「ムンク展」

J  REPORT2018年 11月第5週&12月第1週」
「リタイアメント・ノート 10年6ヶ月目」
「VOL.1083号 SINCE AUG.12th、1983」
「ムンク展」
上野の東京都美術館で開催中の「ムンク展」に行ってきた。本当に混んでいた。生涯に2万点もの作品を残したノールウェーの画家ムンク。私は海外でムンクの「叫び」を観たことがある。どこの美術館だったのか、思い出せないが、多分ニューヨークのメトロポリタン美術館ではないだろうか。
東京都美術館に行く。(写真:M1)M1
(写真:M2)M2
(写真:M3)M3
大きな画面にムンクの絵が写り、動いていた。(写真:M4)
(写真:M5)M5
(写真:M6)M6
(写真:M7)M7
彼の絵は、「魂の叫び」が最も有名だが、その他のテーマには「自画像」、「接吻」、「吸血鬼」、「マドンナ」などがある。多作家だけあり、今回の展覧会も本当に多数の作品が展示されていた。
パンフレットの左は、「生命のダンス」(1925)(写真:M8)M8
右は「マドンナ」(1895-1902)
確かに彼の絵は死というものを強く感じさせるものが多かった。

「太陽美術展」
同じ都美術館で開催されていた絵画展があった。「フランス官展ル・サロンとの交流」と書かれていた。T1
実は数年前にスペイン・ポルトガルの旅で知り合った埼玉県在住のS氏が入選されたとのことで伺った。作品はディズニーの映画にもなったメキシコの「死者の日の」祭りでのショット写真で、「死者の日のアカハオ」(写真:T1)T2
次が「死者の日の少女」(写真:T2)
T3
中々面白い写真だった。セミプロのS氏は流石ですね。狙いが我々とは違う。

「上野の秋」
漸く上野の山にも紅葉の季節が訪れていた。黄色く色付いた銀杏が美しかった。(写真:U1)U1
(写真:U2)U2)
(写真:U3)U3
パンダ人気で盛り上がる上野でした。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「母さんがどんなに僕を嫌いになっても」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★★(今年196作品目)映画母さんがどんなに僕を嫌いでも
母親からの家庭内暴力から逃れて17歳で家でした息子が22歳になり、母との再会を果たす。さてその先は。考えさせられる映画でした。売れっ子の吉田羊が主演です。

「ボーダー・ライン」(角川シネマ有楽町にて)私的批評眼★★★(今年197作品目)映画 ボーダーライン
アメリカ国内のスーパーマーケットでテロリストによる自爆事件が起こる。麻薬犯罪局は特殊部隊を編成してメキシコの麻薬カルテルが関与していると考えて、内部分裂を起こそうとメキシコで極秘作戦を開始するのだが、実は大きな誤解があった。2転3転の最後が面白い。

「サムライせんせい」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★★(今年198作品目)映画 サムライせんせい
いやあ、意外と面白かった。幕末の志士「武市半平太」がタイムスリップして突然150年後の高知市に現れる。偶然隠居老人に拾われて寺子屋を開く。そこへ何と坂本龍馬が現れる。その後の展開がまた面白い。

「おかえり、ブルゴーニュへ」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年199作品目)映画 おかえり、ブルゴーニュへ
フランスはブルゴーニュで葡萄畑を持ちワイナリーを経営する家族が父の死後、相続税をどうするか、兄、妹、弟、そして彼らを囲むそれぞれの家族の生き方を描く。

「鈴木家の嘘」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★★(今年200作品目)本 道標

「迷い熊衛る」(芝村 涼也 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年226冊目)「長屋道場騒動記」シリーズ第2弾本迷い熊、衛る

「家康、江戸を建てる」(門井 慶喜 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★★★(今年227冊目)本 家康江戸を建てる
2年半待っていた本が漸く文庫本となった。何故家康が秀吉の命令で関東に移ったのか?その後の利根川の流れを変えたり、金貨を鋳造させて貨幣経済のきっかけを造ったり、飲料水を井の頭から引いたり、江戸城の石垣を築いたり、天守を建てたりと江戸の基礎を造ったのが家康だった。本当に面白い本でした。

