「手前勝手世界食物語、第251話」

「緑のグリーン麻婆」
またまた「メトロポール紅虎」銀座店へ行った。これで5回目だった。翌週の蘭???碵?スところ、店長さんが挨拶に来た。さて今回は北京ダックを食べた。「広東風に肉を厚めに切ってくれ」とお願いしたが、皮が薄く切られていて注文とは違い駄目だった。この店の北京ダックは余り感心しない。美味しくないことはないが、美味いと自慢できるものではなかった。残念でした。この日は、「北京ダック、半身」@6030円、「焼角煮」@1500円でした。メニューには北京ダックの残りはスープで出すということだったが、出てこなかったので、文句を言ったら、「スープにして出すのは一羽食べた場合です。垂オ訳ない」とのことでお詫びにと言って小品の前菜が2種類ただで出てきた。さて、翌週6回目の訪問。6月にスイスに行く仲間達との勉強会を兼ねた例会に利用させてもらった。「おまかせ小菜3品」@1000円、「2種カルパッチョ」@1280円、「大餃子(6個)」@750円、「真っ黒黒酢スブタ」@1500円、「緑のグリーン麻婆」@1700円、「海鮮かた焼そば」@1600円でした。麻婆豆腐の一つにグリーンのがあったので注文したところ、「ほうれん草」をベースにした緑色のペースト状のに加えて辛味の基本は「山椒」だ。これは意外と美味しかった。この店でこれまで食べた「麻婆豆腐」は、「竹炭の黒」、「通常の赤」、「緑のグリーン」の3種類だ。あと2種類「カレーの黄色」と「白の豆乳」にもチャレンジしてみよう。追伸:北京ダックの価格がどうしても納得出来なかったので、後日問い合わせすることとした。メニューでは北京ダック半羽@2400円、一羽@4800円だったはずだ。いつもは価格をよくチェックしてから支払いをしているのが、その日だけ飲み過ぎかチェックを怠ってしまった。後悔している。後日談はまたいつかお話ししましょう。

「横浜中華街の肉万」
私の生家は横浜だし、父や「Y校」卒の浜っ子だから、中華街には小さい頃からしょっちゅう行っていた。思い出すと幼い頃「肉万」を食べる時は、浮フ白い皮を剥いて食べていた。今は皮ごと食べているようだが、昔は皮を剥いてから食べていたのは衛生上問題があったからなのか?それとも我が家だけの風習だったのか?今となると知ることが出来ないが、間違いなく昔は肉万は皮を剥いて食べていた。そんな経験ありませんでしたか?
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「手前勝手世界食物語、第250話」

「コカ・レストラン日比谷店が閉店」
いつも行っているタイ料理の老舗「コカ・レストラン日比谷店」が5月20日でもって店を閉めることになっていた。店長に「どうしたの?」と問い掛けると、「JRの高架橋耐震工事のためだ」ということだった。すると有楽町から新橋にかけての古いJRの高架は耐震工事に合わせてお店は撤退するということなのだろうか? びっくりしました。高架下にはかなりの数の店舗があるからどうなるのだろう。コカ・レストランは今ある「有楽町店」(ビックカメラがあるビル)に統合されてしまうということなので、規模はかなり小さくなるようだ。店長は「ララポート豊洲」内の「フード・サーカス」の方に移るということだった。さて5月20日までは特別料金の料理もある。今回ご紹介するのは「ガイヤーン」という鶏の焼いた豪快なもの。通常価格@1900円が、お店終了までは特別価格@1200円と700円もお徳で提供されていた。この料理、ボリュームもあるし、ちょっとスパイシーなタレに掛けて食べると実に美味しいお薦め料理の一つだ。

「ミシュランガイド北海道2012特別版」
先日発売されたはずの「ミシュラン・ガイド・北海道」なのだが、どこの書店にもない。全て売り切れでインターネットの「アマゾン」のサイトでは「新中古本」が8000円以上で売り出されていた。2012年版は「東京横浜湘南」「京都大坂神戸奈良」ときて今回は飛んで「北海道」だから初版の数(5万部)が少なかったのかもしれないが、読みたい時にないのは一番頭に来る。その内増刷されるのだろうが、待ち遠しい。追伸:既に発売日前日に増刷が決定していたみたいだ。きっと引き合いが多かったのだろう。

