「手前勝手世界食物語、第248話」

「紅虎の大黒餃子」
またまた、また「メトロポール紅虎」に行った。今回は餃子、それも「大黒餃子」というもの。餃子の皮が真っ黒で中身は挽き肉中心で基本的には味が付いているので、なにも付けずに食べるというもの。それなりに美味しかった。重ねて垂オ上げるがこの店は品数が多い。ちょっと間違って書いてしまったが、「麻婆豆腐は5種類」あった。「白」という豆乳を使ったのがあった。その他は「赤」「黒」「黄色」「緑」だ。次回の「スイス旅行勉強会」はこの店で行うこととした。さて、今回食べたのは、「2種のカルパッチョ」@1280円、「焼きエビワンタン」@680円、「大黒餃子」4個入り@600円、「丸鶏揚げ」@1000円でした。次回は「北京ダック」を食べてみたいな。

「ごぼう茶」
1ヶ月ほど前に「空腹が人を健康にする」という本をご紹介したが、そこでお薦めとされていた「ごぼう茶」だが、自宅で作ってみたが見事失敗だった。そこで市販のを買って作ってみたが、これが意外に美味しいし、飲み易い。当面これをお湯で煎じて冷やして飲んでみようと思っている。日本産のごぼうを粉上にしたものだが、多分乾燥させて作ったお茶だろう。
以上、花散しの雨が降る東京から勢古口がお送りしました。

「千鳥が淵の桜」

東京の桜の名所「千鳥が淵」は人で溢れていた。ちょっと肌寒い日だったが、休日とあって沢山の人が「桜見物」していた。ここは場所取りが出来ないのでただ歩くか写真を撮るだけ。人混みの中、見事な桜を満喫することが出来た。
ところで「古地図」を参照してみると、「千鳥が淵」は「アキチ」となっている。今の「戦没者墓苑」のところから「インド大使館」のところまでお城の堀に沿って空地となっていたらしい。そして同じく「靖国神社」も「ウエダメアキチ」となっている。ここから今の四谷駅にかけてのお堀の南西側は全て「旗本、御家人」の屋敷が割り当てられていた。勿論「番町」辺りは全て武家屋敷だ。「御城」の周りにいくつもの「アキチ」があるのが見受けられるが、多分これは「火事」のための「火除け地」の意味だろう。江戸時代は大火がいくつも起こった。江戸城も「天守閣」を消失してしまう大火事にあっている。その後天守閣は建設されない。堀で囲まれているところに、更にお堀に沿ってこういった形での「空地」が設けられていたと考えれば納得が出来よう。二重の防御を考えていたらしい。その天守閣を消失させた火事は「明暦の大火」通称「振袖火事」と呼ばれるもので、「明暦3年(1657年)」に起きた。当時の江戸の人口が約55万人程度(半数が武士、半数が町民)でその内の約10万人が死んだと伝えられている。物凄い火事だったに違いない。さて、千鳥が淵のところから半蔵門にかけて今は「イギリス大使館」があるが、ここは江戸時代は旗本屋敷だったようで古地図によれば「マツ下ナカイ」「前田タンゴ」「水ノ」「永井ハリマ」「南ア丹後」となっている。これらの屋敷がそっくりイギリス大使館の敷地になったようだ。他の大使館に比べ一番お城に近い場所が割り当てられたのは、イギリスが日本にとって非常に重要な国だったということなのだろう。

「読書」
私の趣味の一つに読書がある。まあ最近は「時代物」を中心に読んでいるが、どうだろう月間約1万円は本代に遣っているだろう。月によっては2万円の月もある。だから今読み残している本は30冊位あろうか?私は一覧浮?釋?チている。それはシリーズ物になっている本のどの分まで買ったかを記しているもので、シリーズ全体で20から30シリーズ位あるので、どれを買ったのかを覚えていないととんでもないことになってしまう。シリーズ物は作家によっても違うが、大体数ヶ月おきに出されるケースが多いので、浮??ゥながらこれは既に買ったものか、そうでないものかを観ながら判断しているという訳だ。読書をすることの楽しみの一つに「疑似体験」というのがあると思う。それについては次回にお話ししよう。