「金の表裏」(上田 秀人 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★★(今年228冊目)「日雇い浪人生活録」シリーズ第6弾本 金の表裏

「クリスマスのイルミネーション」

「クリスマスのイルミネーション」
まずは銀座4丁目交差点の「和光」。(写真:和光)和光
白熊がいるな。変な楽団だ。何か不思議ですね。
次は「銀座三越」の物だ。何だろう、これは。入り口かな?(写真:三越)三越
最後は「東京タワーとスカイツリー」。今話題の豊洲市場近くの豊洲公園からは、東京タワーとスカイツリーが両方観える。西に観えるのがオレンジに輝く東京タワー。(写真:東京タワー)東京タワー
タワーは全体がライトアップされていて美しい。
そして北に目を移せばスカイツリー。左から3つ目と4つ目の間に微かに観える。これは2つの展望台の周囲を白く光る光が観えるだけなので実に寂しい風景だ。(写真:スカイツリー)スカイツリー
それでも、もう街はクリスマス商戦に入っているのでした。

「満月」
夜明け前西の空に満月が輝いていた。満月
雲からちょっとだけシャイな感じで顔を出した月でした。

「佼成学園に完敗」

「秋のフットボールシーズン、高校は関東大会決勝」
「佼成学園戦に完敗」
真っ青な空の下、またまた戦うのは佼成学園だ。ここ2年決勝で敗れている相手だ。今回は何としても雪辱を果たしてもらいたい。
まずは意気を上げるハドル。(写真:F1)F1
コイントスで前半は母校がレシーブで始まる。(写真:F2)F2
最初からワイルドキャット・フォーメーションでのランプレーから始まり、パスも上手く決まり、どんどん前進し、自陣24ヤードからダウン更新4度で敵ゴール前3ヤードまで進む。しかしここからがいつもいけない。ワイルドキャット・フォーメーションでランが出ず、ショートパスを2度失敗し、結局FGをねらう。この場面での決め手の無さがこのチームの弱さなのだろうか?ここは成功して、3:0とはなるが、ここは絶対にTDを決めなければならない。(1Q、6分39秒)
ここからは佼成学園が一方的に攻める。母校のキックオフのボールが大きくエンドゾーンを越えたため、佼成学園の攻撃は自陣25ヤードからだ。パス、QB12番山崎のキープラン、エースの26番のオープンラン、等々であっという間に4度ダウンして、母校陣内11ヤードへ。ここで29番へのサイドライン際へのパスが決まり、残り4ヤード。ここは投げられるし走られる万能のQBがあっという間にTDラン。TFPも決めて、3:7。(1Q,2分44秒)(写真:F3)F3
第2Q、母校の攻撃は、ランとパスが絡み合い上手く前進。3度ダウン更新して敵陣19ヤードまで進む。しかしここからが佼成学園のディフェンスが強い。オープンプレーは早めのディフェンスのチャージで潰され、パスはQBサックされ、結局25ヤードからの長いFGを狙うこととなるが、これが左へ外れる。3:7のまま。
佼成学園は、QBが逃げ回りながら、上手くパスを開いているレシーバーを見つけて投げ、これが見事決まる。そして一瞬のスキを突かれてロングパスが決まり、母校陣内6ヤードへ。ここからQBが2度キープランでTD、TFPは母校ディフェンスがブロックして失敗。3:13となる。(2Q、0分59秒)(写真:F4)F4
後半に入り、3Q佼成学園は自陣30ヤードから攻撃開始。スクリーンパスやシャベルパスなどを組み合わせて、母校陣内34ヤードから、ダブルリバースフェイクパスでノーマークとなっていたレシーバーがキャッチしてTD、TFPは外れて、3:19(3Q、9分00)(写真:F5)F5
その後は共に攻めきれずパントとなる。4Q、佼成学園の攻撃は自陣26ヤードからで、QBが走っては投げ、またエースランナー二人も走り、4度ダウン更新して母校陣内5ヤードからやはりQBが左コーナーへ走り込みTD。TFPはまたも母校ディフェンスがブロックして止める。3:25(4Q、4分44秒)(写真:F6)F6
その後は母校もいいところなく、無理なロングパスはレシーバーがカバーされていて決まらず、試合終了となった。(写真:F7)
(写真:F8)F8
(写真:F9)F9
またまた佼成学園に優勝を阻まれた。残念だったが、実力差が如実に表されていた試合だった。反省して来年に向けた活動をしていこう。来年こそはクリスマスボウルに行こう。

