「北の大地への旅、札幌編」

「J  REPORT 2017 2月第3週号」
「リタイアメント・ノート 8年8ヶ月目」
「VOL。989号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com

「旅暦71、北の大地への旅、札幌編」
昨年9月に3S会で訪れた北の大地にまたまたやってきた。一面白銀の世界への旅。全日空のボーイング777-200は7割程度の埋まり具合だろうか。まあ驚いたことに中国人や台湾人、そして韓国人の多いこと多いこと。どこへ行ってもアジア系外国人ばかりだ。まずJR快速エアポート号も半数以上は中国人のようだ。大きなスーツケースを抱えての家族連ればかりだ。日本人のほうが少ないかも。前日まで強烈な寒気団に覆われていたのが嘘のような快晴と暖かさが旅の幸運を暗示しているが如くだ。昨日までは寒波の影響で真冬日だったが、今日は最高気温+2度の気象情報通りだ。暖かい?日だ。さて札幌駅で先に予約してあった定期観光バス「大倉山と羊が丘散策」に乗る。(写真:1札幌駅)

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このバス、外国人向けに案内の車内放送も多重言語に対応している。チャンネル1が英語、2が中国語、3が韓国朝鮮語、4が日本語になっていて、観光地の案内をアナウンスする。まずは旧北海道庁舎前を通過して大通り公園へ。(写真:2道庁舎)
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6日から始まる「札幌雪祭り」の会場の一つでもある大通り公園では市民の造る小さな雪の像も並んでいた。(写真:4雪像)
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自衛隊が出動して大型の雪像造りも行われていた。スターウォーズの像もあるらしい。沢山の市民が公園の両側で小型の雪像を造る様には、もの凄いエネルギーを感じる。(写真:6市民の雪像造り)
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市街地を外れて北海道神宮前を通り山に登る。そこには「大倉山シャンツェ」があった。1972年の札幌冬季オリンピックのラージヒル・ジャンプの会場となった場所だ。途中に子供向けの小さなジャンプ台もあった。今、大倉山では夏でもジャンプが出来るように改良されていた。(写真:6ジャンプ台)
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18日から「冬季アジア大会」が札幌で開催されるために、出場選手たちがジャンプ練習していたが、漸く終わったのでリフトの運行が再開された。競技の時には選手も使うリフトに乗ってジャンプ台の最上部に行く。(写真:7ジャンプ台最上部)
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最大斜度35度の滑り台のような助走路があった。これは怖い。素人では全く無理だ。着地の傾斜は最大37度だそうで、所謂K点でスロープが終わり、平坦な面になり、最後はストップをさせるために徐々に坂が登るようになっている。さて、ジャンプ台から札幌市内が一望出来る。(写真:8札幌市内)
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丁度正面が大通り公園だ。素晴らしい景色だ。帰りも下りのリフトに乗る。下にプレファブの建物があった。窓ガラスに国旗が付けられていた。どうやら選手の控え室のようだ。アメリカとスイスの国旗があった。(写真:9控え室)
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日本人選手の控え室もあった。(写真:10控え室)
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駐車場から大倉山シャンツェまで行くための物凄く長いエスカレーターがある。(写真:11エスカレーター)
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無料だったが、これまで乗った最長のエスカレーターだった。