「同期の仲間と戸張 捷氏」

同期の仲間の集まりに「グルーヴ46」というのがあり、名前に因んで「4月6日の夜」開催された。これは母校の「体育会の昭和46年卒」のメンバーの集まりなのだ。昨年は「東日本大震災」があったので中止となったので2年振りの会となった。46年卒だから生まれは大体昭和22年、23年、24年だから皆、既に「還暦」を過ぎている。我が母校の体育会は現在36部ある。今回は総勢70名が紀尾井町のホテルに集まった。司会は「馬術部」OGの美女(平成10年卒)で、まずは「塾歌」斉唱、応援指導部のOBによる手の振りに合わせて皆で3番まで大声で歌った。そして幹事の挨拶、乾杯の後、「ゴルフ部」の先輩で「ゴルフトーナメント・デレクター」でもある「戸張 捷」氏による講演だ。住友ゴム工業(ダンロップ)への入社からゴルフトーナメントを開催するようになった経緯、そして今の選手達「石川遼」「松山秀樹」「宮里愛」らの裏話や秘話をお聞かせ頂いた。そして立食、歓談の合間には応援歌「若き血」や「丘の上」を歌い楽しんだ。昔の面影を残している人もいれば、誰だか分からなくなっている人もおり(私自身もその口なのだが)、中学や高校、勿論大学時代の友人達も多く、本当に心から楽しめた。更に二次会、三次会となり帰宅したのは午前2時だった。次回は昨年も行ったのだが、秋に箱根で宴会とゴルフを行うことを決め、正式な会は来年の4月6日に行うことで新幹事を決めて散会した。さて、石川遼君が婚約を発浮オたこともあるので、戸張氏の講演会の中から一つだけEPISODEをご披露しよう。石川遼が最初に優勝した岡山での大会でのことだったそうだが、彼は月曜日の卵I会で落ちて埼玉の自宅に帰宅したそうだ。しかし、大会直前にプロが一人欠場することとなった。そこで急遽大会開催者側は彼を推薦出場させることとした。実はそれには複線があり、月曜日の卵I会で彼はゴルフコースのフロント、キャティーマスター、食堂等に挨拶に行って自己紹介していたという。それが実に爽やかだったので欠員を埋める際、大会関係者は即彼に決めたそうだ。とても15歳の少年とは思えなかったきちんとした礼儀正しい態度だったという。その態度がなければ彼の初優勝は有り得なかった。運命とは恐ろしいというか運を持っている人は運を掴むことが出来るという運命ではないだろうか。

「ダイエットの壁」
「一日一快食」を始めて既に3週間を越えた辺りから、壁に突き当たっている。体重が落ちなくなったのだ。この壁を突き破ることが出来るのか?3kg体重減を乗り越えるのは可狽ネのだろうが、身体は必死に抵抗している。「必ず破るぞ、この壁を」 さて、1ヶ月が経過したがまだ壁を越えてはいない。3kgが厳しい状況として立ち塞がっている。

「上野の桜」
日曜日に上野公園に行ってみた。物凄い人出だった。色々な報道でご存知の通り、金土日曜日の3日間で55万人の人出だったというから凄い。桜も見事だったが、人出もたいしたものでした。

2012年の映画のお話し

映画「スペックー天=v(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年68作目)
多分漫画の映画化なんだろうが、よく分からず荒唐無稽でつまらなかった。

映画「アーチスト」(TOHOシネマ六本木ヒルズにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年69作目)
今年の「アカデミー賞」の「作品賞」「主演男優賞」「監督賞」「作曲賞」「衣装デザイン賞」を獲得した作品。アイデアが素晴らしい。全編「白黒映画」で基本的には「音楽」が流れるだけ。筋書きは無声映画からトーキーに移る時代に、古い考え方の男優と美しく素早くトーキーに乗り移った女優との恋愛物語。必見ですね。脇役の犬に他の俳優が食われてしまいそうでした。この犬、「犬のアカデミー賞」を獲得した名犬です。

映画「さよならをもう一度」(TOHOシネマシャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年70作目)
白黒映画。往年の名優たちの映画だ。イングリッド・バーグマン扮する40歳の家具販売の女性「ポーラ」と付き合っているのはトラクター販売の男性「ロジェ」(イブ・モンタン)。彼は所謂プレーボーイで影では遊びまくっている。仕事上で知り合った25歳の弁護士の男性「フィリップ」とポーラは付き合いだす。理由はロジェの遊び過ぎと彼から与えられる孤独に耐えられなくなってだった。2ヶ月ほどロジェと別れ若い弁護士と付き合うが、ロジェから結婚を垂オ込まれる。さあどうなるのか?哀しい女性の生き方が感じられた映画でした。