「湯島天神菊井祭り」

J  REPORT2018年 11月第4週」
「リタイアメント・ノート 10年5ヶ月目」
「VOL.1082号 SINCE AUG.12th、1983」
「湯島天神菊祭り」
快晴の日だった。湯島天神まで出向く。菊祭りが開かれていた。門を潜る。(写真:Y1)Y1
朝方の気温は10度を下回ったが、昼になりお日様に照らされた境内は暖かい。
盆栽があった。(写真:Y2)Y2
「菊人形」があった。主人公は西郷隆盛と妻・糸だった。(写真:Y3)Y3
それでは菊を観ていこう。(写真:Y4)Y4
(写真:Y5)Y5
(写真:Y6)Y6
境内では猿回しがいた。猿もかわいそうに。(写真:Y7)Y7
それとも幸せ?(写真:Y8)Y8
渡り廊下にも菊が。(写真:Y9)Y9
絵馬が沢山ある。勿論入学試験向けだ。流石、学問の神様だ。(写真:Y10)Y10
時節柄「七五三」を祝う家族がいた。(写真:Y11)Y11
それでは本殿でお賽銭を入れて「二拝二拍手一礼」(写真:Y12)Y12
菊は続く。(写真:Y13)Y13
(写真:Y14)Y14
(写真:Y15)Y15
気持ちのいい日でした。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年192作品目)映画私はアンナナレーニナ
1902年日露戦争当時の満州。ヴロンスキー伯爵も参戦していたが、負傷して入院。そこで出会ったのがアンナの息子で医師の男だった。男は彼に母の自殺の理由を問う。アンナは鉄道自殺していたからだ。人妻だったアンナに恋した彼はアンナと共にアンナの夫と息子の元を去る。複雑な関係はロシアの社交界を揺るがす。

「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年193作品目)映画ジョニー・イングリッシュ
MI7という架空の英国諜報機関のスパイのお話し。常に失敗と成功が付きまとうコメディー。

「アンクル・ドリュー」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年194作品目)映画アンクルドリュー
ニューヨークのストリート・バスケのレジェンドたちを集めたチームが若手に挑むバスケットボールのお話し。ハリウッドのメークが老人に化けさせているのが凄い。

「人魚の眠る家」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年195作品目)映画人魚の眠る家
少女が脳死状態になる。両親は特殊な手術と電気信号により身体を動かすが、果たして少女は生きているのか、死んでいるのか?まあ、先が読めてしまう映画でした。

11月16日の経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「斬、」が4つ星、「ハード・コア」が5つ星、「バルバラ」が4つ星、「ボーダー・ライン ソルジャーズ・デイ」が3つ星、「ア・ゴースト・ストーリー」が4つ星、「人魚の眠る家」が2つ星、「銃」が3つ星でした。

