「北海道産ホタテ」

「手前勝手世界食物語、第660話」
「北海道産ホタテ」
中国の日本産水産物の輸入禁止の余波を受けて危機に陥っている北海道地区の漁業に多少なりとも貢献出来ないかと思い、北海道産の「帆立」を買い求めた。
生のホタテを冷凍したものだ。(写真:A1)
それを数時間掛けて解凍し本来ならばバター炒めか刺身にするのだが、塩分の問題もあり、マヨネーズで炒めた。(写真:A3)
半生半焼き状態で食べてみたが、中々に美味しかった。

以上、秋真っ盛りの北東北から㔟古口がお送りしました。

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次は前週のJ REPORTに続きます。

「銀座は激安タウン」

「J  REPORT 2023 10月第4号」
「リタイアメント・ノート 14年4ヶ月目」
「VOL.1339 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「銀座は激安タウン」
今、「銀座」は変わりつつある。これまで銀座と言えば日本一の繁華街であり、有名ブティック、ブランド店、大手デパート等が林立しているというイメージだったが、ここに激安店が殴り込みを掛けてきている。先駆けは「UNIQLO」であり、「GU」なのだが、「ワークマン・カラーズ」、(写真:B3)
「DAISO」、「ニトリ」らに続いて激安スーパーの「オーケー」がマロニエゲートビルに進出したという。(写真:B5)
(写真:B6)
家賃が高いと思える銀座に激安店、果たして採算は合うだろうかと素人考えなるが、これも恐らくコロナ禍の影響もあり、資本の効率化や採算重視からの撤退の嵐の一環なのだろう。
4丁目の服部時計店の屋上の時計台はディズニー100周年と言うことでドナルドダックが描かれていた。(写真:B1)
(写真:B2)
(写真:B4)
まだまだ変わる銀座に注目です。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「オペレーション・フォーチュン」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年79作目)
兎に角てんやわんやの活劇シーンばかり。格闘、射撃、爆撃、破壊、カーチェイスとなんでもありでした。何が起きても警察が一切現れないのって不思議だね。

10月20日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「キラーズオブザフラワームーン」「シック・オブ・マイセルフ」「ザ・クリエーター 創造者」「おまえの罪を自白しろ」「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」「オペレーション・フォーチュン」「カンダハル 突破せよ」が紹介されていました。

また、10月20日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「キラーズ オブ ザ フラワームーン」「SISU/シス 不死身の男」「悪い子バビ―」「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」「ザ・クリエーター 創造者」「道で拾った女」「消えない灯り」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世十二月大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、そして更に福岡佐賀に行きました。
今後は10月の北東北で紅葉を観て、11月は南九州と、更に今年三度目の釧路へ1週間行きます。11月末から12月にかけて山形と、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、そして再び福岡と佐賀へも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「化物の村」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年151作目)

「新・若さま同心・徳川竜之助」シリーズ第2弾

「ひゃっか!」(今村 翔吾 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年152作目)
歴史小説家が書いた現代版青春小説。期待外れかな?

「蘇れ、吉原」(佐伯 泰英 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年153作目)「吉原裏同心」シリーズ第40弾

「武士の流儀 九」(稲葉 稔 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年154作目)「同」シリーズ第9弾

「アルルカンと道化師」(池井戸 潤 著)講談社文庫 私的批評眼★★★★(今年155作目)「半沢直樹」シリーズ第5弾

「副作用?」

「副作用?」
肝臓癌の宣告を受けてから早5か月、禁酒してからも5カ月。抗癌剤治療を始めて約1か月半が経過した。これまで目立った抗癌剤による副作用は出ていないが、乾燥肌の影響もあり肌の痒みが酷い。まあいつものことだと思えば季節の変わり目には毎年起こることなのだが、一応医師に副作用かと問うたが保湿剤とステロイド剤を塗れということになった
効果があるのか分からないが諦めて指示に従う。
ところで今秋には再度PET-CTの検査を受けることにしている。昨年11月にも受けたが肝臓癌は見つからなかった。他への転移もあるかと思い、今回も受診することにしてある。同様抗癌剤の利用効果も見てみたい。
そしてその日がやってきた。大手町にある聖路加国際病院の施設での検査だ。PET-CTはブドウ糖に放射性物質を混ぜて静脈注射し、それをCTで全身撮影し癌を見つけるというのだ。癌は放射性物質で光るのだという。しかし癌によっては光らないものもあり、発見が難しいものもあるらしい。病院着に着替えて静脈注射後、約1時間安静にする。そしてCTでの撮影が最初23分。両手を頭の上に挙げて静止状態が辛い。休憩室で1時間安静にするのだが、医師の指示で再度CTでの撮影が追加された。これが6分。以上で終了だ。結果は後日通知される。果たして肝臓癌はどうなっているのか?抗癌剤の治療の効果はあったのだろうか?楽しみだ。