映画「タイタニック」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年71作目)
久々に観たが、流石よい映画だった。若き日の「レオナルド・ディカプリオ」と、ちょっと小太りの「ケイト・ウインスレット」は懐かしい限り。2Dがどうやって3Dに変身するのか分からないが、3Dも素晴らしかった。

日経新聞4月13日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「別離」が4つ星、「決闘の大地で」が4つ星、「ジョン・カーター」が2つ星、「バトルシップ」が2つ星、「オレンジと太陽」が3つ星、「SRサイタマノラッパ^ロードサイドの逃亡者」が4つ星、「季節。めぐり それぞれの居場所」が3つ星でした。

「シノプスシ170」
「夏天の虹」(高田 郁 著) 角川春樹文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年98冊目)
「みをつくし料理帖」シリーズ7作目。女料理人「澪」は恋に生きるのか、料理人として生きるのかの選択を迫られ、恋を捨てた。ど同時に匂いと味が分からなくなるというピンチに襲われた。さてどうなるのか?いつもながら実際の料理が美味しそうでした。

「春恋魚」(和田 はつ子 著) 角川春樹文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年99冊目)
「料理人季蔵捕物控」シリーズ15作目。一膳飯屋「塩梅屋」の料理人「季蔵」は、町奉行から裏仕置を命じられている者。今回はいわきまで出張っていった。人気シリーズです。料理関連の小説を3冊連続で読んで季節の味を楽しみました。

「拝領品次第」(上田 秀人 著) 幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年100冊目)「妾屋昼兵衛女帳面」シリーズ2
「妾」を派遣する口入屋「昼兵衛」に雇われて妾の用心棒をすることとなった「大月新座衛門」。不思議なことに妾が派遣された商家から大名から預かっていた「お宝」が奪われる。奪いに来るのは、お宝を担保に金を借りている大名の部下、または将軍のお庭番たちだった。

「こいしり」(畠中 惠 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年101冊目)「まんまこと」シリーズ2作目
小町名主の跡取り息子「麻太郎」とその友人達の物語。

「ころころろ」(畠中 惠 著) 新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年102冊目)「しゃばけ」シリーズ8作目
妖怪が沢山出てきて、病床の青年を助けるシリーズもの。

「靖国神社の桜」

4月7日に「靖国神社内宮」の「桜の標準木」を訪れた。昨年まではなかった「柵」がしてあり、看板まで立てられていた。この桜の木が「気象庁」が「開花宣言」をするのを決める木なのだ。毎年、係員がこの木の花を観て「開花か、否か」を決めている。今年はかなりの人気を集めていた。昨年までは知っている人でないとこの「標準木」がどれだか分からなかったのだから。

東京の桜の名所巡り

「J REPORT 2012 4月第3週号」
「リタイアメント・ノート 3年目10ケ月目」 「VOL.735 SINCE AUG. 12th、1983」
「人工芝グラウンドと蝮谷(まむしだに)」
母校のアメリカンフットボール部専用のグラウンドが遂に「人工芝」になった。私が大学4年生の春、学校当局からそれまで使用していた日吉の通称「嵐が丘」グラウンドから立ち退くようにとの指示を受けた。当時、そこには「高校野球部」、「高校大学供用アメリカンフットボール部」、「大学自動車部」の3つのグラウンドがあった。そこに「工学部」の校舎を造るというのだ。そこで追い出しとなったのだが、与えられたグランドは通称「蝮谷」と呼ばれる谷の上の草むらだった。その丘の下には東海道新幹線が走っていた。そして丘には「ハンドボール部」のコートがあるだけで、後は一面笹が生えているだけだった。仕方なく、夏はその大半を部員達で「草刈り・開墾・グラウンド整備」に費やした。そして出来たグラウンドはたった「60ヤード」しかない中途半端なものだった。夏の暑い日、鎌や鍬、スコップ等で笹を刈る。これが地下に根をビッシリ張っていて中々大仕事なのだ。根を取らないとまたいつか生えてきても仕方がないので、兎に角掘り起こす作業ばかりの日々だった。それから42年、昨年から工事費1億2千万円、内学校側が半分、OBが半分負担しての工事が先日終了し、お披露目式となった。それでもハンドボールが移動した跡地を使っても全長110ヤードしかないのだ。アメリカンフットボールのグラウンドは120ヤード必要だ。だからエンドゾーンは本来の10ヤードづつではなく、ローカルルールの5ヤードづつという中途半端なものだ。だが練習をする分には問題ないだろう。人工芝は芝も長く柔らかく大変走り易そうだった。OBで寄付した人たちの「銘板」も出来た。勿論私の名前を刻まれている。因みに、「嵐が丘」というのは「日吉キャンパス」の北100mほどに位置する小高い丘で現在は工学部の校舎が立ち並んでいる。更に「蝮谷」というのは日吉の「記念館」の裏手の谷で「テニスコート」を中心にして各運動部の部室や体育館、風呂場等があり、我々のグラウンドはその谷の更に東側の丘の上にある。

