「手前勝手世界食物語、第221話」

「白兼の笹蒲鉾」
娘夫婦が仙台に行って来た。お土産は石巻の「白兼の笹蒲鉾」だった。多分東北一美味しい且つ有名な笹蒲鉾だと思う。震災で店も被害を受けたとも聞いていたが、どうやら復活したようだった。流石味は抜群、この味を一度覚えるともう駄目だ。「白兼」に叶うものはない。練り物だから原材料の吟味がよいのでこれだけの味が出せるのだろうと思う。仙台土産は最近では「牛タン」が有名になったが、その少し前は「笹蒲鉾」だった。お菓子ならば「萩の月」だろう。牛タンは博多駅にも出店していた「利久」が今や仙台のトップブランドとなったようだ。私が初めて赴任した昭和46年頃には牛タンといえば「太助」だったが、あちこちに店を出した結果、どうも味が落ちたようだ。仙台にはその他に「仙台味噌」があるが、恐らく余り売れていないのではないだろうか。食べ物の流行も時代によって変化していくのだろう。仙台と言う町は、都会臭くもなく、田舎臭くもなく、海も近いし、山も近い、職住近接の住み易い街だ。ゴルフ場も1時間以内で殆ど行けるし、冬はスキーには最短30分、海にも30分で行ける。食も美味しく、老後は仙台に住むのも悪くないと思っている。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「釣り船」

隅田川沿いの運河に釣り船が浮かんでいた。ハゼでも釣っているのだろうか。橋の上からも釣り人が釣り糸を垂らせている。のんびりとした時が流れて行く。私自身は釣りはやらないが、好きな人は好きだからきっと道具立ても大変なのだろうなあと想像する。秋の暖かい陽射しの中、太公望たちは何を思いながら釣りを楽しんでいるのだろうか。日本は東日本大震災があったといえど、のんびりと平和なのだ。

「円高と株価低迷」
10月に入ったら株価は転げ落ちるように下落を早めた。まあ「リーマンショック」の再来のようだ。ギリシャ危機に解決の糸目は見えていない。どうなるのだろうか?さて、この円高を利用して、という訳ではないが、11日からドイツに行く嵐閧セ。ベルリン、ドレスデン等を廻る10日間の旅だ。ユーロも瞬間的に1ユーロ、100円台にまで円高となったから、海外旅行には良いのだが、所詮私は何を買うでもなく、ただお酒を飲む代金が必要な位で土産を買うつもりもないので、持て余し気味の円高だ。だがまあ旅を堪狽オてこよう。

「住い」
私の実家は横浜市港北区篠原町にあり、東急東横線「白楽」という駅近くにある。駅から歩いて10分程だ。今は両親も亡くなり、妹家族が住んでいる。一応ちょっとした住宅街ではある。付近には武相高校があり、高いビルなどなく、山の中腹に位置しているのが実家だった。そこで大学を卒業するまでの22年間過ごした。その後就職して最初の勤務地が仙台で、それから東京に転勤して渋谷区西原の社宅に入った。最寄り駅は京王線幡ヶ谷、或いは地下鉄千代田線代々木上原。ここも住宅街だった。それから昭和56年に今の江東区に移った。これには実は本当に抵抗があった。地元の人には大変失礼だが「川向こう」、即ち「隅田川」を越えた向こう側に棲むということには物凄い抵抗感があった。「山の手から下町」といったものだけではない抵抗感があったのだ。だが移り住んでみれば「住めば都」でいいところだと今では思っている。何しろ便利だ。東京駅、銀座、築地がすぐそばなのだ。こんなに便利なところは都内でも数少ないだろう。高速道路もまじかにあり、都内の混雑を避けて乗り降りできるという利点もある。羽田でも成田でもすぐに行ける。こんなところに住めて今はありがたいと思っている。