「雑談、第1話」

「雑談、第1話」
私は小学校から横浜市立青木小学校へ越境入学していた。(因みにこの学校、明治5年開校の横浜で一番古い小学校の一つだ) だから東横線の白楽駅から毎日二つ先の反町駅まで電車で通っていた。白楽駅から自宅までは約800m、丘の上なので駅までは行きは約8分、帰りは登りなので約10分歩く。そして電車で5分、学校は駅の直ぐ上にあった。だから合計30分もあれば充分通学できた。そして中学高校は日吉に通った。これも約30分程度の通学時間だった。大学は殆ど毎日日吉に行っていた。理由は練習グラウンドが日吉だったからだ。高校大学と7年間アメリカンフットボールをやっていたから、大学では余り授業に出た記憶はない。たまには勿論三田にも通ったが、午後から練習があるから、必ず日吉には行くことになる。就職して2週間後には仙台に赴任した。初勤務地は仙台だった。寮があり入ったが、寮には直属上司の課長S氏と開発建設課の先輩K氏との3人暮らし。特約店の人が毎朝車で迎えに来てくれて、それに同乗したので、通勤は車で約20分だった。結婚して最初の住いは仙台市内の南にある長町と言うところだったが、これも取引先の人の紹介で借り上げ社宅にしてもらったもので、その取引先のI氏が毎朝車で送ってくれた。これも約30分。そうして東京に転勤してきて住んだのが渋谷区西原の社宅。ここからは電車で大手町まで約30分。通勤ラッシュを知らずに過ごした。その後今住む江東区のマンションに移ったが、ここからは毎日会社まで約6km歩いて通勤した。だからその後もいろいろあったが、通勤定期を買ったことがなかった。大阪時代も基本は歩いた。単身赴任寮から阪急西宮北口までは自転車、阪急電車で「十三(じゅうそう)」まで行き、そこから本町まで約6km歩いた。帰りは殆どタクシーだった。東京でも同じで帰りは殆どタクシーだった。サラリーマン時代に定期券を買わなかった人というのは珍しいだろう。そんな私、今は都から身障者用に支給された都バス都営地下鉄のフリーパスがあるから、大半は無料の交通機関に乗っている。最近新しい都バスが導入された。色々と変ったところはあるのだが、身障者用の車椅子を乗せる時使用する台がこれまでの取り付け式から、床からの引き上げ式に変ったのが一番だろうか?これまでは降車ドアの横にあるスペースから昇降台を引き出して取り付けていたのだが、新しいのは床に埋め込んである板を引き上げて、あっという間に設置出来るのだ。これは優れものだった。(写真:新しい車椅子用昇降台)

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「都内で今期5度目の雪が」
今年は雪が多い。日本海側は大雪だが、都内でも5度目の雪となった10日。寒い、寒い。(写真:都内の雪)

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2月11日、建国記念日は旧暦の小正月に当る。当然満月だ。(写真:8日夜、月齢10日の月)
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「2017 私の映画鑑賞記録」
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」(TC日劇にて)私的批評眼★★★(今年18作品目)
1943年9月3日にタイムスリップした少年が同じ一日を繰り返し過ごす不思議な世界に迷い込んだとしたら、そしてそこには異能者たちがいた。メルヘンかな?

「君と100回目の恋」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年19作品目)映画君に100回目
古いレコードをプレイヤーに掛けるとその人は過去に戻れる。彼は彼女が20歳の誕生日に交通事故で死ぬのを知る。そこで過去に戻り何とか彼女の事故死を防ごうとする。それが100回にも及ぶがどうしても彼女を救えない。そんな二人の物語でした。

「虐殺器官」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年20作品目)映画虐殺映画王様の
未来のお話し。後進国で政府が市民の虐殺をおこなうケースが多発していた。煽動者は一人のアメリカ人。彼を殺すために派遣された部隊に逮捕された男は、虐殺は人間の本能で食料不足解消のために人減らしをしているのだという。果たして、その結果は?変なアニメ映画でした。

「王様のためのホログラム」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年21作品目)
中年のサラリーマンがサウジアラビアでIT企業のセールスマンとして、国王にプレゼン用のホログラムを見せるというお話し。しかし中国企業に仕事は取られてしまうが、そこで得たものは掛け替えのないものだった。

日経新聞2月10日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「海は燃えている」が4つ星、「ただが世界の終わり」が4つ星、「マリアンヌ」が3つ星、「王様のためのホログラム」が3つ星、「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」が3つ星、「サバイバルファミリー」が3つ星、「ホワイトリリー」が3つ星でした。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「ほかほか蕗ご飯」(坂井 稀久子 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年26冊目)「居酒屋ぜんや」シリーズ第1段本ほかほかご飯

