「手前勝手世界食物語、第221話」

「白兼の笹蒲鉾」
娘夫婦が仙台に行って来た。お土産は石巻の「白兼の笹蒲鉾」だった。多分東北一美味しい且つ有名な笹蒲鉾だと思う。震災で店も被害を受けたとも聞いていたが、どうやら復活したようだった。流石味は抜群、この味を一度覚えるともう駄目だ。「白兼」に叶うものはない。練り物だから原材料の吟味がよいのでこれだけの味が出せるのだろうと思う。仙台土産は最近では「牛タン」が有名になったが、その少し前は「笹蒲鉾」だった。お菓子ならば「萩の月」だろう。牛タンは博多駅にも出店していた「利久」が今や仙台のトップブランドとなったようだ。私が初めて赴任した昭和46年頃には牛タンといえば「太助」だったが、あちこちに店を出した結果、どうも味が落ちたようだ。仙台にはその他に「仙台味噌」があるが、恐らく余り売れていないのではないだろうか。食べ物の流行も時代によって変化していくのだろう。仙台と言う町は、都会臭くもなく、田舎臭くもなく、海も近いし、山も近い、職住近接の住み易い街だ。ゴルフ場も1時間以内で殆ど行けるし、冬はスキーには最短30分、海にも30分で行ける。食も美味しく、老後は仙台に住むのも悪くないと思っている。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

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