梅と桜

「J REPORT 2012 4月第1週号」
「リタイアメント・ノート 3年目10ケ月目」 「VOL.733 SINCE AUG. 12th、1983」
「有楽町の桜」
「有楽町マリオン」の一角に突然「桜」が咲きだしてテレビ等で報道されたのでご存知の方も多いだろう。全国47都道府県から集めた桜だと言う。兵庫県川西市の植木屋さんが温度管理して桜の開花を一緒にしたらしいが、凄いね。ところで3月も末になって東京もそろそろ開花宣言なのか?アメリカのワシントンは3月半ばから満開だと聞く。暖冬だったらしい。江戸の植木と言えば「安行」だ。先日もNHKでやっていたが、埼玉県の安行は東京からも近く、昔は江戸が火事で丸焼けになるたびに安行から植木を運び植えたという。きっと品種改良された桜も沢山運ばれたことだろう。さて、東京の開花卵zによると、「満開は4月7日」だという。

「痩せる」
既にご報告のように「一日一快食」を始めたのが3月13日からだ。既に2週間を経過した。ほぼ3kgの減量に成功した。食事は一日に一回だけ、食べたいものを食べている。それもほぼ定着してきたようだ。このまま減量を続けよう。そして理想的?な体重にしよう。考えてみれば、大学時代は体重は63kgだったのだから、恐らくそれが理想体重なのだろう。勿論、当時は毎日激しいアメリカン・フットボールの練習をしていたのだが。その後サラリーマンになってから太りに太り、20歳代後半から30歳代前半に掛けて85kgにまで太ったことがあった。あれから比べれば今はそれなりに減量したのだが、まだまだだ。もうサラリーマン時代のような接待浸けの生活もないので、一日一快食も可狽セから頑張ろう。とろこで、ベルトの穴が一つ縮んだ。腕時計がゆるゆるになった。

「手前勝手世界食物語、第245話」

「塩麹」
最近、「塩麹」が流行っているらしい。そこでスーパーにあったので買い求めてきた。取り扱いを読むと肉に塩麹を塗して一晩位馴染ませ熟成させるとよいらしい。そこで「豚肉」の安い輸入肉の「もも肉」と「ロース肉」を買ってきて、塩麹に漬けてみた。一工夫しようと思い、翌日にはカツレツ風に、片栗粉、生卵、そしてパン粉を塗して仕上げた。それを油を使わずにフライパンでじっくりと暖め、両面が焦げたら出来上がりとしてみた。私はカツはメ[スでは食べない。基本は「辛子酢醤油」なのだ。さて一口食べてみるとこればなんとも柔らかく、外食で食べているような味なのだ。驚きの味に変化していたと言うべきか。普通の薄切りの安い豚肉も同様に処理した上で野菜と炒めたが、これもまた驚きの美味しさだった。当分、肉は塩麹で熟成させてみようと思う次第でした。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「カッターボート」

隅田川の河口、「春海大橋」上から下を見たら、「カッターボート」が漕がれていた。本来ならばもう春のはずだが、未だに寒い日々が続く東京。「水温む」と言いたいところだが、とてもとてもそんなことは言えない。しかし、近くに「東京海洋大学」があるので、多分彼らの練習なのだろう。5月になると必ず早朝から東京海洋大学の新入生たちによるカッターボートの訓練が行われる。大体朝6時頃を目処に出発し、一時間程の行程をこなしているようだ。多分今回の航行はそのための下見とかいったものではないだろうか?