「犬の置物」

半年に一度伺う麹町の「歯科医院」の待合室には犬や猫の置物が置かれている。実に本物ャbクリの置物でいつも感心させられている。この先生は「東京医科歯科大学」卒の博士なのだが、娘さん一人しかいないので、遂にその娘さんも大学を出て歯科医師として親父さんの医院で勤務することになったようだ。半年毎の歯の定期検診だったが、ちょっと前歯の裏側に小さな虫歯があるということで後日また通院することになった。

「観光立国は?」
震災の影響で減った観光客だが、「観光立国」を目指す日本。計画では平成28年度に外国人観光客2500万人を目標とするらしい。因みに平成22年度は861万人、23年度は推定622万人だから、如何に高い目標だということがお分かりいただけよう。因みにフランスに次いで外国人旅行者が多い「スペイン」は、5800万人、バルセロナだけでも850万人だというから凄い。これに「東京スカイツリー」効果がプラスすれば多少は上積みされるのだろうか?
いよいよ5月22日にオープンする「東京スカイツリー」。オープン当日、その頃私はアメリカを旅行中の嵐閧セ。「国立公園」15箇所を15日間で廻る旅の途中だ。楽しみだ。今回はiPAD持参で動画も撮ってきます。

「スターバック・コーヒー」
「テレビ東京」の番組で今、流行に流行っている「スタバ」の社長の話しをやっていた。「ハワード・シュルツ」氏は、1982年にニューヨークから家族と共に車でシアトルにやってきて、当時コーヒー豆を売っていた「スタバ」の前身に入社したという。そしてイタリアに旅行した際に飲んだ「エスプレッメEコーヒー」の味が忘れられずに、87年に「スタバ」を自らが買収して新しいコーヒー店に作り直したのだという。そうして世界中に数千軒もの店を高ヲる一大コーヒーチェーン店になったのだそうだ。更に驚くのは、週30時間以上働く社員は全員、それも家族も含めて会社の「健康保険」に加入させているという。それだけ「福祉」を通じて「社員に優しい、面倒見の良い会社」だということらしい。お客がゆったりと出来る店と言うのがコンセプトだというが、よく考えたものだ。私も愛飲者の一人だ。

「切腹最中」

「新橋演舞場」で行われていた歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を観に行ったら、「切腹最中」というお菓子を売っていた。期間限定とかで、忠臣蔵が演じられている期間だけ販売しているようだ。最中の皮が既に開けられていて、如何にも切腹した腹のようになっている。中には餡に包まれたお餅が入っていた。ちょっと甘過ぎて私は好みではなかったが、正に商魂逞しい品だった。何だかサラリーマンが仕事で失敗した時にこの切腹最中を持参して上司のところに謝りに行くというものらしいが、まあそこまですることはないと思うのだが、どなたか経験者はおられますか?

歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」(新橋演舞場にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年歌舞伎観劇2回目)
300年以上も演じられている歌舞伎でも超有名な作品だ。勿論赤穂浪士の討ち入りを題材としているのだが、歌舞伎では幕府の権威を傷付けまいとして「足利時代の鎌倉」を舞台としている。「昼の部」を観たが、「大序」は事件の発端を、「三段目」は「松の廊下での刃傷」の場を、「四段目」では「切腹」の場を、「道行」では「おかる勘平」の逃避行の場だった。「夜の部」はいよいよ討ち入りとなる。

2012年の映画のお話し
映画「僕等がいた 後編」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年76作目)
前編は高校時代の二人の愛の姿を甘く描いたが、後編は大人になった二人が離れ離れになり、次々と人生の苦難に襲われ仲を引き裂かれていく様子を描く。だが最後は?

映画「捜査官X」(丸の内TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年77作目)
1917年の中国の山奥の田舎で事件が起こった。2人のならず者が村を襲うが、一人の紙梳き職人がそれらを退治して英雄となる。しかしやって来た捜査官Xはその職人に疑問を抱く。なぜならば武術の達人でなければ絶対に出来ないことだと考えたのだった。果たしてその職人の正体は?疑問を解くとそこには何があったか?激しい戦いもある。カンフー並みの動きが凄い。

映画「ブラック&ホワイト」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年78作目)
観なければ良かったと後悔しました。二人のCIAロス支社の男が一人の女性を巡って競うというもの。汚いセックス絡みの言葉の連続でした。勿論子供には見せられない。