「日本語の発音の今昔物語」
あるテレビ番組で昔、中国から入ってきた当時の漢字についての話しがあった。「三位一体」や「観音」、「天皇」等の発音なのだが、勿論中国から入った漢字は当時の「呉」の国の発音「呉音」が日本では用いられていた。「三位(さんみ)」は本来は「さん・い」と発音されるもので、同様「観音」も「かん・おん」、「天皇」も「てん・おう」と発音されるべきだったそうだ。それが当時の日本人にはこの分裂した発音が出来ず「ん」の音に次の音がくっついてしまった発音になったというのだ。どうしてなのか?理由は分からないが、発音はやはり時代によって変化していくものなのだろう。韓国映画を観ていると字幕の「漢字」部分の韓国語での発音は殆ど日本語の発音と同じだ。恐らく中国から持ち込まれた漢字と同じ発音が語源なのだろう。江戸時代の江戸の人たちは「ひ」が発音出来ず「し」になっており、それは最近まで東京下町育ちの人たちに受け継がれていた。それから面白いのは「日本製の漢字」が実際に中国でも使われているという話しだ。外来語の「インフォメーション」を「正岡子規」が訳して「和製漢語」として「情報」という言葉にしたが、これが中国にも伝えられ中国語でも「情報」という造語が出来たという。なんと面白い話しではないだろうか。大昔に中国から亘ってきた漢字が逆に日本から中国に輸出されたというのは愉快な気分にさせられる。

「手前勝手世界食物語、第247話」

「またまたメトロポール紅虎」
この店の登場はこの欄では2回目だ。なにせメニューが多い店だから、色々と味わってみたいと思い訪れた。3度目の訪問です。またまた偶然ながら社長さんがいて挨拶に来られた。恐縮です。メニューが多いというのは例を挙げれば「チャーハン」をみてみても10種類位あるのだ。「麻婆豆腐」をみても通常の「赤」、竹炭の「黒」、その他「緑」と「黄色」と4種類のメニューがあるから不思議だ。同じように一つの料理で色々なメニューを出すのがこの店の特徴といえよう。さてその日食べたものは、「サービス餃子」@0円、「ヒカリ魚カルパッチョ」@980円、「エビいか春巻」@840円、「牛スネ肉 麻辣メ[ス」@1900円、「紅い麻婆豆腐」@1000円でした。紅い麻婆豆腐はこれが普通の麻婆だろう。牛スネ肉は麻婆と同じ味付けだったのでオーダー失敗だった。エビいか春巻はこの店の名物との話しだったが、長さ約10cm、太さ1cmほどの細長いもので箸で掴みにくい春巻だったが、味はまあまあだった。段々客の数が増えているのを実感した。やはり「味と値段」が良ければ客は必ず来るものだなあ。きっとどこかの雑誌にも載ると思います。安心してお勧め出来る店です。
「紅虎」中央区銀座4?6?1銀座三和ビルB2F 03?3567?1?42
以上、勢古口が桜満開の東京からお送りしました。