「一日一快食 続き」
約1週間経った。お腹が減っている状態が当たり前になりつつある。朝は「トマトジュースと生姜茶」たまにはコーヒーを飲む。昼は飲み物のみ、夜は何でも食べている。これまで今のところほぼ1.5kgの体重減少となっている。毎朝、体重計に乗り、成果を確認している。目標はとりあえず4kg減だ。4月に人間ドックに行くのでそれまでには何とか達成させたいと思っている。一方、「禁酒」のほうは途絶してしまった。1週間しか続かなかった。さて最新情報をご報告。12日経ってほぼ2kg減量に成功しています。

「春のお彼岸」

春の彼岸の中日、「青山墓地」は車で大混雑だった。まだ午前10時なのにだ。青山通り側から入って行って「青山消防署」前から墓地に入る道は大渋滞。お蔭で消防署の角を右に曲がる嵐閧フ私の車も渋滞でにっちもさっちもいかず。近くの駐車場に入る車もいたが、まあもう少し我慢していたら、漸く警察官の誘導で右折に成功。その先で車を停めて墓参りに行って来た。途中、いつもお線香を買う店で「樒(しきび)」とお線香を二つづづ買い求めて来させたのだが、なんと1200円に値上がりしていた。これまでは800円だったのだから、これは「彼岸価格」なのだろうか?娘と孫の3人で墓参りをしてきました。午後からは娘はご主人と一緒に銀座に買い物に行くというので孫娘の「栞」ちゃんを我が家で預かることになった。兎に角「泣くのが仕事」のまだ生後4ヶ月の赤ちゃんだから仕方ないのだが、お腹が減れば泣く、おしっこをしておしめが濡れれば泣く、泣けば抱き上げていたのだが、どうしても泣き止まないところで今仕事の関係で我が家に住んでいる「次男」が私の「ipad」で赤ん坊が泣き止む音というアプリを見付け出してきて、聞かせたところ、驚くなかれ興味津々に耳を澄ませて泣き止んだのだった。音は一つはビニール袋をくしゃくしゃとした時の音や、テレビの画面に何も映っていない状態の音など、大人には意味のない音なのだが、それが赤ん坊にはどこか脳を刺激するのだろう。面白いものだ。

「跳ね上げ橋」
豊洲の「ララポート」には小さな港があり、そこには今時珍しい「跳ね上げ橋」がある。昨年訪れたロシアはサンクトペテルブルグにも大きな跳ね上げ橋があり、夜間の一定時間は橋が揚がって、下を船が通ることが出来るという。東京でも「勝鬨橋」は元々跳ね上げ橋だったが、今は車も交通量が多いために固定されてしまっている。首都高の羽田との連結部分にも開口式ではなく「並行移動式」というのだろうか、竹とんぼのように支点を中心にしてぐるっと動く橋があるが、これも今は固定されてしまっており、なんでこんな無駄なものを作ったのかと思うが、そんな橋もある。ララポート豊洲の橋は船が桟橋に入ってくる時のみ開く。まあ橋自体は人が歩くか自転車で通るかするだけで車が通るわけではないので、迂回路もあるから問題はない。

2012年の映画のお話し

映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年54作目)
まあ、メリル・ストリープの演技に感心するしかない。あのイギリスを11年半率いた鉄の女の物語。有名な女性なので改めて説明する必要はないだろう。兎に角メリルの演技に尽きるという映画でした。お薦めです。

映画「長ぐつをはいたネコ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年55作目)
スペインだかメキシコだか分からない場所設定だが、「西部劇」と「ジャックと豆の木」を合わせたようなお話しのアニメ。天の宮殿から盗み出したダックの玉子は金、それを奪おうとする物語。子供たちが騒いで煩い劇場でした。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年56作目)「午前10時の映画祭」
あのミュージカル映画が再放映された。「ドレミ」の歌やら、当時一世を風靡した曲が次々と出てくる。オーストリアのザルツブルクの修道院にいた若き女性が郊外の大邸宅に住む大佐を訪れ、その子供たち7人の家庭教師となる。そこから生まれた愛情が歌に綴られる3時間にも及ぶ名作でした。

映画「僕等がいた 前編」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年57作目)
17歳、釧路の高校2年生の男女の恋愛物語。前編は、出会いと別れ、釧路駅での汽車での別れまで。ちょっと歯が浮きそうな感じがする純愛ドラマでした。ベストセラー作品の映画化だというがよく分からない男女交際だったというのが感想です。

