「早慶戦」

伝統の第60回「早慶アメリカンフットボール対抗戦」が「昭和の日」の4月29日に行われ応援に行ってきた。一昨年に辛うじて勝った以外、母校は最近は負けが込んでいる。これまでの対戦成績は慶應37勝、早稲田21勝、1分だ。天候は絶好の晴天。「駒沢陸上競技場」は両校の応援団がスタンドを埋めた。試合は開始早々から慶應が押し込んでたちまちランプレーでタッチダウンを奪う。その後慶應ディフェンスが早稲田のパスをインターセプトし、それをきっかけにチャンスを物にしてフィールドゴールを決める等、前半は慶應が押し気味に試合を進め、慶應10:早稲田7と僅差の試合だった。後半に入り、第3クォーターは慶應が相手パスをインターセプトしたり、相手パントをブロックしてタッチダウンしたりとして14点を挙げ、24:7と大きくリードした。この試合、早稲田ディフェンスに5度にわたるオフサイド等の反則があり、これが早稲田のリズムを崩したといえよう。しかし第4クォーターに入ると俄然早稲田が奮起し、ビッグプレーを連発し、猛反撃に転じ、2つのタッチダウンを奪い、慶應24:早稲田21と猛追してきた。そして残り1分を切っての早稲田の攻撃は慶應ゴールライン10ヤードまで達し、残り数秒でラストプレー。果たして勝利の神はどちらに微笑むのか?慶應ディフェンスが最後の力を振り絞り、漸く早稲田を押さえ、2年振りの勝利を得たのだった。我々応援団も大はしゃぎ。勝利に酔った。手に汗握る試合とはこういう試合を言うのだろう。本当に良い試合だった。私の現役時代は、高校、大学通じて早慶戦の戦績は6勝1敗だったと記憶している。昔の勝貯めがあるから今年の38勝目となった訳だが、近年は圧倒的に早稲田が強く、この10年間は早稲田の8勝2敗だった。写真は慶應の最初のタッチダウンシーンだ。オフェンスチームが見事に相手ラインをブロックしてランナーの走る道を開けているのがよくお分かり頂けよう。久々力の入った2時間強を過ごしました。

「仮名手本忠臣蔵 後記」
知らなかったことを知った。この題名「仮名手本忠臣蔵」とはどういう曰く因縁なのか?だった。まず「忠臣蔵」とは?これほど有名な名前なのだが、これが実は討ち入り同士の頭であった「大石内蔵助」は「忠義の臣」であったという訳で「忠臣・内蔵助」を縮めて「忠臣蔵」となったのだという。また歌舞伎にした時に討ち入りした人数は「47士」だから、これを「平仮名 いろは47文字」に掛けて「仮名手本」となったというのだ。なるほどなあ。勿論皆様はご存知だっただろうが、私は知らなかった。5月も歌舞伎鑑賞に行く嵐閧セ。今から楽しみ。私は「松竹」の株をX千株持っているので、歌舞伎は年間5回観ることが出来る。その他映画は月20回まで観ることも可狽セ。まあコストは高かったのだが、株主特権を行使している。さて「忠臣蔵」は事件の5年後、「近松門左衛門」作で「人形浄瑠璃」で行われたのが最初だったという。人形を使ってのものだったが、人が舞台で即ち歌舞伎でやることになるのには46年もの歳月が掛かったのだった。46年も経てばもう時効という訳ではないが、世の中も人も世代も変わっているので幕府もお目こぼしすることになったのだろうか?