「私の2018年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

★★★★=「嘘八百」「バークバル」「ネイビーシールズ」「ジオストーム」「デトロイト」「ロングロング・バケーション」「ルイの9番目の人生」「ジュピターズ・ムーン」「ローズの秘密の頁」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「リバーズ・エッジ」「ミッドナイト・バス」「シェイプ・オブ・ウォー」「坂道の上のアポロン」「しあわせの絵の具」「トゥーム・レイダー ファースト・ミッション」「B・P・M」「ペンダゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」「とレイン・ミッション」「ジョマンジー」「ダンガル きっと、つよくなる」「ラブレス」「ワンダーストラック」
「ザ・スクエア」「弧狼の血」「モリーズ・ゲーム」「モリのいる場所」「犬ケ島」「ゲティ家の身代金」「ファントム・スレッド」「ワンダー」「天命の城」「女と男の観覧車」「告白小説、その結末」「ブリグズビー・ベア」「バトル・オブ・ザ・セクシィズ」「未来のミライ」「ジェラシック・ワールド」「ウインド・リバー」「カメラを止めるな」「MI」「オーシャンズ8」「オーケストラ・クラス」「泣き虫しょったんの奇跡」「プーと大人になった僕」「散り椿」「運命は踊る」「クレイジー・リッチ」「バッド・ジーニアス」「バーバラと心の巨人」「華氏119」

「2018 観劇シリーズ」
3月大歌舞伎=昼の部「国せん爺合戦」、「男女道成寺」、「芝浜革財布」
7月大歌舞伎=昼の部「三国無双瓢箪久 出世太閤記」
9月大歌舞伎観劇=秀山祭 「金閣寺」他

国内旅行は、1月の東北。6月は北海道の予定。
海外旅行は、1月の台湾。2月の香港。5月のモンゴル(71)。7月のシアトル。9月のハワイ。
12月は香港の予定。

「2018 読書記録」 昨年は256冊の本を読みました。
「わが心のジェニファー」(浅田 次郎 著)小学館文庫 私的批評眼★★★★★(今年220冊目)本わが心のジェニファー
読み始めたらやめられない。アメリカ人から見た日本が面白い。

