隅田川沿いの運河に釣り船が浮かんでいた。ハゼでも釣っているのだろうか。橋の上からも釣り人が釣り糸を垂らせている。のんびりとした時が流れて行く。私自身は釣りはやらないが、好きな人は好きだからきっと道具立ても大変なのだろうなあと想像する。秋の暖かい陽射しの中、太公望たちは何を思いながら釣りを楽しんでいるのだろうか。日本は東日本大震災があったといえど、のんびりと平和なのだ。
「円高と株価低迷」
10月に入ったら株価は転げ落ちるように下落を早めた。まあ「リーマンショック」の再来のようだ。ギリシャ危機に解決の糸目は見えていない。どうなるのだろうか?さて、この円高を利用して、という訳ではないが、11日からドイツに行く嵐閧セ。ベルリン、ドレスデン等を廻る10日間の旅だ。ユーロも瞬間的に1ユーロ、100円台にまで円高となったから、海外旅行には良いのだが、所詮私は何を買うでもなく、ただお酒を飲む代金が必要な位で土産を買うつもりもないので、持て余し気味の円高だ。だがまあ旅を堪狽オてこよう。
「住い」
私の実家は横浜市港北区篠原町にあり、東急東横線「白楽」という駅近くにある。駅から歩いて10分程だ。今は両親も亡くなり、妹家族が住んでいる。一応ちょっとした住宅街ではある。付近には武相高校があり、高いビルなどなく、山の中腹に位置しているのが実家だった。そこで大学を卒業するまでの22年間過ごした。その後就職して最初の勤務地が仙台で、それから東京に転勤して渋谷区西原の社宅に入った。最寄り駅は京王線幡ヶ谷、或いは地下鉄千代田線代々木上原。ここも住宅街だった。それから昭和56年に今の江東区に移った。これには実は本当に抵抗があった。地元の人には大変失礼だが「川向こう」、即ち「隅田川」を越えた向こう側に棲むということには物凄い抵抗感があった。「山の手から下町」といったものだけではない抵抗感があったのだ。だが移り住んでみれば「住めば都」でいいところだと今では思っている。何しろ便利だ。東京駅、銀座、築地がすぐそばなのだ。こんなに便利なところは都内でも数少ないだろう。高速道路もまじかにあり、都内の混雑を避けて乗り降りできるという利点もある。羽田でも成田でもすぐに行ける。こんなところに住めて今はありがたいと思っている。