「総理の夫」(原田 マハ 著)実業之日本社文庫 私的批評眼★★★★(今年27冊目)本総理の夫
この数ヶ月、三省堂書店有楽町店の文庫本ランキングでベスト5から去ったことがないのが、彼女の「本日はお日柄もよく」だ。本当に面白い本だったので、別の本を読んでみた。これもまた素晴らしい本だった。如何にも女性らしい視点で初の女性総理になった妻を気遣う夫を描く。一読必見の書だ。

「星がひとつほしいとの祈り」(原田 マハ 著)実業之日本社文庫 私的批評眼★★★(今年28冊目)本星がひとつ

「てやんでぇ!」(金子 成人 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年29冊目)「若旦那道中双六」シリーズ第1弾本てやんでえ

「裏切りの剣」(小杉 健治 著)角川文庫 私的批評眼★★★(今年30冊目)「隠密同心」シリーズ第3弾本裏切りの剣

「絵巻寿司」(小杉 健治 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年31冊目)「隠密味見方同心」シリーズ第7弾本味見

「徳川がつくった先進国日本」(磯田 道史 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年32冊目)本徳川が

「羊が丘」

「羊が丘」
有名な「クラーク氏」の銅像がある羊が丘公園に来た。すっかり雪に覆われてしまっている。小さな雪ダルマが沢山並べてあった。(写真:20雪ダルマ)

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札幌市内からすると、多分東の方角に当たるのだろう。近くに日本ハムファイターズの本拠地「札幌ドーム」が見える。(写真:21クラーク像と札幌ドーム)
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クラーク氏の言葉「ボーイズ、ビ・アンビシャス」の言葉が刻まれた石の上にクラーク氏の像があった。手を真横に伸ばして、示す先はどこだろうか?明治の開拓史に残る「札幌農学校」、今の北海道大学の前身で、たった8ヶ月だったが、教頭として教鞭を取ったという。幾多の北海道開拓の人材を輩出した学校だったのだ。ここから北海道が発展したことは間違いないことだろう。遠くに先ほど訪れた大倉山の近くにある「藻岩山」のスキー場が見える。(写真:22)
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「かまくら」も造られていた。
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昔は羊が丘と言われているので羊の牧場があり、ちょっと小高い丘だから、札幌が一望出来たらしい。今は冬なので羊さんたちは家の中にいた。(写真:24羊たち)
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今、思うと私が幼稚園、小学校の頃、訪れた叔父の家から見えたのが、多分藻岩山だったのだろう。夏でも午後3時を過ぎると突然寒くなったのを憶えている。三角形の山が目の前にあったのが印象的だった。「北海道って夏でも寒いんだ」と思った記憶がある。札幌市内から一番近いスキー場が藻岩山にあった。暗くなってきた。それにしても季節離れの暖かい一日だった。最高気温プラス2度。札幌市内の歩道には殆ど氷はなかった。ガイドのおばさんが、「昨日は吹雪で大変だったですよ」と言っていたが、奇跡的な気候だったと言えよう。

「夜の薄野」

「夜の薄野」
札幌一の繁華街が「薄野(すすきの)」だ。東京で言えば、銀座か渋谷か新宿か?まあそんな意味では六本木でもあり、麻布でもあり、なのが北の都「札幌」、それも「薄野」なのだろう。眠らない街が薄野なのだ。定期観光バスを途中下車して薄野で食事をした後、歩いたら何とここでも「氷の祭典」を開催する準備をしていた。氷の塊を積み上げて、それをチェーンソーでカットして行くようだ。(写真:12)