「たぬき芸者」(風野 真知雄 著)徳間文庫 私的批評眼★★★★(今年221冊目)「大江戸落語百景 読む落語」シリーズ第三席本たぬき芸者

「連鶴」(梶 よう子 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★(今年222冊目)本連鶴

「家光の遺言」(麻倉 一矢 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年223冊目)本家光の遺言

「阿修羅の微笑」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年224冊目)本阿修羅の微笑

「義民が駆ける」

「さいたま歴史研究会―25」
「義民が駆ける」藤沢周平作(写真は藤沢周平記念館内部:藤1)藤1
12代将軍「家慶」の時代。大御所「家斉」が存命中の「天保年間」の事件を小説化したのが、今回ご紹介する「義民が駆ける」だ。作家は庄内出身の「藤沢周平」だ。彼の数少ない歴史小説の一つなのだ。
川越藩の財政は危機的状況で、既に40万両もの借財があった。幕府から11万両、江戸商人から7万両、京都商人から15万両、川越商人から7万両といった具合だった。ここに婿養子に入ったのが、家斉の53番目の子供である「斉省(なりやす)」だった。藩主の「忠器(ただたか)はこの養子の縁で何とか豊かな土地に転封を考えた。養子の母親「お糸」にそれを願い出て、お糸は大御所にお願いして、更に大御所は側近にその願いを伝え、側近は老中の「水野忠邦」に伝えた。この時の幕府中枢は、大老「井伊」、老中筆頭「水野」、老中「脇坂」「土井」「太田」で、その後井伊と太田の後任に「堀田」と「真田」が入ることになる。
そこで水野は、「川越⇒庄内⇒長岡⇒川越」という「三方所替え」を思い付く。当時の庄内は米所でもあり、最上川の河口にある「酒田」が北前船の寄港地としても栄えていて、豪農豪商の「本間家」もあった豊かな土地だった。老中の会議で反対の意見を述べたのは太田のみ。他の老中は賛成した。しかし何か理由を付ける必要があり、庄内藩主の「酒井忠発(ただかた)」の代理(当時藩主は国元にいた)を呼び付け、「酒田港取り締まり不届き」に付き長岡に転封を命ずるとした。また長岡藩については、新潟港で難破船からの盗みがあったとして、川越へ転封を命じた。これが天保11年11月1日(1840)のことだった。
しかし、これが庄内藩に伝わると、農民たちが猛反対をした。藩としては幕府の命令に背く訳にもいかず、農民の自主的な動きに任せるしか手はなかった。一方で賄賂を幕府の主要メンバーに送ろうという案も浮上した。
だが農民たちは結束して代表を江戸に送り、「駕籠訴」をしようということになり、川北(最上川の北側の農民組織)から12名が選抜されて江戸に向かう。11月23日に国元を出発し、江戸馬喰町の「大松屋」に宿泊するも、駕籠訴だと知られ、駕籠訴は天下の大罪として藩の江戸屋敷に通報され、藩に説得されることに。川南からは20名が雪の中、秋田経由で江戸に向かい天保12年正月15日に到着した。そして1月20日に、5班に分かれて駕籠訴をした。相手は「井伊」「水野」「太田」「脇坂」「水戸藩家老」であった。午前10時頃、大手門前に太田の駕籠が来て、駕籠訴する。取り押さえられるが、状箱は駕籠へお取り上げになられた。1月30日大御所死去。
この駕籠訴の内容が周囲に知らされると、庄内藩への同情が高まる。参勤交代で藩主が江戸へ向かおうとすると農民が集まって阻止しようとした。この時集まった群衆は10万人とも言われていた。(写真:群衆が描かれた時の絵:藤2)藤2
しかし藩主は江戸に向かう。
次の計画は「江戸大登り」と称し、川北、川南合同で3月3日に36名が江戸に向かい、水野、太田両老中に嘆願書を提出した。
更に合計420名が江戸に向かうことになる。藩も引き留め役の役人を江戸に送る。
幕府内部では井伊と太田が失脚し、堀田、真田が幕閣に加わる。ここで水野は南町奉行の「矢部」に調査を命じた。新米の矢部のほうが扱い易いと思ったのだろう。北町奉行は遠山(金四郎)だったから、彼はまじめにやり過ぎると判断したらしい。ところが矢部の調査は徹底していて、関係筋を全て調べ上げ、川越藩の裏事情から、何から何まで調べた。
地元からの大登りは中止となったが、矢部は老中皆の前で口書きを読み上げた。まずその経緯から始め、婿養子からお糸の方、大御所、側近、老中へとのルートが明らかになる。矢部は更に川越藩は大御所周辺に大金を渡したこと、所替えには何ら理由がないこと、農民の駕籠訴などは庄内藩主を思う心から出たものだとした。
天保12年7月11日、将軍の前での閣議が開かれた。月番老中の堀田は水野の登城を停止してのことだった。水野は老中を辞めた。そして将軍の前で「三方所替え」は中止となった。
地元庄内では7月16日に農民数千人が喜び町内を練り歩いた。この日から7日間宴会が続いたという。
しかし、その後水野は復活し「天保の改革」を行うことになる。水野の矢部と庄内藩への恨み辛みが強く、矢部は水野の手先であった目付の鳥居により、勘定奉行時代の罪を問われ、その役を追われ、桑名藩に永預けの末、俸禄没収、家名断絶となり、断食して自殺した。後任の南町奉行は鳥居となった。
また、庄内藩には「印旛沼干拓事業」(工費は全体で11万7千両を五つの藩で負担)のお手伝いを命じた。新潟港は長岡藩から取り上げられ幕府直轄地となった。
その後、天保の改革は失敗した。
これが小説のあらましだ。(写真:藤3)藤3
因みに駕籠訴とは、老中の登城の駕籠に向かって訴状を差し出すことで、本来は禁じられていた。供侍に斬られても仕方なかった。老中のみ登城の際に小走りで隊列が進むのを映画などでご覧になられた方もおられようが、老中のみに許された所作だった。だから農民は小走りの登城の列と先頭の槍の紋章で老中の名前を確認出来た。

「柿」
新潟の友人から柿が送られてきた。実に甘い柿だ。もうこんな季節になっていたのだと改めて思い知らされた。季節は進む。(写真:柿)柿
同時に我が家の近くの街路樹も色付き始めていた。(写真:紅葉)

