「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「JFK/新証言 知られざる陰謀」(HTC有楽町にて)私的評価★★★★★(今年87作目)
1963年11月22日、日米で通信衛星によるテレビ中継が始まったその日の最初のニュースは、史上最年少で大統領になったケネディ暗殺だった。中学3年生だった私にとって10代での一番ショックなニュースだった。全編ドキュメンタリーで構成された映画。2029年まで公開されないという極秘資料を議会は公開に踏み切る。そこから現れたのは真実だった。ケネディには後ろから2発、前方から1発の銃弾が当たっていた。これはオズワルド単独犯ではなしえないことだ。史上最年少で大統領になった彼は、コンゴの民主化、ベトナムからの米軍撤退、キューバへの侵攻は亡命キューバ人のみで行うこと等を矢継ぎ早に打ち出した。これがCIAと一部の軍部の反発をかったといえる。その結果、ケネディを抹殺しようとする動きになったものと考えられる。
今年ははっきり言ってよい映画が少なかったが、この映画は今年最高の映画と言えよう。
11月24日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「ナポレオン」「メンゲレと私」「首」「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」「春の画 SHUNGA」「ロスト・フライト」「シチリア・サマー」「めためた」「ディス・マジック・モーメント」が紹介されていました。

また、11月17日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「リアリティ」「1%の風景」「東京遭難」「マーベルズ」「モナ・リザ アンド ザ ブラックムーン」「スラムドッグ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」「曖昧な楽園」「メカバース・少年とロボット」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」{私がやりました}

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇。
十二月大歌舞伎第2部「爪王」と「俵屋玄蕃」を観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、更に福岡佐賀に行き、10月には北東北の紅葉へ、11月は南九州に行きました。
11月は更に今年三度目の釧路へ1週間行きます。11月末から12月にかけて山形、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、12月は更に再び福岡と佐賀へ、そして4S会で北茨城と岩手陸前髙田にも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「成り上がり弐吉札差帖」(千野 隆司 著)角川文庫 私的批評眼★★★★(今年168作目)「同」シリーズ第1弾

「土下座禁止令」(伊藤 尋也 著)小学館文庫 私的批評眼★★★(今年169作目)「土下座奉行」シリーズ第2弾

「夫には殺し屋なのは内緒です」(神楽坂 淳 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年170作目)「同」シリーズ第1弾