「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「スノーロワイヤル」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年95作品目)映画スノロワイヤル
デンバーのスキー場の町で除雪車の運転手をしている男。息子が麻薬絡みの事件に巻き込まれ、人違いで殺された。そこで復讐に出掛けるのだが、次々と人が死ぬ。原因は地元のマフィアと原住民のグループとの抗争と復讐だった。さあ最後は?

「小さな恋のメロディ」(角川シネマ有楽町にて)私的批評眼★★★★(今年96作品目)映画メロディ
古い映画だ。テレビが白黒時代のロンドンの小学校。主人公は10歳の少女メロディと彼女に恋をした少年のお話し。遂に結婚式をすることになるのだが、面白かった。少年少女の純愛でした。

「アラジン」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★★(今年97作品目)映画アラジン
中々の映画でした。流石ディズニーですね。不変の物語でした。

6月14日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「ハウス・ジャック・ビルド」が4つ星、「旅のおわり世界のはじまり」が4つ星、「メン・イン・ブラック インターナショナル」が3つ星、「ガラスの城の約束」が3つ星、「さよなら、退屈なレオニー」が3つ星、「町田くんの世界」が2つ星、「エリカ38」が3つ星でした。

「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」「グリーンブック」「運び屋」「こどもしょくどう」「さよなら くちびる」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」「バハールの涙」「メリーポピンズ リターンズ」「女王陛下のお気に入り」「ちいさな独裁者」「ヴィクトリア女王」「半世界」「ねことじいちゃん」「翔んで、埼玉」「あの日のオルガン」「天国でまた会おう」「マイ・ブック・ショプ」「Bの戦場」「ブラック・クランズマン」「ROMA」「ザ・プレイス」「バイス」「ハンターキラー」「パリの家族たち」「誰もがそれを知っている」「小さな恋のメロディ」「アラジン」

「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
一月大歌舞伎=歌舞伎座にて 
二月競春名作喜劇公演観劇=新橋演舞場にて
團菊祭五月大歌舞伎=歌舞伎座にて

「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉。6月に孫を連れてハワイアンズに、更に6月末からは神奈川会の仲間と三陸に、7月に4S会で壱岐の島から長崎へと、7月後半は孫娘と一緒に再び壱岐に、そして9月は北海道へ競争馬を観に行く予定。
海外旅行は、2月と5月のハワイ、8月もハワイの予定。
これまで行った国々の合計数は、71か国(直近18年5月のモンゴル)

「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「大江戸閻魔帳二」(藤井 邦夫 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年116冊目)「大江戸閻魔帳」シリーズ第2弾本大江戸閻魔帳

「自首 検事・沢木正夫」(小杉 健治 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年117冊目)本自首

「七人の刺客」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年118冊目)「隠密船頭」シリーズ第2弾本七人の刺客

「朔風ノ岸」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年119冊目)「居眠り磐音決定版」シリーズ第8弾本薫風ノ岸

「遠霞ノ峠」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年120冊目)「居眠り磐音決定版」シリーズ第9弾本遠霞ノ峠