「朝焼け」

だんだん夜明けが遅くなる。そんなある日、物凄く綺麗な「朝焼け」が見えた。東の空を真っ赤にしている朝日には感動させられた。どうしたらこんな色が出せるのか?自然の驚異に驚かされる。それにしても真夏のあの暑さはなんだったのだろうか?そしてこの冷たく澄み切った空気はどこから来たのだろうか?毎年、毎年、決って訪れる季節の巡り代わりなのだが、その変化にはいつも感心させられる。朝5時、真夏には既に太陽が地平線から顔を出していたが、今はまだ薄暗く、空には星さえ瞬いている。夜明け前の静かな時間帯だ。最近のニュースで北極で「オゾン層」が破壊されているのが見つかったという。太陽からの有害な「紫外線」を防いでくれるオゾン層が南極だけでなく、北極でもなくなりつつあるという影響はどこまで広がるのだろうか?南極は一部の地域に研究のための人たちが住むだけだが、北極はヨーロッパ、アジア、北米と人口密集地帯にも掛かっている訳だから、その影響は計り知れないものがあるだろう。太陽の恩恵に預かってきた地球生物の滅亡は意外にもその太陽の力によるものかも知れない等と想像してしまう。この冬は北極圏では太陽の黒点の影響で近年にない「オーロラ」観測絶好の季節なのだ。満天の星ときらめくオーロラが北の極寒の地で見られる。2011年から2012年の冬の夜空をもう一度眺めてみたいものだ。

「118」
この数字は何でしょうか?クイズではありませんが、現在の中国人の男女別出生比率なのだそうです。即ち「女性100人に対して男性118人」がその数字です。すると10年後には中国人男性の3000万から4000万人が結婚出来なくなってしまうというのです。13億人の内からそれだけに人数の独身男性が結婚適齢期から出てきてしまう。これが現在中国では大問題になっているというのです。原因というか理由は古来からの女性蔑視のせいで男性は労働力、親の面倒を見てくれる存在、一方女性は他家に婚姻して出て行ってしまう存在なので、男性重視の社会だったから、というのです。果たして中国の男性に未来はあるのでしょうか。解決策はあぶれた男性は海外へと出稼ぎに出て行くことだそうです。そこで新しい伴侶も見つかるのでしょうか。

ヴェネッイア展

「J REPORT 2011 10月第2週号」
「リタイアメント・ノート 3年目4月目」 「VOL.708 SINCE AUG. 12th、1983」
「ヴェネツィア展」
両国の「江戸東京博物館」で開かれている「ヴェネツィア展」に行って来た。作家「塩野七生さん」の本でよく知っているつもりだったが、改めてその都市の奥深さを知らされた。写真の絵の右側は「二人の貴婦人」の絵の作者は「ヴィットーレ・カルパッチョ」だ。イタリア料理の生物を薄切りにしてサラダの上に乗せ、オリーブオイルを掛けて食べるあの「カルパッチョ」を生み出した人らしい。実はこの絵、元々は扉に描かれていた4分割された一部だという。この絵の上の部分はニューヨークにあり、ラグーナで狩をしている数名の男性たちの絵だという。彼ら、夫か恋人かを待つ貴婦人たちだという。まだ左側の扉の絵は見つかっていない。なるほど。さて写真の左側の絵はヴェネツィアの象徴である「サン・マルコのライオン」と言う絵で、聖書を持つ羽のあるライオンだ。海運国家だったヴェネツィアの熟覧期を堪狽ナきますよ。ヴェネツィアの約1000年に亘る歴史は、多量な松杭の上に立てられた人工的な都市国家だったが、19世紀初頭、ナポレオンに征服されてその幕を降ろした。しかし、そこに残されたのは正に1000年の歴史の積み重ねだった。

