「手前勝手世界食物語、第273話」

「花折の鯖鮨」
またまた京都の「花折」から葉書が来た。「日本橋高島屋」の全国名物の会に出店するという。最終日に行ってきた。一番大きい4千数百円もするのを買い求めた。半年かその位の割合で東京でテンポラリーな出店をすると必ず葉書が来る。この店の「鯖の鮨」は本当に美味しい。肉厚の「鯖」が塩と昆布で〆られて棒鮨になっている。堪らない美味しさ。これを私は自宅で「海苔」で包んで醤油に漬けて食べる。鯖がなんともいえない美味しさだ。昔から「鯖街道」と呼ばれる道で日本海に上がった鯖を京都まで運ぶのだが、その終着駅が京都の店だった訳だ。鯖は人々に担がれて急ぎ足で運ばれたのだろうと想像すると益々美味しそうに感じてしまう。鯖の鮨はあちらこちらにあるが、やはり「花折」のが一番美味しいと思う私でした。先日訪れた佐賀県の「まねき鮨」でも鯖ばかり食べていました。
以上、勢古口が秋の東京からお送りしました。

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