「第71回同志社大定期戦」

「第71回同志社大定期戦」
生憎の曇り空、今にも雨が降りそうな空模様だ。定期戦だからセレモニーがあり、いよいよコイントス。母校が勝って後半のチョイスを選択。(写真:F1)F1
キックオフ。(写真:F”)F2
レシーブの同志社が良いランを見せて自陣30ヤードへ。母校のキッキングチームの突進力はお粗末だ。このシリーズ、同志社が3回ファーストダウンを更新したが、ショットガンのQBがRBへのハンドオフフェイクをした後にカウンターで中央部を走るのと、QBがノーフェイクでそのまま中央突破するランプレートとの組み合わせ、またはIフォーメーションのワンバックへQBがハンドオフフェイクし、そのまま下がってのパス、これらが基本プレーだ。しかしQBサックされ結局パント。
母校はQB12番三輪君(3年)がスターター。ランが2プレー止められた第3ダウンは28ヤードのパスが2番WR佐藤君に決まりフレッシュダウン獲得するも、このシリーズも後のパスが決まらず、敵陣35ヤードからFGを狙うが決まらず。
その後は一進一退だ。同志社はランが決まるもパスが繋がらず、母校はパスが決まらず苦し紛れのランが出ずいいところなし。同志社のパスをインターセプトしたり、ファンブルをリカバリーしたりと母校ディフェンスが頑張りチャンスを得るのだが、パスが決まらずチャンスを生かせず、前半終了間際の残り16秒に同志社が母校陣内6ヤードからFGを成功させ、0:3となる。(写真:F3)F3
ハーフタイムショーでは見事な演技を。(写真:F4)F4
後半も一進一退だったが、母校QBがスクランブルから走り22ヤードゲインし、敵陣に入る。期待のRB7番大河原君(2年生)がWRの位置から大きく逆サイドにリバースしてラン。13ヤード獲得。彼は元々高校からQBで1年の時もQBで出ていたが、大きな体とストライドの長い走りと当たりの強さで今後期待のRBだ。
敵陣16ヤードからQB三輪君から19番TE南君(4年)へのエンドゾーン中央へのパスが成功しTD、TFPも決まり、7:3と逆転。(写真:F5)F5
同志社はQB8番が中央へのカウンターランで攻め込むパターンが確実に決まるが、その後が続かず、チャンスが生かせない。母校も相変わらずランが出ず、パスも決まらずといいところなし。しかし自陣14ヤードからの攻撃で7番大河原君のランとパスが漸く立て続けに決まり、自陣47ヤードまで進み、ここでビッグプレーが出た。
4Q開始早々の残り11分50秒、83番WR原田君が左サイドライン際を一直線に走り、ディフェンダーを抜き去り、そこへQB三輪君からのロングパスが決まり、あっという間にTDとなる。TFPも決まり、14:3となった。(写真:F6)F6
その後雨がかなり強く降り出した。ここから雨でランプレーが多くなり、結局このまま時間切れで終了した。
結論から言うと、こんな試合をしているようでは秋のシーズンが思いやられる。先日のOB総会に初めて出席して幹部にかなり強くOB側の不満を私が述べた。その時の回答が全く生かされていないし、進歩がないとしか言えない。まずキックオフチームがだらしない。何もかもが中途半端だ。オフェンスはランが出せない。そのためパスオフェンスの時に敵のラッシュをまともに受けてQBが追い掛け回される。後半漸くパスプロテクトが決まれば、ちゃんとパスが通るのだから、もっと基本を大事にしないと駄目だ。パスディフェンスは前から3+3+5の布陣の後ろ5人が引きに引き過ぎていて、オープンのランに全く対応出来ない。まあ、こんなチームでの秋のシーズンが思いやられる。勝つことは出来たが、同志社は弱い。弱いチームにこんな戦いだから困ったものだ。
またOBを集めて活性化の話し合いを行い、現役に伝えようと思う。
因みに同志社のQB8番は出身校が「清風」だ。母校のQB1番西沢君と同チーム同ポジション同学年だった訳だ。高校時代はどっちがスターターだったのだろうか?

「日本橋七福神巡り3」

「日本橋七福神巡り3」
「椙森(すぎのもり)神社」(日本橋堀留町1-10-2)(写真:N16)N16
遠く一千年の昔創建にして、天慶三年(940)田原藤太秀郷戦勝を祈願し強敵を滅ぼす、偏に神助に依ることと、伯夷銀の狐像を奉納する。文正の頃、関東一帯連年旱魃ありて、太田道灌、当社に詣で乞い祈らばその霊験あり、尊敬のあまり山城国稲荷山五社大神を祭祀す。五社稲荷の一社なる大巳貴大神のご宣託により、恵比寿大神を奉斎せられ、今日に至るも年々盛大に、祭典を執行せり。
江戸時代「富くじ」を発行していた神社で境内には「冨塚」がある。(写真:N17)N17
「由縁」(写真:N18)N18
宝くじ祈願の参拝者も多いとか。(写真:N19)N19

「小網神社」(日本橋小網町16-23)(写真:N20)N20
健康長寿の「福禄寿」と財運向上・学芸成就の「弁財天」は、神社と同じ境内地にあった「万福寿寺」に祀られていた。稲荷神を主祭神とする小網神社は約550年前の文正元年(1466)悪疫鎮静の神として鎮座。
「福禄寿」(写真:N21)N21
「小網神社」社(写真:N22)N22
「弁財天」(写真:N23)N23
銭洗いのご利益もあるそうだ。(写真:N24)N24
社殿が戦災を逃れたり、同神社の御守りを受けて戦地に向かった兵士全員が無事帰還したことなどから、近年「強運厄除の神」として信仰を集めているそうだ。
これで七福神を一回りしました。次はどこの七福神に行こうかな?

