「第71回同志社大定期戦」

「第71回同志社大定期戦」
生憎の曇り空、今にも雨が降りそうな空模様だ。定期戦だからセレモニーがあり、いよいよコイントス。母校が勝って後半のチョイスを選択。(写真:F1)F1
キックオフ。(写真:F”)F2
レシーブの同志社が良いランを見せて自陣30ヤードへ。母校のキッキングチームの突進力はお粗末だ。このシリーズ、同志社が3回ファーストダウンを更新したが、ショットガンのQBがRBへのハンドオフフェイクをした後にカウンターで中央部を走るのと、QBがノーフェイクでそのまま中央突破するランプレートとの組み合わせ、またはIフォーメーションのワンバックへQBがハンドオフフェイクし、そのまま下がってのパス、これらが基本プレーだ。しかしQBサックされ結局パント。
母校はQB12番三輪君(3年)がスターター。ランが2プレー止められた第3ダウンは28ヤードのパスが2番WR佐藤君に決まりフレッシュダウン獲得するも、このシリーズも後のパスが決まらず、敵陣35ヤードからFGを狙うが決まらず。
その後は一進一退だ。同志社はランが決まるもパスが繋がらず、母校はパスが決まらず苦し紛れのランが出ずいいところなし。同志社のパスをインターセプトしたり、ファンブルをリカバリーしたりと母校ディフェンスが頑張りチャンスを得るのだが、パスが決まらずチャンスを生かせず、前半終了間際の残り16秒に同志社が母校陣内6ヤードからFGを成功させ、0:3となる。(写真:F3)F3
ハーフタイムショーでは見事な演技を。(写真:F4)F4
後半も一進一退だったが、母校QBがスクランブルから走り22ヤードゲインし、敵陣に入る。期待のRB7番大河原君(2年生)がWRの位置から大きく逆サイドにリバースしてラン。13ヤード獲得。彼は元々高校からQBで1年の時もQBで出ていたが、大きな体とストライドの長い走りと当たりの強さで今後期待のRBだ。
敵陣16ヤードからQB三輪君から19番TE南君(4年)へのエンドゾーン中央へのパスが成功しTD、TFPも決まり、7:3と逆転。(写真:F5)F5
同志社はQB8番が中央へのカウンターランで攻め込むパターンが確実に決まるが、その後が続かず、チャンスが生かせない。母校も相変わらずランが出ず、パスも決まらずといいところなし。しかし自陣14ヤードからの攻撃で7番大河原君のランとパスが漸く立て続けに決まり、自陣47ヤードまで進み、ここでビッグプレーが出た。
4Q開始早々の残り11分50秒、83番WR原田君が左サイドライン際を一直線に走り、ディフェンダーを抜き去り、そこへQB三輪君からのロングパスが決まり、あっという間にTDとなる。TFPも決まり、14:3となった。(写真:F6)F6
その後雨がかなり強く降り出した。ここから雨でランプレーが多くなり、結局このまま時間切れで終了した。
結論から言うと、こんな試合をしているようでは秋のシーズンが思いやられる。先日のOB総会に初めて出席して幹部にかなり強くOB側の不満を私が述べた。その時の回答が全く生かされていないし、進歩がないとしか言えない。まずキックオフチームがだらしない。何もかもが中途半端だ。オフェンスはランが出せない。そのためパスオフェンスの時に敵のラッシュをまともに受けてQBが追い掛け回される。後半漸くパスプロテクトが決まれば、ちゃんとパスが通るのだから、もっと基本を大事にしないと駄目だ。パスディフェンスは前から3+3+5の布陣の後ろ5人が引きに引き過ぎていて、オープンのランに全く対応出来ない。まあ、こんなチームでの秋のシーズンが思いやられる。勝つことは出来たが、同志社は弱い。弱いチームにこんな戦いだから困ったものだ。
またOBを集めて活性化の話し合いを行い、現役に伝えようと思う。
因みに同志社のQB8番は出身校が「清風」だ。母校のQB1番西沢君と同チーム同ポジション同学年だった訳だ。高校時代はどっちがスターターだったのだろうか?