイスの引き渡し」(フレスコ)(写真:B59)
「イフィゲネイアの犠牲」(フレスコ)(写真:B60)
「ぺプロスを着た女性(踊り子)」(ブロンズ)(写真:B61)
「ポンペイの写真」(写真:B62)
「ヒョウを抱くパッカス」(大理石))(写真:B63)
「ぺプロス(ペプロフォロス)」(ブロンズ)(写真:B64)
「綱渡りのサチェロス」(大理石)(写真:B65)
いやあ、凄いものばかりですが、18世紀から始められた発掘は、今もなお続いています。どんな宝物が現れるやら。2000年の時空を超えた想像を絶する世界でした。
観光で訪れた時は街並みや市場、道路等々は見たものの、博物館的なものは全く見ることが出来ず、今回の特別展の有難さを痛感しました。是非ご覧ください。お勧めです。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「シルクロード.COM 史上最大の闇サイト」(HTC有楽町にて)私的評価★★★(今年8作品目)
アメリカで起きた実話だ。2012年匿名でネット上にて何でも買い物ができるシステムを立ち上げた男が作ったアカウント名が「シルクロード」。麻薬を売りさばき大もうけをする。一方、警察の麻薬対策部門から落ちこぼれたベテラン刑事は左遷されてネット対策部門へと。刑事は名誉回復と現役復帰を願い囮捜査を仕掛けるが、逆に犯罪の世界に嵌ってしまう。犯罪者と刑事、やがて立場は同じになってしまう。若造の上司に仕える刑事の姿に人は何を感じるか?

「コーダ あいのうた」(UC豊洲にて)私的評価★★★★(今年9作品目)
聾啞者の家族がいた。漁師をしていたが、娘だけは健聴者だった。その彼女は歌の才能があった。しかし家族は音が聞こえないし言葉を話せない。そんな家族を襲った不幸を如何にして乗り越えるのか。感動の作品でした。

「梅切らぬバカ」(シネスイッチ銀座にて)私的評価★★★(今年10作品目)
自閉症の息子を抱える母親との二人きりの生活から見える人の親切と優しさが垣間見える。

「ハウス・オブ・グッチ」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年11作品目)
1978年から約30年に亙るグッチ家の内紛を描く。ほぼ事実のお話しです。

1月28日付け日経平「シネマ万華鏡」は、「フレンチ・ディスパッチ」が4つ星、「ダムネーション 天罰」が4つ星、「ファミリー・ネスト」が5つ星、「名付けようのない踊り」が4つ星、「きみは愛せ」が4つ星、「麻稀のいる世界」が4つ星、「テレビで会えない芸人」が3つ星、「前科者」が3つ星、「誰かの花」が3つ星、「クレッシェント 音楽の架け橋」が3つ星、「ロック・フィールド 仮説の音楽スタジオ」が3つ星、「ノイズ」が2つ星、「アダムズ・ファミリー2」が2つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇予定。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡は博多に行きました。
1月に札幌と富山にいく予定。
2月に網走に流氷を見に行く予定。
5月にハワイに行く予定。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「金蔵破り」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年22冊目)「隠密船頭」シリーズ第8弾

「いい湯じゃのう」(風野 真知雄 著)PHP文芸文庫 私的批評眼★★★(今年23冊目)「お庭番とくノ一」シリーズ第1弾

「服部半蔵の犬」(風野 真知雄 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年24冊目)「奇剣三社竜 望月龍之進」シリーズ第2弾

「那須与一の馬」(風野 真知雄 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年25冊目)「奇剣三社竜 望月龍之進」シリーズ第3弾

「無念の一太刀」(佐々木 裕一 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年26冊目)「新・浪人若さま新見左近」シリーズ第9弾

「情けの背中」(鈴木 英治 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年27冊目)「父子十手捕物日記」シリーズ第11弾

「駆け落ちの罠」(喜安 幸夫 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年28冊目)「新・木戸番影始末」シリーズ第3弾

「覚悟の算盤」(千野 隆司 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年29冊目)「湯屋のお助け人」シリーズ第3弾

「旅暦回顧録 ウズベキスタン編」

「旅暦回顧録 第39話 ウズベキスタン編」
2015年4月にメキシコに行った。メキシコには日本の自動車メーカーの進出があり、直行便が出来ていた。メキシコシティの中心街の建物。(写真:A1)