「新しいスーツケース」
10年前に買ったスーツケースと共に、67回の海外旅行に行った。流石に汚れた古いスーツケースだが、遂に下のローラーの部分が壊れた。完全に壊れた訳ではないのだが、摩擦が増して動かせ辛い。そこで日経新聞の使い勝手ベストワンの「ロジェール」というスーツケースだ。(写真:スーツケース)スーツケース
機内持ち込み可のサイズで色は濃い目の黄色。まあ古いスーツケースにもお世話になった。67回連れ回したのだから、本当にお疲れ様、ご苦労様でした。まあ、これからは年数回の海外旅行となるだろう。身体がもたなくなってきているし、絶対に長距離のフライトは駄目だし、エコノミーのシートでも駄目だし、色々と限定されてしまうから、旅と言ってもハワイか香港程度だな。

「素敵庵」

「手前勝手世界食物語、第524号」
「素敵庵」
先日行った「いちにっさん」の姉妹店が「素敵庵」だ。経営は同じ鹿児島の蕎麦屋さんだ。
大体二月に一度は言っている店だ。
まずは「冷製トマト」(写真:食1)食1
次が「黒豚炭火焼」(写真:食2)食2
これは新しいメニューだ。中々に美味しい。元々鹿児島黒豚を出している系列だからだろう。
メインはステーキでUS乃至オージービーフ(写真:食3)食3
おやおや、隣の「いちにっさん」のマネージャーが何かこの店の食材を取りに来ていました。姉妹店だからこういう融通も利くのだろう。
輸入の赤身肉でも玄人が焼くと実に美味くなるから不思議だ。流石プロですね。
梅雨入りして本格的な雨のシーズンになった東京から勢古口がお送りしました。

「仙台会と横浜会」

『J REPORT 2019年6月第3週』
「リタイアメント・ノート 10年12か月目」
「VOL.1111号 SINCE  AUG.12th, 1983」
「仙台会」
なんと20数年、67回目を迎えたのが「仙台会」だ。昭和40年代から50年代に掛けて、総合商社「丸紅」の仙台支店金属課勤務の上司や同僚、部下が集まっての会だ。その後各地への転勤もあるが、20年以上前に私が東京勤務になったので幹事役を引き受けて開催されるようになり、遂に67回目ということだ。当日も合計6名が集まり、楽しく飲み食べ歓談した。場所は銀座6丁目、蕎麦の名店「明月庵田中屋」だ。
先付け(写真:S2)S2
刺身(写真:S3)S3
焼き茄子と豚肉(写真:S4)S4
天麩羅(写真:S5)S5
蕎麦(写真:S6)S6
デザート(写真:S7)S7
他の5名の方々(写真:S1)S1
まだまだ元気で続けたいですね。

「横浜会」
こちらは母校フットボールのOB会の一つで、82才のY氏が最年長で私たちの代が最年少の70才という会で、基本は横浜に関係のある人、あるいは在住者となっていたが、今はかなりオープンな会になって参加資格なしとなっている。場所は横浜中華街の「大新楼」。中華街も戦前から戦後は大陸でも福建省や台湾出身者が多かったようだが、今は大陸の新参者が「1980円食べ放題」で席捲しているようで、老舗の凋落が激しいようだ。単品料理で売る時代は終わったのか?若い人は高くて美味いものよりも、安くて普通のものが好まれているのか?
この日も人出は少なかった。それでは食事をご紹介しよう。
先付け(写真:Y1)Y1
名物のワンタン(写真:Y2)Y2
海老の炒め物(写真:Y3)Y3
スープ(写真:Y4)Y4
フカヒレ(写真:Y5)Y5
鶏肉唐揚げ(写真:Y6)Y6
この他に焼飯が出たのだが、私はこの時に先日のOB会総会の話しを皆さんの前でしていたので、写真が撮れなかった。全員70歳以上の集まりですが、皆さん元気でした。(写真:Y7)Y7
私は前列左で中腰です。因みに15回目だとか。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「誰もが、それを知っている」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★★(今年89作品目)映画誰もがそれを知っている
スペインにアルゼンチンから親類の結婚式に出るために娘(ペネロペ・クルス)と孫たちが帰ってきた。そして結婚式の夜に16歳の孫娘が誘拐される。果たして親戚たちはどのように行動するのか?30万ユーロの身代金の要求がくる。内情を知っている身内の犯行なのか?最後の最後まで飽きさせない映画でした。

