「手前勝手世界食物語、第195話」

「素敵庵」
偶然とはこういうものなのだろうか?いつも行く「銀座インズ1」地下の鹿児島黒豚シャブシャブの店「1,2,3」に行ったら、「禁煙席は満席で喫煙席しかない」といつもいる古手の女性に言われたので、「隣の人、煙草吸っている?」と聞くと「はい」とのことで仕方なく諦めて店を出た。考えた末、隣の「ステーキハウス」に入った。半年ほど前に出来た店で一度行こうかと思っていた店だった。店でパンフレットを見せてもらったら「鹿児島本店」と書いてあったので店の人に「ここは鹿児島バヤリだね。1,2,3も鹿児島だし」と言ったら「同じ経営の店です」とのこと。更に「この先の天麩羅屋もそうです」と言われた。そういえば昔は餃子屋があったところが新しく天麩羅屋になっていたのを観てきたばかりだった。すると鹿児島本店のこれらのチェーン店は「インズ1」の地下に3店舗進出している訳だ。凄い。この店は「鹿児島産黒毛和牛」が売りだ。今回のメインは「スペアリブ」とした。大きなスペアリブを店のカウンターの後のグリルで、客の目の前で焼き上げる。バーベキューメ[スは少し甘くねっとりしたが、骨に付いた胸肉は手でむしゃぶりついて食べるのがベストだ。久し振りにスペアリブを食べ満腹になった。「トニー・ローマ」がスペアリブで有名で世界中(勿論東京にも)にあるが、この「素敵庵」のリブ肉も実に美味しいしボリューミーでこれから「リピーター」になりそうな店でした。(銀座インズ1B1 03?3535?1166)

映画

「ゴッド・ファーザー」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年52作目)
過去に何回も観た作品だったが、やはり素晴らしかった。公開初日ということもあったが、劇場はほぼ満席。1972年制作だが、今見ても全く遜色がない。マーロン・ブランド扮する暗黒街の大物「ドン・カルレオーネ」の貫ろく、次男マイケル役の「アル・パチーノ」が実に若い。ファミリーを守るという非情さに徹した生き方の中に男女の考え方の差が随所にみえる。幸せとは何なのか?本当に面白かった。

映画「イリュージニスト」(TOHOシネマ六本木ヒルズにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年53作目)
英仏合作のアニメだ。淡い色合いの美しい画面。物語は手品師のフランス人男性がイギリスに渡り、芸を見せながら旅をするというもの。ロンドンからスコットランドを訪れ、そこで知り合った娘が彼と一緒に旅をすることになり、娘はやがて若い男性と知り合い恋に落ちるといったストーリーだ。絵のタッチも柔らかく、イギリスの地方の景色や町をャtトに描いていた。美しい心温まる映画だった。

映画「高校デビュー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年54作目)
少女マンガの映画化なのだろうか?劇場には若い女の子たちが沢山来ていた。中学時代、ャtトボールのエースとして活躍した「はるな」が高校へ進学した。新しいボーイフレンドを見つけたいとャtトボールを止めて全力を尽くすのだが、見つからない。コーチがいないからだと気が付き、一人の上級生の男性にコーチをお願いするというもの。結局、コーチに惚れてはいけないという禁句を犯すことになってしまうのだが。青春ドラマでした。

日経新聞4月8日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「悲しみのミルク」が4つ星、「引き裂かれた女」が4つ星、「ザ・ライト」が3つ星、「ナンネル・モーツワルト」が3つ星、「ミス・ギャングスター」が3つ星、「航行デビュー」が3つ星、「ほしのふるまち」が3つ星でした。

「シノプスシ119」(読書シリーズ119)
本「巨人たちの落日」上、中、下(ケン・フレット著、ャtトバンク文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年79,80,81冊目)
「大聖堂」の著者「ケン・フォレット」の作品だ。読み始めたら止まらない本。第一次大戦直前のイギリスから始まる物語。ウェールズの炭鉱町とそこに暮す炭鉱夫や労働組合幹部の家族、そしてその炭鉱の土地を所有する伯爵家族、更にロシアからアメリカに渡ろうとして騙されてウェールズに来てしまったロシア人の若者、ドイツの外交官で伯爵の妹と恋に落ちた人物らが戦争に否応なく巻き込まれていく。やがてアメリカの参戦となる。