「上弦の月」月
久し振りの晴れに夜空には上弦の月がくっきりと観えた。美しく光り輝いている。宇宙は今も膨張しているらしい。そして1200億年後までは膨張を続け、その後縮小を始めるのだろうか?何とも不可思議な宇宙とこの世界だが、月はおとぎ話のように夢を与えてくれる。

「高校は足立学園戦、大学は日体大戦」

「秋のフットボールシーズン、高校は関東大会準決勝」
「足立学園戦」
本日は高校と大学の両方の試合があり、半分づつ応援の掛け持ちをすることにした。まずは川崎の富士通スタジアムでの高校戦だ。相手は足立学園(東京地区第2位)。中々の強豪だ。(写真:F1)F1
まずは足立学園のレシーブで試合開始。自陣18ヤードからランプレーで、2度ファーストダウンを更新したが、パント。
母校も1度ダウンを更新したがパント。第1Qはこういった具合で互いにパントの蹴り合いになり膠着状態。
第2Q、ハーフラインからの母校の攻撃になり、パス3回中2回成功で敵陣30ヤードへ進み、またまたパスがQB近藤君から82番WR加藤君(2年)に決まりサイドライン際を走り、ゴール前1ヤードでタックルされた。29ヤードのゲインだ。次のランはエースのRB下村君が中央突破でTD(2Q9分33秒)。8:0となる。
ここからが注目だ。偶然写真を撮ったのだが、本来TFPでキックなのだが、観てほしい。(写真:F2)F2
キッカーは蹴っていない。ホールダーはボールを受け取って、右に走りながらパスを投げた。これを見事キャッチして2ポイントコンバージョンとなった。得点は8:0。直後なのでスコアは前のままだ。(写真:F3)F3
これはデザインされたプレーだったのだろうか?後日確認するとスナップミスで、偶然のパスが成功したというラッキーなものだったらしい。その後は攻守交替が続き前半終了。後に結果を聞くと、第4Qに追い上げられたが、20:12で勝利したという。いよいよ23日の決勝戦は、全国大会2年連続戦はしている東京1位の佼成学園だ。実力は五分五分だろう。チャンスありと観た。

「大学は日本体育大学戦」
ここまでの関東大学アメリカンフットボールTOP8の試合結果は、早稲田が全勝の4勝、明治が4勝1敗、法政が3勝1敗、立教が2勝2敗、母校が1勝3敗、日体が5敗、日大は全敗扱いとなっている。母校は日体に敗れるとBIG8、所謂2部リーグとの入れ替え戦になる可能性が非常に高いと言わざるを得ない。それほど大切な試合だ。
高校戦の前半を終えて、横浜スタジアムに向かう。まだ前半戦の終盤だったが、スコアボードは0:14となっているではないか。(写真:F4)F4
ハーフタイムも元気が出ない。(写真:F5)F5
後半は母校のレシーブで始まる。日体陣48ヤードからパスとランを組み合わせ3度ダウンを更新し、敵陣9ヤードまで進む。1番QB西澤(3年)から7番WR村木(4年)への右コーナーへのパスが決まりTD(3Q、9分6秒)。TFPも決めて7:14となる。(写真:F6)F6
応援団も大興奮。(写真:F7)F7
しかし、日体は3Q4分32秒、ストレートにレシーバーが走り、あっという間にディフェンス2人を抜き去り、ロングパスを取り、そのまま57ヤードTDとなる。またまたリードを21:7と広げられた。(写真:F8)F8
しかし、次のシリーズで母校は自陣25ヤードからの攻撃で87番TE鈴木(2年)へのサイドライン際のパスが決まり、そのままリードブロッカーも上手く絡み、50ヤードゲイン。敵陣25ヤードからのRB29番谷田(3年)のドローでTDを上げる(3Q、3分34秒)。14:21だ。(写真:F9)F9
日体は3度ダウン更新して攻めるが、QBサックされパント。しかしボールが進まず、母校はハーフラインからの攻撃となった。非常に良いポジションだ。敵陣25ヤードまで進み、第1ダウンの攻撃で背番号は観えなかったが、中央へのパスが決まり、ゴール前6ヤードとなる。ここでまたまた29番谷田が中央突破しTD(4Q、9分24秒)。
21:21の同点となる。(写真:F10)F10
攻守交替が続く中、日体は自陣12ヤードからの攻撃でショットガン・フォーメーションでのスナップがQBの頭上を越えるミスでゴール前1ヤードへ。第2ダウンのランプレーが出ず、次の第3ダウンもランを止められた。その直後不可思議なことが起きた。第4ダウン、自陣1ヤードからのパントフォーメーションでスナップを受けたパンターがそのままニ―ダウンしたのだ。何故か?理解に苦しむが、これでセーフティーとなり母校に2点が転がり込んだ。多分ルールを勘違いしたのではなかろうか。逆転となった。23:21(4Q、2分2秒)。
そして日体は自陣20ヤードからのキックオフ。母校の攻撃はダウン更新ならずにパント。残り時間は1分57秒。日体はパス攻撃で攻めるが、自陣34ヤードでの第4ダウンはQBサックされて、母校の攻撃になる。残り22秒。ここで母校はニーダウンして試合終了となった。23:21(写真:F11)F11
最後は本当におかしな終わり方だった。喜ぶ応援席。(写真:F12)F12
ベンチも漸くほっとした。(写真:F13)F13
日大は既に2部降格が決まっているので、もう1校は日体が入れ替え戦出場で決まりとなった。2部からは東大と桜美林が入れ替え戦出場か?
まあほっとしました。後は高校の関東大会優勝を願うばかりだ。