「人種間違い」
今から20年も前になるが、出張でシンガポールから成田まで「シンガポール航空」のビジネスクラスに乗っていた時のことだ。隣のアメリカ人が私を通り越して、通路反対側の同じくアメリカ人男性と話し始めたので、「席を替わりましょうか?」と私が言うと、「いや、いいですよ」と言った後、私に「タイ人ですか?」と聞いてきた。「日本人だ」というと納得したのか、大体成田行きの便ですから日本人が乗っていて当たり前でしょうに。さて先日の韓国からの帰りの大韓航空機便、隣には韓国人男性がいた。丁度ドアのところの席だったので、座席前は広く開いていた。そこへフライトアテンダントがやってきて朝鮮語で私に話しかけてきたので、私は「朝鮮語は分からない」と英語で言った。そしたら彼女は私に「中国人ですか?」と聞くのです。「違います、日本人です」と答えたのですが、私はまずは韓国人に、そして次は中国人に見られるのでしょうか?中国旅行中もよく地元の人から中国人と間違えられ中国語で話しかけられることが度々あるのです。私は日本人には観られないのでしょうか?それとも変な叔父さん?

映画

映画「はやぶさ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年170作目)
小惑星探査機「はやぶさ」を題材とした映画は今年だけで2本目、そして来年にも2本新たに公開されるという。それほどの「はやぶさ」人気にあやかった映画だ。「それでも君は帰ってきた」が副題。2時間半とちょっと長い映画だが、日本人の誇りを揺さぶってくれる映画でした。

映画「ワイルド・スピード メガマックス」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年171作目)
兎に角、大迫力の映画だった。ストーリーはリオに逃げた主人公の3人が現地のマフィアの親分から1億ドルを盗もうとするもの。カークラッシュが凄い。次作に話しを続けているのでまた新作(6作目)がその内出てくるのだろう。

映画「ドッグ・ポリス」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年172作目)
警視庁警備犬と警察官が無差別爆破事件の犯人を追うというもの。彼らは「犬屋」と警察内では蔑すまれて呼ばれていた。荒唐無稽だが、それなりに面白かった。犬となるとどうしても心を許してしまう私でした。

映画「ステイ・フレンズ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年173作目)
LAに住む男性がヘッドハンティングにあい、NYKにやってきた。そこで知り合ったヘッドハンターの女性とはただ友達でいるだけの関係、即ち「ステイ・フレンズ」であり続けるという約束で付き合い始めた。。この恋愛、最終的にはどうなるのかな?大人の恋愛物語でした。

映画「ファイナル・デッド・ブリッジ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年174作目)
3Dを最大限活用した怖さ一杯の映画。社内研修旅行中のバスが大きな吊り橋に差し掛かった。ここで風が吹き、橋が揺れ動き段々と橋が破壊されていく。多くの人が死ぬ。突然時間が遡りバスの車内に戻る。一人の男性が「橋が壊れるから逃げろ」と叫ぶ。そして繰り返される事故、だがバスの中から脱出した8人は助かった。しかしこの8人は次々と新たな事故で死んで行く。凄まじい限りの3Dアクションでした。

映画「幸せパズル」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年175作目)
アルゼンチンに住む50歳の専業主婦。息子二人は独立しようとしているし、夫は仕事が忙しくて自分を理解してくれていない。そんな彼女が目覚めたのが「ジグメ[パズル」の世界。思わぬ才狽ェ発見される。ジグメ[パズルの国内大会のパートナー募集に応じて、金持ちの独身男性とペアーを組んで出場する。しかし家族の対応は?そして彼女とペアの男性との関係は?一人の平凡な中年女性の生き方が身につまされました。

映画「夜明けの街で」(角川シネマ有楽町豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年176作目)
「一度目は浮気、続くと不倫」の言葉通り、派遣社員の若く美しい女性と関係を持ってしまった中間管理職の男性の物語。彼には妻と幼い4歳の娘がいたが、徐々にしかし確実に不倫相手にのめり込んで行く。果たして彼の行く末は?男が誰でも陥る出来事でした。

映画「猿の惑星 創世記」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年177作目)
過去、この映画が生まれた原因となった猿の進化がどうして起きたのかを説明するのがこの映画。文句なく面白い。

日経新聞10月7日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「猿の惑星、創世記」が4つ星、「明りを灯す人」が4つ星、「ツレがうつになりまして」が3つ星、「はやぶさ」が3つ星、「カンバニー・メン」が3つ星、「レア・エクスポーツ」が3つ星、「MADE IN JAPAN≠アらッ!」が3つ星でした。