本「トギオ」(太朗想史郎著、宝島社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年82冊目)
なんだか分からない本だった。近未来なのか、不思議な世界に住む人たち。主人公は虐められっ子だったが、ある日一人の子供を拾う。捨てられていた子供だった。彼に「白」という名前をつけて養うのだが、村人からは村八分にされる。やがて已む無く殺人を犯して村を逃げ出す。進んだ文明があるのだが、人々の生き方は終戦直後のような状態だし、やたらと殺人が起こる世界なのだ。不可思議な本でした。未だに何を言いたいのか分からなかった。

本「おはぐろとんぼ」(宇江佐真理著、実業之日本文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年83冊目)
江戸の下町を題材にして、そこにある「掘割」に因んだ短編物語集。人情噺が心地良い。

追伸:東京都内の桜が満開と聞き、早速上野の山へ出掛けてみた。例年より人出は少なかったが、酔っ払いもおらず、家族連れが静かに弁当を食べている位で大人しい桜見物の姿が見られた。流石、満開の桜はいい眺めだった。

フェルメール展

「J REPORT 2011 4月第3週号」 「リタイアメント・ノート 2年10ヶ月目」 「VOL.675 SINCE AUG. 12th、1983」
「フェルメール展」
渋谷の「BUNKAMURAザ・ミュージアム」で公開中の「フェルメール展」に行って来た。身体障害者手帳を見せて割引800円で入館したが、閉館直前だったので比較的空いていたから助かったが、とても短い一時間だった。フェルメールの絵は一点だけだったが、珍しい男性を描いたものだ。題して「地理学者」、地理学者が地図を描いているのをフェルメール独特の光の魔術でガラス窓から差し込む日差しで光の濃淡、光沢が実に見事に描かれていた。フェルメールはご存知の通りオランダの画家だが、生涯に描いた絵は30数点のため非常に貴重なものなのだが、偶然とは面白いもので先日、さいたまの「土合やぶ」で一緒に食事をした大阪時代からの友人から来年5月にオランダへの旅行を誘われた。植木の見本市があるらしいので行こうとのお誘いだ。私はいつかオランダでフェルメールの絵を観たいと思っていたので勿論大賛成だ。来年が楽しみだ。オランダの後、スイスのジュネーブに行くという。これまた楽しみだ。
「変化と復活」
新年度に入った。色々と「変化」が出ている。まず4月2日土曜日から東京は銀座の「中央通り」、通称「銀座通り」に「歩行者天国」が「復活」した。それから大震災の呼び名だが、遂にNHKも他のマスコミに合わせてこれまでの「東北関東大震災」から「東日本大震災」に変えた。銀座5丁目、晴海通りに面してあった「花畑牧場」の喫茶コーナーがなくなった。更にデパート等の「営業時間」がほぼ通常通りに復帰しつつあり、午後8時、8時半、9時までの3本立てとなった。「計画停電」や「原発事故」の先行きは不透明だが、実社会は少しづつ元通りになりつつあるし、皆がなろうとしていると感じる。相変わらず「照明」は「節電」のため暗いがこれは仕方ない。我が家もなるべく電灯をつけない生活をしている。
「逆鎖国」
江戸時代、日本はと言うより江戸幕府は海外に対して「鎖国」をしていた。それは長崎と一部琉球を通じて、朝鮮や清国、オランダらとの限られた通商のみに制限し、日本人の海外渡航を認めていなかった。今、21世紀の日本を「海外からの逆鎖国」が襲っている。日本からの食料品の輸入禁止、輸出製品の検査強化、そして日本人に対する差別が起こっている。これが21世紀の先進国の態度なのだろうか?いち早く動き出したのはヨーロッパだった。無知で無慈悲で理不尽な差別が日本を覆っている。それも本来ならば西側同盟国であるべきヨーロッパの自由主義国で起きているのだ。海外旅行中の日本人の傍には寄らないという差別、こんなことが許されていいのか?福島県で起きていることが日本全体を被い尽くしていると思われているのを政府はどうして海外に適切な情報提供が出来ないのだろうか?こういう「逆鎖国」がインターネットで情報が全世界を即時に廻る時代になぜ許されるのか?本当に今の政府には呆れてしまう。恐らくこれから数年は海外からの旅行客も殆ど来ないだろう。また日本人の海外旅行も恐らく受け入れられなくなってしまうのだろう。貿易も恐らく閉ざされることになるだろう。日本はこれによってかなりの後退停滞を余儀なくされてしまうだろう。本当に危惧する。国連は何を?日本政府は何をしてくれるのだろうか?一方で日本を救おうという心優しい動きもあるし、応援してくれる人々もいるのだが、一部の心無い人たち、外国企業、外国政府によって日本への逆鎖国は益々続く。まさにこれは世界的な「風評被害」ではないだろうか?

