「旅暦再開します。博多の旅」

「J  REPORT 2022 1月第4週号」 
「リタイアメント・ノート 12年7ヶ月目」
「VOL.1248 SINCE AUG.12th、1983」
「旅暦98回目」
「旅暦再開します。博多の旅」
コロナ禍、旅も出来なかった鬱憤を晴らそうと思い動き出した私。昨年の7月に釧路を訪れて以来の国内旅行へと旅立った。羽田のANAラウンジでまず一休み。ガラガラですね。(写真:B1)
(写真:B2)
B787の機内の搭乗率はざっと見て10%以下だ。これでは採算に合わないだろう。でも運航するしか仕方がないのが実情なのだろう。
福岡空港は日本一都心に近い便利な空港だ。博多駅まで地下鉄で二駅。天神までも10分程度で行ける。
いやあ、驚いた博多の街は建築ラッシュだった。天神を中心にして新しいビルがあちこちに建てられつつあった。エネルギッシュな街だ。
今回の目的の一つは博多名物「よし田の鯛茶」を食べること。天神の店が入っていたビルが建設中なので一時的に場所を移して営業していた。(写真:B3)
開店と同時に入ったのだが、「満席です」と断られた。えっと驚く私。やはり予約してくるべきだったと諦め掛けたが、「鯛茶だけでは駄目ですよ」と言われたので、「勿論烏賊刺しに鯛茶でお願いします」というと、3階の係と交渉して漸く了解を貰い、席に着く。注文を「烏賊刺し」と「鯛茶」と言うと、「烏賊は大きくて5000円ですが、いいですか?」と言われたが、問題なしと回答した。テーブルの上もしゃれている。器は有田焼だ。(写真:B4)
さて、ご主人が烏賊刺しを運んできた。「小さいのがありました」ということでちょっと小振りの烏賊が出てきた。(写真:B5)
博多の魚市場の魚の6割は長崎県産で、福岡県産は3割、残りは他県だという。玄界灘に五島の海と魚介類の宝庫に囲まれている博多。今回の烏賊は平戸産ということだった。美しい透明度と新鮮さが売り物の烏賊刺しだ。ゲソは天麩羅にしてもらった。(写真:B6)
メニューは変わらない。(写真:B7)
さあ、本命の鯛茶だ。(写真:B8)
まずは鯛の刺身をそのまま食べる。次が刺身をご飯に乗せて食べる。最後は鯛と出汁にお茶を掛けて食べる。(写真:B9)
食べ合わせが抜群だ。実に美味い。これならばご飯が何杯でも食べられるが、次の店があるので、一膳で我慢する。
満足、満腹でした。お勘定する時に聞いたら、小さい烏賊だったので、3600円だとのことだった。鯛茶が1200円。税込みで@5280円でした。他の席を見てみると数人で来ているので、烏賊刺しは大型のもので、あれならば5000円はするだろうなと納得しました。
そして赤坂の「焼き肉・もつ鍋 よしむら」に行く。元々は出身地の佐賀県七山を店の名前にしていたが、その店は若い者に売り、赤坂で店を出した時に「よしむら」に変えていた。この店とは22年の付き合いだ。しかし残念ながらマスターは昨年亡くなっていた。ご冥福を祈り、般若心経を唱えた。ママさんとは同年代だが、まだまだ頑張っていた。腹は既にほぼ満杯なのだが、お付き合いで名物の「もつ鍋」を頼んだ。(写真:B10)
(写真:B11)
その日は満月だった。(写真:B12)
ホテルは赤坂に昨年3月にできたばかりの「ホテルJALCITY FUKUOKA TENJIN」にしたが、新しいだけでなく勿論きれいだし広いし、設備も整っていて、今後定宿にしようと思っている。地下鉄の駅から2分ほどだし、バス停も目の前だから、便利だ。また安い。一泊一人4379円でした。
翌朝、福岡空港から帰る。ラウンジからの眺め。(写真:B13)
今回の旅だが、ANAのマイルが貯まっていたのを使っての旅なので、実質は地下鉄代とバス代だけだった。当分マイル使いの旅を続けるつもりだ。