「連休中の日の出」

東京の日の出は既に午前5時を切って4時台に突入している。連休初日のその日も太陽が東の空から顔を出した。まん丸の大きなお顔さんだ。くっきりとした「ご来光」が観えました。連休前半は好天続きだったが、中盤は雨模様の東京でしたね。中々後半も天候は回復しませんね。ところが雨模様で一番混んでいたのは銀座有楽町周辺では「映画館」でした。「裏切りのサーカス」「テルマエ・ロマエ」「わが母の記」等は全て満席でした。

2012年の映画のお話し
映画「ブライズメイズ」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年81作目)
花嫁の介添え人を「ブライズ・メイド」というが、花嫁の親友がなり、パーティーを仕切ることになる。幼友達のメイド・オブ・オナーになったアニーはトラブル続き。果たして結婚式は上手く行くのか?どたばた喜劇でした。

映画「裏切りのサーカス」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年82作目)
まだ冷戦下のロンドン。イギリスの諜報部、MI6は通称サーカスと呼ばれていた。この中に・Aのダブルスパイがいるということが分かった。誰だ?それを探す役割を当てられたのは、既に退任していたジョージだった。果たしてスパイは誰か?映画を観ているうちにこの本を読んでいたことを思い出した。満席でした。

映画「孤島の王」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL 
EYE)★★★(今年83作目)
1915年のノールウェイ。少年犯罪を犯したものたちを集めた監獄が孤島にあった。そこに収監された一人の少年が脱走を図ろうとする。少年達の実に厳しい生活に驚かせる。この話し。実話だという。中々面白かった。

映画「HOME 愛しの座敷わらし」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年84作目)
左遷されて盛岡にやってきた夫に付いて来た家族。住むのは古い和風木造の家。そこには実は「座敷わらし」が住んでいた。一家は徐々にその「座敷わらし」を目にするようになるのだが、失われていた家族の絆が強くなる。そしてその「座敷わらし、六ちゃん」は福の神だった。期待したほどの映画ではありませんでした。

映画「わが母の記」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年85作目)
今年観た映画では一番良い映画でした。井上靖の原作だが、多分本人の人生を描いているのだろう。中学の時に母に捨てられたと思っている今は売れっ子作家の「伊上」。そんな彼の母や徐々に壊れて活きつつあった。所謂認知症、ボケだ。そんな家族の愛を人の死と生を通じて描く。日本人らしい気持ちのこもった映画でした。絶対お薦めします。樹木希林の演技は流石でした。

映画「テルマエ・ロマエ」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年86作目)
ローマ帝国と日本が世界で「風呂」を大切にして楽しんでいた人種らしい。ということで古代ローマの風呂作りの技師が皇帝の命令で斬新な風呂を作ることになる。悩んでいたら現代日本にタイムスリップ。そこで得た風呂の知識をローマで実践するというお話し。正にくだらないお話し、漫画でした。それでも満席でした。

「シノプスシ173」
「恋は愚かと」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年115冊目)「姫は31」シリーズ2
長崎は平戸藩の姫「松浦静湖」は御歳31歳、未だ独身。事件が起こるとどうしても謎を解きたくなるという性格。今回は忠臣蔵の謎解きだ。

「恋指南」(藤原 緋沙子 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年116冊目)「藍染お匙帖」シリーズ6
医者として父親の後を継いだ千鶴は牢医師でもあった。いつもながら彼女の推理が冴える。

「奔る合戦屋」上(北沢 秋 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年117冊目)
「奔る合戦屋」下(北沢 秋 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年118冊目)
16世紀前半の信州地方を争う豪族「村上家」に仕える外様の「石堂一徹」は若いが戦の名人と武勇を誇っていた。そんな彼の半生を描く。実に面白かった。絶対にお薦め。

「銭の戦争 魔王誕生」(波多野 聖 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年119冊目)シリーズ1作目
これは面白い。日露戦争前後の株式市場を巡って買い手と売り手が競い合う。一人の若者が空売り大勝負を仕掛ける。果たして勝利はどちらに。強気の買いか弱気の売りか?面白い。絶対にお薦め。次作が楽しみだ。

「穴めぐり八百八町」(風野 真知雄 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年120冊目)「穴屋佐平次難題始末」
元隠密の佐平次は江戸でも珍しい「穴屋」。なんにでも穴を開けるという稼業を営んでいた。そんな彼のところに次々と訪れる客たち。

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