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各地にマヤ文明の遺跡がある。(写真:A2)
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メキシコはキリスト教徒の国だ。(写真:A3)
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あちこちにピラミッドがあるのが特徴かな?(写真:A4)
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(写真:A5)
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国立博物館には多数の遺跡があった。ここは絶対に観るべき施設だが、大き過ぎて回り切れない。(写真:A6)
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(写真:A7)

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(写真:A8)
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こちらもピラミッド。大きい。(写真:A9)
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(写真:A10)
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面白いものがあった。深い穴の底に水があり、人々が泳いでいた。(写真:A11)
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ユカタン半島のカンクンというメキシコ湾とカリブ海の境にある観光地だ。(写真:A11)
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太陽の国ですね。兎に角、遺跡の旅でした。
また地元ガイド曰く、警察官の80%は汚職をしていると言っていました。

「旅暦 北海道は札幌へ」

「旅暦 第99話」
「北海道は札幌へ」
コロナ禍、北海道には昨年7月の釧路以来の訪問だった。札幌には数年振りかな?
羽田から乗るのは「AIR DO」の機体に乗務員。ANAとのコードシェア便だ。(写真:C1)
B737-700は乗客数144席だが、ほぼ3割程度の搭乗率だろうか。工業都市「苫小牧」上空だ。(写真:C2)
「薄野」の交差点で写真撮影。(写真:C3)
(写真:C4)
(写真:C5)
プランタン跡では古いビルが解体され新しいビルの建設が始まっていた。(写真:C6)
目的地は「割烹 いちふじ」。板前料理と唱っている。(写真:C16)
まだ開店前だったが、無理を言って入れてもらった。この店に始めてきたのは今から25年ほど前だ。現JFEの支店長さんの行きつけの店で連れて来られたのが切っ掛けだった。それから数年おきに来ている勘定だ。
カウンター前のケースには蟹がたくさん入っている。勿論電気式ではなく、氷入りだ。これだと品物が乾燥しない。(写真:C8)
見事な眺めだ。まずは「先付け」(写真:C7)
板前さんにお願いしたのは「ホタテ」と「蟹甲羅揚げ」を入れてください。後はお任せしますから、美味しい物を食べさせてくださいということだった。
そして出てきたのは「タラバ蟹」に「毛蟹」だ。いやあ、素晴らしい姿だ。もう齧り付くしかない。(写真:C9)
北海道の美味さが詰まっている蟹だ。今が正に盛りの出来だ。
「刺身盛り合わせ」(写真:C10)
鮑、烏賊、ホタテ、白身、海老、鯖、大トロ等々だ。追加で「雲丹」が出てきた。(写真:C11)
北海道の海を堪能する味ばかりだ。もう堪らないと思っていたら、メインが出てきた。「蟹甲羅揚げ」だ。(写真:C12)
甲羅に蟹の身を詰めて揚げたものだが、ボリューム満点だし、味も抜群だ。ほぼお腹は7-8分目だ。
更に「ホッケとシシャモの焼き物」(写真:C13)
脂が乗っていて東京では食べられそうにないフレッシュさだ。
完璧に打ちのめされたのは「キンキの煮物」だった。(写真:C14)
いやあ、多過ぎる。もう食べられない。板前さんとは色々と会話しながら食べていたが、ご飯を勧められたが、流石に遠慮した。これ以上は無理だ。店の大将がやってきてお茶漬けを勧めてくれたが、低調に断った。それでも「デザート」で果物がいっぱい出て来た。(写真:C15)
北海道を堪能したし、冬の北海道を味わい尽くした。これで何と@17300円でした。また来てくださいという言葉に送られて店を出た。暖かくいなったらまた来よう。
今年は雪が多く除雪も間に合わないということで、来た時に歩道で滑りそうになったので、札幌駅までタクシーを拾った。運転手さんが話し好きでラーメンの話しになった。「すみれ」「純連」が札幌一だという。同じ兄弟がやっている有名店で、醤油や味噌味のスープの上に脂ぎとぎの幕があるのだ。その脂により下のスープの温度が下がらないのがいいという人と、熱くて嫌だという人に分かれるという。まあ、すみれやれ純連で修業した人たちが同じようなラーメンの店を出し成功しているという。ラーメンは日本の国民食だから激戦地札幌でも競争は激しいらしい。今一番人気は「麵屋 彩未」だという。私にとってはラーメンは危険因子の詰まった食べ物なので、聞くだけにしておいた。
そして電車で新千歳空港に戻り、夜9時の便で帰京した。11時近くになっていたので羽田空港からはタクシーで帰宅し、料金は7100円でした。