「古地図で観る六本木周辺」

「国立新美術館」を訪れた帰りに久々に古地図を片手に付近を歩いてみた。六本木の「東京ミッドタウン」は「松平大ゼン」の屋敷となっている。今のミッドタウンの裏手側には「檜町公園」があり、小さな池がある。江戸時代はこの松平さんのお屋敷内に池があったのかは分からないが、ミッドタウンの浮ゥら緩やかな傾斜になっているので、当時も同じく傾斜していて一番低い部分にはお庭があり、池があったとしても決して不思議ではない。ここから溜池方面に進む。昔はこの辺りは全て武家屋敷だったようだ。「氷川明神」は当時もあり、その横、今は「米国大使館職員宿舎」がある辺りは「真田信ノ」となっているので真田様のお屋敷だったようだ。実はこの「米国大使館職員宿舎」の建設は今から30年も前の話しなのだが、施工はあの東京スカイツリーでも有名な大林組だった。この建物に使われた建設用の「鉄筋」は私の会社で私が担当で納入した。従って何度もこの現場には打合せで訪れたことがあり非常に親近感が持てる場所なのだ。さて更に「溜池」方面に向う。今の「小松ビル」の辺りは「松平ミノ」となっている。さてミッドタウンから小松ビルまでの間は武家屋敷の間に転々と「寺」が建て並んでいたようだ。本当に江戸の町には「武家屋敷」と「寺社」と「町屋」が混在していたことが分かる。古地図では武家屋敷は「白抜き」、寺社は「茶色」、町屋は「灰色」で色分けされているから分かり易い。こういった古地図の「切り絵図」は昔の人の必需品でもあったようだ。勿論田舎から来た人は江戸を歩き回る際に必要だったろうし、名所旧跡を巡るのにも便利だったようだ。武家屋敷には当然ながら「看板や侮D、名札」などは掛かってないから、誰の屋敷かと言うことは切り絵図を観ないと分からない訳だ。寺社は侮Dがあるから分かるだろう。町屋は町名と地番が入っているから、恐らく「飛脚」などもこれを頼りにして手紙などを配達していたのだろう。

「連休中の日の出」

東京の日の出は既に午前5時を切って4時台に突入している。連休初日のその日も太陽が東の空から顔を出した。まん丸の大きなお顔さんだ。くっきりとした「ご来光」が観えました。連休前半は好天続きだったが、中盤は雨模様の東京でしたね。中々後半も天候は回復しませんね。ところが雨模様で一番混んでいたのは銀座有楽町周辺では「映画館」でした。「裏切りのサーカス」「テルマエ・ロマエ」「わが母の記」等は全て満席でした。

2012年の映画のお話し
映画「ブライズメイズ」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年81作目)
花嫁の介添え人を「ブライズ・メイド」というが、花嫁の親友がなり、パーティーを仕切ることになる。幼友達のメイド・オブ・オナーになったアニーはトラブル続き。果たして結婚式は上手く行くのか?どたばた喜劇でした。

映画「裏切りのサーカス」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年82作目)
まだ冷戦下のロンドン。イギリスの諜報部、MI6は通称サーカスと呼ばれていた。この中に・Aのダブルスパイがいるということが分かった。誰だ?それを探す役割を当てられたのは、既に退任していたジョージだった。果たしてスパイは誰か?映画を観ているうちにこの本を読んでいたことを思い出した。満席でした。

映画「孤島の王」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL 
EYE)★★★(今年83作目)
1915年のノールウェイ。少年犯罪を犯したものたちを集めた監獄が孤島にあった。そこに収監された一人の少年が脱走を図ろうとする。少年達の実に厳しい生活に驚かせる。この話し。実話だという。中々面白かった。

映画「HOME 愛しの座敷わらし」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年84作目)
左遷されて盛岡にやってきた夫に付いて来た家族。住むのは古い和風木造の家。そこには実は「座敷わらし」が住んでいた。一家は徐々にその「座敷わらし」を目にするようになるのだが、失われていた家族の絆が強くなる。そしてその「座敷わらし、六ちゃん」は福の神だった。期待したほどの映画ではありませんでした。

映画「わが母の記」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年85作目)
今年観た映画では一番良い映画でした。井上靖の原作だが、多分本人の人生を描いているのだろう。中学の時に母に捨てられたと思っている今は売れっ子作家の「伊上」。そんな彼の母や徐々に壊れて活きつつあった。所謂認知症、ボケだ。そんな家族の愛を人の死と生を通じて描く。日本人らしい気持ちのこもった映画でした。絶対お薦めします。樹木希林の演技は流石でした。