「アイリッシュカレー」

ちょっと聞き慣れないカレーの名前だ。宣伝文句によると「淡路産の玉ねぎをじっくりと炒め、数種類のフルーツとスパイスと香味野菜、鶏がらでとったスープに樽生ギネスビールを加えてコトコトと煮込みました」とあった。日本橋三越前の小さな路地の地下にその店はあった。「ミュージック・バー マイスター店」だ。ここでアイリッシュカレーを出すと言う。食べたのはレギュラーサイズにポーク1枚追加で800円だった。味はちょっと辛目の濃厚スープに、ご飯の上には「とろとろに煮込まれたポーク肉とポニオンフライ」だけ。実にシンプルな感じだ。ごめんなさい、「キャベツの酢漬け」も少し付いていた。いずれにしてもカレー特有の野菜類は多分煮込まれていて姿が見えなかった。店は洒落た白で統一された正に「バー」というもので、グランドピアノまで置いてある。感じのよい店での食事は美味しかった。洒落たカレーでした。ただ「アイリッシュカレー」という名前の由来は店の人も知らなかった。青山と六本木にも店があるという。都内3店舗だそうだ。今、飲食店は大変な経営危機を迎えているという。知り合いの六本木の店も震災以来売り上げが5分の一に落ち込んだそうだ。六本木に人はいないかの如くだという。盛り場はどこでも同じようなものだ。それでも有楽町銀座周辺は徐々に客足は回復してきつつある。もっと日本を元気にするために外食をしよう。私の被災地応援は外食でします。
「納豆」
どうして納豆が値上がりしているのかよく分からないが、これまで@78円だった納豆とほぼ同じものが、@98円から@133円と数種類の価格帯になっていた。銘柄が違うとはいえ、ある意味安値目玉商品だったものだが、この値上がりには驚く。また品揃えも少なく、品薄状態となっている。いつまで続くか、納豆不足。それと「卵」も値上がりしている。「物価の優等生」と言われていた卵も凄い値上がりだ。理由は不明だが、なぜだろう?さてスーパーの棚はほぼ通常の品揃えとなっている。一時なくなっていたトイレットペーパーやティッシュペーパーも山積みされているし、牛乳も沢山あるようになった。水のペットボトルもあるし、即席麺もある。被災地は別として東京都内は買い物には全く不自由しない状態となっている。GSも全てオープンしている。日本も漸く遅ればせながら立ち上がりつつある。
以上、桜も咲き始めた東京から勢古口がお送りしました。