「牛タンの利久」

「手前勝手世界食物語、第614話」
「牛タンの利久」
昭和40年代の仙台には「牛タン焼き」という料理があった。いつも行く店は国分町の三越の裏の「太助」だった。厚切りの牛タンを豪快に焼く店で、仙台一の味だと思っていた。ところが東京に転勤してきて青山の紀伊国屋に行ったら、牛タンはあったが、タンシチュー用の牛タンだった。そこで紀伊国屋の人に薄切りにしてもらい、自宅で牛タン焼きにして食べたことを思い出した。
その後、太助は姉が全国展開し、弟は老舗の暖簾を守るという具合に道を分かれていった。その隙間を狙って伸びたのが「利久」なのだろう。今では仙台一の牛タンは利久だというようだ。
そんな利久も都内に数件あるが、東急プラザ銀座店にある利久に久し振りに行った。値段も質もかなり悪くなっていた。価格は8枚きりで2900円だし、牛タンも薄くなって且つ小さくなっていた。(写真:利久の牛タン)
牛タンの上がりの影響なのだろうか?
まあ麦飯にとろろを掛けてそれなりに美味しくは食べました。牛タンの値上がりはいつまで続くのだろうか?
以上、寒中の寒さの東京から勢古口がお送りしました。

「旅暦再開します。博多の旅」

「J  REPORT 2022 1月第4週号」 
「リタイアメント・ノート 12年7ヶ月目」
「VOL.1248 SINCE AUG.12th、1983」
「旅暦98回目」
「旅暦再開します。博多の旅」
コロナ禍、旅も出来なかった鬱憤を晴らそうと思い動き出した私。昨年の7月に釧路を訪れて以来の国内旅行へと旅立った。羽田のANAラウンジでまず一休み。ガラガラですね。(写真:B1)
(写真:B2)
B787の機内の搭乗率はざっと見て10%以下だ。これでは採算に合わないだろう。でも運航するしか仕方がないのが実情なのだろう。
福岡空港は日本一都心に近い便利な空港だ。博多駅まで地下鉄で二駅。天神までも10分程度で行ける。
いやあ、驚いた博多の街は建築ラッシュだった。天神を中心にして新しいビルがあちこちに建てられつつあった。エネルギッシュな街だ。
今回の目的の一つは博多名物「よし田の鯛茶」を食べること。天神の店が入っていたビルが建設中なので一時的に場所を移して営業していた。(写真:B3)
開店と同時に入ったのだが、「満席です」と断られた。えっと驚く私。やはり予約してくるべきだったと諦め掛けたが、「鯛茶だけでは駄目ですよ」と言われたので、「勿論烏賊刺しに鯛茶でお願いします」というと、3階の係と交渉して漸く了解を貰い、席に着く。注文を「烏賊刺し」と「鯛茶」と言うと、「烏賊は大きくて5000円ですが、いいですか?」と言われたが、問題なしと回答した。テーブルの上もしゃれている。器は有田焼だ。(写真:B4)
さて、ご主人が烏賊刺しを運んできた。「小さいのがありました」ということでちょっと小振りの烏賊が出てきた。(写真:B5)
博多の魚市場の魚の6割は長崎県産で、福岡県産は3割、残りは他県だという。玄界灘に五島の海と魚介類の宝庫に囲まれている博多。今回の烏賊は平戸産ということだった。美しい透明度と新鮮さが売り物の烏賊刺しだ。ゲソは天麩羅にしてもらった。(写真:B6)
メニューは変わらない。(写真:B7)
さあ、本命の鯛茶だ。(写真:B8)
まずは鯛の刺身をそのまま食べる。次が刺身をご飯に乗せて食べる。最後は鯛と出汁にお茶を掛けて食べる。(写真:B9)
食べ合わせが抜群だ。実に美味い。これならばご飯が何杯でも食べられるが、次の店があるので、一膳で我慢する。
満足、満腹でした。お勘定する時に聞いたら、小さい烏賊だったので、3600円だとのことだった。鯛茶が1200円。税込みで@5280円でした。他の席を見てみると数人で来ているので、烏賊刺しは大型のもので、あれならば5000円はするだろうなと納得しました。
そして赤坂の「焼き肉・もつ鍋 よしむら」に行く。元々は出身地の佐賀県七山を店の名前にしていたが、その店は若い者に売り、赤坂で店を出した時に「よしむら」に変えていた。この店とは22年の付き合いだ。しかし残念ながらマスターは昨年亡くなっていた。ご冥福を祈り、般若心経を唱えた。ママさんとは同年代だが、まだまだ頑張っていた。腹は既にほぼ満杯なのだが、お付き合いで名物の「もつ鍋」を頼んだ。(写真:B10)
(写真:B11)
その日は満月だった。(写真:B12)
ホテルは赤坂に昨年3月にできたばかりの「ホテルJALCITY FUKUOKA TENJIN」にしたが、新しいだけでなく勿論きれいだし広いし、設備も整っていて、今後定宿にしようと思っている。地下鉄の駅から2分ほどだし、バス停も目の前だから、便利だ。また安い。一泊一人4379円でした。
翌朝、福岡空港から帰る。ラウンジからの眺め。(写真:B13)
今回の旅だが、ANAのマイルが貯まっていたのを使っての旅なので、実質は地下鉄代とバス代だけだった。当分マイル使いの旅を続けるつもりだ。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「スティルウォーター」(TCシャンテにて)私的評価★★★★(今年5作品目)
オクラホマ州の田舎町スティルウォーターからフランスはマルセーユに留学した娘が地元でルームメートを殺したとして実刑に。無実を信じる父親は現地での捜査を独力で行うが、次第に全体像が見えてくる。しかしそれは真実なのか?父と娘の信頼関係は?不思議な映画でした。