映画「ももへの手紙」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年79作目)
手書きの絵が実に美しい。心和むといった感じの作品だ。父を亡くした少女と母が実家のある瀬戸内の小さな島に東京から移ってきた。その古い家に天から使わされた妖怪が彼女たちの「見守り役」としてやってきた。父と喧嘩した末に父の死に直面し、父の残された便箋に書かれた「ももへ」のあとの文章はなんだったのかを探ろうとする娘「もも」。そこには何が書かれようとしていたのか?いい作品でした。ぜひ子供に見せたいアニメ映画でした。

映画「名探偵コナン 11人目のストライカー」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年80作目)
いつもながらこのアニメは面白い。今回は「Jリーグ」が舞台。恨みを持つものが爆発物で観衆を襲うというもの。コナンがそれを阻止するのだが。

日経新聞4月27日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「わが母の記」が5つ星、「ル・アーブルの靴みがき」が5つ星、「テルマエ・ロマエ」が3つ星、「HOME 愛しの座敷わらし」が3つ星、「狐島の王」が3つ星、「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」が3つ星、「王朝の陰謀 半次ディーと人体発火怪奇事件」が4つ星でした。

「シノプスシ172」
「囮同心」(稲葉 稔 著) 講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年110冊目)「八丁堀手控え帖」シリーズ2作目
「隠密廻り」の深見じゅう兵衛は、奉行の遠山様から直接ある事件の再調査を命じられた。

「神隠し」(藤井 邦夫 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年111冊目)「秋山久蔵御用控」シリーズ2作目
南町奉行所吟味役の秋山久蔵は「剃刀久蔵」と呼ばれ犯罪者達から恐れられていた。

「秘剣 双竜ツ竜」(門田 泰明 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年112冊目)
「浮世絵宗次日月抄」 江戸で大人気の浮世絵師である「宗次」は、実は武術の達人だった。また真の姿は別にあった。彼が偶然に徳川家の姫君のお輿入れに何者かが襲い掛かるのを防ぐことになった。そこに隠された秘密は?

「軍師の挑戦」(上田 秀人 著) 講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年113冊目)
歯科医師でもある作家の初期の短編集だ。8編あるが、それぞれに出来の良い作品ばかりだった。

「宝引き」(佐伯 泰英 著) ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年114冊目)「鎌倉河岸捕物控」シリーズ20作目
若い芸者が座敷で殺された。調べる内に同様の事件がこの数ヶ月の間に何件か起きていた。連続殺人事件が?金座裏の10代目を継ぐ政次がまたまた大活躍。

仮名手本忠臣蔵

「J REPORT 2012 5月第1週号」
「リタイアメント・ノート 3年目11ケ月目」 「VOL.737 SINCE AUG. 12th、1983」
「仮名手本忠臣蔵」
この歌舞伎は、寛延元年(1748)8月14日に大坂で上演されたと記録にある。歌舞伎史上最高傑作となったこの作品、作者は「二代目竹田出雲」だ。「曽根崎心中」で有名な「近松門左衛門」の弟子だ。事件はこれより46年も前の元・P4年3月14日(1701)のことだった。徳川幕府を慮ってこれまで舞台化されていなかった。作品の時代設定を「足利幕府の時代の鎌倉」に変えての11段たての大作となった。事件が起こったのは「元・?v、将軍は5代目「綱吉」、史上最悪の将軍の時代だった。ご存知「生類哀れみの令」という悪法で知られている将軍だ。「松の廊下」で事件が起きるまでに何があったか、今もって分かっていないが、事件を聞いた将軍が即断即決で「切腹」「浅野家断絶」を命じたということは知られている。「癇癪持ち」と評判だった将軍だったから、本来「喧嘩両成敗」が当然だったのだが、激怒してそれらの処置が即決められてしまった。まあ、それがあったから「討ち入り」が起き、「忠臣蔵」が出来たともいえるが、怪我の功名かな?不思議なことにその後も殿中での刃傷は度々起きている。全て襲われた者は殺されている。浅野内匠頭だけが失敗したのだった。討ち入りの時は所謂「大名火消し」の装束で赤穂浪士たちは扮装していた。火消し装束ならば夜中に市中を歩いても文句や言われまい。装束の下には「鎖帷子」を付けた完全防御体制だ。寝起きを襲われた吉良邸の人たちこそいい迷惑だっただろうに。