「ゴジラ キングオブモンスター」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年90作品目)映画ゴジラ
余計なことを言う必要はないだろう。ゴジラの映画がハリウッドに渡ったということだ。

「さよなら くちびる」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★★★(今年91作品目)映画さよならくちびる
最高の映画でした。歌が良い、詩が良い。もう涙が溢れました。2人の女性フォークグループ「ハルレオ」、作詞と作曲は「ハル」(門脇麦)、一緒に歌うのは「レオ」(小松菜奈)、路上で歌っていた二人にドライバー兼マネージャーで加わった「シマ」(成田凌)と3人で最後の国内7都市のツアーに出掛ける。3人は袂を分かち解散するというのだ。そこで起きる三角関係だったり、我儘だったり、でも音楽を愛する気持ちは一緒。こんな良い映画を皆さんに紹介しない訳にはいかない。絶対お勧めです。二人の歌を聴くだけでも素晴らしいです。

「長いお別れ」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年92作品目)映画長いお別れ
本当に考えさせられる映画だ。70才で認知症を発症した男性とその妻。そして長女は夫の関係でアメリカ西海岸に住み、息子がいる。次女は料理関係だが、男性との関係がうまく進まない。そんな家族の7年間を描く。徐々にしかし確実に進む認知症。老いとは、家族とは、色々と現実を突きつけられた映画でした。英語で「LONG GOODBYE」とは、認知症になることを言うらしい。

「僕はイエス様が嫌い」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年93作品目)映画僕はイエス様が嫌い
短い作品だ。地方のミッションスクールに転向した少年が、学校での祈りやらこれまでと違う校風に戸惑う。彼が祈ると小さな神様が目の前に現れる。神様にお願いしても何事も叶う訳ではない。現実と祈りとのギャップが主題だった。

「エリカ38」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年94作品目)映画エリカ38
実際は60才を越えている女性が38才と偽り、多額の詐欺事件を起こし、タイに逃亡した事件だ。実はの脚色だが、主演が浅田美代子、その母親役が樹木希林という組み合わせ。浅田の体当たりの演技が怖い。

6月7日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は「アラジン」が3つ星、「ハーツ・ビート・ラウド」が4つ星、「パドマワーク 女神の誕生」が4つ星、「クロッシング」が3つ星、「スノー・ロワイヤル」が3つ星、「クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅」が3つ星、「海獣の子供い」が3つ星でした。

「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」「グリーンブック」「運び屋」「こどもしょくどう」「さよなら くちびる」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」「バハールの涙」「メリーポピンズ リターンズ」「女王陛下のお気に入り」「ちいさな独裁者」「ヴィクトリア女王」「半世界」「ねことじいちゃん」「翔んで、埼玉」「あの日のオルガン」「天国でまた会おう」「マイ・ブック・ショプ」「Bの戦場」「ブラック・クランズマン」「ROMA」「ザ・プレイス」「バイス」「ハンターキラー」「パリの家族たち」「誰もがそれを知っている」

「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
一月大歌舞伎=歌舞伎座にて 
二月競春名作喜劇公演観劇=新橋演舞場にて
團菊祭五月大歌舞伎=歌舞伎座にて

「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉。6月に孫を連れてハワイアンズに、更に6月末からは神奈川会の仲間と三陸に、7月に4S会で壱岐の島から長崎へと、7月後半は孫娘と一緒に再び壱岐に、そして9月は北海道へ競争馬を観に行く予定。
海外旅行は、2月と5月のハワイ、8月もハワイの予定。