「コンフィデンスマンJP 英雄編」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年6作品目)
「ダー子」「ぼくちゃん」「チャーリー」の3人は最後の勝負として地中海のマルタ共和国で「古代遺物」を巡っての騙し合い、奪い合い、裏切り合いを行うのだが、出て来る相手はことごとく詐欺師たちだった。誰が真実で正義は何なのか?全く分かりません。

「ブラック・ボックス 音声分析捜査」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年7作品目)
新型航空機が墜落し300人余が死んだ。回収されたブラック・ボックスから読み取られた結果はイスラムのテロだった。しかし、事故調査官はそれに疑問を持ち音声の再生を何度も行う。その内にテロではなく、期待に何らかの不備があり墜落したと推測するようになる。航空業界の暗部を描く。

1月21日付け日経平「シネマ万華鏡」は、「コーダ あいのうた」が5つ星、「声もなく」が4つ星、「さがす」が4つ星、「三度目の、正直」が4つ星、「ライダーズ・オブ・ジャスティス」が4つ星、「シルクロード。COM 史上最大の闇サイト」が3つ星、「ブラック・ボックス 音声分析捜査」が3つ星、「桃源郷的娘」が3つ星、「でったかくなっちゃ赤い子犬 僕はクリフォード」が3つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇予定。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡は博多に行きました。
2月に網走に流氷を見に行く予定。
5月にハワイに行く予定。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「異変ありや」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年12冊目)「空也十番勝負」シリーズ第6弾

「光と風の国で」(倉阪 鬼一郎 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年13冊目)「お江戸甘味処谷中はつねや」シリーズ第4弾

「あんの夢」(柴田 よしき 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年14冊目)「お勝手のあん」シリーズ第5弾

「曰窓」(坂岡 真 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年15冊目)「照れ降れ長屋風聞帖」シリーズ第17弾

「鼠小僧治郎吉編」(神楽阪 淳 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年16冊目)「うちの旦那が甘ちゃんで」シリーズ第11弾

「警告 上&下」(マイクル・コナリー 著)講談社文庫 私的批評眼★★★★(今年17&18冊目)

「開戦」(上田 秀人 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年19冊目)「惣目付臨検仕る」シリーズ第3弾

「浪人奉行 十二ノ巻」(稲葉 稔 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年20冊目)「同」シリーズ第12弾

「隠し絵」(小杉 健治 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★★(今年21冊目)「風列廻り与力青柳剣一郎」シリーズ第56弾

「旅暦回顧録 ウズベキスタン編」

「旅暦回顧録 第39話 ウズベキスタン編」
2015年5月にウズベキスタンに行った。驚いたことに成田から直行便が出ていた。
「・・・スタン」という国名の国はイスラム系の国々だ。ここは「シルクロード」の時代の重要な交通の要衝だった。(写真:A5)