「明月庵田中屋」

「手前勝手世界食物語、第502号」
「明月庵田中屋」
またまた田中屋だ。まあここの蕎麦は美味いから仕方ない。
一番安いコース料理を頼む。まずは「付き出し」(写真:食1)食1
「刺身」(写真:食2)食2
「煮もの」(写真:食3)食3
「天婦羅」(写真:食4)食4
メインの「もり蕎麦」(写真:食5)食5
「デザート」(写真:食6)食6
我々年寄りにはこの位の量で丁度良い。
その日集まった5人。(写真:食7)食7
以上、秋から初冬へと移りつつある東京から勢古口がお送りしました。

「東山魁夷展」

J  REPORT2018年 11月第3週」
「リタイアメント・ノート 10年3ヶ月目」
「VOL.1081号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールをください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com  
「東山魁夷展」
「生誕110周年、生涯をたどる美しき道」
六本木の国立新美術館で公開中の「東山魁夷展」に行ってきた。やあ、やはり素晴らしい作品ばかりだ。(写真:H1)H1
この絵は「緑響く」(写真:H2)H2
「緑響く」(1982)はモーツワルトのピアノソナタが頭の中に浮かんできて、そこでこの森と湖に白い馬のイメージが出て来たとのこと。(写真:H3)H3
「晩鐘」(1971)は、ドイツ、フライブルグの風景だ。(写真:H4)H4
「残照」(1947)は、戦後の敗戦の中で熊本の阿蘇山を観て描いたという。(写真:H5)H5
「秋翳(あきかげ?)」(1958)は、紅葉の山を描くがこれは全て想像で描いたもの。実際にはこの山はない。(写真:H6)H6
「花明り」(1968)は、京都の円山公園での風景。枝垂れ桜と月。(写真:H7)H7
「唐招提寺御影堂障壁画・涛声(なみごえ)」(1975)は16枚の襖絵。(写真:H8)H8
(写真:H9)H9
(写真:H10)H10
「同 揚州薫風」(1980)は水墨画26枚の襖絵。(写真:H11)H11
(写真:H12)H12
(写真:H13)H13
(写真:H14)H14
鑑真和上の故郷を描いたもの。
そして、「行く秋」(1990)。落ち葉が絨毯のように重なる。金箔がふんだんに使われている。(写真:H15)H15
その他、素晴らしい作品群約70点に圧倒された。