映画「テルマエ・ロマエ」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年86作目)
ローマ帝国と日本が世界で「風呂」を大切にして楽しんでいた人種らしい。ということで古代ローマの風呂作りの技師が皇帝の命令で斬新な風呂を作ることになる。悩んでいたら現代日本にタイムスリップ。そこで得た風呂の知識をローマで実践するというお話し。正にくだらないお話し、漫画でした。それでも満席でした。

「シノプスシ173」
「恋は愚かと」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年115冊目)「姫は31」シリーズ2
長崎は平戸藩の姫「松浦静湖」は御歳31歳、未だ独身。事件が起こるとどうしても謎を解きたくなるという性格。今回は忠臣蔵の謎解きだ。

「恋指南」(藤原 緋沙子 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年116冊目)「藍染お匙帖」シリーズ6
医者として父親の後を継いだ千鶴は牢医師でもあった。いつもながら彼女の推理が冴える。

「奔る合戦屋」上(北沢 秋 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年117冊目)
「奔る合戦屋」下(北沢 秋 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年118冊目)
16世紀前半の信州地方を争う豪族「村上家」に仕える外様の「石堂一徹」は若いが戦の名人と武勇を誇っていた。そんな彼の半生を描く。実に面白かった。絶対にお薦め。

「銭の戦争 魔王誕生」(波多野 聖 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年119冊目)シリーズ1作目
これは面白い。日露戦争前後の株式市場を巡って買い手と売り手が競い合う。一人の若者が空売り大勝負を仕掛ける。果たして勝利はどちらに。強気の買いか弱気の売りか?面白い。絶対にお薦め。次作が楽しみだ。

「穴めぐり八百八町」(風野 真知雄 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年120冊目)「穴屋佐平次難題始末」
元隠密の佐平次は江戸でも珍しい「穴屋」。なんにでも穴を開けるという稼業を営んでいた。そんな彼のところに次々と訪れる客たち。

エルミタージュ展とセザンヌ展

「J REPORT 2012 5月第2週号」
「リタイアメント・ノート 3年目11ケ月目」 「VOL.738 SINCE AUG. 12th、1983」
「国立新美術館」
六本木にある「国立新美術館」で今、「エルミタージュ美術館展」と「セザンヌ展」をやっている。私自身は絵は描かないが、観ることは好きだ。「エルミタージュ」は昨年11月に現地を訪れたが、まさに美術館内を駆け足で廻ったのでゆっくり鑑賞出来たとはいえない。今回はその中から89作品がやってきていた。当時のロシア皇帝の力を見せ付けるような300万点の中から厳選されたものだから流石に素晴らしい作品群だった。
同時に「セザンヌ展」も開催されていた。副題は「パリとプロバンス」ということで彼が生まれ育った南仏「プロバンス」と、絵の勉強で訪れ、その後の活躍の場となる「パリ」とを往復し続けたということが副題の由来か。約90点の作品が年代別に置かれていてこれまた素晴らしかった。これらの作品はエルミタージュと違って世界8カ国、40館もの美術館から今回の開催のために集められたものだというから驚きだ。「エルミタージュ」も「セザンヌ」も共に素晴らしいものでした。因みに、「エルミタージュ」は7月16日まで、「セザンヌ」は6月11日まで開催しています。ところで5月1日の夜、テレビでエルミタージュの解説があった。そこで「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の2枚の絵と「レンブラント」の「ダナエ」の裸体画が紹介されていた。私が現地で撮った絵の写真もあるので次回ご紹介しましょう。

