「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「フォーエバー・パージ」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年44作品目)
極右と白人至上主義者が政権を取ったアメリカ。不満の捌け口として12時間どんな犯罪をしても許可するという「パージ」を実施した。普通の庶民は自宅に厳重な扉を設けて避難した。しかし12時間経っても殺害は終わらなかった。一方メキシコのマフィアから逃れてアメリカに来ていたメキシコ人夫婦は助けた白人の農場主らと共にメキシコに逃げようとするが、白人の人種差別主義者に追われる。果たして彼らの運命は?とにかく怖い映画でした。

「ワンセカンド 永遠の24フレーム」(TCシャンテにて)私的評価★★★(今年45作品目)
1964年の中国は西域の砂漠地帯。刑務所から脱走した男が向かったのは映画の上映会。ニュースフィルムに幼くして分かれた娘の姿があると知らされ、それを観るためだけに逃げてきた男。しかしフィルムは途中で見知らぬ少女に奪われ、挙句泥まみれになってしまう。たった一秒しか映っていない娘。果たして男は娘の姿をフィルムから見つけ出せるのか?考えさせられる映画だ。

5月27日付け読売新聞夕刊の「CINEMA」には、「シング・ア・ソング」、「帰らない日曜日」、「トップガン マーヴェリック」、「犬王」、「冬薔薇」が紹介されていました。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体「ザ・バットマン」「林檎とポラロイド」「ガンパウダー・ミルクシェイク」「オートクチュール」「ナイトメア・アリー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「名探偵コナン ハロウィーンの花嫁」「親愛なる同志たちへ」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。
2022年アカデミー賞でドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」&「義経千本桜 渡海屋大物浦」。
3月大歌舞伎第2部を観劇。「河内山」&「芝浜革財布」
4月大歌舞伎第2部を観劇。「荒川の佐吉」&「義経千本桜」
5月大歌舞伎第2部を観劇。「暫」&「土蜘」。
6月大歌舞伎第2部を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本、長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、3月に北海道・釧路、そして石川・橋立、4月は札幌に、信州(松本、長野)と東北(米沢)に行きました。
また6月には宮古島、7月には長崎と、釧路で避暑、そして10月には高松に行く予定。
また海外には8月、11月にハワイに行く予定です。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「死してなお」(坂岡 真 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年118冊目)「はぐれ又兵衛例繰方」シリーズ第5弾

「狐祝言」(芝村 涼也 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年119冊目)「北の御番所 反骨日記」シリーズ第4弾

「出世商人五」(千野 隆司 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年120冊目)「同」シリーズ第5弾

「さまよう人」(鈴木 英治 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年121冊目)「父子十手捕物日記」シリーズ第13弾

「死闘七剣士」(倉阪 鬼一郎 著)コミック・時代文庫 私的批評眼★★★(今年122冊目)「人情めし江戸屋」シリーズ第3弾

「待宵の芒舟」(千野 隆司 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年123冊目)「湯屋のお助け人」シリーズ4弾

「風に訊け」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年124冊目)「空也十番勝負」シリーズ7弾

「金の妬心」(上田 秀人 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年125冊目)「日雇い浪人生活録」シリーズ13弾

「後家の一念」(井川 香四郎 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年126冊目)「くらがり同心裁許帳」シリーズ3弾