「栞ちゃん」

初孫の「栞」が月に一階の病院通いの日、病院から自宅までの搬送を手伝っている。待合室で約1時間強待ったが、漸く現れた。栞は乳母車の中でぐっすりと寝ていた。今日はエコーで心臓を撮ったらしい。赤ちゃんは動くのでエコーを撮る時は睡眠剤を飲ませて寝てから撮るらしい。その影響からか全然眼を覚ましそうになかった。娘の話しによると、心臓の穴は急激に塞がりつつあり、医師も驚くほどの回復だそうだ。生まれた時から心臓に小さな穴が開いていて心配していたのだが、どうやら問題は解決しつつあるようだ。従って、「次回は半年後の通院でよい」ということになった。良かった。誕生して数日後に心臓の異常を聞かされたのが、私が「ロシア観光中」だったこともあり、不安で不安で仕方なかったが、助かった。その前日、私の妹の娘(私にとっては姪になる)が無事男子を出産した。3500gを越える大きな赤ちゃんだそうだ。名前は「怜也(りょうや)」といい、栞ちゃんと同学年になる「又従姉弟」だ。五体満足が一番だ。年度末の土曜日、娘が友人の結婚式出席のため、我が家に孫の「栞」を置いて外出していった。預かったはよいものの泣き止まず、どんな手段を使っても駄目だった。例の「I pad」の「赤ちゃんの泣き止み音」を聞かせている間は泣き止んでいるが、聞かせないと泣き出す。寝ないし、ミルクを飲んでいる時だけは泣き止む。おむつを替えても泣き止まない。結局半日泣きっぱなしでした。頼りにならないお祖父さんお祖母さんでした。

「液状化」
今回の東日本大震災で関東地区でも「液状化」が沢山発生した。特に「浦安」地区ではかなり大きな液状化による被害がでた。その影響もあり浦安の住民の一部が開発販売した大手不動産会社に訴訟を起こすという。ところが同じ浦安といっても道路一つ挟んで反対側は全く影響がなかったりと地域でも大きく違っているらしい。一方、私の住む江東区の湾岸地区は液状化が全く起こらなかった。そこで「東雲」や「豊洲」地区が再度脚光を浴びているとテレビで報じていた。同じような埋め立て地区なのにどうしてこうも違うのだろうか?更に東京直下型地震で「震度7」という卵ェが発浮ウれたり、「南海トラフ」での地震卵zでも震度7及び最高30mを越える超大型の津波もあるという恐ろしいお話しだ。これらは「最悪のケース」を想定した場合とのことだが、いやはや恐ろしい。「地震、雷、火事、親父」は昔から避けられない恐ろしさだったから諦めるか。

2012年の映画のお話し

映画「スーパーチューズデイ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年63作目)
民主党の大統領候補が目指すはスーパーチューズデイの決戦地「オハイオ」。そこで勝てば大統領も目前だ。そこで行われる汚い駆け引きとは?政治は純粋な心では勝ち抜けない。

映画「ルート・アイシッシュ」(銀座テアトルシネマにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年64作目)
イラクの首都バクダッド市内から空港までの道を「ルート・アイリッシュ」と呼ぶ。そこは世界一危険な道路なのだという。民間警備会社の警備員の車が襲われ、4人が死亡した。その内の一人の親友が遺族である妻と共に事件の真相を探ろうとする。殺された原因はテロではなく、仲間割れの結果ではないかと疑いだす。果たして真実は?イラクの生々しい現実が浮き彫りになる。

映画「ドライヴ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年65作目)
ロスアンジェルスで自動車の整備工として働く若い男の物語。彼は内職として犯罪者を車で逃げさせるということもやっている。所謂ドライバー役だ。そんな彼が住むアパートの隣人に美しい女性と幼い息子がいた。夫は服役中だった。そんな夫が帰ってきた。しかし監獄での借金でまたまたトラブルが起きる。そしてドライバーは彼等一家を助けるために協力するのだが、事態は最悪の方向に進んでしまう。面白かったが、殺人シーンは強烈だった。

映画「ヘルプ」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年66作目)
1968年のアメリカ南部ミッシシッピー州の田舎町。人種差別が最も高い州だ。そこで黒人女性たちは代々メイドが仕事だった。それがヘルプの語源だ。白人から差別され恐怖の中で生活する黒人たち。だがジャーナリストを目指す若い白人女性は彼女たちの証言を元に本を出版しようとする。それは彼女たちが経験した白人達との真実の出来事だった。今年観た最高の映画でした。絶対に観てください。アカデミー賞助演女優賞受賞作。

映画「高野聖」(東劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年67作目)
坂東玉三郎主演の「泉鏡花」作品のシネマ歌舞伎。飛騨の山奥で修行僧が美しい女の住む家に一夜の宿を借りる。そこで起きる摩訶不思議な世界を描く。

日経新聞4月6日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「アーティスト」が4つ星、「KOTOKO」が4つ星、「SPEC?天=vが2つ星、「ビースト・ストーカー」が4つ星、「レッド・ティアーズ」が3つ星、「ラーメン侍」が2つ星、「コーマン帝国」が3つ星でした。

「シノプスシ169」
本「銀漢の賦」(葉室 麟 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年93冊目)
直木賞を受賞した葉室氏の作品。「第14回松本清張賞」受賞作品。藩の家老と鉄砲組の男は幼馴染。藩の運営が元になり領主から追っ手を差し向けられた元家老を助けて脱藩を手伝うことになった。果たしてその結末は?