日経新聞3月23日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「ヘルプ」が4つ星、「ルート・アイリッシュ」が5つ星、「マリリン7日間の恋」が3つ星、「テイク・シェルター」が3つ星、「トロール・ハンター」が3つ星、「カエル少年失踪殺人事件」が2つ星、「海燕ホテル・ブルー」が4つ星でした。

「シノプスシ167」
本「下町ロケット」(池井戸 潤 著) 小学館刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年79冊目)
「直木賞」受賞作。元ロケットエンジン開発者がロケットの失敗の責任を取って野に下り父親の小さな機械メーカーを継いだ。しかし、大手メーカーから訴訟を起こされたり、資金繰りが行き詰まったりと社内外が揺らぐ。しかし自らの特許が最期の窮地を救うのか?果たして国産ロケットは飛ぶことが出来るのか?面白かった。一気に読みきった。

本「火の華」(藤原 緋沙子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年80冊目)「橋廻り同心・平七郎」シリーズ2
北町奉行から「歩く眼明日箱」という裏の任務を与えられた平七郎が大活躍する。

本「弁護士探偵物語」(法坂 一広 著) 宝島社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年81冊目)「天使の分け前」
一人の弁護士が突然殺人事件に巻き込まれ、あろうことか容疑者として逮捕されてしまう。だが放免された彼を襲うのは次々と起こる殺人事件。果たしてどうなるのか?「このミステリーが凄い」大賞受賞作品。

本「雪舞い」(藤原 緋沙子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年82冊目)「橋廻り同心・平七郎」シリーズ3
本「夕立ち」(藤原 緋沙子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年83冊目)「橋廻り同心・平七郎」シリーズ4

本「史記 武帝記7」(北方 謙三 著) 角川事務所刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年84冊目)
永かったシリーズも遂に完結編だ。漢の武帝も遂に崩御した。在位55年だった。歴史は語り継がれていく。司馬遷の歴史書に武帝はどう記されていたのか?面白かった。

本「ルーズヴェルト・ゲーム」(池井戸 潤 著) 講談社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年85冊目)
ルーズヴェルト・ゲームとは野球で一番面白い戦いは8:7だという米国大統領の言葉から出来たものだという。中堅機械メーカーの野球部を巡る物語。会社は業績不振でリストラの真最中。更にライバル企業からの経営統合の話しも起きて大変な騒ぎとなる。この作者、前作の「下町ロケット」もそうだったが、ストーリーテラーとしての才狽ヘ凄いと思う。現在書店ベストワンの売れ筋です。

春のお彼岸

「J REPORT 2012 3月第5週号」
「リタイアメント・ノート 3年目9ケ月目」 「VOL.732 SINCE AUG. 12th、1983」
「永代橋と東京スカイツリー」
東京駅八重洲口から真っ直ぐに東に向う道が「八重洲通り」だ。その通りは隅田川にぶつかると「中央大橋」という橋を渡ることになる。この橋の右手が「佃島」、そして左手は「石川島」と呼ばれている。この石川島には今は超高層マンションが立ち並んでいる。あの元巨人軍の松井秀樹氏や、元総務大臣の竹中平蔵氏らが住んでいたことでも有名だ。実はこのマンション群が江戸時代は「人足寄場」と言われた所謂監獄なのだ。当時は勿論橋など掛かっていないから、船でしか来ることができないが、以前にもお話ししたように、ここに軽度の犯罪者を集めて社会復帰させるべく、色々な仕事を覚えさせていたのだ。そして佃島は徳川家康が大阪より漁師を連れてきて、この地に住まわせ、「白魚」を独占的に獲らせ、将軍家に献上させていた。そんな中央大橋から「永代橋」を観る。隅田川の上流には今や都内最高の観光スポットとなった「東京スカイツリー」も見ることが出来る。そういえば東武鉄道の「業平橋駅」の名前が変わった。「東京スカイツリー駅」となった。同時に都バスの「業10」番路線、「新橋駅°ニ平橋駅」間のバスも、「とうきょうスカイツリー駅」行きとなった。