「桜の開花」

東京でも3月28日、平年通りの時期に桜が開花した。翌29日、その「基準木の桜」を観に「靖国神社」を訪れた。空は快晴、気温15度とほぼ平年並みだった。日溜りではちょっとぽかぽかして暖かい。長い境内の参道を歩む。かなりの人の出だ。本殿の近い辺りに人だかりがあり、一本の古木があった。見上げると確かに数輪ではあるが、「そめい吉野」が白く、薄紅色に綻んでいた。「これが開花宣言の桜か」、感激したわけではないが、毎年これを基準にして気象庁が東京の開花を宣言しているわけだから、なんとも大切な桜の木だ。靖国神社も今年は大震災のため、桜を観るために宴会を開くことは禁止となっていた。靖国神社や千鳥が淵などは昭和の桜見物の名所なのだろう。江戸時代は上野、浅草、飛鳥山、品川などが桜の名所とされていたようだが、「そめい吉野」が交配によって出来上がって以降日本全国に広まったこの桜は今では都内の名所の桜も全てそめい吉野となっている。ニュースでは上野公園も「桜祭」を中止するという。宴会も自粛を要請しているという。なんと寂しい桜の季節となったのだろう。春を謳歌するのは「上野のパンダ」だけか?三社祭もなし、観桜会もなしでは本当に淋しい限りだ。
「在日中国人」
今、日本にいったい何人の中国人がいるか、ご存知だろうか?私も知らなかったのだが、在日中国人は65万人だという。不法滞在者もいるはずだから、実数はもっと多いのだろう。そしてなんと都内の人口の1%は中国人だという。これもまた驚きの数字だ。都内の人口を1200万人だとすると、その1%、即ち12万人が中国人なのだ。確かにこの間も都バスで割り込みした女性を叱ったら、向こうから言い返してきた。訛りが合ったので中国人か?と問い質したら黙ったが、日本人の女性にはない強気が中国人女性にはあるが、まあ沢山の中国人が私たちの周囲にはいるのだと改めて思い知らされた。

「選挙戦」

都知事選挙も何か影薄くスタートした。たまたま日曜日の銀座4丁目に共産党候補の選挙カーが止まっていて、立会い演説会を行っていた。当然内容は現政権の運営、特に原発問題を取り上げて激しく追及していた。この夏、電力不足は大変なことになりそうだ。単なる計画停電では収まらないだろう。昨年のような猛暑だったら、それこそ死人も出かねない。冷房がない都会生活など殆ど不可狽セろう。築地、新銀行東京等色々論点はあるのだろうが、大震災と計画停電、それに原発不安の最中では論争も全く盛り上がらない。「天罰」だといった候補者もいるようだが、震災は天罰ではないだろう。何か東北の人たちが天罰を受けるようなことをしたとでもいうのか?否、そんなことは全くない。自然災害だ。天災だ。
「決算期」
サラリーマンを止めて3年近く経つので今では余り意識していないが、3月末は大半の企業の決算期だ。従って震災で被害を受けた地域も例外ではない。だからこれから4月上旬は企業関係者は本当に忙しくなる訳だ。震災被害地も例外ではない。本当に大変だろう。被災し避難し且つ決算業務とは。特に企業は「落Z」よりも「決算」が大切だ。所謂「儲かってなんぼ」の世界だからだ。役所は決算よりも落Zだろうが、これは全く間違った発想だ。役所は落Zを獲得することを至上命令としているようで、実際には決算が一番大切だという認識に欠けているように思う。そのためにも企業経営に精通した人が政治を行うという観点も非常に大切だと決算期を目の当たりにして思うのだった。

映画

「わたしを離さないで」(日比谷シャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年45作目)
クローン技術によってオリジナルの人間からコピーされた子供たちが静かに隔離された施設で暮らすというSF映画。彼らは特別な存在だった。短い人生の先には「ドナー」として臓器を提供することにあった。そこで暮した二人の少女キャシー、ルースと男の子のトミーの3人はやがて青春時代を迎え、ルースとトミーは恋に陥る。だが数年後には彼らは臓器提供者として「終了」を迎えるのだった。それを見詰める介護士となったキャシー。美しい画面にドナーとしての過酷な運命を前にする彼らの姿が痛ましい。

映画「ザ・ファイター」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年46作目)
この映画はアカデミー賞助演男優賞助演女優賞の2部門を獲得した。事実に基づいているお話しで、ウェルター級のボクサーが世界チャンピオンになるまでが描かれている。その家族は父と母、そして7人の姉妹と2人の兄弟だった。兄は天才ボクサーだったが、チャンピオンの一歩手前で挫折した。そしてドラッグに嵌まり込む。しかし弟のトレーナーとして何とか弟を夢の世界チャンピオンにさせようとする。こうした家族と弟の恋人との色々な争いと試合が中心の人間ドラマ。流石ハリウッド映画、ボクシングシーンなど本当に素晴らしかった。