「孫はやさしい」
これは健康的な生活を送る上で必要な食べ物を略したものだそうだ。NHKラジオ第一放送の「ラジオ朝一番」の「健康ライフ」という番組で聞いたのだが、出処は東京の「愛育病院の皮膚科部長さん」だ。妊婦さんが胎児のために摂取に必要なもので、覚えておくと良いとのこと。当然全ての人にも当て嵌まる訳だ。「ま」=「豆」、「ご」=「ごま」、「は」=「わかめ(即ち海草類)」、「やさ」=「野菜」、「し」=「しいたけ(キノコ類)」、「い」=「いも」。妊婦が胎児のために食べる「皮膚によい食生活」というのがこの「孫にやさしい」の狙いだそうだ。まあ、正に孫に優しい食生活だ。「やさ」を野菜ではなく「や=野菜」と「さ=魚」に解釈するという説もあるそうだ。いずれにしても身体によい食材ということだ。追伸:その後「孫たちはやさしいよ」という説まで出てきた。「たち」は「た=玉子」と「ち=乳(牛乳)」で、「よ」は「ヨーグルト」となるらしい。いずれにしても健康が一番だ。

「手前勝手世界食物語、第249話」

これは大正解だった。NHK第一ラジオの「歌の日曜散歩」という番組で視聴者からの「我が家の料理、ふるさとの味」という紹介コーナーがある。ここで紹介されたものなのだが、試しに作ってみた。材料は「アサリ」400g、「水とお酒」各75cc、「砂糖」大匙6杯、「醤油」大匙5杯、「味醂」大匙2杯、「生姜」適当。以上である。アサリはスーパーで売っている冷凍もので全く問題ない。アサリは洗っておく。水と酒を沸騰させたらアサリを入れ、その他調味料を入れる。勿論生姜も入れるが、これは皮のまま薄切りにしておけばよい。小まめに灰汁を取りながら弱火で煮詰めれば出来上がり、20分でした。実に簡単だ。出来たものは、普通市販のような濃い味ではなく、さっぱりとした味付けでアサリの味がより強く感じられ、絶品に仕上がった。「お酒のあて」だけでなく「ご飯」のオカズとしても最高だ。紹介された方は沢山作って知り合いに配っているというが、本当に美味しかった。ぜひ一度お試しをしてみてください。私も3回作りました。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「光風会展」

例年通り、六本木の「国立新美術館」で開かれている「光風会」の絵画展に行ってきた。元の会社の先輩で岡山在住のF氏が毎年入選している関係でその絵を観た。毎年題材は殆ど同じお寺の風景なのだが、やはり毎年腕を上げていると私如き素人でも思うのだった。会員は別として一般応募作の中から約600点が選ばれて展示されている。「文部科学大臣賞」もあり、全数962点の絵画は流石に素晴らしいものだった。

「東京スカイツリーは」
入場券を求めて翌竄ュ殺到ということだが、東京スカイツリーを運営する会社は「年間3200万人の来客」を見込んでいるという。果たして可狽ネのだろうか?「東京ディズニーリゾート」で2500万人、「横浜中華街」でも2500万人なのだから、輸送迫ヘから考えても首を傾げたくなる数字だ。近くを走る電車の路線は「東武東上線」「都営地下鉄浅草線」「東京メトロ半蔵門線」だ。駐車場もなく、バスはどこに停めるのだろうか?交通渋滞は必至と思える。それと「レストランやトイレ」はどうなるのだろうか?人が集まると困る色々な問題は果たして解決されているのだろうか?疑問が残る。決定的な問題は「トイレ」の不足だと思うのだが、皆さんのご意見はどうであろうか?