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明後日の開催目指して急ピッチで準備が進んでいた。多分気温はマイナス何度かなのだろう。(写真:13)
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(写真:14)
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いろいろな氷のオブジェが造られている。(写真:15)
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まあ、芸術的かどうかは別として、一生懸命造っている姿は何とも言えない。それもこの寒さの中での作業だから大変だと思う。(写真:16)
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札幌は明治時代の初期の函館に次いで道内2番目の路面電車が運行されたという。だが戦後の自動車の発展でお荷物にされて縮小され続けていた。それが最近最後の路線をループ式に山手線風にして8kmを残したという。(写真:17路面電車)
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確かに薄野の交差点を通過する路面電車があるのに驚かされた。利用客があるかどうかは別としてループ式にしたほうが、観光客には利用価値はあるのかも知れなかった。いずれにしても札幌が選んだ道は路面電車のループ化だったのだった。それにしても大通り公園のテレビ搭が意外に小さく感じられたのには変な気分だった。(社員:18テレビ搭)
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ライトアップされた「時計台」。観光名所だが、流石に夜は観光客も少ない。(写真:19時計台)
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北海道の面積は四国と九州を合わせたよりも大きいという。そして札幌は人口180万人の大都市だ。北海道の人口は538万人、従って北海道は全国一、人口密度が低いという。確かに広い原野が続く。

「割烹 いちふじ」

「手前勝手世界食物語、第438号」
「割烹 いちふじ」
何度となく行ったことのある店だ。現JFEスチール、旧川の支店長だったI氏の紹介で伺った店だ。本当に美味しい店なのだが、今回は金額に制限を設けずに美味しいものとリクエストした。まずは「付き出し」。(写真:食1)

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酒は焼酎の芋の水割りを頼む。まずは北の名物と言えば「毛蟹」だろう。(写真:食2)
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面倒な身を出す必要はない。全て捌いてあるから食べ易い。味は?聞くまでもない。文句なし。
次が「お刺身7品」。(写真:食3)
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「生うに」「平目の昆布締め」「烏賊」「中トロ」「鮑」「このわた」「ホタル海老」と続く。高い素材ばかりだから、もう絶対に美味しい。
これには驚き。「河豚の白子の茶碗蒸し」。(写真:食4)
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こんなのは初めてだ。白子が美味しい。
そして「河豚刺しのカルパッチョ」だ。(写真:食5)
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河豚の刺身を炙ってから洋風にアレンジしたもの。珍味というか、河豚が美味しいのに、それが更に炙りで香が増している。これはもう和食ではない。洋食だ。この辺で既にお腹は満腹状態だ。
そして出てきたのが、「焼き物4品」。(写真:食6)
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「サーモン」「きんき」「帆立」「鰊」、そして「イクラ」。どれをとっても脂が乗っていて、素晴らしい味だった。至福と言っても過言ではない。こんな豪華な料理はそう度々食べられるものではない。感動、感激の夕食だったが、これ以上は食べられないので、追加はお断りした。
以上、北の都から勢古口がお送りしました。

「春日大社特別展」

「J  REPORT 2017 2月第2週号」
「リタイアメント・ノート 8年8ヶ月目」
「VOL。988号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
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「春日大社特別展」
上野の東京国立博物館で開催中の「春日大社」特別展、「千年の至宝」が展示されていた。(写真:1)

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場所は「平成館」。(写真:2)
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内部は「国宝」の山だ。宗像大社でもそうだったが、まあよくもこれほどの国宝があるものだと驚かされる。当然写真撮影禁止。春日大社は奈良時代の初め頃に「国家の平安と国民の繁栄を祈願するため」に創建された。まずは「神鹿」(しんろく)だ。当時の貴族たち、特に藤原氏が寄進した宝物の数数があるし、歴代の天皇のものも沢山ある。刀剣や鎧兜なども多数ある。一般から送られた灯籠があり、これのみ撮影可だった。(写真:3)
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(写真:4)
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松平定信が造らせた「春日権現験記絵」という絵巻物が素晴らしかった。そして先日NHKでも放送されたが、国宝の太刀「金地螺鈿毛抜形太刀」(きんじ・らでん・けぬきがた・たち)の本物と、平成の現代の名工たちが完成させた服製品の両方が飾られていた。二つとも素晴らしいという言葉しかなかった。平安時代12世紀の作品だったが、この時代の技術力の凄さを現代の名工たちが感心していたが、正に「平安の正倉院」と言われる由縁だろう。
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(写真:6)
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(写真:7)
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パンフレット。(写真:8)
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パンフレットの内部(写真:9)
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3月までやっているので是非ご覧あれ。