本「いのちなりけり」(葉室 麟 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年94冊目)
葉室氏というのは中々いける作家だということがよく分かった。無骨なしかし一途な武士の生き方と恋心を描く秀作でした。

本「秋月記」(葉室 麟 著) 角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年95冊目)
九州の小藩「秋月藩」は本藩「福岡藩」に乗っ取られそうになる。若き小四郎たちが立ち上がり、藩を牛耳っていた家老を追い出すが、実はこれが本藩が狙っていた裏技だった。実に面白い着想のお話しでした。作者は凄い。

「時雨ごこち」(河治 和香 著) 角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年96冊目)
「紋ちらしのお玉」シリーズ3作目で最終回でした。幕末の江戸、柳橋の芸者「玉勇」こと、「お玉」は男性と寝るとその男の家紋を身体に彫っていた。そんな彼女と幕末に活躍し、そして死んでいった沢山の男たちとの物語。官軍の江戸攻めから遂に明治を迎える。生一本の江戸の女を描く秀作です。このシリーズ、絶対お薦めします。

「雪割草」(今井 絵美子 著) 角川春樹文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年97冊目)
「立場茶屋おゆき」シリーズ10作目。品川宿で立場茶屋と料理旅館を経営する「おりき」の物語。

「高輪、泉岳寺、品川」

江戸時代の古地図で高輪や泉岳寺を観ながら歩く。日本橋を出た「東海道」は、今の「泉岳寺駅」のところからは街道の横はもう直ぐに江戸湾の海になっている。そしてこの先品川を過ぎて八つ山までの陸側は「お寺」と「大名旗本屋敷」なのだが、それらと街道の間が「宿場町」となっていたらしい。即ち、江戸湾の波打ち際に「東海道の街道」があり、「宿屋」が道に沿って立ち並び、その後に「寺や武家屋敷」が立ち並んでいるという具合だ。赤穂浪士で有名な「泉岳寺」もそうだが、品川の先「御殿山」は有名な「桜も名所」で観光名所になっていたという。江戸前の魚を食べさせる店もあっただろうし、春の桜の盛りにはきっと江戸から多くの人が訪れ、海を楽しみ、食を楽しみ、桜を愛でたことだろう。今は全て海側は埋め立てられており、そんな面影を見ることは出来ないが、今から150年も前はそこは海だった訳だから。国道一号線の海側というのは、今はJRと京急の線路と駅舎だが、かつてはあそこが浜辺で沖合いまで海が続いていたということなのだ。仄聞するところによると、江戸時代はこの品川の浜で潮干狩りが出来、大層な人で賑わっていたという。なんとものんびりした光景だったろうか。

「亀島川の河口」
隅田川に流れ込む「亀島川」の一番隅田川側にあるのが「南高橋」「日本橋川」から小網町のところから分岐して南側に流れている。こうして出来た島が「新川」だ。新川は北側に日本橋川、東側に隅田川、西と南側に亀島川に囲まれている。写真は南高橋から亀島川を上流のほうに観たものだ。こんなところに沢山の船が係留されていることにびっくりさせられた。正に江戸は「水都」でもあった訳だ。恐らく昔はこの辺りは「船宿」等が沢山あり、船を使って水遊びやはたまた水運に利用されてきたのだろう。

「オムロンは偉い」
健康関連商品の製造販売の「オムロン」の体脂肪も図れる体重計をもう5年ほど前に購入して家に置いてあったのだが、液晶侮ヲ板の一部が欠けて侮ヲしなくなっていたので、オムロンに電話してみた。するとクロネコヤマトで引き取り修理してくれるという。「修理に料金が掛かるようだったら電話する」ということだった。翌日早速クロネコさんがやってきて体重計を渡した。それから1週間。電話がなかったから「ただで修理してくれたのかなあ?」と思っていたら、届きました。液晶画面は修理されており、尚且つ電池も取り替えてくれていた。綺麗に掃除までしてあり、新品同様になって返って来た。ありがとうございました。感謝します。「オムロンは偉い」