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東西の文化が入り混じっているところだ。首都のタシュケントの市場だ。(写真:A1)
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(写真:A2)
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タシュケント駅だ。(写真:A3)
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市民生活にはもちろん車も使われているが、馬もロバも使われていた。
戦時中の日本人墓地があった。ソ連によりシベリアに抑留された日本人捕虜たちがここまで連れて来られ、働かされ死んでいった場所だ。(写真:A4)
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こんなユーラシア大陸の奥まで連れて来られていたのだった。
モスクがあちこちにある。(写真:A6)
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(写真:A7)
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(写真:A8)
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内部の美しさ。(写真:A9)
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結婚式が行われようとしていた。(写真:A10)
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民族舞踊だ。(写真:A11)
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大きな城壁だ。(写真:A12)
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立派で美しく大きな建物が3つある。これがイスラムの基本だ。まずは「モスク」、そして「神学校」、さらに旅人用の「商人宿」。これらが相まって彼らの文化を築いている。(写真:A13)
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(写真:A14)
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(写真:A15)
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(写真:A16)
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バザールにて。(写真:A17)
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英雄の像だ。(写真:A18)
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貧しくも慎ましく暮らすウズベキスタンでしたが、丁度大統領選挙中で規制が厳しかった。やはり独裁的な体制のようでした。

「壽 新春大歌舞伎」

「新作歌舞伎 プペル~天明の護美人間~原作・脚本「西野亮廣」、演出・振付「藤間勘十郎」(写真:新橋演舞場)
主演は市川海老蔵、「はる」役は長男堀越勧玄。時は天明の世。浅間山の大噴火をきっかけにもう何年も黒い雲に覆われ続ける江戸の町。そんなある日、ゴミから生まれた「ゴミ人間プペル」と屋根噴き少年の「はる」が出会い、空の雲を一層しようとするが、大人たちはそんなことは信じない。(写真:プペル)
だがそんな異端のぺプルを信じて戦うのが「はる」だった。カーテンコールが7回起こりました。凄い拍手でした。

「壽 新春大歌舞伎」(写真:K1)
「春の寿 三番叟・萬歳」
三番叟は翁(中村梅玉)、三番叟(中村芝じゃく)、千歳(中村魁春)の踊りで初春を祝う。
萬歳は大和万歳の発展系だ。
(写真:K2)
(写真:K3)
「艪清の夢」新玉の笑いで寿ぐ
妻と借金取りから逃げてきた艪屋清吉(松本幸四郎)が、疲れ果てて寝ていると、夢で見た物語が描かれる。現生ではお金に追われ、夢ではお金が纏わりつくという真逆のお話しでした。

「今年最初の満月」
18日は今年最初の満月だった。(写真:満月)
小さい満月だったようだ。
そして翌日の空の月は十六夜の月だった。(写真:十六夜)
20日は愛犬が亡くなって七日目だ。本当に彼女の19年は幸せだったのか?彼女が生きた19年は本当に良かったのか?今でも心配だ。特にこの数年は私との一人一匹の生活だったが、不満だったのか?思い出す度に涙が出て来る。もういない愛犬に黙祷。悲しいなあ。

「再びの北京ガォヤーテン銀座店」

「手前勝手世界食物語、第613話」
「再びの北京ガォヤーテン銀座店」
銀座3丁目、「ティファニー」の隣のビルにあるのがこの店。120分食べ放題+ソフトドリンク飲み放題で@3980円だから結構人気がある。驚くのは中国人の客が多いことだ。
勿論一番人気は北京ダックだ。(写真:S1)
頼んだのは、「きくらげと青菜野菜の炒め物」(写真:S2)
「海老の湯引き」これが二番人気かな?中国人は必ず食べる。(写真:S3)
「北京ダック」勿論これが一番だ。(写真:S4)
「ピータン豆腐」(写真:S5)
「鶏と野菜の辛味炒め」(写真:S6)
「豆苗炒め」(写真:S7)
「麻婆茄子」(写真:S8)
まあこれだけ食べればいいだろう。お腹一杯でした。
場所柄リーズナブルとは言いにくいが、まあ他の店の値段から考えれば、妥当だと言えよう。美味しかったです。
以上、大寒を迎え寒さが厳しい東京から勢古口がお送りしました。