「月と金星」

「月と金星」
2月1日の夕方の南の空。月齢4.1日の月。その右下に小さく光るのは宵の明星「金星」だ。(写真:月と金星)

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兎に角、今週は寒い。寒波がまたまた日本列島を襲っている。日本海側は大雪だが、太平洋側は乾燥した冷たい北風が吹き捲る。空はその分、澄み切っている。風邪も流行っている。インフルエンザの猛威も衰えない。早く来い、来い、春よ来い。そう言っている間に2月3日は「節分」、そして4日は「立春」だ。

「2017 私の映画鑑賞記録」
「マグニフィセント・セブン」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼★★★★(今年13作品目)映画M7
黒沢監督の「七人の侍」の焼き直しだから、面白いのが当たり前。久し振りの本格派西部劇だった。

「ドクター・ストレンジ」(TC日劇にて)私的批評眼★★★(今年14作品目)映画DRストレンジ
神の手と言われた医師が自動車事故で手の動きの機能を失う。ネパールで魔術を習い、復活を目指すというお話し。マーベル社のコミックらしい展開だ。確かに映像は凄い。物語は荒唐無稽。次の作品もありそうだった。

「破門 ふたりのヤクビーガミ」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼★★★(今年15作品目)映画破門
関西弁むきむきのお話し。所謂ヤクザ物とは違って結構笑わせる。俳優は全員関西出身者だという。

「恋妻家宮本」(TC日劇にて)私的批評眼★★★(今年16作品目)映画恋妻家
優柔不断な高校教師とその妻、そして教え子達が優しさとは何かを知らしめる。まあ喜劇だな。

「天王寺ホテル」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年17作品目)映画本能寺ホテル
奇想天外なお話しだと思っていたが、意外にきちんとした筋立てに驚く。結構楽しめた。現代人の若い女性が本能寺の変の前日にタイムトリップしたとしたら、どうなるの?

「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」(TC日劇にて)私的批評眼★★★(今年18作品目)映画ミス・ペリグレン
1943年9月3日にタイムスリップした少年が同じ一日を繰り返し過ごす不思議な世界に迷い込んだとしたら、そしてそこには異能者たちがいた。メルヘンかな?

日経新聞2月3日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」が4つ星、「スノーデン」が3つ星、「僕と世界の方程式」が3つ星、「ニュートン・ナイト」が3つ星、「恋妻家宮本」が2つ星、「キセキーあの日のソビト」が3つ星、「なりゆきな魂」が3つ星でした。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★
★★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「風雲篇」(五木 寛之 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年21冊目)「青春の門」シリーズ第8部本青春の門

「百忍斬り」(鈴木 英治 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年22冊目)「無言殺剣」シリーズ第8段本無言

「油堀の女」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年23冊目)「剣客船頭」シリーズ第16段本油掘

「五つの証文」(稲葉 稔 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年24冊目)「幕府役人事情・浜野徳右衛門」シリーズ第5段本五つの証文

「備前長船」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年25冊目)「御刀番・左京之介」シリーズ第6段本備前

「ティツィアーノとヴェネツィア派展」

「ティツィアーノとヴェネツィア派展」
東京都美術館の「ティツィアーノとヴェネツィア派展」を訪れた。(写真:東京都美術館)