映画「ある日どこかで」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年47作目)
懐メロ作品だ。1972年脚本家のリチャードは公演打ち上げのパーティで突然現れた老女から「鎖付きの懐中時計」を渡され「戻ってきてね」と言われ狐につままれた思いになる。その8年後、訪れたリゾートのホテル「グランドホテル」の史料室で1912年に、このホテルで開演された舞台に立った女優の写真を見つける。彼は彼女のことを図書館やホテルの屋根裏部屋から資料を集めて調べた。そして彼は熱烈な思いを込めて過去へとタイムトラベルしようとする。そしてそれは実現され、1912年の6月、若き25歳の女優エリーザと出会い恋に落ちるのだった。もの悲しいドラマでした。

映画「漫才ギャング」(角川シネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年48作目)
今や「お笑い芸人」の時代になったのだろうか?映画はある漫才コンビが借金問題がこじれて解散した。そのうちの一人が直後喧嘩に巻き込まれ、留置場に入れられる。彼はそこで知り合った喧嘩ばかりしている若者と新しいコンビを組んで売り出したのだったが。漫才が映画になるなんて信じられない。それも芸人が監督の。

映画「ファンタスティックMr.FOX」(シネスウィッテイ銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年49作目)
人形を動かしながら一コマ一コマ撮影したアニメ映画だったが、実に緻密なもので驚かされた。物語は狐の一家と近くの農場主3人との争いがテーマだ。狐のMr.FOXは農場からニワトリや食料、リンゴ酒などを盗んだため、農場主から追われるというもの。動物たちと人間との戦いが実に面白かった。

映画「トリコ3D開幕グルメアドベンチャー」(TOHOシネマ錦糸町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年50作目)
アニメ。トリコと言うグルメな勇者が怪物を倒してその肉を食べるというお話し。

映画「ワンピース3D麦わらチェース」(シネスウィッテイ銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年51作目)
アニメ。海賊船の船長ルフィの麦わら帽子が盗まれた。それを追いかけると軍隊に囲まれてしまった。

日経新聞4月1日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「イリュージョニスト」が4つ星、「SOMEWHERE」が4つ星、「漫才ギャング」が3つ星。「婚前特急」が4つ星、「津軽百年食堂」が3つ星、「ピューぴる」が3つ星、「愛しきャi」が3つ星でした。

「シノプスシ118」(読書シリーズ118)
本「心残り」(藤井邦夫著、文春文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年72冊目)
「養生所見廻り同心 神代新吾事件覚」シリーズ第3弾。

本「隠密秘帖」(藍川慶次郎著、角川文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年73冊目)
NHK正月時代劇として放送されたものらしい。絶大な権力を振るう「田沼意次」の息子が赤穂藩主浅野氏以来と言う殿中での刃傷事件で殺された。犯人は切腹となったが、刃傷の理由を探れとの沙汰が二人の旗本に下された。果たして真実は何なのか?見えてきたのは反田沼派の陰謀か。無狽艪ヲ下された探索なのか?疑惑が渦巻く。

本「熱風」(佐伯泰英著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年74冊目)
本「朱印」(佐伯泰英著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年75冊目)
「古着屋総兵衛影始末」の書き直し新シリーズ第5、6弾だ。今回は店の小僧が伊勢参りに誘われ逃げ出した。これを追う総兵衛たちと仕掛けた柳沢一派との戦いだ。

本「双蛇の剣」(鳥羽亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年76冊目)
本「雷神の剣」(鳥羽亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年77冊目)
「介錯人・野晒唐じゅう郎」第4、5弾。ある藩のお家騒動に巻き込まれた野晒こと狩谷唐じゅう郎の居合い術が冴える。

本「プラ・バロック」(結城充考著、光文社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年78冊目)
機動捜査隊所属の女性刑事「クロハ」が派遣された冷凍コンテナからは多数の冷凍された自殺死体が発見された。そして次々と新たな死体が。一方、電脳内の仮想空間ではクロハは「アゲハ」と言う名前で参加していた世界があった。現実と仮想、この二つに繋がりはあるのか?自殺は仕組まれたものだったのか?「日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品」

日本脱出?