「ある会合」

「ある会合」
平均年齢は80歳近い出席者の会合が開かれた。学生時代に母校でアメリカンフットボール部で活動していたOB会のあるメンバーの方々の集いだ。80歳代の方々は「岳クラブ」という会だ。これは夏合宿の場所が福島県は岳温泉だったということから名付けられた。私も高校と大学の一時期の合宿場所として訪れていた経験を持つ。
もう一つの会は「パパの会」といい、30年以上も前にお亡くなりになったある方を偲ぶ会だ。その方が我が部の監督を務められていたことに由来する。その方が監督時代に薫陶を受けた仲間たちが毎年集まっていて既に30回も経っている。
流石本来の会員数は90名を超えるのだが、集まったのは18名でした。(写真:B7)
お元気な方もおられれば杖を使っての歩行の方もおられるが、久し振りに懐かしい顔を見て大いに盛り上がりました。但し幹事役の私は大変でした。

「サイゴンが移転」

「手前勝手世界食物語、第659話」
「サイゴンが移転」
ベトナム料理店のサイゴンは、中々に美味しいベトナム料理やベトナム風中華料理を提供する老舗だが、今ある有楽町店は建物の建て替えで今月中に閉店し東京フォーラムの地下に移転するという。今あるビルも既に50年以上も経過している古いビルだから耐用年数なのだろう。本当に私が行く店が次々とコロナの影響もあり閉店している。残念な限りだ。そこで移転前最後の食事に出掛けた。
有楽町ビル(写真:A3)
有楽町でも最も古い映画館「スバル座」が入っていたが、数年前に閉館しその後吉本興業が公演していたが、これもまた閉館だ。時代は移り変わる。
地下は既に店も退去している。(写真:A4)
(写真:A5)
マックも閉店だ。(写真:A6)
サイゴンのメニュー看板(写真:A7)
店の看板(写真:A8)
店頭(写真:A9)
移転案内(写真:A10)
パパイヤサラダ(写真:A11)
エビすり身入り揚げ春巻(写真:A12)
雲丹入り生春巻き(写真:A13)
ここまでの3種は毎回必ず食べるメニューだ。これが定番だが実に美味い。
ベトナム風お好み焼き(写真:A14)
室内(写真:A15)
(写真:A16)
絞めはシーフード焼きビーフン(写真:A17)
いやあ残念だが、東京フォーラム移転後にまた訪れよう。
以上、秋本番の東京から㔟古口がお送りしました。

「秋が来た」

「J  REPORT 2023 10月第3号」
「リタイアメント・ノート 14年4ヶ月目」
「VOL.1338 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口

「秋が来た」
連日の猛暑が突然に去ったと思ったら、漸く涼しくなり、空も秋晴れとなった一日。汐留の浜離宮を訪れた。(写真:A1)
沿革が書かれている。主な記載は別として私の認識としては、元々甲府藩主だった後の六代将軍となる「家宣」の別邸であり、海を臨む庭園だった。時代は五代将軍綱吉の悪法「生類憐みの令」や、忠臣蔵の時だった。やがて将軍となった家宣は将軍専用として「浜離宮」としたのがこの見事な日本庭園だった。幕末には鳥羽伏見で敗戦した十五代将軍「慶喜」が大坂より咸臨丸で江戸に逃げ帰り、上陸したのがこの地だ。明治後は新政府により運営され、米国のグラント大統領も来日時に訪れている。(写真:A2)
周囲は近代的なビルが林立している汐留だ。(写真:A3)
秋の代表的な花である「コスモス」が咲いていた。(写真:A4)
(写真:A5)
(写真:A6)
(写真:A7)
(写真:A8)
(写真:A9)
二種類のコスモスしか咲いていなかったが、花畑では次の苗も育っていた。
ここには「三百年の松」という有名な松もある。(写真:A10)
外国人観光客の姿が目に付いた。また観光バスも数台来ていた。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「イコライザー THE FINAL」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年76作目)
諜報機関の現役を引退したばかりの主人公がイタリアを旅行中に襲われたが、助けてくれた村の医師に恩義を感じて、その村を狙っているマフィアと激突する。兎に角強い。9秒で相手を始末する。