「シノプスシ145」
本「首を斬られにきたの御番所」(佐藤雅美著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年305冊目)「縮尻鏡三郎」シリーズ
本「当るも八卦の墨色占い」(佐藤雅美著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年306冊目)「縮尻鏡三郎」シリーズ
もとは勘定方だったが、上司の命令で調べたことが因縁してお役を引かなければならなくなった「拝郷鏡三郎」は上司の惹きもあり大番屋の元締めに再就職する。色々と事件が起きるがその解決迫ヘは将軍家斉の知るところとなり、特命事項を命ぜられるようになる。流石、佐藤雅美氏の筆は凄い。

本「百年の呪い」(佐伯泰英著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年307冊目)「新・古着屋総兵衛」シリーズ2作目
10代目総兵衛の下、一族は纏まった。しかし家康から授かった影旗本の役目は100年を経て故柳沢吉保の怨念と戦うこととなった。

本「遠花火」(藤原緋沙子著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年308冊目)「見届け人秋月伊織事件帖」シリーズ1作目
本「春疾風」(藤原緋沙子著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年309冊目)「見届け人秋月伊織事件帖」シリーズ2作目
本「暖鳥」(藤原緋沙子著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年310冊目)「見届け人秋月伊織事件帖」シリーズ3作目
本「露の路」(藤原緋沙子著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年311冊目)「見届け人秋月伊織事件帖」シリーズ4作目
本「鳴子守」(藤原緋沙子著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年312冊目)「見届け人秋月伊織事件帖」シリーズ5作目
秋月伊織は旗本の次男坊。市井の汚bを集めて本にしている「だるま屋」に雇われ、話しの真実を見届けてくるという役回り。江戸に住む100万人の汚bには色々なものがあった。人情物語。

「手前勝手世界食物語、第220話」

「マンジャ・ペッシェ」
来年6月にスイスとオランダに行こうと計画している友人同士の初めての打ち合わせ会を原宿(住所は千駄ヶ谷なのだが)で行った。友人の甥がシェフをしているというイタリアンの店だった。鮮魚(根室産の秋刀魚と鯛)のカルパッチョ、槍烏賊とムール貝のサラダ=カルディーニ産からすみかけ、まだ子のラグーで和えたショートパスタ=リッャ`ョリ、新潟産もち豚の炭火焼き等を食べたが、一番気に入ったのが、「バーヒャ・ガウダー」というもので、かた口鰯とニンニクをペースト状にしたものにオリーブオイルを加えて、下から火を当てて煮立ててあるものに、野菜スティックを浸けて食べるというもの。フォンデゥ鍋のようなものだと思って頂ければいい。これが実に美味しい。鰯の臭みも全くなく、野菜を不思議なものに変えてしまうようでこれには参った。自分でも是非作ってみたいと思う一品だった。これはシェフがお勧めでお店からのサービスだった。どの料理も美味しかったことを追記しておきます。電話=3403?7735 
追伸:イタリア料理の「カルパッチョ」というのは中世ヴェネツィアの画家の名前でどうも彼が作った料理から名前が付けられたらしい。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「彼岸花」

道端に「彼岸花」が咲いていた。この赤い花、彼岸を過ぎると突然現れる不思議な花だ、本当に道端の今までなかったところに突然と咲いて出る。驚きの生命力だ。

「フレデリック・バック展」
木場公園内にある「東京都近代美術館」で「フレデリック・バック展」が開かれている。フランス人でカナダ在住の86歳の男性だが、アニメーションの草分け的存在でテレビ創立時から絵を描き、やがて動きを伴う絵を描き、アニメ映画の発展に多大なる貢献をした人だという。なかなか面白い絵やフィルムが沢山あり興味深い展覧会だった。もう一度上野に「空海展」も行きたいのだが、なんだかんだと忙しくて行けていない。私は美術館や博物館等は全てただなのだからと思って何とか時間を作ろう。