「中国のガャ潟悼ソ格」
原油価格の値上がりから中国国内向けガャ潟悼ソ格が値上がりするという。その新しい価格はリッター当たり@110円だという。今年の経済成長率を年率8%に減速させつつある中国だが、日本の現在のガャ潟悼ソ格は全国平均@158円程度だから、それと比べれば安い?のだが、物価指数が日本と中国では違う。約10分の1だから、日本に置き換えればリッター@1100円となる。恐ろしい価格だ。

「自然災害 日本と欧州」
昨年の「東日本大震災」以降、地震が多発している。「南海トラフ」での更なる大地震も卵zされている日本列島。大昔からここに住む人たち、即ち我々の祖先は常にこういった自然の脅威と戦ってきて、いつも打ち負かされて涙を流して、そこからまた立ち上がっていったのだろう。次に起きるだろう「首都圏直下型地震」や、「東海、東南海、南海地震」によって引き起こされる損害は恐らく数百万人に影響し数10兆円から100兆円にも達するかもしれない。日本経済はそれによって根本的なダメージを負うのだろう。果たしてそれらは「太平洋戦争」に匹敵或いは上回る被害となるのだろうか?それでも我々は必ずどんなに時間を掛けてもきっと立ち上がり、また新しい世界を築いていくことを信じて生きて行こう。それに比べて欧州は安定した大陸にあり、自然の脅威には日本ほどあっていないのだろう。逆にだからこそ、人的な被害が起こり易い。それは「戦争」であり、「疫病」だった。国々が地続きだから、常に戦争の恐怖に耐え、また慢性的な衛生状態の悪さから国を越えて疫病が襲うという恐怖もあった。それが周囲を海に囲まれた日本はそういった脅威には比較的安全だった。どちらもそれなりに大変だった訳だから、ある意味世の中は公平なのかもしれない。

「小さな写真展」

有楽町の高速道路の高架下「銀座ファイブ」で開かれていた小さな写真展「第14回 フォトアカデミア正美写真展」。友人が出展しているので初日に訪れた。35名の会員の方たちの小さな写真展、それも3点のセットでの出品だ。それぞれのテーマに基づいて3枚の組写真となっている。友人M氏の作は「恋祈願(飛騨古川、三寺まいり)」というもので、飛騨にある古川というところでの写真らしい。もう一人の友人E氏のは「我等が地球(静岡上空他)」ということで飛行機の上からの写真だった。どれも皆素晴らしい写真だが、海外旅行での写真もあり、これはかなりお金も掛かっていると思う次第でした。

「NHK受信料問題」
先日の落Z委員会の国会中継で「NHK24年度落Z案」の審議があった。その際「身体障害者が暮す家庭で他の人も無収入の場合、NHKの受信料は払わなくてもよい」ということを知った。我が家は今は私と妻の二人家庭で共に「身障者」だし、「年金生活者」だからと思って「区役所」を訪れた。調べてもらったら、1月に次男が住民票を厚木から江東区の我が家に移していると言う。知らなかった。従って息子の収入があるので受信料無料にはならないと言う。がっかりでした。でもよく考えてみると、私は仙台に持っているマンションの家賃収入があるので「確定錐吹vしているのだから、最初から無収入には該当しないことに後から気が付いた。うっかりしてました。年金生活者の皆さんもNHKの受信料注意していたほうがいいですよ。因みに我が家のNHK受信料は「年間25520円」でした。これただになるといいよね。

「読書と疑似体験」
読書の楽しみ方の一つに「疑似体験」があると思っている。本の中のどんな場面でもどんな人にでもなりうる「想像力の世界」がそれだ。だからこれまで行ったことのない場所にも、過去にも未来にも行くことが出来る。そしてそこで色々な体験が出来る。美しい女性にもなれれば、強い男にもなれる。それが一番楽しいから読書は止められない。
追伸:有楽町三省堂でその日も10冊の文庫本を買った。当然自宅郵送を頼んだその時、新潮社の「NEW YONDA?CLUB」というのが目に入り、文庫本の侮・フ一部を切り取って送ると商品が当るのが分かったので、錐棊p紙を持ち帰った。文庫本を入れる「ホルダー」が20枚で貰えると言う。早速自宅で「新潮文庫」を出してみたが、あっという間に20冊分が集まり、直ぐにホルダーを応募することとした。まあ自宅にあるだけでゆうに100冊程度はあるだろう。

「ザ・ロープ帆船模型展」

昨年も観にいったが、コンクリートパイルを売っていた大同コンクリート時代の知り合いで旭化成建材のN氏よりお誘いを頂き、模型展に行ってきた。45もの大小の船の模型があった。どれも細かい部分まで精巧に出来ており、流石マニアだなあと感心させられた。N氏の作品は「カサドール」というスペイン大航海時代のスペイン海軍の軍船だった。まあよくこれだけ作れるなあ。驚きでした。