「シアター・キャンプ」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年77作目)
恒例のサマーキャンプでは毎年新しいミュージカルを制作して発表していたが、主催者のジェーンが突然倒れて緊急入院したため、息子のトロイがそのあとを継いで、その年のキャンプを運営するが失敗続き。果たして今年のミュージカルはどうなるのか?実話だそうでした。

「アナログ」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年78作目)
ビート・たけし原作作品。喫茶店で知り合った二人。男性は建築の内装デザイナーで、女性は落語とクラッシック音楽が好きだという。毎週木曜日に会うことにしたが、女性は携帯を持ち合わせていない。会える週もあるし会えない週もあるが、二人の関係は徐々に進展していく。そしていよいよ結婚を申し込みしようとする日に彼女は現れなかった。果たしてこの恋の行方は?たけし原作で期待したが、ちょっと外れたかな?

10月13日付け読売新聞夕刊の「All that Cinema」では、「ヨーロッパ新世紀」「月」「春画先生」「キリエのうた」「メドゥーサ デラックス」「宇宙探検編集部」「鯨の骨」が紹介されていました。

また、10月13日付け日経新聞夕刊電子版「アートレビュー」には、「BAD LANDS」「まなみ100%」「コカインベア」「ヒッチコックの映画術」「almost people」「ハント」「ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇」が紹介されていました。

「2023年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」

★★★★=「The First Slam Dunk」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」「母の聖戦」「エンドロールのつづき」「バビロン」「逆転のトライアングル」「シャイロックの子供たち」「オットーという男」「ロストケア」「ザ・ホエール」「怪物」「ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE」「こんにちは、母さん」

「私の2022年に観た映画は105本、星5つは
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」「峠 最後のサムライ」「エリザベス 女王陛下の微笑み」「ベイビー・ブローカー」「エルヴィス」「アキラとあきら」「アバター3Dリマスター」「RRR」「ザ・メニュー」

「2022 観劇シリーズ」 2022年の歌舞伎観劇は12度でした。
歌舞伎座新開場十周年 壽 初春大歌舞伎第二部「壽恵方曽我」と「人間万事金世中」を観劇。
2月大歌舞伎第二部「女車引」と「船弁慶」を観劇。
3月大歌舞伎観劇第二部「仮名手本忠臣蔵・十段目」と「身替座禅」を観劇。
鳳凰祭4月大歌舞伎昼の部「新・陰陽師 滝夜叉姫」を観劇。
團菊祭5月大歌舞伎昼の部「寿曽我対面」、「若き日の信長」と「音菊眞秀若武者」を観劇。
6月大歌舞伎昼の部「傾城反骨香」、「児雷也」、「扇獅子」を観劇。
7月大歌舞伎昼の部「菊宴月白波 忠臣蔵後日譚」を観劇。
8月納涼歌舞伎昼の部「新門辰五郎」と「団子売」を観劇。
秀山祭九月大歌舞伎昼の部「祇園祭礼信仰記」「土蜘」「二條城の清正」を観劇。
錦秋十月大歌舞伎昼の部「天竺徳兵衛韓噺」「文七元結物語」を観劇。
吉例顔見世十二月大歌舞伎昼の部「マハーバーラタ戦記」観劇予定。

「2023年旅暦」
1月に釧路7日間の旅に行き、2月には道東オホーツク3日間の旅をしました。7月に退院後初めての旅は3度目の利尻礼文でした。9月には大人の休日俱楽部パスを利用して、米沢、山形、小諸に蕎麦の旅に、北の味を求めて釧路、そして更に福岡佐賀に行きました。
今後は10月の北東北で紅葉を観て、11月は南九州と、今年三度目の釧路へ1週間行きます。11月末から12月にかけて山形と、福島の会津若松、宮城の塩釜へと、更に再び福岡と佐賀へも行く予定です。
海外には8月にハワイに行きました。次の予定は来年の2月にまたまたハワイに行きます。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、283冊でした。
「それからの四十七士」(岡本 さとる 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★(今年148作目)