「朝の散歩」
毎日、朝5時過ぎから愛犬の散歩をしていると、殆ど毎日毎日同じ人たちと顔を合わせる。ジョギングしている人、犬の散歩をしている人、ウォーキングをしている人などなどだ。自転車に乗っている人も毎日会う。その中で不思議な女性がいる。ちょっと背中が曲がっているから、70歳は越えているのだろうが、かなりのスピード,恐らく時速6kmを越える速さで歩いて行く。それも約1時間は連続して歩いて行く。夏も冬も同じだ。毎日歩いているようだ。流石雨の日は知らないが、毎日歩いているのだろう。その健脚振りには驚かされる。豊洲の公園はそういった人たちのメッカのようになっている。よく観察してみると全体の7割は女性だ。恐るべし女性陣。だから長生きする訳だ。

「東京タワー」

今や「東京スカイツリー」に押されて人気薄の「東京タワー」だが、晴海と豊洲を結ぶ「豊洲大橋」の上からは「東京タワー」と「東京スカイツリー」の両方が観える場所がある。距離的には東京タワーの方が近いが、かたや333mとかたや634mと300mも違うが、それなりに東京タワーも頑張っているように見える。昭和33年だか34年完成した東京タワーだが、東京の主要なランドマークとして活躍した功績は大きいといえよう。スカイツリーのほうだが、このところ変化が見られない。一基になってしまったクレーンもそのままだし、恐らく内装工事の真っ最中なのだろう。オープンが楽しみだ。

「韓国旅行・後記」
3泊4日間でSEOUL、水原、慶州、釜山とまるで走り回ったような慌ただしい旅行だった。落ち着いて観ることも出来ず、ただただ乗り物で移動したみないな旅だった。安いツアーだから仕方ないのだが、今回は食事が全体的に不味かった。日程も強硬日程過ぎるし、無駄な買い物に付き合わされるのも嫌だった。来月にはドイツへ行くことが決定している。1年4ヶ月振りのヨーロッパだ。もう秋真っ盛りだろうなあ。さて、話しを元に戻して韓国だが、車もIT関連もほぼ2社づつでの独占状態なのだが、韓国には独占禁止法はないのだろうか?と疑問に思ってしまう。それとどこのトイレも「紙を流さないで」と言われたが、後進国は世界中どこへ行ってもそうなのだが、水圧が弱いから紙がトイレに詰まってしまうから、流さずに脇にあるゴミ箱に入れる。流石ホテルは違うだろうと思っていたが、一部ホテルは流さないようになっていた。
ホテルに忘れて来たジャケットが返って来た。現地ガイドの女性に電話でお願いしておいたのだが、ほぼ1週間振りに国際宅急便で届きました。郵送料は1200円でした。助かりました。本当にありがとう御座いました。流石儒教の国でした。I love Korea.

映画

映画「親愛なるきみに」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年164作目)
休暇で出会った若い男女が2001年9月11日の事件を境にして、男は戦場に出て行き、すれ違いとなってしまうというラブロマンス。まあまあか?お勧めではないが、恋人同士ならいいかな。

映画「世界侵略 LA決戦」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年165作目)
嘗ての「インディペンデンス・デイ」や「ハルマゲドン」と同じ路線。愛国心を持った海兵隊員の活躍によりエイリアンをやっつけるというもの。激しい戦いは確かに凄い。

映画「セカンド・ヴァージン」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年166作目)
中堅出版社の専務の中年女性が、17歳も年下のインターネット証券の社長と恋に陥る。離婚して20年、正に新しい恋はセカンド・ヴァージンだった。しかし男性は証券法違反で有罪となり、彼女から逃げ出してしまう。そんな彼をマレーシアで発見するのだが。大人の恋愛物語でした。

映画「スリーデイズ」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年167作目)
妻が殺人の容疑で刑務所に入れられた夫が、妻の無実を信じて脱獄を図るというもの。この映画と全く同じストーリーの映画を最近観たような気がするが、間違いなのだろうか?筋立ても全く一緒だったと記憶している。題名は妻が別の刑務所に移動させられるまでの期限だった。やはりフランス映画「すべて彼女のために」のリメイクでした。

映画「カンパニーメン」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年168作目)
リーマンショックで大量のリストラが出た重工業企業のサラリーマンたちの物語。リストラされた幹部社員は次々と新たな会社の面接を受けるが悉く落っこちる。已む無く苦渋の選択として家も車も売り、嫌いな妻の兄のもとで建築工となる。他のリストラされたメンバーもほぼ同様。果たして未来はあるのか?