「iPAD続き」
いやはや苦労させられる。数時間も「アップル」社や「イーモバイル」社に電話して漸く初期設定が完了したが、疲れ果ててしまった。携帯もスマートフォンではないので、中々難しく使い慣れるにはかなり時間が掛かりそうだ。「音声認識」機狽焜_ウンロードして使ってみたが、きちんと反応し、答えをインターネット上の検索エンジンから導いてくれるのには驚かされた。一日一個でもいいから色々なアプリをダウンロードして使いこなせるようになるように頑張る。

「東京ゲートブリッジ再び」

その日は寒かった。自宅から歩いてJR東雲駅まで小一時間。その先に「東京ゲートブリッジ」があった。まだここからだと1km以上は離れているが、上を走る車も見える。橋の下は「中央防波堤」という名が付いたゴミ捨て場だ。東京湾は区画を区切って「ゴミ処理場」としてゴミの捨て場となり、やがてそれが満杯になると上に蓋が乗せられた形で新しい地面が出来る。こうして徐々に埋立地が広がって東京湾は狭くなっていく。江戸時代も徳川家康が入府した当時は海は日比谷だったそうだし、上野のお山近くまで海岸が迫っていたという。それを埋め立てでどんどん広げていったというから、今も昔もやっていることは同じだ。神戸市も六甲山の山を削った土で海岸を埋めて平地を作っていった。山の上にはニュータウン、埋立地には高層住宅とオフィース、そして神戸空港となっている。六甲山をぶち抜いてトンネルも作った。さて東京ゲートブリッジより更に海側に新しい埋立地が出来るのはいつのことになるのだろう?都市で出るゴミは一向に減らないから、意外に早く埋め立てられるかも知れない。

「古地図ブーム」
江戸時代の古地図が小さなブームとなっているようだ。NHK・TVでやっている「ブラタモリ」もその一つだ。さて日本橋は昔から街道の起点となっていた。今も橋の袂に「道路元標」がある。江戸時代は、日本橋が出発点となって五街道が設けられていた。「東海道」「甲州街道」「中仙道」「奥州街道」「日光街道」がその五街道だ。奥州街道と日光街道は宇都宮までは同じ道で宇都宮で分離し左右に分かれた。ところで話しは日本橋のような橋のお話しなのだが、「大坂」は江戸時代から「八百八橋」と言われる「水の都」だった。事実、橋の数は八百を越えていたという。八百八とは沢山あるということの比喩だ。一方、お江戸は「八百八町」と言われる巨大な都市だったのだが、この江戸、実に川や掘割、運河等が網の目のようにあったために実際の橋の数は2000を越えていたという。特に大川の東側の本所深川などには本当に沢山の橋があったようだ。それらは古地図からも、伺い知る事が出来る。橋といえば江戸時代、深川の富岡八幡様の例大祭の人出で混みあっていた「永代橋」が落ち、1500人以上が死んだ大事件があったという。当時の江戸の人たちは殆どの人が泳ぎが出来なかったらしく、水死したという。地方の人で海辺や川筋に住む人ならば水泳も出来ただろうが、昔はプールもないわけだし、大半の人は泳げなかったそうだ。武士は武芸の一環として水泳術を学ぶ人もいただろうが、漁師とか船乗りならいざ知らず、一般の庶民はそんなことをする暇もなかったのだろう。

「手前勝手世界食物語、第244話」

「麗香園」
その店は埼玉県のJR西川口駅から徒歩5分ほどにあった。中国は大連からやってきた家族が経営していると言う小さな中華料理店だった。店の名は「麗香園」。例の6月にスイスに一緒に行くメンバー3人の月例会をこの店で開催した。料金はセットメニューで一人@1800円、それに飲み放題@1200円を付けて合計で@3000円と言う安さだった。ところが前菜は「圧縮豆腐、腸つめ」「茹で鶏、 」「なまこの煮付け、野菜サラダ」、そして「海老と野菜の甘酢餡かけ」等々食べきれないほどの料理が次々と出てきた。驚きの料理、それも美味しい。こんな店があったんだと思わず感心してしまった。我が家からは遠いので中々これないとは思うが、意外な隠れ屋でこれなら地元の人も満足しているのではないか。そして最後の〆は特注の「ふかひれ餡かけ焼き飯」だ。豪華に「ふかひれ」を乗せてもらい堪狽オました。これも美味しかったです。「ふかひれ」の本場、三陸海岸は未だに復興復旧に至っていないが、「ふかひれ」の復活が早いことを祈っています。特に日本の「ふかひれ」は中国料理には欠かせない高級食材でもある訳だから、「頑張ろう、日本」の象徴にしてもらいたい。