「中国の携帯電話事情」
ラジオで以下のことが報じられていた。中国の最近の携帯電話事情なのだが、人口13億人の中国の携帯電話はなんと10億台だという。その内「スマートフォン」が1億5千万台だという。驚くべき数字だ。日本では既にスマフォが普通の携帯を上回る普及率を示しているらしいが、中国ではまだ通信事情が悪いという問題があり、そこまで普及はしていないそうだが、徐々に改善されつつあり、更なるスマフォの普及が望めるという。メーカー別にはトップは韓国の「サムスン」で24%、次が「ノキア」、3位4位は中国メーカーで、5位が「I phone」だそうだ。スマフォの利用ではやはり「通話」「メール」が中心で、「インターネット」「写真」の順位だというから日本とはちょっと違うようだ。いずれにしても急激に普及することは間違いない。私もスマフォに替えたいのだが、8月に富士通がドコモ向けに出す「老人向けスマフォ」を待っている。これは機狽??タ定してお年寄りにも使い易くしているというから、特別にインターネットをする訳ではないので、機伯タ定商品で問題ないので、8月まで待ちましょう。

「手前勝手世界食物語、第251話」

「緑のグリーン麻婆」
またまた「メトロポール紅虎」銀座店へ行った。これで5回目だった。翌週の蘭???碵?スところ、店長さんが挨拶に来た。さて今回は北京ダックを食べた。「広東風に肉を厚めに切ってくれ」とお願いしたが、皮が薄く切られていて注文とは違い駄目だった。この店の北京ダックは余り感心しない。美味しくないことはないが、美味いと自慢できるものではなかった。残念でした。この日は、「北京ダック、半身」@6030円、「焼角煮」@1500円でした。メニューには北京ダックの残りはスープで出すということだったが、出てこなかったので、文句を言ったら、「スープにして出すのは一羽食べた場合です。垂オ訳ない」とのことでお詫びにと言って小品の前菜が2種類ただで出てきた。さて、翌週6回目の訪問。6月にスイスに行く仲間達との勉強会を兼ねた例会に利用させてもらった。「おまかせ小菜3品」@1000円、「2種カルパッチョ」@1280円、「大餃子(6個)」@750円、「真っ黒黒酢スブタ」@1500円、「緑のグリーン麻婆」@1700円、「海鮮かた焼そば」@1600円でした。麻婆豆腐の一つにグリーンのがあったので注文したところ、「ほうれん草」をベースにした緑色のペースト状のに加えて辛味の基本は「山椒」だ。これは意外と美味しかった。この店でこれまで食べた「麻婆豆腐」は、「竹炭の黒」、「通常の赤」、「緑のグリーン」の3種類だ。あと2種類「カレーの黄色」と「白の豆乳」にもチャレンジしてみよう。追伸:北京ダックの価格がどうしても納得出来なかったので、後日問い合わせすることとした。メニューでは北京ダック半羽@2400円、一羽@4800円だったはずだ。いつもは価格をよくチェックしてから支払いをしているのが、その日だけ飲み過ぎかチェックを怠ってしまった。後悔している。後日談はまたいつかお話ししましょう。

「横浜中華街の肉万」
私の生家は横浜だし、父や「Y校」卒の浜っ子だから、中華街には小さい頃からしょっちゅう行っていた。思い出すと幼い頃「肉万」を食べる時は、浮フ白い皮を剥いて食べていた。今は皮ごと食べているようだが、昔は皮を剥いてから食べていたのは衛生上問題があったからなのか?それとも我が家だけの風習だったのか?今となると知ることが出来ないが、間違いなく昔は肉万は皮を剥いて食べていた。そんな経験ありませんでしたか?
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「手前勝手世界食物語、第250話」

「コカ・レストラン日比谷店が閉店」
いつも行っているタイ料理の老舗「コカ・レストラン日比谷店」が5月20日でもって店を閉めることになっていた。店長に「どうしたの?」と問い掛けると、「JRの高架橋耐震工事のためだ」ということだった。すると有楽町から新橋にかけての古いJRの高架は耐震工事に合わせてお店は撤退するということなのだろうか? びっくりしました。高架下にはかなりの数の店舗があるからどうなるのだろう。コカ・レストランは今ある「有楽町店」(ビックカメラがあるビル)に統合されてしまうということなので、規模はかなり小さくなるようだ。店長は「ララポート豊洲」内の「フード・サーカス」の方に移るということだった。さて5月20日までは特別料金の料理もある。今回ご紹介するのは「ガイヤーン」という鶏の焼いた豪快なもの。通常価格@1900円が、お店終了までは特別価格@1200円と700円もお徳で提供されていた。この料理、ボリュームもあるし、ちょっとスパイシーなタレに掛けて食べると実に美味しいお薦め料理の一つだ。