映画「モテキ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年169作目)
大ヒット漫画の映画化らしい。もてない男がある日から急にもてだした。そんな気弱な男と美しい女性たちの恋愛やセックスを描く。主演の「長澤まさみ」さんの脚線美は本当に美しかった。余り観る価値はない。

日経新聞9月30日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「さすらいの女神たち」が3星、「幸せパズル」が3つ星、「ワイルド・スピード メガマックス」が3つ星、「スリーデイズ」が2つ星、「モテキ」が3つ星、「天国からのエール」が2つ星、「デンディングノート」が3つ星でした。

「シノプスシ144」
本「祝い飯」(和田はつ子著)角川春樹時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年300冊目)「料理人季蔵捕物控」シリーズ13作目
一膳飯屋「塩梅屋」の料理人「季蔵」は、浮フ姿とは別に裏始末をすることを奉行から命ぜられている。

本「縮尻鏡三郎」上(佐藤雅美著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年301冊目)
本「縮尻鏡三郎」下(佐藤雅美著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年302冊目)「縮尻鏡三郎」シリーズ
本「浜町河岸の生き神様」(佐藤雅美著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年303冊目)「縮尻鏡三郎」シリーズ
本「捨てる神より拾う鬼」(佐藤雅美著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年304冊目)「縮尻鏡三郎」シリーズ
もとは勘定方だったが、上司の命令で調べたことが因縁してお役を引かなければならなくなった「拝郷鏡三郎」は上司の惹きもあり大番屋の元締めに再就職する。色々と事件が起きるがその解決迫ヘは将軍家斉の知るところとなり、特命事項を命ぜられるようになる。流石、佐藤雅美氏の筆は凄い。

彼岸花

「J REPORT 2011 10月第1週号」
「リタイアメント・ノート 3年目4月目」 「VOL.707 SINCE AUG. 12th、1983」
「G46」
韓国への旅の直前の週末に箱根へ出掛けた。目的は「昭和46年卒」の体育会OB有志の会に出るためだった。ゴルフ部OBの一人が経営している温泉ホテルに宿泊して、完全に羽目を外して一晩過ごした。当初は車で行こうかと思っていたのだが、電車でのんびり読書をしながら行くことにした。東京駅から小田原駅経由、更に箱根湯本から「箱根登山電車」で「強羅」まで行く。スイスの山岳鉄道のように「スゥッチバック方式」で進行方向が換わりながら、山を登る。強羅は標高550mほどだというが、えっちらおっちら登って行く。さて夕方集まったのは21名、内女性3名。我がアメリカンフットボール部は今回も最多参加数で3名が出席した。すっかり学生時代に戻ってしまったようで大騒ぎをしたが、ホテルは貸切だったので他の人に迷惑を掛けることはなかった。まだ数名が現役で働いているが大半はリタイアしている。何も気にせずに会える仲間は楽しい。昭和22年23年24年生まれの所謂「団塊の世代」の我々からも全体の5%程度が既に死亡している。後何年生きられるのか?まあ頑張ってみよう。
帰国してみると既に「秋分」、早速青山墓地に墓参りに出掛けた。「暑さ、寒さも彼岸まで」とは正にその通りで、東京もぐっと秋めいていた。土曜日の早朝だったので、青山墓地は人出がいなかったが、綺麗にお花を飾られたお墓もあり、彼岸の季節を感じさせられて風景だった。墓地と青山通りの間に野球場があり、少年野球のチームが試合をしていたが、ご近所の迷惑になるというアナウンスがあり、応援の声は一切しなかった。ただ真剣に野球をしていただけだった。