「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「入り婿侍商い帖 外伝 青葉の季節」(千野 隆司 著)角川文庫 私的批評眼★★★★(今年110冊目)本入り婿侍商い帖外伝
このシールズは本当に面白い。是非ともお読みいただきたいと思います。

「駿河の海」(北川 哲史 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年111冊目)「名奉行筒井政憲異聞」シリーズ第1弾本駿河の海
新しいシリーズだが、中々に面白い。次が期待される。

「十手長屋物語 三」(坂岡 真 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★★(今年112冊目)「十手長屋物語」シリーズ第3弾本十手長屋物語

「上様の大英断」(氷月 葵 著)二見文庫 私的批評眼★★★★(今年113冊目)「御庭番の二代目」シリーズ第10弾本上様の大英断

「日の昇る国へ」(佐伯 泰英 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年114冊目)「新・古着屋総兵衛」シリーズ第18弾完結編本日の昇る国へ

「大江戸閻魔帳」(藤井 邦夫 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年115冊目)「大江戸閻魔帳」シリーズ第1弾本大江戸閻魔帳

「上野彰義隊・春日左衛門」

「さいたま歴史研究会―29」
「上野彰義隊・春日左衛門」
この勉強会は「さいたま」出身者を中心にして学ぶもので、今回は幕末の旗本「春日左衛門」のお話しだ。
春日家は南北朝から戦国にかけて北足立地方において、上杉氏、北条氏、太田氏の家臣で、その後江戸で旗本となり、さいたまの中野田村に300石、他の地域を含めて2750石を領していた。
江戸の屋敷は今の飯田橋、警視庁の落とし物係のあるビルの場所だ。(写真:K1)K1
そして慶応4年に鳥羽伏見の戦いに負けた幕府軍は江戸に戻り、一部の幕臣が集まって「彰義隊」を結成した。(旧暦2月23日)
投票(札入れ)により、頭取に「渋沢成一郎」、副に「天野八郎」が選ばれる。その後、町奉行所の者は逃げ出したので江戸の治安を守るために彼らが起用された。
2月25日には上野寛永寺に滞在していた徳川慶喜の護衛役となる。この間、歴史は西郷と勝、山岡らの会談があり、西郷の出した開城条件が4点あった。江戸城の明け渡し、城中の人数を向島に移す、兵器軍艦の引き渡し、慶喜を備前藩に預けるの4点であった。
その後の交渉で慶喜の預けはなくなり(3月13日)、水戸に去る(4月11日)こととなった。
4月21日、東征軍総督「有栖川宮」率いる薩長軍が江戸市内に入る。しかし、江戸市中で薩長軍は無法を多数起こす。ここで彰義隊の一部が薩長軍と衝突する。
総督府は彰義隊解散を山岡に命ずるが失敗する。
5月3日、「奥羽越列藩同盟」が結成され、薩長軍と戦うことを決議する。(31藩)
5月14日、大村益次郎は彰義隊討伐を決心する。総指揮は大村、正面攻撃軍は西郷指揮の薩摩、不忍池方面軍は肥後・鳥取、谷中方面軍は長州・肥前・久留米・大村、加賀藩邸からの大砲隊は肥前・肥後・伊賀上野の配置。
彰義隊は、隊長・小田井蔵太(御家人)、池田大隅守(池田家分家)の2名。副長は天野八郎、春日左衛門、川村敬三の3名。約1800名だった。討伐軍は総数1万2千人。
5月15日午前7時、薩摩隊が松坂屋前から大砲を撃つ。これを合図に戦闘が始まる。黒門(寛永寺の入口の門、今の上野の坂の一番下のところにあった)で銃撃戦が行われる。(写真:K2)K2
黒門の地図、人の形は戦死者の位置。(写真:K3)K3
1日よりの梅雨の雨が続き、泥沼の中での撃ち合い切りあいとなった。
午後1時、黒門陥落。寺院から火の手が。午後5時には彰義隊は北の方角に逃げた。
寛永寺の地図。上の「御本坊」が今の東京国立博物館である。(写真:K4)K4
戦死者266名、死体はそのまま放置された。遺体移動の禁止が命ぜられた。しかし見かねた三ノ輪円通寺の僧と任侠の神田・三河屋幸三郎らで収容し火葬して埋葬された。7月4日に合同葬営まれる。
その後、彰義隊の生き残りは旧幕府海軍艦隊に合流し約1200名で、仙台で仙台藩兵の一部を加えて北海道に向かう。
その時点では9月には米沢・仙台・会津・庄内も降伏した。
10月19日、旧幕府軍は蝦夷地に上陸し、函館を目指す。10月25日、函館占拠。12月15日札入れで総裁榎本武揚(156票)、副総裁松平太郎(120票)、海軍奉行荒井郁之助(82票)、陸軍奉行大鳥圭介(86票)、陸軍奉行補佐土方歳三(73票)、春日左衛門も43票獲得し歩兵頭となる。(新暦では1月27日)
新暦明治2年4月9日には新政府軍は乙部(江差の北、日本海側)というところに上陸、陸軍は5700名。海軍は九隻の軍艦派遣。4月17日には松前城陥落、旧幕府軍敗退、21日には木ノ内の戦いでも旧幕府軍は破れ、五稜郭に撤退。29日には矢不来の戦いでも破れ、春日左衛門も怪我を負い、その後死亡した。
函館の戦いは連戦連勝の政府軍により追い詰められた旧幕府軍は、5月18日に降伏した。
旧幕府軍の死者は800名前後、政府軍は223名の死者。これで戊辰戦争は完全に終結した。なお、春日左衛門の墓は見つかっていない。