「一日一快食」
「本」の欄でもご紹介したが、ベストセラーになっている本「空腹が人を健康にする」、副題「一日一食で20歳若返る」というのがある。著者は医師だ。自らの経験を記したもので、10年前にこの一日一食に挑戦して、身長173cm77kgあったものが、62kgへと減量しそれを今も維持しているという。要は一日一食だけ夕食時に食べる。その時は基本的には何を食べてもいい。まあ普通の人は一回の食事で三食分を食べることは不可狽セろうから、現実的に一日の総カロリー量は減ることになるというわけだ。著者によると、人類は17万年の間、常に空腹だったが、この100年で漸く満足に食することができるようになった。従って人間を「飢餓状態」にすると色々と隠れていた或いは使われていなかった「遺伝子」が動き出し、身体を活性化させ、若返らせるというもの。特に現代人は食べ過ぎでこれが万病を呼び込んでいるというのだ。私は以前にも「一日一快食」というのにチャレンジした経験もある。仏教では「断食」、イスラム教では「ラマダン」という形で世界中で「飢餓状態」を経験することも出来る。アメリカでのある調査では世界中で「日本の元・?フ食事が一番健康によい」という結果が出たという。当時は「一汁一菜」で、それも普通の人の食事は一日二回と言われているからカロリー摂取量はかなり低かったと思われる。しかしそれが逆に健康には良いというのだから、これは是非マネをしてみたいものだ。また、食事の際に過度な砂糖と塩の摂取は厳禁だそうだ。ダイエットによるウェイトコントロールだけでなく、細胞自体が活性化してくれるならば、これ以上良いことはないだろう。早速始めてみました。結果は後日ご報告します。美味しいものばかり食べていても仕方がないですが、一日に一度の食事ならば、豪華に美味しいものを食べます。追伸:本にあった「ごぼう茶」を作ってみました。牛蒡を洗ってささがきにして天日干し、それをフライパンで油なしで炒め、こげて煙が出る前に取り出してお茶の葉とするというもの。さて、実はこの「一日一快食」と言う話しは、2008年1月に新聞紙上にて報道されていた。九州大学の名誉教授の「藤野武彦」氏だ。私はその記事を見て実行しようと思った。藤野氏によれば、朝食は緑茶や紅茶、味噌汁といった水分を、昼は軽く林檎やお握り程度にして、夕食はストレス解消のためにも何でも好きなもの(和食がお薦めだが、中華でも洋食でもいいし、お酒もOK)を好きなだけ食べるといった方法なのだ。基本的には今回の「空腹が人を、」と同じ話しなのだ。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「豊洲新市場建設進む」

晴海から眼を湾岸方面に向ける。遠くにレインボーブリッジ、そしてお台場の建物が見えるが、その手前に正に今開発中の「豊洲新市場」の建設現場が見える。2年後には今の「築地市場」がここへ移って来る。今はモノレールの「ゆりかもめ」が走っているだけだが、大きな市場の建物と駐車場などが整備されるのだろう。築地は今や観光名所にもなっており、外国人観光客の姿も多い。それが市場が豊洲に移動すると残されるのは「築地場外市場」だけになってしまう。場外市場は小売り屋さんたちの店が立ち並ぶ。だから市場が豊洲に行ってしまっても残らざるを得ないのだろう。まあその時は「味で勝負」してもらうしかないだろう。市場内での「競り(せり)」が注目されて観光客を集めていたが、豊洲に移転後は場外市場はおこぼれを貰うのではなく、自らの創意工夫で市場関係者以外の人たちを集めることが必要となるのだろうか。晴海側からは新市場に向けて既にある晴海通りを真っ直ぐに直進する「晴海大橋」があるが、更に海側に新しい「豊洲大橋」の建設も進んでおり、市場開業時には勿論完成しているのだろ。いずれにしても移転後の跡地再開発問題が俄然注目される。