2012年の映画のお話し
映画「バトルシップ」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年72作目)
ハワイから上空の衛星経由で別の太陽系に電波が送られた。その結果エイリアンたちがやってきた。ハワイ沖で14カ国の軍隊が合同訓練を行っていた。そこに現れたエイリアンとの戦いを描く荒唐無稽なお話しでした。詰まらない。

映画「ジョン・カーター」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年73作目)
これがアメリカで初めてのSF小説だったそうだ。地球から火星に行った人間が火星の人たちを助けて活躍するというもの。意外に面白い。

映画「バンド・ワゴン」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年74作目)
戦前、戦中、戦後のハリウッドで大活躍した銀幕の大スター「フレッド・アステア」の晩年の作品。歌と踊りで大活躍するスターの役でした。1954年の作品でした。

映画「アンナの追憶」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年75作目)
ホロコーストで亡くなったオランダはアムステルダム在住のユダヤ人少女「アンナ・フランク」の物語。生き残った父親の目から見たアンナを偲ぶ。原題は「メモリー オブ アンナ・フランク」

日経新聞4月20日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「裏切りのサーカス」が4つ星、「捜査官X」が4つ星、「ブラック&ホワイト」が2つ星、「キリング・フィールズ 失踪地帯」が3つ星、「台北カフェ・ストリート」が3つ星、「ももへの手紙」が2つ星、「モンスタークラブ」が2つ星でした。

「シノプスシ171」
「アウトクラッシュ」(深町 秋生 著) 幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年103冊目)「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズ2作目
上野署の八神警部補は夫の死の真相を見出そうとしてヤクザとの情報交換を行っている。そんな時メキシコから麻薬絡みで殺し屋がやって来た。激しい戦いが行われる。面白い。

「断絶」(佐伯 泰英 著) 講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年104冊目)「交代寄合伊那衆異聞」シリーズ16作目
上海より急遽江戸に戻った座光寺藤之助を幕府は「お家断絶、切腹」とした。しかしそれで挫けることなく、一族の者を連れて長崎へと旅立つ。行く先は海のその先。

「ぼうふら人生」(井川 香太郎 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年105冊目)「樽屋三四郎言上帳」シリーズ6作目
江戸に3人いる「町年寄」の一人である若旦那「樽屋三四郎」の活躍を描くシリーズ物。

「日本橋時の鐘殺人事件」(風野 真知雄 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年106冊目)「耳袋秘帖」シリーズ12作目
南町奉行の根岸が綴る「耳袋」に記されている謎解き物語。

「さらば故郷」(八木 忠純 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年107冊目)「喬四郎 孤剣ノ望郷」シリーズ完結編
宿敵東条兵庫に何度となく命を狙われた有馬喬四郎。将軍家斉によりお家騒動の責任を問われた兵庫は遂に獄門となり、喬四郎は無事家族の元に戻った。めでたし、めでたし。

「人相書」(藤井 邦夫 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年108冊目)「養生所見廻り同心 神代新吾事件覚」シリーズ5作目
若き同心が熱く活躍する。

「鬼彦組」(鳥羽 亮 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年109冊目)「八丁堀吟味帳」シリーズ1作目
新しく始まったシリーズで気玉儀奉行所同心、吟味役与力の「彦坂新じゅう郎」が活躍するお話し。

孫たちと娘たち

「J REPORT 2012 4月第4週号」
「リタイアメント・ノート 3年目10ケ月目」 「VOL.736 SINCE AUG. 12th、1983」
「私の孫と妹の孫」
昨年の11月に私の初孫が誕生したが、先日もお伝えした通り、私の妹も初孫を授かった。共に「外孫」「栞」ちゃんは5ヶ月経つが7kgを越えて色白な身体をしているが、生まれたて2週間の「怜也(りょうや)」君はまだ座らない頭だが、大きな眼を開けて、くりくりとまなこを動かしていた。ちょっと色黒の男の子らしい男の子だった。既に私の(勿論妹の)父も母も亡くなっているが、荘キを見せたかったと今更ながらに思う。
その後、またまた我が家を訪れた孫娘は娘が外出中、1時間は泣きっぱなし、3時間は寝ていたが、見慣れない顔を観て不安になってのことだろうが、兎に角泣き続けていた。それでも可愛いものでした。