「ミッキーマウス」
東京ミッドタウン日比谷には最低でも週に1回は訪れている。勿論映画を観るためにだ。今、何か知らないが、1階のフロアーでミッキーマウスの人形が沢山飾られていた。(写真:ミッキーマウス)ミッキーマウス
かなりの人たちが写真に撮っていた。映画館はいつも混んでいます。でも13スクリーンあるから、色々な映画が観られ映画ファンには大変に助かりますね。

「日本橋七福神巡り2」

「日本橋七福神巡り2」
「松島神社・大國神」(日本橋人形町2-15-2)
日本橋人形町を中心とした地域に「日本橋七福神」がある。それでは回って見ることにした。
「松島神社」はビルとビルの間にあった。(写真:N8)N8
創建は口伝によれば、鎌倉時代の元亮(1321)以前と推定される。昔この辺りが入海であった頃、小島があり、柴田家の祖先が下総の国からこの小島に移り住み、邸内に諸神を勧請し、夜毎掲げる燈火を目標に、舟人が公開の安全を得たと伝えられる。御祭神は「大國主神」をはじめとしてご神格の尊い神様が、14柱と多いのも特徴の一つか。(写真:N9)N9

「末廣神社」(日本橋人形町2-25-20)(写真:N10)N10
慶長元年(1596)以前に稲荷祠として鎮座。この地にあった官許の遊郭「吉原」の氏神として信仰された。明暦の大火で吉原は浅草の奥に移され「新吉原」となった。ここが吉原の跡かと思いちょっと感激でした。
主神は「毘沙門天」。(写真:N11)N11
幕府に仕える武家からの崇敬も篤く、旗下火消頭に庇護や祭事の奉仕もさせている。毘沙門天の御神徳は勝運向上が有名だが、その昔当社は疫病鎮めの信仰も集めたことから病気平癒は勿論厄除け、財運向上、福徳繁栄などの「多聞天」の別名のとおり、今では様々な御神徳を求めて参拝客が多いという。(写真:N12)N12

「笠間稲荷神社」(日本橋浜町2-11-6)(写真:N13)N13
日本三大稲荷のひとつ茨城県、笠間稲荷神社は笠間藩主牧野家により代々厚い信仰が寄せられてきた。江戸時代末期の安政6年(1859)、藩主牧野貞直公が笠間から御分霊を江戸下屋敷に奉斎したのがはじまり。以降牧野家のみならず日本橋魚河岸の守り神として、五穀、水産、殖産興業の守護神として商人庶民間を問わず広く信仰を集めた。「寿老神」は長寿の神にして、お導きの神、幸福の神として人々の運命を開拓して下さる福徳長寿の守護神だ。(写真:N14)N14
因みに、江戸の名物と言えば、「火事と喧嘩は江戸の華」だったり、どこにでもあったのが「伊勢屋、稲荷に犬の糞」とその多さが有名だった。その一つがどこの町内にもあったのが「稲荷神社」だ。ここにも狐の像がたくさんあった。(写真:N15)N15