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春日大社特別展と比べると人が少ない。その分ゆっくりと観ることが出来た。ティツィアーノは16世紀のイタリアを代表する画家の一人だという。ルネサンス期はどうしてもフィレンツェに目を向けがちだ。ダヴィンチやラファエロらに代表されるフィレンツェに対して、海の大都市国家「ヴェネツィア」を代表する画家たちがいた。ティツィアーノとヴェネツィア派たちだ。ヴェネツィアは海洋国として貿易で富を得た。従って画家にとっても多くのパトロンを得ることが出来たのだろう。宗教画が中心だが、肖像画も数多くあった。カタログ表。(写真:T2)
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カタログ内部。(写真:T3)
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彼の代表作「ダナエ」は大胆な裸婦を描く素晴らしい大作だった。(写真:T4)T4
4月始めまでやっているので、一度ご覧下さい。

「クマモン」

「クマモン」
地下鉄「銀座線」の車両に驚く。それはクマモンが描かれていたからだ。近くの人たちもスマフォを取り出して写真を撮る。(写真:クマモン1)

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(写真:クマモン2)
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熊本地震への復興応援キャンペーンなのだろうか?

「介護疲れ」
確かに介護する人の大変さがよく分かるひと月だった。殺したくなるという気持ちも分かるような気がする。というのも1月は妻が2度それも救急車による緊急入院したからだ。共に「大腸憩室出血」というものだった。突然の下血により大量出血。従って低血圧になる。最初が6日間の入院。ICUで点滴と輸血。そして内視鏡での手術。退院後4日目で再発。結局7日間の入院だった。ネットで調べると、別に原因はないようで突然出血するのだそうだ。意外に多い病気だという。老化の一種なのだろう。それやこれやで介護疲れの私でした。

「ある夜の食事」

「手前勝手世界食物語、第437号」
「ある夜の食事3」
この日は久し振りに「タイ料理」を食べた。以前は週一通っていた店だったが、場所が変り雰囲気も変ったのでなかなか行くチャンスがなくなっていた。まずは定番の「生春巻」。(写真:食1)

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皮がもちもちしていて美味しかった。何かヘルシーな感じがして、ついつい箸が出てしまう。
二品目は「茹で海老」。車海老を茹でたもの。(写真:食2)
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中華料理の代表的なものだが、まあ海鮮料理ならばどこにでもあるものだ。
三品目は「ガイヤーン」。(写真:食3)
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鶏を焼いたもの。タイ料理の代表的なものかな。まあまあでした。
四品目は、締めとして麺類にした。「トムヤムクン麺」。(写真:食4)
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トムヤムクン・スープの中に米粉で出来た麺が入っていた。もっと辛いかと思っていたが、意外に辛くなく、日本人向けにアレンジされていたのかな?と思いました。でもまずは満足でした。

「ある夜の食事4」
その日はこれも久し振りに「鹿児島黒豚」専門のお店に伺った。いつもは混んでいるのだが、寒いから家の帰ったのか、意外に空いていた。隣りに外人さんの男女二人がいたが、日本に住んでいるのだろうか?起用に箸を使って食べていた。ここは本店が鹿児島にあり、元々は蕎麦屋だったのが、蕎麦汁をシャブシャブのタレにしたのが受けたようで東京進出したようだった。
先付けとして「黒豚豆腐」。(写真:食5)

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豚の耳の「ミミガー」。(写真:食6)
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そしてメインの「黒豚シャブシャブ」。(写真:食7)
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ここの特徴は沸いたお湯に事前にニンニク片を入れること。入れると豚の味が増すとか、灰汁が取れるとか、言われている。(写真:食8)
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野菜も食べつつ、黒豚の薄切り肉を本当にシャブシャブと湯を潜らせて、それを蕎麦汁に絡ませて食べる。この時大量の葱と柚子胡椒も入れると更に美味しい。葱も柚子胡椒も食べ放題だ。そして締めややはり蕎麦屋だから「蕎麦」だ。約30秒程度の短時間、沸騰した湯で茹でる。茹で過ぎは厳禁。さっと茹でて食べるのが通だそうだ。(写真:食9)
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たまに食べるのだからよいが、これならば自宅でも出来そうな黒豚シャブシャブでした。

以上、勢古口がまだ春が来ない東京からお送りしました。