2012年の映画のお話し

映画「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年49作目)
前作から5年、全世界で470億円も稼いだその後継作。速いテンポに鋭い推理とまあ楽しめる映画でした。

映画「麗しのサブリナ」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年50作目)「午前10時の映画館」
第2週目も「オードリー・ヘップバーン」主演映画。「ハンフリー・ボガード」との共演だ。ニューヨークはロードアイランドに住む富豪一家。そこに働く運転手の娘がサブリナだった。彼女は昔から一家の弟に恋していたが、相手は既に3度の結婚に失敗している浮気者だった。サブリナはパリに2年間料理で留学し帰国した。その変貌と美しさに弟は今結んでいる婚約を解消しても彼女と一緒になりたいと思った。そんな時兄のほうがサブリナの相手をすることになってしまう。そこから思いもかけぬ方向へとドラマは進む。美しいオードリーでした。ショートパンツ姿が魅力的でした。

映画「おかえり、はやぶさ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年51作目)
小惑星探査機「はやぶさ」の映画はこれで3作目だ。今回は3Dだ。確か昨年は「角川」、今年は「東映」、そして今回は「松竹」がはやぶさの映画を作ったことになる。主演は「藤原竜也」と「三浦友和」。余り感動しなかった。

映画「魔弾の射手」(ニューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年52作目)
有名なオペラの映画化。試射競技で勝てば美しい花嫁を貰えるために緊張し不安になってしまった若者。悪魔の誘いで禁断の弾丸を作ってしまうというお話し。

映画「アフロ田中」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年53作目)
高校を中退したアフロヘアーの男性。もてない歴、産まれて以来という男の物語。笑えるね。

日経新聞3月16日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「マーガレット。サッチャー 鉄の女の涙」が3つ星、「僕達急行」が4つ星、「青い塩」が3つ星、「イップ・マン 葉問」が3つ星、「長ぐつをはいたネコ」が3つ星、「ゴーストラーターホテル」が2つ星、「種まく旅人」が2つ星でした。

「シノプスシ166」
本「花涼み」(井川 香四郎 著) 幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年71冊目)「船手奉行うたかた日記」シリーズ5
本「風の舟唄」(井川 香四郎 著) 幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年72冊目)「船手奉行うたかた日記」シリーズ6
本「海賊ケ浦」(井川 香四郎 著) 幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年73冊目)「船手奉行うたかた日記」シリーズ7
若手の船手奉行所同心の「早乙女薙左」の活躍を描く。

本「恋椿」(藤原 緋沙子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年74冊目)「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ1

本「妖談へらへら月」(風野 真知雄 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年75冊目)「耳袋秘帖」シリーズ5

本「空腹が人を健康にする」(南雲 吉則 著) サンマーク出版刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年76冊目)
副題は「一日一色で20歳若返る」です。詳細は「食」の部で紹介しています。

本「仇討」(佐伯 泰英 著) 光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年77冊目)「吉原裏同心」シリーズ16
神守幹次郎と妻の汀女のお話し。今回は吉原で起こった仇討騒ぎだ。

本「蜩ノ記」(葉室 麟 著) 祥伝社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年78冊目)
「直木賞」受賞作。主君の側室に不貞があったとして幽閉されている「戸田秋谷」。場内で刃傷沙汰に及んだ罪で秋谷の監視役を命ぜられた「檀野庄三郎」。秋谷はあと3年で切腹するまでの間に藩の歴史書の作成を命ぜられていた。武士とは何かを鋭く問う作品。感動出来る一作でした。