「いちにっさん」

「手前勝手世界食物語、第523号」
「いちにいさん」
この店も本当に久しぶりの訪問でした。(写真:食1)食1
店名の「いちにいさん」とは、東京と鹿児島を結ぶ国道のこと。一号線、二号線、そして三号線で東京から鹿児島に到着という訳。鹿児島の本店にも3度お邪魔したことがある。何とかいう有名な川が市内を流れていて、その川辺にあった。
さて、本来は禁酒日なのだが、今回も飲んでしまった。鹿児島だから芋焼酎の「一本〆」だ。(写真:食2)食2
一品料理を頼む。「黒豚とうふ」(写真:食3)食3
豚の耳の「ミミガー」沖縄料理だ。(写真:食4)食4
そしてメインの「黒豚しゃぶしゃぶ」。まずはお肉。(写真:食5)食5
野菜類。(写真:食6)食6
お湯にまずはニンニクを入れて、ここでしゃぶしゃぶして食べる。この店の特徴は元々が蕎麦屋さんなので、しゃぶしゃぶもタレは「蕎麦タレ」なのだ。このタレにたくさんの「刻み葱」と「柚子胡椒」をお好みで入れて、これに浸して食べるのだ。本当に久しぶりだったので、野菜類が何か変わってしまった感じがした。野菜の種類が減ったのかな?
最後は蕎麦を茹でて食べるのだが、写真を撮るのを忘れてしまった。でも美味しかった。
そろそろ梅雨入りかという雰囲気の東京から勢古口がお送りしました。

「團菊祭五月大歌舞伎・観劇」

『J REPORT 2019年6月第2週』
「リタイアメント・ノート 10年12か月目」
「VOL.1110号 SINCE  AUG.12th, 1983」
「團菊祭五月大歌舞伎・観劇」
歌舞伎座の五月大歌舞伎に行ってきた。(写真:歌舞伎1)歌舞伎1
「團菊祭」とは共に五代目の「市川團十郎」と「尾上菊五郎」を偲ぶ祭とのこと。
今月の演目は「寿曽我対面」、言わずと知れた「曽根兄弟の仇討」だ。曽我十郎と五郎の兄弟が親の仇の工藤祐経に面会し敵討ちをしようとする。場面は富士の巻狩りの総奉行に任じられた工藤が祝いの宴を行っている。そこに現れた兄弟とのやり取りが主題だ。
次が「歌舞伎十八番」の一つ「勧進帳」だ。歌舞伎十八番とは「市川家」に継がれている演目だ。余りにも有名は勧進帳、弁慶役は市川海老蔵だ。兄頼朝に追われて京の都を逃れた義経一行は奥州平泉を目指すが、加賀国安宅の関で関守富樫の詮議を受ける。山伏姿の一行はそこで東大寺大仏殿再建のための勧進の旅だといい、即席で弁慶が勧進帳を読み上げ、果ては主人の義経を打ち据えるというもの。(写真:歌舞伎2)歌舞伎2
ご存知ですよね。
昼の部、最後は「め組の喧嘩」だ。品川の遊郭で力士らと「め組」の鳶たちが些細なことから喧嘩する。それを仲裁したのがめ組の頭「辰五郎」、演じるは尾上菊五郎。しかし双方の遺恨は残ったまま、遂には血で血を洗う力士と鳶の大喧嘩が芝神明の境内で始まる。それを江戸座の座元喜太郎が納めるというもの。「火事と喧嘩は江戸の華」と言われた世話物狂言の傑作だ。
夜の部には「七代目尾上丑之助」がデビュー。親子三代での舞台だ。(写真:歌舞伎3)歌舞伎3
「菊五郎」「菊之助」「丑之助」でした。