「J REPORT 2011 4月第2週号」 「リタイアメント・ノート 2年10ヶ月目」 「VOL.674 SINCE AUG. 12th、1983」
「日本脱出?」
有楽町の交通会館2階にはパスポートセンターがある。3月25日の金曜日の午後、そこには時ならぬ行列が出来ていた。パスポートの瑞ソと受け取りの列だった。「何で?」と単純に疑問に思ってしまうが、想像を巡らせると例の福島原発騒ぎから将来のためにパスポートを持っておき、いつでも日本脱出、海外移住が出来るようにとの思惑ではないだろうか?と思ってしまう。思い過ぎだろうか?それも出てくる人たちの多くが小さな子供連れのお母さんたちなのだから尚更深読みしてしまう。まあ、既に外資企業の人たちは日本から出て行ったらしいから、日本人も原発で放射狽ェ大量に放出されたなら、即座に海外移住でもする準備だけはしておくべきなのだろう。
「娘の結婚?」
突然、娘から「次の日曜は空いている?彼氏を連れてくるから」とのこと。5月の娘の誕生日に入籍すると言う。「驚き、桃の木、山椒の木」だ。何か2月長男の結婚式の席で次男が長女のことでそんなことを言っていたような気がしていたが、親は全く知らず。長男が結婚し、娘も結婚し、次男は事実上同棲中だし、これで皆片付いたと安心していいのか?娘の相手の親類が今回の震災でお亡くなりになったそうなので結婚式は挙げないそうだ。それにしても驚かされることばかりだ。

「手前勝手世界食物語、第193話」

「墓参り帰りの蕎麦」
20日の日に青山墓地へ墓参りに行った。妻、長男夫婦、長女の5名だったが、都内の道路はガラガラ、いつもは大体30分近く掛かるのだが、たったの15分で到着。青山通りで走っている車はタクシー位だった。正月8日の父の祥月命日以来だったが、隣の墓のいつも気になっていた木が切り倒されていてすっきりとして見通しもよく我が家の墓の回りも綺麗に整っていた。地震の影響は全くなかった。昨年入れた多量の小石のお蔭で墓の雑草も殆どなかった。墓石を洗い、新しい花を生けて「般若心経」を唱え合掌。さて帰り道に銀座はSONYビル通りの蕎麦屋「明月庵 田中屋」に立ち寄る。息子と妻と娘は「天せいろ」を、嫁はちょっと遠慮して「胡麻たれのせいろ蕎麦」を、私は「牛南蛮蕎麦」@1560円を頼む。いつもながらここの店の蕎麦は美味い。「挽き立て、打ち立て、茹で立て」の3拍子揃っていないと美味い蕎麦にならないというが、そこは職人技なのだろう。私は熱々の蕎麦を、他の4名は「せいろ」蕎麦を堪狽オた。流石値段は高いが、それなりの価値があると思う。壁には「とらふぐの唐揚」@3000円、「ひれ酒」@1200円等の紙も張ってあったが、車だし今回は蕎麦のみ。
「有楽町周辺のレストラン」
デパートは夕方六時で閉店、共同ビルに入っていて節電に協力している関係で高速道路下の西銀座デパート、インズ1,2、3の専門店街とレストラン街はこれも7時閉店。その他日比谷のJRガード下や日比谷周辺はほぼ通常営業体制に戻っていた。地震後客足が急速に低下したため一部営業時間を短縮していた店も今はほぼ通常時間と通常メニューに復活していた。少しでも日本を元気にするためには「外食をしよう」というエコノミストもいたが、いつまでもしょぼくれていても仕方が無い。元気出して食事に行こう。その後、インズには「2階と地下のレストラン街は通常営業」と掲示されていたが、いったい通常営業とは何時までやるということなのか?よく分からなくなっていた。
以上、東京から勢古口がお送りしました。追伸:5月の海外旅行は自粛することとしました。

「給油」

23日の水曜日に自宅近くの「セルフGS」が久々のオープンとなったので、愛車に「満タン」(約36L)給油した。営業時間は当初の24時間OPENから変更となって「9時から17時」となっていた。だが次々と訪れる車の中には営業車も見受けられた。レギュラーGASで会員価格@146円、一般価格@148円だったからまあ妥当な価格だろう。不足している地区では@150円台らしいので。震災後12日、それでも復活は早いといえるだろう。被災地も徐々にGSが再開しているというが、都内はこれで安心して車での外出も可狽ニなった。買い物にも気兼ねなく行ける訳だ。24日には一般価格@150円になっていました。