「猫の駅長 たま」

「J  REPORT 2014 7月第1週」
「リタイアメント・ノート 6年1ヶ月目」、
「VOL。853 SINCE AUG.12th、1983」
「国内の旅、西へ、阪和奈」
「猫の駅長、たまちゃん」
JALのマイレージの有効期限が来たのがあったのでJALで大阪にやってきた。難波から南海に乗って和歌山へと向かう。久々の和歌山だ。もう何年前だろうか?16年か?大阪の緑のない街から来るとやはり和歌山には緑が多いと感じる。田舎だなあ。南海電鉄で和歌山市駅、JRに乗り換えて和歌山駅、そして和歌山電鉄貴志川線で終点の喜志に行く。和歌山市駅から先では「モバイル・スイカ」は使えない。困ったものだ。この電鉄は廃止されそうになった時に岡山の会社が名乗り出て経営を引き受け、採算を回復させたという。その一つの名物が「三毛猫」の「たま」なのだという。何回かテレビでも観たが一度実物を観てみようと思い立って訪れた。電車の車両は「いちご電車」、イチゴの絵が沢山描かれていた。観光客も結構大変乗っている。地元の人よりも多そうだ。二両編成で一時間に二本が運行されている。乗客数約20名、これでも採算が合うのか?平日昼間だからこれでもましか?田園風景が続く。30分で終点到着。いよいよ「たまちゃん」とのご対面だ。だが、寝てました。「社長代理兼駅長」の称号が掲げられていた立派な社員なのだそうだ。皆が写真を撮る。人気者だ。猫は寝るのが商売みたいなものだから、仕方ない。寝姿をパチリ。ついでに飾ってあった起きている時の写真をパチリ。折り返しの便でJRまで戻り、特急「くろしお」で大阪は「天王寺」に戻る。次の目的地は新しく出来た高層ビルの「阿倍野ハルカス」だ。行列に並ぶこと約1時間で280mの展望台に到着。60階だという。流石に市内が一望できる。緑が少ない。あるのは神社かお寺か大阪城だけだといっても過言でない。ざっと展望台を一周した。生駒の山から神戸の山、そして大阪湾、市内中心部、大阪駅周辺はこれも高層ビルが立ち並ぶ。その後大阪駅に出たが、景色が激変していた。阪急百貨店が新しいビルになり、大阪駅の線路上には自由通路のコンコースが掛かり、北側にも大きなビルが建っていた。私がいた15年前とは全く違う大阪駅周辺だった。その後友人と待ち合わせの「お初天神」に行き、友人とともに近くの蕎麦屋へと行く。「瓢亭」という老舗の蕎麦屋で初めての店だった。「焼き味噌」「水茄子」など5品頼んで私は冷酒を飲み、友人は熱燗を飲み談笑し、締めに「夕霧そば」という「柚子を練りこんだ蕎麦」を食べた。味わい深い蕎麦を堪能した。宿は元勤めていた会社の本社ビルの近く、本町だった。泉州名物の水茄子のさくさく感は忘れがたいものだった。

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