「老化」

「老化」
誰でも経験することなのだろうが、後期高齢者となった私はこの数カ月老化と言う事態を痛切に味わうことになった。
この数年、色々な病気で入院退院を繰り返してきたのだが、今年は身体のガタツキが更に酷くなってきている。
今年は右膝人工関節置換術を5月に行い、その直後に肝臓癌ステージ2を宣言され、入院手術。9月には歯が一本抜けた。身体のあちこちが痛くて、特に両肩が上に挙がらなくなり、困って、医師に相談の結果、レントゲンでは右肩の部分で、二の腕の骨と肩の骨とが接触しているためだということだった。これも人工関節手術と言う方法はあるが、取り合えずは肩の体操で緩和策に取り組むことにした。40肩にも50肩にもならなかったのに今になってとは、がっかりだ。
これほどあちこちが狂い出しているが、今のところ頭は大丈夫かと思っていたら、これまた同様次々と失敗が生じている。物や人の名前、何か行動を起こしたはずなのにその理由等々若い頃ならば考えられないような事態が起きていることに驚かされている。
そろそろ人生の仕舞時なのだろうか?
9月の誕生日に元の会社の部下の女性からLINEで祝いのメッセージが届いたので、10月に彼女の誕生日にこちらからメッセージを送ったが返信もないし、既読にもならない。彼女は脳の病気で倒れたのが数年前だったので非常に心配している。自分の事も問題だが、周囲の人たちのことも心配だ。

「錦秋十月大歌舞伎観劇記」

「錦秋十月大歌舞伎観劇記」(写真:K1)
(写真:K2)
昼の部、第一幕「天竺徳兵衛韓噺(いこくばなし)」 四世鶴屋南北作(写真:K5)
徳兵衛とは船頭でありながら、天竺(今のインド)を訪れて日本に帰国した当時では外遊をしたという珍しい人物で実在の人だという。
江戸時代の文化元年(1804年)初演のお話しで、室町幕府の重臣で佐々木桂之助(坂東巳之助)が何者かにより将軍より預かっていた宝剣「浪切丸」を紛失してしまう。この詮議を巡る駆け引きがお話しの主題で、最後は徳兵衛(尾上松緑)が天竺より授かってきた妖術を使いガマとなり悪を懲らしめるというもの。(写真:K4)

第二幕目「文七元結物語」(写真:K3)

二つ話題がある。一つは新しく演出脚本が「山田洋次」であること。二つ目は女優「寺島しのぶ」が女人禁制の歌舞伎座の舞台に出ることである。山田洋次の指名が寺島しのぶであり、大恩がある大御所の要請を松竹としては断られなかったという。実は女優の歌舞伎出演は過去にもあり新派の「杉村春子」や「山田五十鈴」等があるし、近年では團十郎の娘の「市川ぼたん」も出ている。
お話しは幕末から明治にかけて活躍した落語家の「三遊亭園朝」の落語が原作の人気の人情噺だ。
左官の長兵衛(中村獅童)は仕事の腕は良いものの博打と酒に明け暮れ貧乏の極致。長兵衛の連れ子で娘のお久(中村玉太郎)は継母お兼(寺島しのぶ)の苦労を見かねて、吉原遊郭を訪れ自らの身売りをしてお金を得ようとする。見かねた遊郭「角海老」の女将お駒(片岡幸太郎)は1年の期限を付けて長兵衛に50両を貸し付け娘を預かる。しかし長兵衛は帰り道で自殺をしようとしていた大店の手代文七(坂東新吾)に50両をやってしまう。掛け取りの帰りにスリにあい回収した50両を失った文七を助けるためだった。元の木阿弥と化した長兵衛とお兼の前に現れたのは文七とその店の主人だった。果たしてその結末は?江戸人情噺でも有名な作品だけに山田洋次氏の腕の見せ所だ!

以上、秋本番となった東京より㔟古口がお送りしました。