「ミシュランガイド北海道2012特別版」
先日発売されたはずの「ミシュラン・ガイド・北海道」なのだが、どこの書店にもない。全て売り切れでインターネットの「アマゾン」のサイトでは「新中古本」が8000円以上で売り出されていた。2012年版は「東京横浜湘南」「京都大坂神戸奈良」ときて今回は飛んで「北海道」だから初版の数(5万部)が少なかったのかもしれないが、読みたい時にないのは一番頭に来る。その内増刷されるのだろうが、待ち遠しい。追伸:既に発売日前日に増刷が決定していたみたいだ。きっと引き合いが多かったのだろう。

「犬の置物」

半年に一度伺う麹町の「歯科医院」の待合室には犬や猫の置物が置かれている。実に本物ャbクリの置物でいつも感心させられている。この先生は「東京医科歯科大学」卒の博士なのだが、娘さん一人しかいないので、遂にその娘さんも大学を出て歯科医師として親父さんの医院で勤務することになったようだ。半年毎の歯の定期検診だったが、ちょっと前歯の裏側に小さな虫歯があるということで後日また通院することになった。

「観光立国は?」
震災の影響で減った観光客だが、「観光立国」を目指す日本。計画では平成28年度に外国人観光客2500万人を目標とするらしい。因みに平成22年度は861万人、23年度は推定622万人だから、如何に高い目標だということがお分かりいただけよう。因みにフランスに次いで外国人旅行者が多い「スペイン」は、5800万人、バルセロナだけでも850万人だというから凄い。これに「東京スカイツリー」効果がプラスすれば多少は上積みされるのだろうか?
いよいよ5月22日にオープンする「東京スカイツリー」。オープン当日、その頃私はアメリカを旅行中の嵐閧セ。「国立公園」15箇所を15日間で廻る旅の途中だ。楽しみだ。今回はiPAD持参で動画も撮ってきます。

「スターバック・コーヒー」
「テレビ東京」の番組で今、流行に流行っている「スタバ」の社長の話しをやっていた。「ハワード・シュルツ」氏は、1982年にニューヨークから家族と共に車でシアトルにやってきて、当時コーヒー豆を売っていた「スタバ」の前身に入社したという。そしてイタリアに旅行した際に飲んだ「エスプレッメEコーヒー」の味が忘れられずに、87年に「スタバ」を自らが買収して新しいコーヒー店に作り直したのだという。そうして世界中に数千軒もの店を高ヲる一大コーヒーチェーン店になったのだそうだ。更に驚くのは、週30時間以上働く社員は全員、それも家族も含めて会社の「健康保険」に加入させているという。それだけ「福祉」を通じて「社員に優しい、面倒見の良い会社」だということらしい。お客がゆったりと出来る店と言うのがコンセプトだというが、よく考えたものだ。私も愛飲者の一人だ。

「切腹最中」

「新橋演舞場」で行われていた歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を観に行ったら、「切腹最中」というお菓子を売っていた。期間限定とかで、忠臣蔵が演じられている期間だけ販売しているようだ。最中の皮が既に開けられていて、如何にも切腹した腹のようになっている。中には餡に包まれたお餅が入っていた。ちょっと甘過ぎて私は好みではなかったが、正に商魂逞しい品だった。何だかサラリーマンが仕事で失敗した時にこの切腹最中を持参して上司のところに謝りに行くというものらしいが、まあそこまですることはないと思うのだが、どなたか経験者はおられますか?

歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」(新橋演舞場にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年歌舞伎観劇2回目)
300年以上も演じられている歌舞伎でも超有名な作品だ。勿論赤穂浪士の討ち入りを題材としているのだが、歌舞伎では幕府の権威を傷付けまいとして「足利時代の鎌倉」を舞台としている。「昼の部」を観たが、「大序」は事件の発端を、「三段目」は「松の廊下での刃傷」の場を、「四段目」では「切腹」の場を、「道行」では「おかる勘平」の逃避行の場だった。「夜の部」はいよいよ討ち入りとなる。

2012年の映画のお話し
映画「僕等がいた 後編」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年76作目)
前編は高校時代の二人の愛の姿を甘く描いたが、後編は大人になった二人が離れ離れになり、次々と人生の苦難に襲われ仲を引き裂かれていく様子を描く。だが最後は?

映画「捜査官X」(丸の内TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年77作目)
1917年の中国の山奥の田舎で事件が起こった。2人のならず者が村を襲うが、一人の紙梳き職人がそれらを退治して英雄となる。しかしやって来た捜査官Xはその職人に疑問を抱く。なぜならば武術の達人でなければ絶対に出来ないことだと考えたのだった。果たしてその職人の正体は?疑問を解くとそこには何があったか?激しい戦いもある。カンフー並みの動きが凄い。

映画「ブラック&ホワイト」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年78作目)
観なければ良かったと後悔しました。二人のCIAロス支社の男が一人の女性を巡って競うというもの。汚いセックス絡みの言葉の連続でした。勿論子供には見せられない。

映画「ももへの手紙」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年79作目)
手書きの絵が実に美しい。心和むといった感じの作品だ。父を亡くした少女と母が実家のある瀬戸内の小さな島に東京から移ってきた。その古い家に天から使わされた妖怪が彼女たちの「見守り役」としてやってきた。父と喧嘩した末に父の死に直面し、父の残された便箋に書かれた「ももへ」のあとの文章はなんだったのかを探ろうとする娘「もも」。そこには何が書かれようとしていたのか?いい作品でした。ぜひ子供に見せたいアニメ映画でした。

映画「名探偵コナン 11人目のストライカー」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年80作目)
いつもながらこのアニメは面白い。今回は「Jリーグ」が舞台。恨みを持つものが爆発物で観衆を襲うというもの。コナンがそれを阻止するのだが。

日経新聞4月27日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「わが母の記」が5つ星、「ル・アーブルの靴みがき」が5つ星、「テルマエ・ロマエ」が3つ星、「HOME 愛しの座敷わらし」が3つ星、「狐島の王」が3つ星、「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」が3つ星、「王朝の陰謀 半次ディーと人体発火怪奇事件」が4つ星でした。

「シノプスシ172」
「囮同心」(稲葉 稔 著) 講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年110冊目)「八丁堀手控え帖」シリーズ2作目
「隠密廻り」の深見じゅう兵衛は、奉行の遠山様から直接ある事件の再調査を命じられた。

「神隠し」(藤井 邦夫 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年111冊目)「秋山久蔵御用控」シリーズ2作目
南町奉行所吟味役の秋山久蔵は「剃刀久蔵」と呼ばれ犯罪者達から恐れられていた。

「秘剣 双竜ツ竜」(門田 泰明 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年112冊目)
「浮世絵宗次日月抄」 江戸で大人気の浮世絵師である「宗次」は、実は武術の達人だった。また真の姿は別にあった。彼が偶然に徳川家の姫君のお輿入れに何者かが襲い掛かるのを防ぐことになった。そこに隠された秘密は?

「軍師の挑戦」(上田 秀人 著) 講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年113冊目)
歯科医師でもある作家の初期の短編集だ。8編あるが、それぞれに出来の良い作品ばかりだった。

「宝引き」(佐伯 泰英 著) ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年114冊目)「鎌倉河岸捕物控」シリーズ20作目
若い芸者が座敷で殺された。調べる内に同様の事件がこの数ヶ月の間に何件か起きていた。連続殺人事件が?金座裏の10代目を継ぐ政次がまたまた大活躍。

仮名手本忠臣蔵

「J REPORT 2012 5月第1週号」
「リタイアメント・ノート 3年目11ケ月目」 「VOL.737 SINCE AUG. 12th、1983」
「仮名手本忠臣蔵」
この歌舞伎は、寛延元年(1748)8月14日に大坂で上演されたと記録にある。歌舞伎史上最高傑作となったこの作品、作者は「二代目竹田出雲」だ。「曽根崎心中」で有名な「近松門左衛門」の弟子だ。事件はこれより46年も前の元・P4年3月14日(1701)のことだった。徳川幕府を慮ってこれまで舞台化されていなかった。作品の時代設定を「足利幕府の時代の鎌倉」に変えての11段たての大作となった。事件が起こったのは「元・?v、将軍は5代目「綱吉」、史上最悪の将軍の時代だった。ご存知「生類哀れみの令」という悪法で知られている将軍だ。「松の廊下」で事件が起きるまでに何があったか、今もって分かっていないが、事件を聞いた将軍が即断即決で「切腹」「浅野家断絶」を命じたということは知られている。「癇癪持ち」と評判だった将軍だったから、本来「喧嘩両成敗」が当然だったのだが、激怒してそれらの処置が即決められてしまった。まあ、それがあったから「討ち入り」が起き、「忠臣蔵」が出来たともいえるが、怪我の功名かな?不思議なことにその後も殿中での刃傷は度々起きている。全て襲われた者は殺されている。浅野内匠頭だけが失敗したのだった。討ち入りの時は所謂「大名火消し」の装束で赤穂浪士たちは扮装していた。火消し装束ならば夜中に市中を歩いても文句や言われまい。装束の下には「鎖帷子」を付けた完全防御体制だ。寝起きを襲われた吉良邸の人たちこそいい迷惑だっただろうに。

「孫はやさしい」
これは健康的な生活を送る上で必要な食べ物を略したものだそうだ。NHKラジオ第一放送の「ラジオ朝一番」の「健康ライフ」という番組で聞いたのだが、出処は東京の「愛育病院の皮膚科部長さん」だ。妊婦さんが胎児のために摂取に必要なもので、覚えておくと良いとのこと。当然全ての人にも当て嵌まる訳だ。「ま」=「豆」、「ご」=「ごま」、「は」=「わかめ(即ち海草類)」、「やさ」=「野菜」、「し」=「しいたけ(キノコ類)」、「い」=「いも」。妊婦が胎児のために食べる「皮膚によい食生活」というのがこの「孫にやさしい」の狙いだそうだ。まあ、正に孫に優しい食生活だ。「やさ」を野菜ではなく「や=野菜」と「さ=魚」に解釈するという説もあるそうだ。いずれにしても身体によい食材ということだ。追伸:その後「孫たちはやさしいよ」という説まで出てきた。「たち」は「た=玉子」と「ち=乳(牛乳)」で、「よ」は「ヨーグルト」となるらしい。いずれにしても健康が一番だ。

「手前勝手世界食物語、第249話」

これは大正解だった。NHK第一ラジオの「歌の日曜散歩」という番組で視聴者からの「我が家の料理、ふるさとの味」という紹介コーナーがある。ここで紹介されたものなのだが、試しに作ってみた。材料は「アサリ」400g、「水とお酒」各75cc、「砂糖」大匙6杯、「醤油」大匙5杯、「味醂」大匙2杯、「生姜」適当。以上である。アサリはスーパーで売っている冷凍もので全く問題ない。アサリは洗っておく。水と酒を沸騰させたらアサリを入れ、その他調味料を入れる。勿論生姜も入れるが、これは皮のまま薄切りにしておけばよい。小まめに灰汁を取りながら弱火で煮詰めれば出来上がり、20分でした。実に簡単だ。出来たものは、普通市販のような濃い味ではなく、さっぱりとした味付けでアサリの味がより強く感じられ、絶品に仕上がった。「お酒のあて」だけでなく「ご飯」のオカズとしても最高だ。紹介された方は沢山作って知り合いに配っているというが、本当に美味しかった。ぜひ一度お試しをしてみてください。私も3回作りました。
以上、東京から勢古口がお送りしました。